2008年07月19日

山形紀行 その3 家紋は雑草の花?

美食探訪の報告が先になってしまったけれど、旅の前半はちゃんとお仕事をしておりました。

日本財団の郷土学事業の研修会で先月の姫路に続く第2弾が戸沢村で開催された。
鹿児島県トカラ列島からの再度の参加を含めて、長崎県五島列島、岩手県雫石、兵庫県加古川、東京都八王子市、秋田県北秋田市阿仁町に関わる都民、地元山形県、そして、かみえちご山里ファン倶楽部とバラエティ豊かなメンバーが勢ぞろいした。毎回、いろいろな取組みに接することができて、とても刺激的だ。役得である。

中でも私は、「すっきゃ加古川」のような地元検定の取組みにこうした研修会では初めて出会った。
先日行った明石でも、明石タコ検定が実施されていて、受験者数はかなりの数に上るということだった。
元来、お勉強が苦手な私は検定なるものにはあまり興味を感じないのだけれど、自分のレベルを知りたいという願望が強い人が多いのかなあ。食育検定とかもあるしねぇ。

知識というのは使ってなんぼのもんだし、知恵はやっているうちにしか身につかない。
すっきゃ加古川も、初級の次は?ならば中級、中級の次は?ならば上級という段階になっていて、さて、これからどーするという状況のようだ。
結局、地元学の調べてどーすんの?と同じことだと私は思う。

地元のことを知ろうとすることはいいけれど、「知ったからには。。。」という地元学の法則その3がどう機能するかが正念場になる。ということは、地元学の一歩その先へ、になんら変わりはないということに。

まあ、何でも他人任せで知ろうとしてこなかったから、こんな世の中になっちゃったんだから、少しでも知ろうと努力することはいいことです。

さて、フィールドワークでは、ちょうど山の神さまのお祭り日ということで祭礼に立ち合わせてもらった。

e-2008_0715hatake0011.jpg

ご神体は・・・とよく見ると、石のさる形のもの。
はーん、なるほど。山の神さまは女性ですもんね。
みなさん、とても神妙な面持ちの後、社を出た途端に「さあ、飲むか」
ギャップ、すごすぎ。

田んぼのフィールドワークでは、沼エビに遭遇。

e-2008_0715hatake0021.jpg

そうか、おまえたちはこんなところにいたのね。
実は3月に岩手県一ノ関市でエビもちをご馳走になった。

e-2008_0407otome0034.jpg

茹でるとこんなに鮮やかな色に変わる。
一ノ関周辺では手に入らなくて、宮城のものということだった。
かつてはどこにでもいたのでしょうねぇ。

e-2008_0715hatake0024.jpg

おおさんしょううおのチビ助もしっかり生きていた。

e-2008_0715hatake0030.jpg

この辺りも以前は見事な棚田が繰り広げられていたところ。
今みたいに棚田が注目されるんだったら、残しておけばよかったなあ・・・と地元の方がつぶやく。
機械化による大量生産体制への転換で一番最初に捨てられたのだから、仕方がない。
時代の波というのは、どうしても押し寄せてくるのだから。
今は、また、違った波が、それも高波が押し寄せてきているから、今こそ、みんなでしっかり考えて、力を合わせて乗り越えなくっちゃ。
最近はエゴマに力を入れているのだとか。
けっこう売れているとのこと。

e-2008_0715hatake0035.jpg

正直に言うと、エゴマはちょっと苦手な私には、こんな高価な油がどのように使われているのか、逆にとても気になってしまう。

e-2008_0715hatake0032.jpg

ビオトープの田んぼの隣の沼に咲いていたオモダカの花。
かわいい。
一緒にいた地元のTさんいわく、
「うちの家紋なんだよね。でも、オモダカって田んぼの困りもんの雑草の一つなんだよ。なんで雑草が家紋なんだか。。。」

こういうのって、ご当地検定では出てこない問題だろうなあ…。

ラベル:地域調査 地元学
posted by 風土倶楽部 at 15:13| Comment(0) | TrackBack(0) | 山形 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする