録画していた「ライスショック」を観ました。
まさにライスショックだったようで、このところ、当ブログの検索ワードでナンバーワンです。
いいことです。
きちんと伝えなければいけない情報が、消費者にまったく伝わっていなかったのですから。
ほとんどの消費者は知ろうとしなかったし。
消費者の利益とは何なんでしょうね。
誰もがみんな目先のことだけ。
私は、食料を自国で賄えない国は滅びると思っています。
自給率が100%は、日本の国土と人口ではありえないとは思っていますが、主食を明け渡すなど言語道断です。
内橋克人氏、鈴木教授の意見と同じです。
本間某教授のように「お友達の国をたくさんつくればいい」なんていうノー天気なコメントは、どこをどう勘違いしたら出てくるんでしょう。
日本の国力は永遠なのか?
BRICsの台頭の影響は計り知れない。
それよりも、どんな危機が来ても、国民の生命と財産を守るのが政府。
なのにねぇ。この危機感のなさ。
お金がなかったら、誰も売ってくれないだろうし、どっかの国みたいに核兵器を持ったふりして、恐喝まがいのことをして、食料支援を引き出せば、お友達のふりした国が助けてくれる?
美しい国って、美しい友情を交歓することだったわけねー。
おまけに農家が離農していくことは「調整」ですって!
ばっかばかしくて、財政諮問会議とやらでなにを話し合っていたのか、ぞっとします。
(実はKaiおじさんがものすごく怒っていたので、知っていたのだけれど、あらためて映像で観ると怒りが湧き上がってきました。でも、番組では何気にアテウマにされていて、NHKよ、お主も悪よのう…)
農業は命を支える、暮らしの根幹。
それを工業製品と同じに考える輩がいるから、こんなふうになってしまったということがよーくわかりましたね。
明日の3時間スペシャルの討論は生放送。
本間氏的アプローチの人がけっこういるのかも。
NHKさん、さすがの内容だけれど、もっともっと声を大にして言ってください。
NHKスペシャルなんて観ない人たちにこそ、伝えなければならない情報なんだから。
(ずっとNHKがらみの某委員会でコメントしているんだけれど、その都度、「そういうのはスペシャルとかでやっていますから」と言われ続けている)
朝の連続ドラマは落語もいいけれど、農家の跡取り息子に嫁いだ嫁とか、新規就農した女の子とかを主人公にして欲しいし、
大河ドラマは、戦前戦後の日本を見直す意味で宮本常一氏の生涯とかやって欲しいです。
それにしても、ワーキングプアといい、ライスショックといい、ネーミングがうまいですねー。
今年の私的流行語大賞は、ライスショックに決まり!です
今夜、19:30から放送していた「どうする!日本 地域発」の事例集で救われました。
結城師匠プロデュースの鳴子の米プロジェクトも、進んでいるようで、うれしかったです。予約したお米が楽しみです。