2008年08月30日

北の大地から お手は宝や

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北の大地、遠軽で80年近く生きてきた人の手。

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平間正一さん。
60年以上前に馬喰だった父に払い下げられた大地を譲り受け、耕し続けてきた。耕した土の下は粘土質で決してよい条件の土壌ではない。その地でりっぱに子ども3人を育て上げた。が、農業を継ぐ人はいないという。
今は、つくった野菜を家の前で売ったり、べにや長谷川商店と在来の豆づくりをしている。

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この手は、豆問屋として54年間、北の大地の豆づくりを見てきたべにや長谷川商店の2代目長谷川清繁さん74歳の手。

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二人とも、「重い米や豆を担いできたから、指がまっすぐに伸びなくなったよ」という。
「豆のことは90%はわかったような気がするけれど、後の10%は未だにどうもわからない」という長谷川さん。
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2008年08月29日

北の大地の今

片品のサル襲来事件の顛末は「片品生活塾」のブログをご覧ください。ブログには書かれていませんが、裏話も興味深々です。地域は一筋縄ではいかない。その間隙をついて、サルたちは襲来してくる。それも白昼堂々と。

ちょっとネット圏外=情報圏外にいる間に民主党は妙なことになっていたみたいだけど、生産の現場も再編が必要ですな。

帰宅してテレビをつけたら、「太田光の私が総理大臣になったら…秘書田中」をやっていて、今日のテーマは「農業」
最後の方しか観られなかったけど、大田が「農業経営の現状は、一般の我々にはとてもわかりにくい状況が生まれている。自分で工夫してがんばっている農業者と、そうでない農業者がいて、後者の方にJAがのかっていて、その上に国=自民党がのかっているんじゃないのか」といったようなまとめをしていた。門外漢にしては鋭いゾ、大田!と思いながら、夕食の準備をした。

さて、札幌から石狩へ、そして網走の手前の遠軽に出向いていました。
石狩は、風土倶楽部の社運をかけたプロジェクト第2弾に関する重要視察、なーんちゃって(う、ふ、ふ)
そして後半の遠軽は「おかん料理大集合」に参加するため。
感動の嵐でした。
すっかりこれからは北海道だ!なんて気分になって帰京。
ついでに体重もちょっと増加、したかも。

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とはいえ、いいことばかりでもないです。
ひまわりが見守る豆畑。
さて、ここで今、何が起こっているのか。




ラベル:農業 片品村
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2008年08月27日

猿とエコプラザ

みっちゃんから、夜、電話があった。
「自棄酒飲んでます。。。」
「いったいどうしたの?!」

ついに恐れていた猿が出現してしまったのだ。
ぽんた農場のトウモロコシは全滅。
一群に襲われたらしく、齧ってはぽい!とされていたとか。
きれいに舐めるように食べていたクマと違って、ただ、ちょこっと齧るだけ。
片品では初めての猿被害ではないだろうか。

菅沼のほかの人の畑もやられたとのことで、明日は猟友会が動くらしい。果たして、猿を仕留めることができるのか。

10年近く前のことになるけれど、地元学の調査で一番最初に入ったのが三重県の山奥の村だった。
そこは人間が檻の中に入って農作業をしているのが当たり前になっていて、ものすごいショックを受けたものだった。
以来、各地の過疎地で猿をはじめけものと人のバトルを見続けることになるとは思いもよらなかったけど。

片品にも猿が来てしまった。そこまで事態は進んできているのだと、やはりショックは大きい。
一線を越えられてしまったこの状況を少しでも押し返すためには、地域が一丸となって取り組むしかないだろうなあ。

みっちゃんたちが農にどこで取り組むのかという根本のところにまで行き着くかもしれない。

今日は港区のエコプラザで東京朝市のミーティングがあった。

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2008年08月26日

言葉探しに行き詰り中

今期のりんごも完売。次回は11月下旬ごろからの販売再開となります。
シリアルはスローに動いています。
三鷹モールの販売状況は相変わらずスロー&スモールだけれど、りんごのほかの商品もお買い上げいただくことも多くなっていて、ちょっとうれしい。
何度もお買い上げくださる方もいるし、メルマガに登録してくれる方もいるし。
2,3ヶ月に1度くらいも出さないメルマガなんだけど。
私自身が送られてくるメルマガにほとんど目を通したことないですもんね。だから、本当に伝えたいことがあるときだけでいいや、と思ってしまう。「楽天的ネットビジネス」では、失格ですね。

風土倶楽部のパンフレットを改訂しなければならず、半年ぐらい前から手がけているのだけれど、ぜんぜん進まない。
なんか変。
言葉探しに行き詰ったまま。
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2008年08月25日

けものたちとのバトル

まだ8月だというのに涼しいを通りこして肌寒い。
いよいよ収獲の秋間近!
そして、獣たちとのバトルも本格化しつつある。

「鹿にやられた!」「ムジナにやられた!」とみっちゃんから悲鳴のようなメールや電話が時折来る。
種から育てて、ようやく芽を出したと思ったら、若芽をやられ、
無事若芽が成長したと思ったら、今度は成長中の葉をごっそり食べられてしまう。

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茎の先に何もついていない。

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真ん中辺りの色の薄いところが茎の先をやられた大豆。
その後、網を張り巡らせた。

耕作放棄されている土地は、そんな獣たちとの闘いに疲れた結果でもある。
だから、そこを借りることは獣たちとの闘いが再開することと同じこと。

今回は、手塩にかけたトウモロコシがやられた。

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種を採る気でいたちょっとスペシャルなオーガニックの品種をごっそり食べられた。
みっちゃん、せとやまさんのショックの大きさは計り知れない。
ひと夏の苦労が一晩で飛んでしまうのだから。
どうやら熊の気配。

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ラベル:農業 片品村
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2008年08月24日

ミョウガ収獲初体験

ミョウガ収獲のお手伝いを急遽することになった。
84歳と76歳のご夫婦で栽培されている畑。

ミョウガはこんなふうになっていて…

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真っ直ぐに伸びた茎をがんがんなぎたおしつつ、根元のミョウガを採っていく。
じめじめしていて、蚊が多いのでこういうスタイルになる。
でも、大地との一体感がなかなか楽しいのだ、なんてお気楽お手伝いは思ってしまう。

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そこいら中にピンクのミョウガが顔を出して、
「採って!採って!」と言っているみたいなので夢中になってしまう。

よくみると、ミョウガを倒すたびにいろいろな虫たちが大慌てで雲散していく。虫は苦手なのでじっくり見ないようにする。
でも、ちょっと見たことがないような蜘蛛や鮮やかな色のバッタがいたりして、ミョウガの根元にもミクロコスモスが広がっているのねぇ。

でも、そんなことはおかまいなしにとにかくどんどんミョウガを採っていく。
その間、ラジオからは「毎日がスペシャル♪♪」なんていう竹内まりあの曲が流れてくる。

「姉さん、ブログネタ、できましたね」と隣で作業中のみっちゃん。
「うん、そうだね。このところ更新してないのよねぇ」

「ミョウガ採りの手伝いって、一番いやな仕事なんだよな」と休日で手伝っている息子さん

「えーっ!こんなに楽しいのに?」と私たち。

「毎日朝から晩までやらされたらいやんなるよ」

「そうかあ…」

「私は好きだけど。割りに楽な方だし」とお母さん。
「これって、絶対機械化できない収獲ですねぇ」
「そうだねぇ。老人の仕事なんていわれてるよ(笑)」
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ラベル:農業 片品村
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2008年08月16日

双葉がぽっ!

12日に蒔いた種がもう発芽!

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小松菜!

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ブロッコリー!
かわいいです。

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長ナス!
てきとーに買ってきた苗は長ナスだったのだ。
採れたて無農薬ナスを食べられるなんてしあわせ。。。

LJ21のホームページのプロバイダーが9月末で廃業との連絡があり、あわててホームページを移転中。
継ぎ足しを繰返したホームページなので「まんだら」などと言われ、データがぐちゃぐちゃ。
とりあえず引っ越し先を確保し、主要な部分だけ移転したものの、「今週の私」など、大変な作業になることが徐々に判明中。
これを立ち上げたころにはブログなんて便利なものはなかったし。。。

まあ、とりあえず役目は一区切りついたようなホームページなので、のんびり移転作業を続けることにします。

我が家のゴーヤも絶好調!

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ラベル:本日の畑 三鷹
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2008年08月14日

やはり人類は、crazy as usual

映画と本三昧ウィークということで、やはり行ってきました。
「アメリカばんざい crazy as usual」監督:藤本幸久 2008年
製作・配給:森の映画社

米軍の兵士はどんな若者たちなのか。
なぜ兵士になったのか。
そんな素朴な疑問を、辺野古の普天間飛行場の移設予定地とされるキャンプ・シュワブに出入りする若い兵士たちを見ているうちに抱いた藤本監督がアメリカに渡り、延べ200日間の取材をしたドキュメンタリー。

昨年、物議をかもした、「31歳フリーター。希望は、戦争。」という論文を書いた赤木某にみせたい。
格差社会は戦争が起これば、勝ち組も負け組も関係なく、戦場に駆り出される。それを待望するという心底腹立たしい文章だった。
が、この映画で語られる現実は、それもまた腑抜けた日本の若者が頭で考えた戦争にすぎないということを思い知らせてくれる。
戦争をしても、格差は縮まらないどころか、拡大する一方でホームレスの三人に一人が帰還兵なのだ。その中にはベトナム帰還兵も含まれる。

イラクやアフガンで最前線に立つのは、志願兵の若者たち。
なぜ、そんな危険な職業を選ぶのか。
多くは貧困層の若者たち。将来に不安を持つ彼らは、学費を稼げる、技術が身に着く、医療保険のために軍隊を選んでしまう。
しかし、人を殺してしまったら(ほんの数人の敵に対して、やみくもに砲弾を撃ち込んだ翌朝、殺したのが100人の市民だったと気づいたときのショック)、友人が目の前で爆弾に吹き飛ばされたら(飛び散った脳漿を掃除するのも彼ら)、彼らの心は二度と立ち直れなくなる。
戦場行きを拒否し軍法会議にかけられ、処罰を受けて除隊。何もかも失って、行き場を亡くしてしまう。その上、イラクやアフガンから帰還した多くの兵士が外傷後ストレス障害/PTSDとなり、苦しんでいる。

前回のイラク戦争で劣化ウランの後始末をさせられ、ガンに苦しむ元兵士も多いという。
どんな戦争も、最前線は使い捨て。
でも、その結果が社会に全部跳ね返ってくる。

しかし、それにしても、人はいつから想像力を働かせることを忘れてしまったのだろう。
戦争とはそういうものでしょ?
9.11のときにアメリカ人は狂ったように復讐だ!戦争だ!といきり立っていたっけ。
そのようすを私は、広島と長崎も普通の市民を犠牲にした最大最悪のテロだろうに、と冷めた気分で見ていた。

主人公の一人パブロは、イラク派遣を拒否し、除隊。今では、帰還兵に補償や権利などを行使することや、若者たちに戦争の現実を知らせる団体で勤務している。妻は横須賀基地に勤務していたときに知り合った日本人。その彼女がつぶやく。
「こちらで新聞を読んでいると、日本がどんどんアメリカに近づいていると思う。日本に帰りたいけれど、ほかの国でもいいかな、とも」

でも、アメリカ人の若者の方が心が痛むんだから、まだ、まともかも。
「希望は、戦争」って、要するに「誰でもいいから・・・」っていう気分と同じでしょ?

日本のこれからを考えるために、ぜひ、みなさん、観てください!
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2008年08月13日

地球にとってヤバイ存在

北京オリンピックの開会式は物量パフォーマンスでしたねー。
これから中国がこんなふうにモノを浪費していくのかと思うとぞっとしました。
でも、我々もすでに半世紀先に地球資源を浪費しまくっているわけで・・・。

「人類が消えた世界 THE WORLD WITHOUT US」
アラン・ワイズマン著 早川書房


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とてもとてもショッキングな本です。

ある日、突然、人類が消えたとしたら・・・そんな仮定のもとに人類の足跡と「遺産」の変化を冷静に見据えたノンフィクション。
地球を何度も破壊できてしまうほどの核を所有し、その拡散が危惧されていることや、細菌の爆発的な増殖によるパンデミックが脅威となっている今、人類が突然、消えてしまうとはまではいかなくても、激減するということは充分考えられる。そうしたときに何が起きるかを考えることは、何をしてきたかを検証することでもある。

この本によると、人類の足跡は、ほかの生物の虐殺と砂漠化の歴史だ。
アメリカ大陸を例にとると、大型の哺乳動物の化石があり、どれも骨や歯がバラバラになって洞窟に蓄積されている。
地上性ナマケモノ、野豚、ラクダ、馬などが数百万におよぶ動物が絶滅したのはなぜか。
一つの説として、ホモサピエンスが進化し、アフリカとアジアを出て、北米に到達した後に大型動物が消えていった。
食べ尽くしちゃったのだ。

上陸するだけで病原菌を持ち込み、激減することもあった。
例えば、スペイン人が上陸した当時のメソアメリカ人は2500万人いたとされているが、100年後には100万人しか残らなかった。
原因は天然痘、はしか、腸チフスなどの病原菌に免疫がなかったため。

唯一、持続可能な暮らしはマサイ族の牛を放牧しつつ、移動することで低木が育ち、それをゾウが食べることでまた牧草地になるというもの。
この循環が崩れたときから、持続可能ではなくなることが現在までのアフリカの自然の推移で証明できてしまうらしい。

いやはや、我々は存在そのものが持続可能じゃないということ。
それに多すぎる。生物としての人間はすでに多すぎるのだ。
現在65億人の人口は、今世紀半ばには90億人になるのだから。

おまけに人類が築いてきた文明とやらの脆弱なこと!
埋立地であるニューヨークの地下は地下水であふれていて、ポンプが作動しなくなれば、すぐに水浸しになる。
放射能の残存に関してはすでに45億年かかるというのは有名な話だけれど、人類がつくりだした自然界に存在しないプラスチックは海を漂い、どんどん小さく砕けて、海洋生物の体の中に取り込まれつつあるということには仰天!粉のようになれば、動物プランクトンまでが飲み込むようになる。もちろん消化はされない。
なんと女性用の基礎化粧品や練り歯磨きにはすでにそうしたプラスチックの小さな顆粒が研磨剤などとして含まれていて、海にたれ流されている。

毎日、ふつーに息をして、平凡に暮らしているつもりでも、少しずつ自らの生存を脅かすことを積み重ねていて、それが加速していっている。

人類に今、一番必要なことは「自律」と産児制限。
昔の人たちはわかっていたんでしょうねぇ。
自分たちはヤバイ存在だぞって。
だから、自らを律する意味で祭をしたり、儀式を執り行ったりしていたわけ。
そして、このどうしようもない生き物に「神」や「闇」が目を光らせて「恐れ」を抱かせていたけれど、今ではなーんにもないですもんねぇ。
小子化も生物としての必然かも。

目からウロコだらけの本書だけど、一番の目ウロコは「電波は進みつづける光と同じで消えることがない」ということ。
例えばテレビの電波は宇宙に向って飛び続けるらしい。
その電波をキャッチした宇宙人が、地球をどう思うかは、届いた番組次第?

そうそう、人類が絶滅したとしたら、次に台頭してくる可能性が高いのはヒヒだそうで、「猿の惑星」になっちまうようです。

かなり力を入れて読んじゃいました。2100円。価値あります。


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2008年08月12日

アスファルトの下にもムカデはいる

「ここを見るのが楽しみなんですよぉ。普通の花壇と違うから」と中年の女性。
「ナスができてきたねぇ」と年配の男性。
「パパ!トウモロコシ〜!」とパパと一緒の女の子。

畑の手入れをしていると、いろいろな人に声をかけられる。
なんてったって、公道沿いだから。
目立ちまくりです。

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キュウリがいよいよ枯れてきたので取り除いて、以前、インゲンを植えていたところを掘り返して、整えて、ブロッコリーと小松菜を蒔いてみた。

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手前の黒い粒が小松菜、その上の茶色の粒がブロッコリー、その右がただ今、飽きるほど食べさせていただいているルッコラ、豆は紅大豆。
小松菜は多摩の在来種だとか。
さて、どうなりますことやら。

e-e-2008_0812hatake0008.jpgルッコラを摘むメンバーの一人、TOMOちゃん。インゲンの跡を掘り返したら、3pほどのムカデがたくさん出てきた。
「ありゃー、ムカデがたくさんいる…」と立ちすくむ私。
ワタシャ、日曜日の朝、一人でかなりがんばって草抜きをしていたのだ。
いるって知っていたら…。

「いるねー」といいながら、畝づくりをしているTOMOちゃん。土の上をとんとん叩いたり、ならしたりしている。素手で。

す、すごい…。(with 尊敬の眼差し)選ばれし人なんだろうか。

しかし、いるんのねぇ、ムカデが。
こんなにアスファルトとコンクリートに蔽われた都会の小さな土のスペースにも。



ラベル:三鷹 本日の畑
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2008年08月09日

久しぶりの映画三昧

ようやく脱稿!
こんなに時間をかけてどーすんだ!でしょ。
もちろん原稿を書いているだけじゃなくて、ほかのこともしつつ・・・だけれど、その間、ずっとどこかで納豆、大豆、日本の農業・・・と考えているわけで、そのうち糸を引き始めて、いい具合に発酵・・・とまあ、なれればいいけれど。

今回も、すごく勉強になった。
大豆のこと、日本の農業のことがまた少しわかった気がする。
とはいえ、たった2500字の中に何を凝縮して伝えるのか。
書くという作業を時折真剣にやることは、とても苦しいけれど、私にとってはとても必要なことです。

というわけでとりあえず「納豆」から解放されたので映画三昧。
まずはドキュメンタリー映画「空想の森」をポレポレ東中野で。
北海道新得にある協働学舎新得農場で働く人たちとその周辺の農家の一年を記録したもの。

Uさんから来たメールに「この映画でやはり農はすごいと感銘。農に携わる方は、どうしても「選ばれし人間」としか、最近の私には思えてなりません」とあり、猛烈に刺激されて、居ても立ってもおられず映画館へ。

映画の中心は協働学舎で働く妻と、畜産農家で働く夫の若い夫婦の暮らし。協働学舎が何かというのがわかっていないとちょっと捉えにくい部分があって、映画自体はドキュメンタリーとしては食い足りない部分が多かったけれど、この夫の言葉にガツン!と来た。

「貧しくてもいいから、たくさんの食べ物がある暮らしをしたい」

不安とか、格差とか言っているけれど、結局、食べ物が基本。本当の安心は、食べ物が、それもちゃんと生命力のある食べ物が手に入ること。
貧しさとか豊かさの基準を捉えなおすときが「キターッ」ということです。
こんなシンプルで明確な将来展望を持って、暮らしの設計ができること。それが農なんだろう。
そして助け合って生きることができるのも。

以下はDVDで。
「エリザベス ゴールデン・エイジ」
時代もの好きなので、つい観てしまう。「エリザベス」の方が内容がよかった。ローリー卿への恋心で女王もただの女、というのをケイト・ブランシェットが巧みに表現している。ローリー卿と結婚することになる、同じエリザベスという名前の寵愛する女官がピチピチのお肌で、ケイトはちょっと皺っぽくて、青白くて、要するにカレイなる日々がちょっと入っていて、この対比がコワイ。この手のお姫様もの(って言えないか)で私が今のところ一番好きなのはアジャーニの「王妃マルゴ」。エリザベスもマルゴも、篤姫に負けないくらい「女の道は一本道」なのです。

「ノー・カントリー」「パンズ・ラビリンス」
前者は80年代のアメリカのテキサスが、後者は1944年のフランコ政権下のスペインが舞台なのに、殺伐とした、陰惨な雰囲気がそっくり。
「パンズ・ラビリンス」は完全にダーク・ファンタジーです。ファンタジーとは本来、残酷なものなのかも。それが証拠に眠れる森の美女や、赤頭巾ちゃんの本当の物語はとても残酷なものなんだから。
過酷な現実に直面し、妖精に導かれた牧神の迷宮に足を踏み入れる主人公の女の子が牧神に「人間界に長くいると染まってしまう。あなたが地底の王国のプリンセスかどうか、3つの試練にあわなければいけない」と言われるシーンが衝撃のラストにつながっていく。
結局のところ、人間は命をかけなければ、人間であることを証明できない、ということなんだろうか。
「ノー・カントリー」の殺し屋を追いかける保安官役のトミー・リー・ジョーンズの深い諦念にアメリカの抱える深い深い闇が垣間見える。「ベトナム帰り」かどうかが、一つの踏み絵のようになっていることに驚いた。
両映画とも、残虐シーンが多いけれど、見ごたえのある映画でおすすめです。
現在、ポレポレ東中野で上映されている「アメリカばんざい」が気になって仕方がない。
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2008年08月08日

畑の不思議

この見事なシソ!すごいでしょ!!!

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水をあげているだけで、なーんもしていないんだけど。
今夏はシソをまだ一度も買っていない。
道行く人にも「すごいですねー。虫にまったくやられていませんねー」と褒められる。

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バジルとルッコラも相変わらずキラキラ輝いている。
こちらもほとんど虫に食べられていない。
なぜだ…。

キュウリはアリマキ&アブラムシの合同部隊に食い尽くされてしまったけど。
南風がかなり吹いている場所だから、ゆらゆらした葉に虫が飛んできにくい?


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そして、ナスがニューハーフのご出勤みたいにハデハデ状態。隣のピーマン、がんばれ!
って、くっつけすぎ。ナスがこんなに幅をきかせるとは思いもよらず。。。
枝の残し方を間違えたみたい。



ラベル:三鷹 本日の畑
posted by 風土倶楽部 at 17:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 三鷹の二坪畑のこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2008年08月07日

糸引き納豆の糸にからむ補助金

納豆の深みにはまり込んで、脳内はすっかり糸引き納豆状態に…
と編集部に言ったら、「おいしそう」と切り替えされてしまった。
さすが。。。

納豆から見えてくることがたくさんあって、書ききれないほど。
特に今回は畑作の輪作体系の中での大豆と、休耕田の転作大豆の違いについてじっくり考えることに。
転作大豆に補助金がついているがゆえに、大豆の価格が上がらず、畑作での大豆栽培が進まない。
おいしいのは畑作大豆の方。
そして畑作の方は専業農家が多く、転作は兼業が多い。
うーん、この実態で自給率は上がるのか?

今朝の朝日新聞に「WTOが決裂した要因は、農民の保護にこだわる途上国の姿勢だった」という報道があった。
インドの綿花栽培は政府の買い上げ価格が低く、肥料や種を買うだけで借金が嵩んで、自殺に追い込まれる農民が跡を絶たない。
国際価格が上がらないから、政府も買い上げ価格を上げられない。
国際価格が上がらない理由は、米国政府が国内の生産農家に年間3600億円の補助金を出しているから。
この補助金が撤廃されれば、国際価格は6〜14%アップし、途上国の農家所得は向上するといわれている。

なんだ、日本の大豆と同じ構図じゃない。
補助金って何なんだろう。

自民党の無駄遣い撲滅プロジェクトチームと構想日本が組んで、国の事業仕分けを実施中。
こちらをどうぞ。
片っ端から「不要」マークがあって面白いです。
仕事のための仕事みたいな事業はよくあるし。
中央省庁の入札募集が告知されるボードを見ていると「調査事業」がやたらと多い。
調査している割には実態は知らない。
なんのための調査なんだ?と思うこともしばしば。
本当に「不要」なものを「不要」にできたら、官僚は減るでしょうねぇ。

今日は立秋。文字を見るだけでも涼しげ。
でも、残暑はまだまだ厳しい。
関西に帰省。ものすごい暑さだった。
猛暑、酷暑、極暑、激暑…文字がいくらでも出てくる。
うちの高齢者たちが心配…。
ラベル:農業 大豆
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2008年08月02日

三鷹農クラブ収穫祭ランチパーティ

今日は、三鷹農クラブ収穫祭ランチパーティを我が家で開催〜!
ふだんはメールで水遣りローテーションや畑の様子の情報交換をしているだけなので、久しぶりにクラブ員の顔あわせが実現した。

本日の収獲。
採れたて野菜が食べられるシアワセをかみしめちゃうなあ。

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赤いのはトマトソース。イタリアントマトを煮込んで裏ごししたもの。酸味強し。
相変わらずルッコラとシソとバジルが大豊作!

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で、ルッコラは菜種油「まごどさ」と「笠沙のしおっ」と「富士酢プレミアム」という風土倶楽部黄金トリオをさっとかけてサラダに。(気になる方は風土倶楽部のブログへどうぞ)

トマトソースとバジルはオリーブオイルとニンニクで、シソは「まごどさ」とニンニクでさっと炒めて、それぞれスパゲッティでいただきました。シソはやはり菜種油の方が合う。ごっちゃんに教えてあげようっと。

自分で収獲したものって、とってもおいしい!

トウモロコシも収獲しちゃいました。
肥料をあげなかったためか、実が半分ぐらいしかなくて、ちょっとがっかり。でも、一応、トウモロコシの味はしておりました。

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食べながら農談義に花が咲き、散々な状態のキュウリはやはりその身に一身に虫と病気を引き受けてくれているから、まだ、しばらく残そうということになった。バジルも、シソも、不思議なほど無傷なのだ。

一番若いNちゃん(25歳!)いわく、「六本木ミッドタウンや赤坂サカスができたと聞いても、行く気にならない。モノを買っても、そのときだけの満足だし。最近、私の周りには農や食に興味をもっている人がとっても多い」とのこと。メディアに勤務しているイマドキ真っ只中の彼女は目下、アンテナを高く張り巡らせて、一番興味の持てるものを探し中。1ヶ月に一度は援農にも出かけている。

農クラブのメンバーはこのほか、30代、40代、そして私と世代は分かれているものの、農や食という共通の興味で楽しいひとときを過ごせる。これってちょっと素敵なことだなって、久しぶりに買ってきたお気に入りのパティスリー(三鷹のレヴェ。ここのは最高!)のケーキをお互いに交換して味見しながら思った。

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食事とおしゃべりの後は、しっかりクラブ活動。草抜き、水やり、植え替え、そして、食べちゃったトウモロコシの伐採など。食べ終わった藁苞納豆の藁も、敷き藁に無駄なく使えた。

これからはナスとピーマンが楽しみなのだ。
さて、空いたところに何を植えようっかな…。


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