2007年01月29日

謎多し…聞いたら答えがあると思うな 地元学のミッシングリング

yoshimotosan2.jpg久しぶりに西の師匠吉本哲郎氏にお会いしました。
JICAの「市民社会の開発」をテーマにした研修の1コマで地元学をインターナショナルに語っていただきました。
が、相変わらず謎かけ多し!

日本語でも謎なのに、英語で、しかも聞いている人たちは英語が第2外国語!
想定内ですが、かなりスリリングな講義になりました。

「私はシンポジウムが大嫌いです。
目的だけを話して、方法がないから」

シーン・・・
内容が伝わっているかどうかは別にして、緊張感だけは伝わる。
とはいえ、吉本節にはたくさんの知恵が詰まっております。

あるものとは・・・
ここにしかないもの
どこにでもあるもの
困っているもの
余っているもの
捨てているもの

これらを組み合わせる。
例えば、ほかにあるもの=環境x困っているもの=水俣病→環境首都へ
明快です。

そのためにまずは調べる。
調べて活用するときには、
発想は自由に、プランは慎重に、行動は大胆に!

ここで研修生からの質問
「調べた後、誰がどのような手順で進めていけばいいのですか?」

伝わってない・・・かも。
というよりも、それは各地域で考えて、やりなさい、というのが吉本氏の持論。

地元学はいつもこの部分がミッシングリングになります。
考えるために情報を収集する。
活動に参加した人が当事者になって、次のステップを自由に発想し・・・あとはPLAN&DOです。
だから、手法や事例はゴマンとあることになる。
地域はミクロコスモス、それぞれが抱える課題も事情も異なるから、プロセスも決まったものはないということです。

が、しかし!
私はやはり地域の中にコーディネイターやプロデューサーの役割をする人が必要だとも思います。
ちょうど吉本さんが水俣市で果たした役割のように。
吉本さんは、行政マンとして収集した情報を駆使して、数々の斬新な施策やプログラムをプランし、実施していかれました。
その吉本さんをバックアップした風の人たちを今井俊博先生をはじめ私はたくさん知っています。

そんなよい風になってサポートできるといいなあと、浦嶋裕子とLJ21を立ち上げました。

結城師匠は年間150回ほどの講演を依頼されるそうです。実際はもっと依頼があるそうですが、とてもさばききれないとのこと。たぶん吉本さんも同じような状況にあるはず。
私はそろそろ講演の時期は終わったのかなと考えています。

みんな、地域のオリジナリティには目覚めているはず。
今は、それをどう生かしていくかのステージに入っています。
やってみれば越えなければいけない壁は見えてくる。
その壁を越えるために知恵を出し合う、そこにこそ、師匠たち、私たちの役割があるのかな、と。

minamatasankan.jpg

水俣山間部
寒かったあ。
ラベル:地元学 地域調査
posted by 風土倶楽部 at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする