2019年12月10日

バウホール 星組「龍の宮物語」

5年に一度くらいのバウの当たり作品だった。
月雲の皇子を思い出すなあ
あのときの衝撃に似ている

お話は、浦島太郎や夜叉が池をベースにアレンジされたものらしいが、世界観が明確なのと、役者たちの巧みな演技で物語に引き込まれてしまう。

瀬央ゆりあ(せおっち)と、有沙 瞳(くらっち)が素晴らしい!
せおくらで1組、夢組とかを作って、トップコンビにしてほしい
彼女たちのいろいろなシチュエーションの作品を観たい!

ロマンとリアリティの加減が実によい塩梅で、これぞ演劇空間だよね〜と酔わせてもらえた。
バウホールだけでは惜しい。
1幕の後半がちょっともたつくので、そのあたりを整理して、ぜひ、東上して〜!!!

宝塚歌劇団のオリジナル作品なんだから。

海外ものは演出とキャスティングさえ間違わなければ、そこそこうまくいくけれど、オリジナル作品で素晴らしい!ともろ手をあげて言えるのは、そんなに多くないんだから。

くらっちの哀しみや憎しみ、せおっちに惹かれる気持ちがひしひしと伝わってきて、その感情にせおっちがしっかり寄り添っていく。
龍神様の天寿 光希(みっきー)のラストの声音が、いまだに耳に残る。
みっきーの役作りも、毎度のことながら、うなっちゃった。
いつも難しい役を出すぎずにきちんと見せている。
芝居巧者の舞台は観ていて気持ちがよい。

歌が上手いとか、ダンスが上手いとかはわかりやすいけれど、芝居が上手いというのは、その基本だもんね。

宝塚歌劇団さま、どうかこの作品を大切に、東上させてくださいっ!


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11月の観劇

書くことに対するマメさがなくなったな〜
これもトシなんでしょうか・・・

11月1日金曜日
MARUさんライブ
吉祥寺、自由が丘に次いで、3回目の今回はなんと、なんと、我が家からすぐの門戸厄神駅駅前のライブハウスにて。
またまた酔わせていただきました。
まもなく発売のクリスマスソングを集めたステキなCDをいち早くゲット!
また来てね


10日 日曜日
日経新聞主催の風間杜夫の落語会へ
とっても楽しかった
落語家を演じるそうで・・・また、聞きたい!

21日 木曜日
梅芸で星組「ロックオペラ モーツァルト」
ことちゃんが上手いのは知ってる(笑)
娘役たちの歌と演技のうまさにびっくり!
そして、組子たちのダンスがすごーい!
とっても楽しめた。

22日 金曜日
大劇場で宙組「イスパニアのサムライ アクアヴィーテ」
母たちはSSで、私はB席で(笑)
後ろにことちゃんたちが座ったそうで・・・
でも、B席でよかった。イスパニアはあまり覚えておらず・・・
たまにこういう演目あるよね〜タカラヅカ
たまでもないか(笑)

ショーは楽しくて、あっという間だった。
ゆりかちゃん、最近、貫禄出てきたな〜


23日 土曜日
兵庫県立芸術文化センターで「終わりのない」
前川知大氏の作風がわりにテイストに合うので気になって観てみた。
が、今回は、今一つ、マッチしなくて・・・
終わりのない繰り返し、のようでいて進化しているような退化しているような・・・
いろいろ盛り込みすぎではないのかなあ

24日 日曜日
花組千秋楽
なんと京都までライブビューイングのために行ってしまった。
みりおちゃん・・・今頃、あたなのことをこんなに好きだったというのを気が付くなんて・・・
9年前に見始めたのが月組だったから、いるのが当たり前みたいに思っていた。
悲しい、寂しい・・・
早く私たちの前に戻ってきて〜


というわけで、今月は花組気分の1か月だったのだ〜



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2019年10月29日

新歌舞伎座 NODA MAP「Q」

10月19日 新歌舞伎座にて「Q」を観劇。

さすが野田秀樹さま!
怒涛の3時間だった。
竹中直人のシャワーを浴びてしまうようなかぶりつきの席で目撃したQは、歴史の渦の中で懸命に愛を求めて生きる人間のはかなさと力強さに彩られていた。

クィーンのボヘミアンラプソディーの「ママ、人を殺してしまったよ」が、まさかロミオとジュリエットのマキューシオ殺害に結び付くとは!


平安末期の平家と源氏を舞台に、若いろうみおとじゅりえが勢いにのって自分たちの恋に邁進するのは従来のロミジュリと同じ。
が、30年後の二人が、その二人を見守り、異なる運命に導こうとする。

なんとか心中を回避しようとあがく二人だが、運命とは避けられないもの
心中こそ避けられたけれど、二人は引き裂かれてしまう。

ロミジュリの有名なセリフ「ああ、ロミオさま、名前を捨ててください。私も捨てます(ニュアンス)」
このセリフが、二人のその後の怒涛の人生にどれだけ大きく影響していくことか…

1人1人の人間の人生が、時の激流に飲み込まれ、名前を失い、命を失っていく。
そのろうみおの悲しい最期を、しっかり受け止め、再び名前のある命にするのはじゅりえ。
愛が、ラストシーンで昇華していく。そこでLove of my life

クィーンの曲が、こんなふうに使われるとは。
そして、まったく違和感がない。いや、とても効果的!

ロックオペラ マクベス以来の松たか子が、自在に言葉と感情を操り、目が離せない。
上川くんは、魔界転生以来だけれど、こちらの方がイキイキして、ステキでした。

広瀬すず、志尊淳の若いロミジュリのフレッシュさは、まさに命の爆発という感じ。

橋本さとし、竹中直人が、いろいろなキーとなる人物になるのだけれど、いつどんなふうに出てきても面白いし、的確に物語を進めていく。

舞台装置がシンプルだけれど、とても工夫がされていて、時代を越えて様々なシチュエーションが目の前に繰り広げられていた。

素晴らしい見応えでした。
また観たい!


ところで、とっても気分がよかった観劇だったけれど、入るときにものすごく不愉快な目にあった。
チケットチェック。

友人が抽選に入れてくれたために、私の名前が本名の漢字ではなく、仕事で使っていたひらがな交じりの名前になっていたのが原因。
同じ読み方で漢字か、ひらがなかだけの違いなのに、はねられてしまった。
運転免許証を見せてもダメ

まず入場口ではねられ、チェックが必要な人だけ並ばされる窓口へ。

私の前で窓口でスタッフと話していた女性二人組からは、某チケットセンターの名前が聞こえ、結局、入れなかった模様。
いくらで落としたチケットだったのかな

順番がきて、スタッフに同じように運転免許証や、ほかの証明書も見せたけれど、その子は判断できず、また、待たされ、ようやく隣にいた正社員らしき女性にお伺いをたて、ようやくあごでうなずかれ、オッケーが出たものの、手首にムラサキの紙テープを巻かれるハメに。

お客なんだけどな〜
罪人扱いだわよ。

苗字と名前が一致していて、ひらがなになっているだけで、ここまで厳しくはねる必要があるのだろうか。
どんな不正が行われるというのか。

とヽ(`Д´)ノプンプンしていたのだが、2,3日前にチケット転売で初の摘発された事例をみると、社員証まで偽造していたらしい。

が、私が見せたのは運転免許証だからなあ・・・

運転免許証を偽造までしちゃったりするのだろうか。
10倍以上で売っているから、そのぐらいするか?

笑えたのは、ひらがなを使った名前でカードを作ってないかと探してみたら、某映画館の会員証があった。
それを見せたら、アルバイトらしき窓口の子が納得したふうだったこと。

おいおい、運転免許証より映画館の会員証かい(笑)


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2019年10月28日

梅田芸術劇場「Factory Girls あなたが描く物語」

「Factory Girls あなたが描く物語」大阪公演4を回コンプリートしてしまいました。
観れば観るほど、胸に迫るものが増す作品だった。

脚本が実によく練られていて、歌詞やちょっとしたセリフに伏線が張られているから、観るたびに発見があった。
サラやハリエットだけではなく、主要登場人物たちの生きてきた経緯が動きやセリフにしっかり練り込まれている。

例えば、マーシャとフローリアンの関係性。
マーシャがなにかと不器用にフローリアンのことを気にかけているセリフや動きは、同じような虐待という過去を持つからというのが徐々にわかってくる。
でも、マーシャには、前向きに生きようとする強さがあり、それがこの舞台の上ですごく大きな救いになっている。

ヘプサベスは、母を救い出したい(たぶん過酷な環境にいるのだろう)という一心で、工場長の側につく選択をしている女性。
それも、物語が進むにしたがって、わかってくるのだけれど、冒頭の登場シーンから、彼女が歌っている内容が心の叫びになっているのだ。

グレイディーズが、なぜ、人を赦そう、受け入れようとるすのかも、生い立ちからうかがえる。
人間は1人だけれど、1人では生きられないことを痛感している人間なのだ。

そして、アビゲイル。
実は、影の主役ともいえる。
一番進歩的な女性。自分の考えをもち、愚痴を言うよりも行動する。自分が正しいと判断したときには、はっきりとモノを言う。恐れない。
彼女が歌う「あんな場所に二度と戻らない!(ニュアンス)」を聴くと、彼女は前だけを向いて生きている人というのがはっきり伝わってくる。
彼女が、サラを誘導し、リーダーへと育てたともいえる。最後には命を賭けて、背中を押すことになるところは、多くの犠牲があって、今が築かれていく象徴的な場面。

主要な登場人物の中では、比較的恵まれた環境にいるのが寮長の娘のルーシー。この物語の語り手でもある。
母親の苦労を目の当たりにしているとはいえ、のびのびと育った娘だからこそ、周囲の女の子たちのことを公平にみる冷静さももっている。
彼女のような人間が書き手となって、世の中に問うていくことで、なにかが少しずつ動き、変わっていく。普遍化していく。

ハリエットの背景もつらすぎるのだ。
ラスト近くに歌う私はペーパードールは、哀しすぎる。
会社側をうまく使って女性の地位向上をめざしていたつもりでも、いつの間にか会社に取り込まれ、利用されつくされていることを気づいてはいるけれど、苦労して築いてきた立場(工場で働かなくてもよくなったんだから)、注目される喜び(各地を講演してまわっている!)、御曹司のベンへの恋心(好きだ、好きだと言われるんだから、うれしくないはずがない)、そして、なによりも、自分の活動が女性の地位向上に大きく貢献するはずだという自負。早々には手放せないよね。
サラの動きが目障りになってしまうのは当然ですな〜。
「邪魔させないわ〜」と歌うハリエット、コワかったです(笑)

ハリエットが、会社の視察団に向かって「女性も言葉を持っているのです」というセリフに、男尊女卑の世界が象徴されていて、この言葉だけで、どんなに困難な社会だったかがよくわかる。登場人物全員が揃った場面でこのセリフ。むむむ・・・と

サラは、どこまでもまっすぐ。ハリエットが何度かセリフで言うように「正直ね」「正直すぎるわ」
だって、パパの遺言なんだもん
「自分に正直に生きなさい」

この脚本、すごい!
すべてのセリフがなにかにつながり、ちゃんと掬い取って提示してくる。
だから何度観ても、新しい発見があるし、登場人物たちと一緒に生きているような気分になれる。

そして、これらの登場人物たちをかっちりとした枠組の中に収める役割がルーシーの現在と、ルーシーのママのラーコム夫人の二役を演じる剣幸さん。
二世代にわたって俯瞰できる仕組みなのだ。
サラに「あなたは私が見たこともない景色を見せてくれたわ。感謝している。女性が世の中に向かって言葉を発するなんて(ニュアンス)」というシーンにいつも( ;∀;)でした。

本当にすごい!

板垣恭一さん、只者ではないですな。
ちえさまが、ちょっとあいさつ程度にお話ししただけなのに、私のことをすごくよくわかってくださって〜とおっしゃっていたけれど、まあ、ちえさまの人柄はちょこっと話せばわかるとは思う(笑)
でも、ここまで女性たちの輪郭をくっきりと浮かび上がらせるのはすごいです。

どんな家庭環境にお育ちになったのかしら。
女系家族だったりして…。

お茶くみから始まり、男性社会の中を多少なりとも長年泳いできたばあやにとって、過去の女たちの話は身につまされる部分と、そんな困難をみんな乗り越えてきたんだなあという感慨が激しく交錯する舞台でした。

この作品は、たくさん語り合いたくなる。
キャスティングが絶妙で、役者のみなさまがすばらしい。
ちえさまの雄姿をじっくりリピートしたいし、
ちえさま、DVDが出たら、必ず買いますよ。
だから、DVD化をよろしくお願いします!

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2019年10月24日

赤坂ACTシアター「Factory Girls」

9月27日、28日
赤坂ACTシアター「Factory Girls」

ちえさま(柚希礼音)の力の入れ方が半端なく、ものすごい圧が舞台上から発散されるすごい作品。
上演前のプロモーションとイメージがかなり違ったのがすごく残念。
憂鬱な顔の妙な髪型のちえさまが、前面にだされたあのポスター、大失敗なアミューズさん

産業革命で機械が導入され、生産性が高まる一方で人間らしい生き方が問われるようになってきた近代
女性たちも、新しい職場で働き方や生き方を模索する時代に突入したころのお話
男尊女卑が当たり前の時代に、自らの道を開こうともがき苦しんだ女性たちの話なんだけれど、みんな、とても元気
厳しい労働環境の中でも、楽しみや歓び、希望を見出そうとする。

こんなに苦労して自由や権利を勝ち取ってきたんだから、現代のあなたたちもがんばるのよ!という現代の女性たちへのエールなのだ。
抑圧されていた当時の女性たちが立ち上げるかっこいいお話なのだよ

今も、昔も、かっこいいオンナたちはいた

そんなアプローチの前宣伝をしてほしかったな〜
だって、希望を胸にやってきたちえさまが最初は、なにも知らずにおたおたしているんだけれど、途中から、いろいろな経験や同僚の苦労を目の当たりにして、どんどんリーダ―ぶりを発揮して、かっこよくなっていくんだもん

先頭に立ってデモをするシーンなんて、惚れ惚れ〜
このシーンをポスターにしてほしかった

日米合作で一から作り上げたこのミュージカル
ベースになった多くのアイデアで原作の形を作ったのが米国の男性たちというのが興味深い。
そして、脚本も、演出も、日本人の男性

男性も女性も、どう生きるかは同じ人生の課題。
ちえさまがいつもいっている男役も、娘役も、心情を伝えるというのは同じことというのとどこかつながる

行動するかっこいい女性たちに大いに刺激される舞台なのだ。

明日は大阪初日。
うふふ


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2019年10月23日

宝塚大劇場 月組「I AM FROM AUSTRIA」本公演+新人公演

月組は、最近、人気がイマイチというウワサが駆け巡っているけれど、武蔵でどうやって集客しろというのだ…と思っていた。
が、今度はオーストリア出身なんです(直訳)というミュージカル。
ふるさとは甘き調べという副題も、砂糖菓子みたいな甘さだし…

そりゃあ、そそられないでしょ

実際、本公演をみたら、なぜ、オーストリア出身の女優の里帰りがテーマなんだ?
ホームレスを支援する4つ星ホテルの御曹司が主役?

と、なんだか展開がわかったようなわからないような…

たまきちは、相変わらず同じようなキャラだし、
れいこも、またまたちょっと間抜けなワルだし、

ひさしぶりに月組に戻ったちなつのパパとうみちゃんのママがいい感じ

ありゆのコンビが面白い展開

と、そこそこ目は忙しいんだけれど。。。


こういうときには新公を観ると、謎が解けることが多い
なぜなら、それは短縮版だから〜(笑)

ぎゅぎゅっと凝縮されるから、なのかしら。

今回も、ちょうどいい長さで、緊張感もあって、すごく楽しめました。
特にかおとくんのジョージと、白河りりちゃんのエマ
二人とも初々しくて、とってもキュート
かおとくんは、のびのびと楽しそうにやっているし(実際、緊張することなく、楽しくやっていたとご本人が話していました)、
りりちゃんは、とんでもなく歌がうまい。声がよい。

礼華はるくんも、間抜けなワルをかっこよくやっていたし、
風間柚乃ちゃんも、初の女役を楽しそうに余裕でやっていたし、

これはだれ?あれはだれ?と一気に新人たちを覚えてしまうくらいみんな個性的で、破たんがなく、役を楽しんでいました。

月組の若手、すごいぞ!


さて、藪下哲司さんの宝塚歌劇支局プラスに早速、新人公演の評が出ていて、大きな謎が二つ解けました。
一つ目は、このオリジナルミュージカルは、エマが主役
故郷を捨てて、アメリカにわたり女優として成功した女性が、故郷に錦を飾り・・・というストーリー

宝塚は男役が主役にならないといけないから、ジョージがメインになっている。
日本に住んでいる私が、日本出身ですから…と言っても、あ、そうですね、なわけで・・・

もう一つの謎は、ホームレス支援
なんだかとってつけたような偽善的なシーンだと思っていたら、オーストリアの大きな社会問題となっている難民問題が背景にあるらしい。

なるほどね〜
宝塚に合わせて潤色ってやつを施されているから、焦点がぼけた作品になっていたのだ。

月組生、がんばっていると思う。
たまちゃん、進化するための試練だ。
山あり、谷たりを乗り越えてね



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2019年10月03日

9月観劇日記

以前より、書くことに執着がなくって、ブログのことを忘れてしまう
おまけに叔父の遺作展開催に向けて、なにやら忙しく…写真展参加でも、忙しく…
おまけにちえさま東京遠征もあり、やはりなにかと忙しく…


9月6日
宝塚バウホール 宙組
「リッツホテルよりも大きなダイヤモンド」
友の会で当たったので〜それもよいお席が〜
フィッツジェラルド原作とのことで、ちょっと期待していったんだけど〜
メルヘンなのか、SFなのか、よくわからない。
そのあたりのことは、考えても仕方がない。
宙組の若手を観なさいよ、ということなんだなとヅカ的思考で観てみました。

瑠風輝(もえこ)、なかなかよいかと。
月組のるねちゃんとどこかかぶる風貌
鷹翔 千空と二人並ぶと、見映えします。

この作品で一番へ〜な発見は、悠真 倫さんの歌唱力のすばらしさ。
ちょっとびっくりいたしました。



宝塚大劇場 花組
「A Fairy Tale −青い薔薇の精−」
「シャルム!」

植田景子先生、恐れ入りました。
見事に泣かされてしまいました。
みりおちゃん・・・お別れなのね・・・
これが生みりおちゃんを最後の機会。
宝塚をあらためて見始めたのが、月組の霧矢トップのときだったから、そのころは2番手あたりにいたみりおちゃん
その後、ロミジュリW主演、ベルばらW主演、そして花組へ
いるのが当たり前のように思っていました。
まるでバラ園に妖精がいるのが当たり前のように。
フェアリーなみりおちゃんを見事に表現した素晴らしいお芝居だ。
乙羽 映見のミステリアスレディが、この作品をますます上品に美しく夢のあるものにしているのに感動。
でも、辞めちゃうのね…

みりおちゃんは娘役となじまないなにかあるんだろうかと勘繰っちゃうほど入れ替わりが激しかった花組だったな〜

シャルムも、さすがの稲葉先生
全編大好き。
すっかり呪文をかけられまくりました。

宝塚〜ないい2作品でした。



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2019年09月15日

映画「ひろしま」

見ている間中、こんなに胸が痛んだ映画はなかった。
泣いている感覚もないままに涙が流れた。

日教組プロが1953年製作、関川秀雄監督による日本映画
「原爆投下から7年後の広島。高校生のみち子は、授業中に原爆症で倒れ、8月6日の恐ろしい光景を思い出す…。原爆の恐怖と惨状を伝えようと、被爆から8年後に製作された反戦ドラマ。岡田英次、月丘夢路、山田五十鈴のほか、8万人を超える広島市民が撮影に参加、原爆投下直後の市内の惨状、市民たちが傷つき、苦しむ姿を、実際の映像も交え、迫真のリアリズムで再現し、ベルリン映画祭長編映画賞を受賞、海外でも高く評価された」(NHKサイトより)


ここには、人間の愚かさのすべてが詰まっている。
完成当時、アメリカに対する非難が含まれているからと、公開が見送られたというが、驚くべきことに冷静に、公平にそのときの広島と、その後の広島が描かれているのだ。

被爆者たちの被爆状況を検査だけして、治療しようとしないアメリカ
戦争をやめられない日本政府と日本軍
偏見により差別される被爆者たち

そして、なによりも非戦闘員の暮らす街に原爆を投下、それも実験したくて投下したアメリカ

人間がここまで愚かになれる生き物なんだということを思い知らせられる。

この映画のすごいところは、誰かが、なにかが悪いとはあえて描いておらず、淡々と事実を再現しているところだ。
被爆者となった非戦闘員の一般人も、この世界を招いた一人でもあることからは逃れられない。

大庭家と遠藤家の家族は、当時、どこにでもいた家族。
両親と子どもたち
その家族が地獄に投げ込まれ、それぞれの家族の中で唯一助かった大庭家の娘と遠藤家の息子は、原爆を背負って、体も心もむしばまれていく。

無垢な子どもたちが、原爆投下後の市内を親を求めて、逃げ場を求めて彷徨い続ける姿は、この世の終わりを思わせる
被爆して、苦しみながら死んでいく人々の様子は、モノクロだから、なんとか耐えられるが、実際はもっともっと地獄絵だっただろう。

広島市の中学・高校生、教職員、一般市民等約8万8500人が手弁当のエキストラとして参加し、月丘夢路、山田五十鈴という当時、売れっ子だった女優たち、岡田英二や加藤嘉などがプロの役者として出演。
戦後わずか7年後で、これだけの映画をつくりあげた人々の今も色あせることのない熱意が画面からほとばしるように伝わってくる。
映画製作の母体が日教組ということに少なからず驚いた。
左でも、右でもなく、淡々と事実を積み上げ、主張ではなく、伝えたい思いだけがストレートに伝わってくるのだから。

日本はもとより、世界中で、中学校か高校で鑑賞を義務づけたら、世界は大きく変わると思う。
少なくとも日本では、学校で必ず見るようにしてほしい。
主義主張ではなく、自分たちの過去をしっかりと見つめ、なにがこの地獄を招いたのかを考え、語りあう場にこれ以上の素材はないと思う。

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2019年09月14日

映画「記憶にございません」

なぜか見ることに・・・(笑)

貴一さんが、昔から好きなので、いいんですけどね😃

見ている間と観終わった直後は、薄味な内容だな〜と思ったんだけれど、思い返すと仕掛けが三谷味で、アホらしいんだけれど、ハートウォーミングなラストでよかったな〜と。

途中、黒田総理のお友達がお金を持って登場したあたりでは、浅い政権批判とかだと白けるな〜とハラハラしたけれど、そこはスルー。
どう生きるかという家族の話になってた。

白い黒田総理で政治は動くのかなあ
性善説だよね

でも、黒い黒田総理だから、あそこまで登り詰めることができたわけで・・・

ハッピーな家庭をつくることから、政治は始まるってことなん?(笑)

三谷メルヘンだね
宝塚よりもメルヘン、ファンタジーだ




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2019年09月05日

映画 キングダム

同年配の友人が、甥に勧められたとかでキングダムにはまっているのだが、イメージが壊れるのがいやで、映画のキングダムを見に行っていない、いや、行けないという
渋谷まで15分のところに住んでいるんだから、ちゃちゃっと行ってのぞいてくればいいじゃん、というのに、やっぱり行けないという

では、私が見てきましょう、とのこのこ行ってみた

はまった

いつの間に日本映画がこんなスケールの大きな映画を作れるようになったのだ?
原作を読んでないのに、イメージがなぜかその通りで、世界観にどっぷり浸れるではないか!

秦の始皇帝なんて、兵馬俑?ぐらいしか思い出さなかったのに、ここから怒涛の中華統一の歴史を探る日々・・・約2か月(笑)
例の友だちには、即、見るべきと報告。ようやく見て、イメージ通りだった、とのことでご満足いただけました。

映画は2回鑑賞。
周囲の友人たちに面白いからと大宣伝して、10人は行かせたかな

「なつぞら」の天陽くんとキングダムの政が、同じ吉沢亮くんというのを知ったので、周囲のばあやの友人たちに吹聴したら、みんな、へ〜!と驚いていた。
同年配が、天陽くんが吉沢くんと認識できてよかった(笑)

友だちが持っている漫画を借り、足りない部分は電子書籍で54巻を一気にクリア。

面白いっ!
血なまぐさいけど、マンガだから、なんとか読める。

キャラクターがどれも際立っていて、ワクワクさせられる。

丸2か月ほど、キングダムの世界にどっぷり浸れて面白かった〜
もちろんその間、ちえさまにも浸っていたけど。

55巻が出たので、ついに朱海平原平定か!と思ったら、まだ終わらない…(笑)

妙に紀元前200年ごろの中國の歴史に詳しくなってしまった。
すぐ忘れると思うけど。


posted by 風土倶楽部 at 17:57| Comment(0) | 極私的観賞日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする