2018年01月12日

宝塚歌劇団 宙組「WEST SIDE STORY」

真風ファンの叔母にチケットを取ってもらい、初日を観劇。
ゆりかちゃん、大丈夫かしら・・・心配で・・・とドキドキしまくっている叔母
もちろんテンション高め

私も、真風は大丈夫なんだろうか…と心配でドキドキ
でも、かなり冷静

ちえさまマタハリなんて、1か月以上前から、心配でドキドキしまくっているのに

真風登場シーンから、息をひそめて、叔母と共に見守っちゃった。

が、しかし!!!

心配は完全なる杞憂に終わったのである。

真風は、りっぱにトップとしての責を全うしていた。
歌が格段に上手くなったし、歩き方も、変な揺らぎがなくなったし、セリフも明快。
この三段跳び的な成長を促進したのはなんなんだろう

いや、私が宙組を真剣に見ていなかっただけか…

ちえさま門下生が、また、一人立派に巣だったのね(涙

オープニングのジェッツ団とシャークス団のダンスによる小競り合いに
映画と同じやん!
なんと映画の宣伝写真と同じ足の上げ方だ!
と、まずワクワクさせられた。

プログラムにある昔の舞台写真では、あんなに足はあがってないもんね
みんなのダンス力すごいぞ!

殺伐とした冒頭シーンのあとの真風登場では、一陣のさわやかな風が吹き抜けるようだった。
ギャングを卒業し、地道に歩き始めた青年の人生への期待・・・そして、なにかに出会えそうな希望
そういうことをきちんと伝えられる真風の登場の仕方に、まずは驚かされた。
(どこまで真風のことを過小評価していたのだ!とファンに怒られそう (笑))

Tonightのシーンの美しさに息をのみ、マリアとアニータの歌に魅了され、次々と繰り出される名曲にうっとりし、ドキドキさせられ・・・

そして、ラストシーンの星風まどかちゃんの演技に涙した。

たった一人だけで、物語を締めくくるまどかちゃんの息詰まる演技。
今まで名曲とともにあった演者たちなのに、ここは音なし。
ただ、まどかちゃんマリアの哀しみ、怒り、そして、悲しみ、どうしようもない悲しみが舞台に満ち溢れる。

思えば、ロミオとジュリエットの恋は、ジュリエット主導なのだ。だから、ウエストサイドも、マリア主導。
最初に、決闘にはいかないというトニーに、あなたが止めるのよと言うマリア。
このマリアの願いがなければ悲劇は避けられたかもしれないのだ。

ひとつとして、いらないシーンも音楽もない、研ぎ澄まされた楽曲により、最初から、最後まで緊張感がみなぎる。

人種差別、移民たちの苦しみ、葛藤、若者たちのはけ口としての決闘。そこに行きつかざるを得ない彼らの背景までもが言葉や行動の端々にきちんと描き込まれている。
久しぶりに見たこのミュージカルのすごさを改めて感じることができた。

大劇場でやってもよかったんじゃないのかなあ。
今、このミュージカルをやる意義は、すごく大きいから。

男役たちの頑張りを大いに認めたうえで、ひとつだけないものねだりをさせてほしい。
みんな、もう少しでいいから、体重を増やした方がいい。
華奢だから、とにかく軽い。

男役だけで踊っていると、どこか頼りなげ。そこに娘役が加わると、急に男っぽく見えてくるんだけどね。
これが宝塚だから、やっぱりないものねだり、よね〜
ききちゃんのベルナルド、ずんちゃんのリフも、適役。
でも、それぞれ、やっぱりベルナルドにはアニータが、リフにはヴェルマがそばにいるときがステキに見えた。

7月の梅芸で、また、観ようと叔母と約束。
でも、これ以上、進化するかしら・・・と叔母。

ファンゆえの心配なのだ(笑

そらのアニータが、迫力があって、とてもよかった。
適役!
激情のカルメンをやってくれないかなあ。


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2018年01月02日

宝塚大劇場 花組「ポーの一族」

今年の初観劇は、花組「ポーの一族」

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今や、お国から、勲章までもらっちゃった小池修一郎氏が、40年近く舞台化したいと狙っていたという原作の舞台化。ついに、ついに15,6歳の少年をトップが演じ通すという宝塚始まって以来の作品の登場〜!
これは観に行かずばなるまい。
花組は、ミーマイ以来だから、2年ぶり?

漫画が原作のものにリアリティを求めるというのは変な話だけれど、この舞台化のカギを握っているのは、エドガーがどれだけ原作に近いものに仕上がるか、そのリアルさにかかっている。いやいや、近いものではなく、そのものでないと、原作の世界観がすべて壊されてしまうことになる。

プログラムに小池氏が書いているように明日海りお(みりお)というトップスターの出現こそ、舞台化を可能にしたと思う。

人間の無邪気な少年で始まり、永遠の命を得て、悲しみをたっぷり抱えたバンパネラとして成長し、果てしない時を旅する少年となるまでを、みりおは実に丁寧に細やかに演じている。

なにがびっくりといって、ちゃんと少年に見えるんだもん
それも飛び切り美しい少年に…

だから感情移入がとってもしやすい♡
これぞ、宝塚なのだ

エドガーの喜び、悲しみ、焦り、あきらめ、不安・・・
メリーベルという唯一の支えを守り通そうとする健気さ
アランに惹かれ、シーラにときめく、まさに少年の心を持った美しきバンパイア

大人たちに翻弄され、運命を握られていくエドガーにこんなに寄り添えるとは思わなかった〜。

みりおちゃん、お見事!
「春の雪」の清さま以来のみりおにしかできない役を得ましたね
これは語り継がれるだろうなあ

ちぎちゃんのルパン3世も、お見事だったけれど、エドガーは、なんといっても「少年」なんだから。
宝塚と漫画の世界の親和性の高さが、またまた証明された。

舞台展開は、相変わらずのイケコならではのもので、まあ、いわゆるイケコ歌舞伎
盆回しががんがん行われ、1幕ラストは全員がそれぞれの立場を歌いあげ、大好きなバルコニー(ナポレオンでも、AFOでも大活躍)も登場。

お話が、途中、あらあら…というぐらい、語りやら、寸劇やらで、猛スピードで進む部分があり、ばあやは復習兼予習をしておいてよかったと思った。
客席は、ついていっていたのかなあ
まあ、ほぼ出ずっぱりのみりおエドガーに目を奪われていると、主軸ストーリーだけで十分という気分になるんだけどね(笑

とはいえ、1幕終盤でちょいと気絶しそうになった。
いかん!と思い、必死にこの世に戻ってきたら、柚香光(ゆずかれー)アランと、エドガーが銀橋で絡み合ってた。
なにかいいものを見逃したのか?(笑

ポーツネル男爵夫妻、メリーベル、アランをはじめ、登場人物がどれも生きていて、素晴らしい!
特に仙名 彩世(ゆきちゃん)のシーラの役作りには、感心させられた。
人間ならぬ美しさと儚さとコワさを、みりおエドガーに呼応するように醸していて、ほぼ二人で世界観を作り上げていると言っても過言ではないような…

できる娘役トップだ!
フィナーレのゆきちゃんwith B(ちなつ鳳月 杏 とあきら瀬戸 かずや)が、華やかで、美しくて、とっても素敵だった♡

ちなつのジャン・クリフォードも、あきらのポーツネル男爵も、漫画から抜け出たように、いや、それ以上に素敵なオトコたちだった。
シーラが、命をかけて愛してしまう男爵、誘惑したくなるクリフォードなのよね〜♡

久しぶりに観た花組
あの目立つ子はだれだ?と思ったら、マイティ(水美 舞斗 )
うまいなあ…と思ったら、タンバリンみちると和海しょう
専科の一樹さんはじめ、組長など、脇をしっかりベテランが抑えている。

思ったよりはアランかれーが、はまってはいたけれど、存在感がいまいち薄い。
アランがエドガーに惹かれていく過程が、すでにストーリーを知っているから、そうなんだ…とは思うけれど、ちょっと唐突かな。

ラストのまさかのペガサス登場!
実際はペガサスじゃないけれど、例のあれね。
相変わらず、胴体が見えちゃっていて、おいおい・・・
まあ、エドガー&アランを見上げていれば、すぐ気にならなくはなるけど…でも、ないか(笑

老ハンナの消え方が完璧だったので、メリーベルや、シーラの最後をもう少しなんとかならなかったのかなあとつい思ったりして…

人間の命を奪わないと生きていけないバンパネラの生きている意味とは?なんなんだろう・・・と考えると、
人間も、また、ほかの生物の命を得て生きながらえていることに思い至る。

愛を求めて時の中をさまようエドガーが、いつのまにか他人事に思えなくなるといったら、いいすぎかなあ。
宝塚には駄作も多いけれど、たまに(最近はそこそこの打率で)いい作品に出会えるから、やはり観たくなっちゃうのよね〜。

近々、もう一度観るので、また、印象が変わるかな。

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2幕はバラなし
プログラムを読んじゃうと、つい「ぽいち」と読んでしまう(笑

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いや〜、美しい♡
ふんだんにエドガーたちが現れるプログラム♡

そして、これにも、くらっとした。

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ゆりか(真風涼帆)、やばい(笑






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2017年12月29日

「スター・ウォーズ 最後のジェダイ」

前回の「フォースの覚醒」がつまらなかったので、もうスター・ウォーズは見ないぞと思っていたけれど、やっぱり見てしまった。
あの曲が聞こえると、まるで吸い寄せられるように映画館に足が向いてしまう。
ずっとリアルタイムで見ているからな〜

エピソードWの衝撃、Xの陶酔をいまだに忘れられない。
その後のY、T、U、Vはどれもイマイチだったのに。

昨年、ローグ・ワンには、いたく感動したけど。

ということで、まったく期待せずにふらふらと映画館に導かれてしまったのだが、けっこうおもしろかった。
なんといってもレイア姫の存在が大きくて、キャリー・フィッシャーは、こんなにいい女優だったっけ?と、ずっと思いつつ見ていたので、エンドロールで、キャリーの名前の上にメモリーズ・オブ・レイア姫という文字を見て、思わず涙…

Wのときに意志の強い眼差しを持ったレイアの表情に、とても感銘を受けた。美女ではないのに、ロマンを感じさせ、とても惹かれるヒロイン像だった。

「最後のジェダイ」は、キャリーへのお別れの映画ともいえる。
なんと素敵な花道なんだ!

そういう意味でレイは、レイアのあとを継ぐ女性像として、とても納得させられる。
そして、なによりもかわいいのがBB8
ものすごい大活躍。ほとんどBB8が影の主役だ!(笑

ルークのジジっぷりは、オイオイ・・・なんだけれど、例のシーンがかっこよかったから、許す。

この新しいシリーズが、なぜイマイチ心踊らないのか。
その大きな要因は、カイロ・レン!

ぜんぜん魅力的じゃない

もっと美形だったら・・・
暗黒面に堕ちても、彼となら、仕方がないと思わせてくれる美形だったなら・・・

と思えて仕方がないのは私だけなんだろうか。

なぜ、ハンソロとレイアの息子が黒髪のあの顔なんだ?

と、前回に引き続き、ずーっと思い続けてしまった。

そして、なぜ、彼が暗黒面に絡めとられたのかが、ぜんぜんわからん!
「フォースの覚醒」を見直せばわかるのかもしれないけれど、その気になれないんだなあ

今回、気になったのは、今まで以上に死闘に次ぐ死闘で、犠牲ががんがん出ること。
今の世界情勢とどこかでリンクしているつもりなのか?

フィンと行動を共にしていたアジア系のキャラクター(名前を忘れた)が、フィンを助けるシーンは必要?
なんかこれからの三角関係がめんどうくさい感じだ(笑

レイアは、すでに復活の準備はできていると言ってたけれど、レイア自身がこの世を去ったあと、SWは、どこに向かうんだろう。
「帝国の逆襲」と同じく、レジスタンス側の弱体化と、新しいヒーロー(今回はヒロイン)の誕生、すなわち希望が生まれるところで次回へとなったが、帝国のときのようなワクワク感は伴わない。
あのときのハンソロとレイアの「I love you」「I know」のシーンのような高揚感もない。

とはいえ、また、あの曲とともに新作ができたら、のこのこ映画館に出かけていくことになるだろうなあ。
もう無駄な抵抗はやめる。それよりも、早く次回作を頼む。ばあやも、いつレイア姫と同じ道をたどるやもしれずなので。

MX4Dで見たけれど、見る意味があるかなあ
顔に水をかけられたり、風をかけられたりしても、臨場感なんてでないよ


ところで、最近は、ドローンだとか、AIだとかが盛んに目の前にちらついているせいか、戦闘シーンを見ていると、なぜ無人じゃないんだ?などと考えてしまうようになった。
未来の戦争は、遠隔操作になって、技術と技術の戦いになるのかしら。
SWは、ものすごく高い技術で恒星間を移動できるのに、結局、最後は戦闘員の技術力なのね。
最初の戦闘シーンで、またしても大きな犠牲がたくさん出ることが悲しかった。

フィンたちが訪れるカジノの惑星で、搾取される側とする側が描かれていた。
レイアたちが闘っている相手の正体は、いったいなんなんだろう…
ジェダイがいなかったら、平和なんじゃないのか?(笑

posted by 風土倶楽部 at 14:07| Comment(0) | 極私的観賞日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月15日

月組全国公演「鳳凰伝/クリスタルタカラヅカ」と ちえさまの来年

たまきち(珠城 りょう)の太ももに萌えてしまった・・・
がっちり系男役が好き( ^ω^)

と確認できた公演だった。
トゥーランドットのストーリーをほぼ踏襲しているけれど、オンナの嫉妬が物語の展開をもたらすきっかけとは、さすが宝塚!いい意味でも、悪い意味でも。

アデルマ(だったっけ?)の王女ご一行をカラフが助けたことが、物語のクライマックスにつながっていく。
あそこにオンナの嫉妬を入れると、タマラはそれに命をかけたみたいになっちゃわないか?
わかりやすくはなるけど。
エリザベートも、姑との確執という視点が強調され、物語が矮小化したようなあのパターンね。
まあ、宝塚だから、トップ二人が輝けば、どうでもいいんだけどね。

たまきちのカラフは、とても堂々としていて、トゥーランドットに一目ぼれする無理やりな話をとりあえず納得させてくれる力強さがあった。

ちゃぴ(愛希 れいか)のトゥーランドットは、父に認めてもらいたい反面、オトコに対する恐怖心もある乙女な王女。
オペラだと、ものすごい巨漢な女性だったりするから、とっても新鮮だった(笑)

カラフへの愛に目覚めていくのを表現したたまきちとの絡みのダンスの色っぽさに目が釘付けになった。
今回、一番印象に強烈に残ったシーン。
あのたおやかなしなやかなエロスの極みのようなダンスはなんなのだ!
ちえさまが、マタハリで今、一番必要としているダンスではないの!

ここにマタハリがいる!と思わず心の中で叫んでしまった・・・

ちゃぴ、やばい完成度だ

ゆうまの王様、タマルの海乃 美月、これが最後の公演となった専科の箙 かおるの父・・・芸達者が揃っていて、アルカディアに引き続き、月組の組子の充実ぶりが感じられるよい公演だった。

この世は夢、幻〜という歌詞がやたらと耳についた。
夢幻の世界をトゥーランドットは彷徨い、人を愛することにより、現実に引き戻されるというのは、ものすごいリアリズムだ(笑)
宝塚の世界を裏側から見ている感じ。

たまきちは、トップとして、かなりの勢いで進化中。が、ラブシーンが物足りない。
ここで急に思い切りが悪くなる。
たまきちとちえさまの「激情」を見比べてみた。
やっぱりちえさまのホセのリアルさはすごい。
細かい動きが全部計算されつくされている。
それにねねちゃんも、ちゃんと合わせている。

こんなにきめ細やかに男役ができた人なのに・・・
結局、月組を観ても、やっぱり心配なのはちえさまのこと。

ちえさまの2018年が、ばあやは心配でならない。

2年前の秋、あんなにすごい勢いでPOBに出演し、とっても(/ω\)な衣装をたくさん着せられ、宝塚以外の舞台にデビューを飾って以来、ファンとして、うっとりできたのはREON JACK1、Uだけ。
代表作になったと言われる「ビリー・エリオット」のウィルキンソン先生。
確かに新しいちえさまではあったけれど、どこか「ちえ」の延長線上。

バイオハザードのリサは、完全あて書きの世界で、見せ場はあったものの、謎がいっぱい残ったままの終わり。
お気に召すままのロザリンドは・・・ブロードウェイの鬼才とやらにいいようにされっぱなしで、気の毒の極みだった。それなりに最後はちえさまなりに、どうにもならない作品を見られるようにねじ伏せてはいたけど。

退団後の2年半の間、結局、RJが私たちコアファンを救ってくれた。

マタハリは、またまた大きな壁とご本人も言っているけれど、まさに最大の壁だと思う。
ちゃぴのあのたおやかしなやかエロスを目の当たりにしたら、ちえさまはどこまでこれに迫れるのかと。
今までやってきたダンスの中にはなかったもの。
楽しみではあるけれど、目下のところ、ばあやは心配の方が大きい。

もっと心配なのは、地球ゴージャス。
生の舞台は見たことがないけれど、映像で見た公演は、あまりのつまらなさに15分が限度だった。

15回も続いているのだから、それなりにファンもいるのだろうから、たまたま私がみた映像がつまらなかったんだろうなと思いたい。

が、しかし!

AAAでの間延びした進行とつまらないトーク
ZEROTOPIAの制作発表会での、やはり要領を得ない進行とつまらないトーク

そもそも脚本ができていないのことを、まるで誇っているような、かっこいいと思っているようなスタンスが垣間見えて、とても気分が悪かった。制作発表会なんだから、西川の河童トークでひっぱるような内容のないものは避けてほしい。

ちえさまはアミューズに所属でよかったんだろうか・・・
所属が決まった段階で地球ゴージャスへの出演は避けられなかったはず

RJ2では、素晴らしい音楽とダンスで酔わせてくれた。
ちえさまの真骨頂は、やはりショーだと思う。
オトナが楽しめる、オトナの目や耳に耐えられる、今まで日本にあるようでなかったショー。
それを確立してほしい。
その昔、越路吹雪が作り上げた伝説のコンサートのように。
RJのシリーズは、ほかの誰にもできない。特にRJ2は、ちえさまにしかできない内容だった。

新しいものに挑戦しつつ、進化をする。
いうのは容易いけれど、一番難しいこと。

乗り越えてほしい
でも、ちえさまらしさを一番大切にしてほしい。

マタハリ初日まで、ほぼ1か月。
今回は、あえて初日は避けてしまった。コワくて見られない気の弱いばあやなの。
最近、心臓がすぐドキドキするし…(笑)

posted by 風土倶楽部 at 23:41| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年12月06日

宝塚大劇場「ひかりふる路/SUPER VOYAGER!」とバウホール「アルカディア」

宝塚大劇場「ひかりふる路/SUPER VOYAGER!」

目がいくつかっても足りない!
美しい人々が血なまぐさいフランス革命の恐怖政治のときを命を燃やして生きるのだから。

作・演出の生田大和氏は、「春の雪」の舞台化が素晴らしかった。
三島作品が、あのようにワクワクする舞台として宝塚化できるとは!

ロベスピエールは、スカーレット・ピンパーネルでは悪役になってたっけ。
作品の発表があったとき、恐怖政治の代表のように扱われてしまう人物を宝塚で主役にしちゃうの?と好奇心をくすぐられた。
やはり生田氏をもってしても、ロべちゃんを宝塚的主役にするのはかなり大変だったようで、理想に走りすぎて恐怖政治を敷いてしまうあたりは、はっきり言って説得力がない・・・
マリー・アンヌに心惹かれる部分も、なんとなく・・・なんとなく・・・

が、しかし!真彩希帆のマリー・アンヌという架空の人物を存在感のある女性に仕立ててしまう真彩の演技と歌唱力によって、だいもん(望海風斗)ロべちゃんの存在感も、スピーディな演出と相まって、なんとなく肯定させられてしまう。ま、いっか…みたいな感じ。

恐るべし真彩!こんな歌唱力は、濱田めぐみさんに匹敵するじゃないの!
10年に一度の逸材だ!

ワイルドホーン氏の楽曲は、耳になじみやすく、その曲を歌唱力抜群のだいもん、真彩が歌いあげるのだから、歌声に酔いしれてしまう。

2番手になったさきちゃん(彩風咲奈)のダントンが、思い切った熱い演技で堅物なロべちゃんとの違いがくっきりと浮かび上がってわかりやすい。
革命がなによりも重要で、人生を楽しむことを罪悪に思ってしまうロべだいもんの、心の動きが哀れに思えた。最近、涙もろいから、ラストシーンには泣けてしまった。

あーさ(朝美絢)のサン・ジュストのロべちゃんへの狂信的なほどの思い入れも、よく表現されていた。
月組にいたときよりも、輝きが増している。

輝きが増したといえば、あやな(綾凰華)もだ。
目立つ〜!芝居でも、ショーでも。
一人勝ち状態だったひとこちゃん(永久輝せあ)、危うし!

プログラムでチェックし忘れていて、このこなれた娘役は誰だ?と思っていたら、なんとなぎしょう(彩凪翔) 

みんなイキイキしていて、雪組は相変わらずよい組だわ〜
ショーは、もっと目が足りない状態になり、あまり覚えていないほど。とにかく見るのに忙しくて。
ひとこちゃんのダルマ姿に衝撃!ちょっと細すぎる…もっとお肉を付けないと、これからの激戦に負けちゃうよ〜。

東京でもう一度見るので、今度はしっかりチェックしようっと。
歌う担当と踊る担当がはっきり仕分けされていて、面白い〜(笑
適材適所が肝心よね。


バウホール「アルカディア」

友人が2列目センター席を取ってくれて、もうむひむひ、うふふ♡
幸せ♡

樫畑亜依子氏の作品は、これが初めて観る公演
お話し自体は、よくある話。はっきり言ってどうでもよくて、出演者それぞれの見せ場をしっかり用意してあるところは大変よろしい(笑 と上から目線のコメント失礼します。

どうでもいい!で思い出したけれど、ありちゃん(暁千星)のセリフにこの言葉があって、客席で一人で「むふふ・・・」と喜んだ。ちえさまが大好きと公言しているありちゃんだから、言いたいとお願いしたのかしら…なんて。

白雪さちかの年上マダムとありちゃんが踊るシーンが、むふふの頂点!
樫畑さん、えらい!
ジゴロなありちゃんなんて、今までになかったもんね。ファンを喜ばせるために仕掛けられたシーンよね。
ありちゃんは、今までなんでもして生きてきた18歳の少年。女たちがほうっておかないから、そちらの方も、ちゃんと経験済という設定。そのあたりは、まだ、ありちゃんにはちょっと背伸びなんだけれど、そこがまた、ファンとしては、むふふ・・・

2年前にA−ENで、ちえさまの影がゆらゆらして、興奮しちゃったけれど、今回は、ちゃんとありちゃんらしさが出てきていて、ちえさまへの憧れがいい意味で昇華しつつあるなあ。これからがますます楽しみ〜!
歌が格段にうまくなっていた。ダンスも好きだけれど、ありちゃんの声も、好きだわ〜
ばあやの心とお肌の保湿剤♡

ダリアの美園さくら、フェリクスの輝生かなで、フェリクスの彼女のデジレ(結愛かれん)、カミーユの風間柚乃…という若々しい面々が、きちっと役作りができて、歌も、ダンスも、見せ場たっぷりで、もうお話しなんてどうでもよくなってしまう。設定を楽しむという宝塚ならではの作品に仕上がっていた。
脇をしっかり固めて支える光月るう、晴音アキ、貴澄隼人、そして、白雪さちか、ベテラン勢の充実ぶりも見逃せない。

何度も言うけれど、お話しはどうでもいい。
一人ひとりを場面ごとにじっくり見て、むふふ・・・となる。宝塚的な見方ができるよい作品です(笑

柚乃ちゃんは、AFOのときにすでに目立っていたけれど、今回の物語の語り部的な役割も、しっかりこなしていて、かなり驚いた。かなでちゃんも、ありちゃんにたくさん絡む役で、決して負けてなかった。
月組から、ますます目が離せない〜!
月組、ええ組やなあ…としみじみ言える日が来るとは・・・ばあやはお楽しみが増えて、本当にうれしい。


posted by 風土倶楽部 at 12:59| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年11月10日

コットンクラブ「American Express presents THE BLUE SESSIONS vol.3 柚希礼音 COTTON CLUB」

BOXのS席が当たり、それも一番前という席。
なんという幸運!
ちえさまが前に立てば、1mもないという接近度。
1時間15分間、クラクラしまくりで、まさに夢の中だった。

始まるまでのこんなドキドキした気分は久しぶり〜

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ドキドキ

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入り口に行ってみたら、すでに長蛇の列。
まだ、チケットを取ってない方は〜と案内され、受付に。
私たちは、コットンクラブで取ったものなので、クラブの受付へ。
写真付きの身分証明書の提示を求められたので、免許証を提示。
本人確認が厳しい。
チケットをもらって、再び、列へ。
少しずつ動きながら、レッドカーペットにようやく到達。

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ゆずるちゃんからのお花(というより、バルーンね)

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きらびやか〜
でも、思ったよりはカジュアルだった。
割りに気楽に行けるところだったのね〜

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とにかく前すぎて、ちえさまがお立ち台に立つと、ひたすら見上げるだけ。
自由の女神さまを足元から見上げている感じだった。

曲順(たぶん)
タトゥー
世界で一番君が好き?
いつか離れる日が来ても
愛した日々に偽りはない
ゴスペラーズ ひとり
ドリカム うれしい!たのしい!大好き!
僕はなにを探しているんだろう
希望の空
Maybe if
Yes! 魔法が降り注ぐ
REON JACK

ちえさまは、とにかく光輝いていて、まぶしかった。
マイブームのお料理ネタには、ほぼ全員でツッコミまくった感じ(笑
このところ1週間のマイブームということだから、今頃は、もうブームは完全に去っていると思われます。

宝塚ホテルの旧館のことを本間大先生がステキなところだと言ったら、やけに驚いていた。
コワくないですか?とかなんとか。なにか出るというウワサでもあるのかな?(笑

みんなハイタッチをしてもらったのに、タイミングを逃してしまい、できなかったのがとっても残念。

こんなステキなライブを頻繁にやってほしいなあ。
ダンスが観れないのが、ちょっと残念だけれど、歌だけでも、とっても素敵。
声がとてものびやかになって、音域がすごく広くなった。
でも、低音の部分が、やっぱり好き。

Maybe ifの腰くいっくいっは、ちゃんとやっていて、きゅんきゅん。
そして、最後のキメポーズで、ばっちり視線をいただきました。きゃっ!

また、行けますように。

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ちえさま監修のサングリアとリゾット
美味しかったけれど、リゾットの量のささやかなこと!
始まる前だったので、気もそぞろだったから、あまり気にならなかったけど(笑

ちえさまのおかげで、またまた新しいステキなところを知ることができました。
ありがとう、ちえさま♡

1か月に1回、やってほしいなあ。
年間パスとかあれば購入するから、ぜひ!

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2017年11月05日

9月から11月にかけての観劇まとめ

このところ、激動の日々だったので、感想をメモする暇もなく…
とりあえず、メモ程度に記録。

9月26日 東京宝塚劇場月組公演「All for One」

8月に宝塚大劇場のB席で観て以来の2回目。
今回は、お席がとってもよかったのもあるかもしれないけれど、とにかく面白かった。
これぞ宝塚!
来年のカズラカタは、きっとこれを上演するね(笑

小池修一郎氏は、外部公演よりも、やっぱり宝塚の1本ものに力を最大限に発揮するお方だなあ。
少女の夢をこれほどがっつり理解している人はいるだろうか。
乙女なイケコなのだ。

球城りょう(たまきち)のダルタニアン、美弥 るりか(るりるり)のアラミス、宇月 颯(とし)のアトス、暁 千星(ありちゃん)のポルトス、敵役の月城 かなと(れいこ)のベルナルド、愛希 れいか(ちゃぴ)のルイ、そして、沙央 くらま(こまさん)のモンパンシェ、、、

かつてこれほどばっちりの配役があっただろうか。
美しい、並びが美し過ぎるのに、そのうえ、それぞれがぴったりの役で、力を最大限に発揮している。
これぞ、これぞ、宝塚だ〜!と、ウキウキしながら魅入ってしまった。

9月28日
赤坂ACTシアター 「ビリー・エリオット」

木村咲也くんの回。とてもかわいいビリーだった。

10月3日
DDD AOYAMA CROSS THEATRE「ラストダンス‐ブエノスアイレスで」
水さんのエビータの年齢を経ていく人物造形が見事だった。ただ、相変わらず滑舌はイマイチだけど。
Shun先生の民衆を象徴したパフォーマンスが面白かった。あれがないと、すべてがエビータの空回りに思えてくるから。福井貴一さん、伊万里有さんの変幻自在さも、楽しかった。
石丸さち子氏の演出、ステキだった。マタハリ、期待できそう。
DDDの規模だと、後方席の方がゆったり観られる。

10月26日
宝塚大劇場「ベルリン わが愛/ブーケ・ド・タカラヅカ」

ベルリンで、ちょいうとうと。ナチスの扱い方がステロタイプで、展開が読めちゃうからか?
レビューの方は、あっという間に感じるくらい楽しかった。

10月29日
梅田芸術劇場「ビリー・エリオット」&ホームパーティ

益岡パパがやっぱり好き♡ 涙腺崩壊
山城力くんビリー。間の取り方が上手になっていた。

関西のHPより、東京の方がゆったりしていて、楽しめた。
ハイタッチがあったので、すべて許してしまう〜♡

11月4日
梅田芸術劇場「ビリー・エリオット 大千秋楽」

前田ビリー。やっぱりすごい!ちえさまが対等に扱っているところが垣間見えて面白かった。
吉田パパのアドリブが面白かった。
なにを観ても、頭の中にぐるぐるとこれまでのことがめぐってきて、集中できているのかできていないのかわからない。

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2017年09月13日

宝塚大劇場 宙組「神々の土地 ロマノフたちの黄昏」「クラシカル・ビジュー」

久しぶりの宙組さん。まーさま(朝夏まなと)の退団公演。
平日なのに立ち見が出ていた。

「神々の土地」は…

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バイオハザードみたい(笑
なつかしい

それはさておき・・・
退団公演は駄作というジンクスを越えられず、なのかな。
上田さん作・演出だから、ちょっと期待していた。

とにかく名前がややこしい。ロシアの方々の名前を覚えられない〜!
なので、人間関係を把握するのに四苦八苦

予習しとけよ・・・ということでしょうか。

まーさまは、シェイクスピアも、ブラームスも、ラダメスも、ドミトリーも、みんないい青年。
正義の人なんだよね〜。

ドミトリーも、なんだかとらえどころがなくて、存在感が薄い。

イリナのうらら(伶美 うらら )は、抑えた演技で、これまたクララ・シューマンみたいだった。
ささやくようなセリフだから、心地よくて、つい…

目覚めたら、とっても存在感のある見慣れない貴婦人がいて、思わずオペラグラスでのぞいてみたら、なんと組長のすっしーさん(寿つかさ)!
それから、すっしーさんの皇太后マリアが気になって仕方がなくなるという…まさかの展開。

と、まあ、本筋の部分は、名前がややこしいからか、ロシアの沈みゆく貴族に興味が持てないからか、ドミトリーとイリナのなぜいじいじしているのか、よくわからない展開(本当はわかる展開なんだろうけれど 笑)にいらついたりしているうちに終盤を迎え・・・

一緒に行こうと迎えにくるドミトリーと一夜をともにしたのに(一線を越えたのよね?ね?ね? 笑)、私は亡命しないというイリナ。なんでや?と思っているうちに、物語は数年後のNYへ。

イリナの結末が、上田さんの「月雲の皇子」のヒロインの末路と酷似していて、なるほど〜、こういうのがお好きな方なのね

ロシアものの名前の山を越えられなかったばあやです。上田さん、すみません
そして、最後まですっしーさんのマリアさまから目が離せませんでした。
大物貴族は、しぶとく生き抜くよね〜

ショーは、色合いが好き♡ ゴールドと紫なんて、高貴な色の取り合わせがこんなに映えるのは宝塚しかございません。
美しい、ただひたすら美しい。美しい人々が美しい色の洪水の中で歌い踊るのだ。
うっとり。

でも、宙組さんの場合は、ごひいきがいないので、そこまで。
なんとなくすいすい流れていって、まーさまたちの群舞へ。

RJ2のDVDをヘビーリピートしているから、ダンスが物足りないなあ
宝塚は、そろそろ振り付けに変革が必要なのではないかなあ
タンゴも、なんか違うんだよね〜

ゆりか(真風涼帆)が目立つ・・・つい目が行ってしまった。
星組の、ちえさまのDNAを受け継いでいるのね

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2017年09月06日

二度目の「ビリー・エリオット」

実は、二度目のビリー・エリオットを観劇していたのでした。
NEMO船長の前日に観たものだから、謎のNEMO旋風にくらくらして、そちらを先に書いてしまった。

ビリー・エリオットの完成度は、ますます増していた。
特にもちろんウィルキンソン先生のちえさま(柚希礼音)♡
声が一段と明瞭に出ていたし、動きのメリハリも完璧。
縄跳びも、一層軽快になっていたし、お芝居も、細部まで行き届き、さすがのちえさま♡

この日は山城力くんのビリーだった。
彼は、やりたい!という気持ちだけでほぼゼロから出発して、ビリー役を掴んだ。
セリフの間が微妙にずれるなど悪く言えば素人くさい部分を残し、よく言えば、それがビリーそのものだった。ゼロからの出発で、よくあそこまでダンスも、歌も、自分のものにしたなあ。子供の力というのはすごいものだと、またまた感心させられた。
マイケルは、城野立樹くん。マイケル役は、本当に影の立役者だよね〜。マイケルがいなかったら、ビリーは途中で心が折れていたと思う。今回も、また、そう思わせてくれるマイケルだった。

おばあちゃんは根岸さん。久野さんのおばあちゃんより、おばあちゃんぽくて、コミカルに演じていた。
益岡パパは、やさしくて、気が弱くて、妻に先立たれて自分を見失ってしまっている男そのものだった。吉田パパは、頑固で思い込みが激しくて、妻に先立たれて、自分流を押し通そうとする面が先走ってしまったパパだったから、違いがはっきりしていて、面白かった。

中河内兄も、藤岡兄よりも、やさしい感じ。
ということで、全体的に、ビリーを囲む状況が、より悲劇的で、ビリーだけじゃなく、周りの大人たちの状況も悲壮になっていて、初日プレビューのときの絶望感とは違った。
そのためか、炭鉱夫たちの悲壮感や無力感、くやしさが迫ってきて、ビリーに心を寄せつつも、やはり大人たちの今までとこれからがとても気になった。
特にラストシーンの炭鉱夫たちが地下に消えていく演出にはぐっときてしまい、明るい未来に向かって旅立つビリーとの対比に涙してしまった。やっぱりそちら側の年代だから、去りゆくものの気持ちに寄り添ってしまう。

だから、ちえキンソン先生のラストシーンの複雑な思いも、ひしひしと伝わってきて、目が釘付けだった。
華やかな道を歩いてきたちえさまが、たくさんの鬱屈を抱えるウィルキンソン先生をこんなに丁寧に演じていることを思うと、やっぱりちえさまの今までの大変さなども、ファンとしては胸に迫り、このシーンは、いろいろな感情がどっと襲ってきてしまう。
なので、ついビリーの存在が薄れちゃう(笑

ビリーという少年のサクセスストーリーだけれど、主役は実は大人たち全員なのよね〜と、ばあやは思ってしまうのだ。
この作品のすごいところは、そこなのかもしれない。

さて、次回は、いよいよちえさまとヌッキーの組み合わせ。絡むシーンはないんだけど。

早いもので、もう公演は折り返してしまった。そして、9月。今年も、どんどん終わっていく…


posted by 風土倶楽部 at 11:58| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年09月01日

日本青年館ホール 雪組「CAPTAIN NEMO ネモ船長と神秘の島」

これはいったいなんなんだろう・・・
ツッコミどころ満載な作品は、いくつも観たけれど、ここまで最初から最後まで???の連続の作品は初めてだ。
びっくりの連続でもある。
駄作というだけでは言葉が足りない。珍作、奇作、怪作・・・

実は、オープニングの赤いドレスの娘役が踊り始めてから、いや〜な予感がし、彩風咲奈(さきちゃん)が金髪ロン毛を揺らせながら、ソロでダンスを始めころには確信に変わりつつあった。

そして、いよいよ縛られて椅子に座らせられたジョイス博士(ひかる)、レティシア(彩 みちる)、シリル(永久輝せあ)による、物語の立ち上がりが始まったところから、「よくわからない〜!」の連続に突入。

その後、何度も気を失ってしまったので、ますますわからなくなった。

世界各国の紛争や戦争で国を追われた人たちが集まる島(名前を忘れちゃったよ。マトカって言ってたっけ?)
そこに君臨するNEMO船長も、また、国を追われた人間。彼らに言わせれば、国を棄てた、らしい。
ネモは、その島のリーダー・・・というよりも教祖。

ネモに沈められてしまった船から救命ボートで彷徨っているどきに、どうやら、縛られていた3人は助けられ、この島に連れてこられたらしい。
が、イギリス海軍将校のラヴロック少佐が、いきなり現れるのはなぜ?
朝美 絢(あーさ)の軍服姿は美しいけれど、漂流したのに、やけにぴっかぴっか。
その軍服をみて、島人たちが「ひえ〜」と言いつつ逃げまどっちゃうのが可笑しい。

ネモが憎む軍人なのに、彼はどうやってこの島へ?

さきちゃんネモが、常に憂鬱な顔をして、カッコだけつけているのが、なんだかとっても滑稽。
せめてこんな島に傷ついたたくさんの人が集まったのなら、みんなで楽しくやればいいのに。
一応、楽しそうに歌ったり、踊ったりしているんだけれど、イマイチ、その幸せ感が伝わってこない。

さきちゃんのオルガン演奏シーンも、ショパンな別れの曲で、とにかく憂鬱そう。
まるで新興宗教の教祖さま風で、信者たちが「愛」を唱えながら、かしずいているみたいなのだ。

笑っちゃうのは、各国からやってきたという島人たちが、そのままの民俗衣装でいること。
そうしないと各国を表現できないからなんだということはわかるけれど…

「ラララ・ラ・ララ」などと言いつつ、モールス信号の歌を島人たちに教えるシーンも、笑っちゃう。

これって、いっそ喜劇に仕立ててしまえば、社会風刺になったのでは?と思ってしまった。

なにやかや物語があるようで、なくて、2幕は、またまたさきちゃんネモのソロダンスから始まる。
ネモはダンサーなのか?

以下、ネタばれ(ってほどのネタでもないけど)


そして、ロシア艦隊が島をめざしてやってきて、ネモたちは、潜水艦ノーチラス号に乗って、海底火山に激突して、火山を爆発させ、艦隊を蹴散らす。島を守るために。

その特攻に行く前に、みんなは家族〜♪愛〜♪という歌を歌って。
潜水艦の中にもぐりこんだレティシアが、10年間行方不明になっていた学者の父と出会えたから、もう一人はいやと言って、一緒に突入するといいつつ、ネモ船長を愛してしまったと、ついでのように愛も告白。
船長は、その愛を受け入れ、一緒に突入。
このときにキスシーンなんて、入れたら、怒るよ!と思っていたら、さすがにそれはなかった。

特攻礼賛は、やめてほしい。

これで終わり。はあ?
いったいなにを見せられたんだ?

せあちゃんを観に行ったから、目的は達成しているんだけど。
こんな作品にエネルギーを使わなければいけない組子たちが気の毒すぎて…
みんな、健気だ
でも、そこに劇団は甘えてないか?

宝塚って、今度の作品は、こういうのをやりますという企画会議はないんだろうか。
そして、作品づくりを途中で劇団側がチェックすることはないのだろうか。

ときどき信じられないような?な作品があるけれど、観客は、お目当てを観に行っているので、物語が破たんしようが、主義主張が怪しかろうがどうでもいいのだ。
私も、どーでもよかった!

でも、ビリー・エリオットのウィルキンソン先生の「どうでもいい!」と同じで、本当はどうでもよくない。
いい作品でせあちゃんを観たいよ〜。

せあちゃん(ひとこ)は、すんごい悪役が絶対似合うと思う。
ひとこちゃん主役の公演を早く観たい〜
そのときは、脚本は小柳先生か上田先生にお願いしたいわ〜

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posted by 風土倶楽部 at 10:40| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする