2009年02月28日

桜咲く

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朝、起きたら、咲いていました。

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3月下旬に三鷹モールを卒業するつもりでいたら、実は9日で卒業させられることに気づいたのが2週間前。年度末を越えたら対応したらいいや…とのんびりしていたオシリに火がついて一気に独自ショップ立ち上げに取り組むことに。おかげでとっても素敵なサイトができつつあってうれしい…。

なんでもオシリに火がつかないとだめなものなんですねぇ。
報告書作成を同時進行させていて、例のI&Uターン者が集落の人口の3分の1もいる地域のことを書きつつ、ここも鉱山が閉山されて、すごい勢いで人が去っていくという体験を昭和40年代に経験し、オシリに火がついたというわけでした。

火がついて、全体に燃え広がっちゃうと困るけれど、ちょこっと「アッチッチ!」とならないと人間はなかなか動かないんですよね。
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2009年02月26日

三鷹モールから独立

今日からいよいよCerealの販売開始です。
が、原価計算を再度してみたら、ひまわりの種の原価をかなり安く見積もっていたことを発見。マズイ。また、りんごちゃんの二の舞になる!
最初に価格を安く設定しすぎたので、適正価格に持っていくのが大変で、未だに苦しんでいる。

あわてて740円を760円に変更。
こんな失敗ばかりを繰り返している。
朝から、商品の納品でまちづくり三鷹を3往復。
お店を運営するというのは、本当に手間のかかることです。

そこで地元の仲間の「そーほっと」さんに発送作業をお願いすることにしました。MY SHOP時代に商品管理とレジを担当していた会社で、スタッフとはすっかり仲良しに。

彼女たちも、地元の作業所にお願いして三鷹の特産品キーウィーを使ったおみやげ「東京セブレ」というクッキーを企画、商品化して販売しており、まさにスモール&スロービジネス展開中。一緒に本物の味を気軽に知ることができる「ちょっと味見会」の開催を企画中です。お互いにまだまだ小さな輪だけれど、つながったら40代の女性パワーはすごいですよぉ。たぶん。

3月6日に三鷹モールは卒業。7日から、インターネット上に独自の風土倶楽部ショップをオープンします!とっても素敵なサイトが出来上がりつつあります。こんなことをしているから、ただでさえ多忙な年度末がますますごちゃごちゃなわけです。

みなさん、会員登録、そしてご購入のほど、よろしくお願いします!!!

本日の桜。咲きたくてうずうず?

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2009年02月25日

おなかと気持ちを満たすこどものおやつ

部屋の中が暖かいせいか桜のつぼみがぷっと膨らんできたので、あわてて温度の低い部屋にお連れしました。

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だめ、だめ。まだ、咲かないで。
今は愛でている余裕がないから。
できるだけ長くそばにいてほしいし。

今日は、埼玉県和光市で子育てに関する活動をしているNPO法人わこう子育てネットワークの方から、「わこう子どものいる暮らし情報誌」の「おなかと気持ちを満たす子どものおやつ 〜おやつは子どもの幸せな時間〜」というコーナーにりんごちゃんを紹介したいとの連絡をいただきました。

ありがたいお申し出なので、ぜひ、ぜひ、ということで了承しました。
A5版で60ページ1000部の情報誌です。
すごいパワーですね。

見本にもらったページには、アリサンや月山パイロットファームなどの名前も散見されます。
概要文の中に同NPO法人が声をかけて「子育て真っ最中のママやパパ、ちょっぴり先輩ママ、おじいちゃん、おばあちゃん世代、独身の方など、いくつもの団体や個人が参加する情報誌製作チームがうまれた」とあります。子どもという存在を町の真ん中におき、たくさんの人とつながっていきたいというのが目的だということです。
りんごちゃんがそのつながりをつくる一端を担ってくれるのなら、うれしいことです。

最近は風土倶楽部がまるで子どもみたいで、それも一番手のかかるむずかってばかりいる子どもで、私はほとんどかかりきりになっています。母子家庭だから、それはもう大変で(笑)
そこで地元三鷹の仲間に子育てを一緒にやってもらおうと協議中。
うまく連携できるといいんだけどな。


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2009年02月24日

散らかった頭と部屋の中に春〜

昨日も言いましたように、りんごちゃんの種類が9種類になって、私の頭の中は常にごちゃごちゃです。

でも、すべての種類をご購入いただく方がぐんと増えています。
4個ずつとか、10個!ずつとか大人買いの方も目立ちます。
みなさま、ありがとうございます!!!

種類を増やすということは選んだり、味わったりする楽しみが増えるということ。
なんですが…やはり私の頭の中はごちゃごちゃ。おまけにシリアルも販売開始で一層ぐちゃぐちゃ状態。同時並行で過疎地の定住条件をあーだ、こーだ考えたりしているわけです。

なんで年度末なんかに新商品を出したりしたんだろ。
青森も岩手も冬場だからこそ、一緒に考える暇があるわけで…悩ましい。

山形県白鷹町のSさんから、こんな素敵なプレゼントが届きました。

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頭の中と同じように散らかりまくっている部屋の中にこの周囲だけ春が漂っています。

2009年02月23日

口コミで広がる干しりんご

出張に出ている間に農業共済新聞にこんな記事が出ました。
カラーです。

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風土倶楽部のことや私のコメントも掲載されています。

りんごちゃんは品種はつがる、紅玉が今期分はすでに売り切れているので、現在はふじ、ジョナ、王林、むつで、これに岩手、青森と分かれ、なおかつ岩手は80gと40gの2種。ということで現在9バージョンで展開中。
カレイなる日々の頭の中が徐々にごちゃごちゃになりつつあります。
ラベル:りんご
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2009年02月22日

クマのコドウが聞こえる…

東紀州方面には、どうしてこうもIターン、Uターンが多いのか。
だいたいIやUターン者は探さないといない。うまく出会えないと出会わないのが普通。
ところが、この地域ときたら、会う人の半分近くがIやUばかり。
これはいったい何が起きているのだ…

一応調査なので、なんかここが気になる…という勘に頼り、ダーツの旅のようにえいやっと行く場所を選ぶなんてことは許されないわけで、日本全国の旧市町村単位の膨大な数字と格闘しながら、結局、なんか匂う…と選んだ熊野市、御浜町、紀宝町、那智勝浦町はドンピシャリで、相変わらず勘は冴えてるなあ、なんて自画自賛。

さて、これをどう報告書にまとめるのやら。タイムリミットはそこまで来ているのに。

正味3日間で約50名ほどの方にお会いし、お話しさせてもらいました。
それにしても、魅力的な方が多いこと!
みんな熱い!そのくせのんびりもしている。
住んだら、それはそれでいろいろ大変なんだろうけれど、なんだかよいところだなあ…ととっても興味深い地域です。

なぜこんなに大都市圏から遠く離れた地域なのに人口減が少ないのか。
その謎に迫るサスペンスな旅。
結末は。。。いやー、面白い!
現実面と本質面の融合とでもいいますか。
歴史とか生活文化がものすごく深くからまりあうとでもいうか。
詳しく書いている暇がないので、また、飲んだときにでも。

このポスターも、気に入りました。
JRの熊野古道の観光用ポスター。

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要するにドキドキがないとだめなんよね。
熊野には気が満ちている。なんといっても日本発祥の地、ですもん。

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この獅子岩のそばにある「花の窟」は日本最古の神社といわれているところ。社殿はなく、高さ45mの窟(いわや)がそのまま御神体。その迫力たるや…。

クマノにドッキドキ!
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2009年02月17日

りんごちゃん、す、すごいです

3月下旬発売のファミリー・ウォーカー関西版がお取り寄せ安心安全スイーツ特集。今日、校正が送られてきて、びっくり仰天!

「子どもと食べたいナチュラル・スイーツお取り寄せ」のトップを飾り、なおかつ1ページを独占!
お母さんと子どものモニターの1位にランクインしたんですって!
ううっ。。。うれしい。。。

おまけに「風土倶楽部のりんご」ってあちこちに書いてくれて。。。
泣けます。

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あー、忙しい。
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2009年02月16日

師匠はやはり偉大

結城登美雄師匠はどこかの某大学教授と違って、やはり偉大です。

4年ほど前に関わっていた新潟県十日町市の中里地区に当時「食の文化祭」を提案したところ、今も続いていて、昨年11月に開催された第4回目をまとめた冊子を送ってきてくれました。
こうして続いていることが重要なのだと思います。
内容などについての詳細は風土倶楽部ブログをご覧ください。

師匠とずいぶんあちこちをご一緒したけれど、毎回、人の心のつかみ方のあざやかさに感心してしまいました。
それはもう芸術の域に達しているほどで、
だから芸術選奨を受賞された、という見方も(笑)

結局、私が師匠に一番心をしっかり捉えられてしまった。

「待っている人がいればこそ、よいものづくりができる」
「江戸には江戸の役割がある」

乗せられちゃったなあ・・・。
待っている人を一人でも多くしたいから、風土倶楽部をやっているわけで。。。

うちのお客様たちは、本当にみなさん、待っていてくださいます。
りんごがなくなっても、シリアルの発売が遅れても。

でも、つくづく師匠についていってよかったなあ。
出会ったのが結城師匠でよかったなあ。
と、先日のいやーな気分を思い出すたびに思う今日このごろなんであります。

このところ師匠にはちょっとご無沙汰しているけれど、師匠!ちゃんと乗せられつづけておりますので。
どなたか会う機会がある方、そのようにお伝えください。

誰と出会うかって、ほんと、大事ですよね。

2009年02月14日

シリアルのリニューアル完了間近

朝9時半に東京駅で佐々木さんと最終調整のためのミーティング。
佐々木さんの長野出張の帰りに落ち合うことができてラッキー!

簡単にリニューアルできると思いきや、ラベルやら、袋やら、成分分析やら、結局、一からやり直すこととになってしまいました。
でも、すごーーーくおいしくなりました!
お値段も100g630円が、200g800円ぐらいで上がりそう。
最後の価格設定の詰めを今、やっているところです。

数名のお客様から注文が入っていて、「すみません!2月下旬になりそうなんです」と連絡したら、みなさん、快く「待ちます!」とおっしゃってくださって感謝、感謝です。

佐々木善子さんは、全国生活研究グループ連絡協議会の会長さんで、今、郷土料理のレシピ集全国版を作成中。佐々木さんの詳細は、近々、風土倶楽部のブログにアップします。とても頼りになる着物姿がステキな先輩お姉さまでございます。“大阪のおばちゃん”魂ではなく、“岩手のおふくろ”魂満載です。

そして、商品開発のユニークさもすごいです。2006年のニッポン食育フェアで担当していた「大人のための食育ワークショップ」の「雑穀」にゲストとして出演していただいたのだけれど、そのときは挨拶程度でした。その後、2年前に一ノ関の直売所で私の目に飛び込んできた商品が「妻味大根(つまみっこ)」!切干大根を料理して、乾燥させたおつまみというなんともユニークな商品でした。

こ、これは!と思い、一緒にいた県庁の方に「この商品をつくっている人を紹介してください!」といったら、「あ、佐々木さんね。いいですよ」と。まあ、そのぐらい地域では有名なお方だったわけです。そして偶然にも会ったことがあったわけで、その後は話が早いいつものパターンに。そして、このたびはシリアルを一緒にあーだ、こーだと考えながら、リニューアルしました。

妻味大根は、うちのあるお得意先にご紹介したところ、とても気に入っていただいてお取引中。

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ね、おいしそうでしょ?
ヘビーユーザーのやまくまさんに気に入ってもらえますように。

さて、佐々木さんの写真、お楽しみに〜。

2009年02月13日

青森産りんごをようやく新発売

今日も朝からドタバタドタバタ。
今、一息ついて気分転換中。

青森産のりんごをようやく新発売しました。
詳細は風土倶楽部のブログでどうぞ。

思い起こせば4年ほど前、鰺ヶ沢町を捉えなおす調査事業をLJ21で受託し、2年間、青森に通っていたころ、青森のみなさんと出会いました。一緒に汗を流したり、遊んだりしたことで気心がよくわかって、今、こうして一緒に手を携えて歩みはじめることができました。お互いを知るということは重要なことですねぇ。

青森のお仲間たちは12月から取り組んでいて、品質を均一にするために乾燥技術を調整しながら製造中。毎日、電話で何度もやりとりしています。
昨秋の雹のおかげで中途半端に傷ついたりんごは大量に余っているし、いくら保管技術が進んだといってもおいしいうちに加工しなければならないし、春になれば、農家はみんな忙しくなるしで時間との闘いです。
雪深い地で農業をめざす若い人たちの冬場の仕事としてなんとか室根スタイルを横展開して確立したいものです。

都心のお得意様から、3月下旬に大阪梅田に新規店をオープンするので、そちらにも出して欲しいとのお申し出がありました。う、うれしい。。。京都、奈良に続いて、ついに大阪進出です。
量の確保と品質向上、これが目下の私の最大の悩みであり、課題です。

シリアルのリニューアルもいよいよ間近に。こちらは内容はできているのに袋のサイズが決まらない!すごくおいしく出来ているのに。こちらを一緒に取り組んでいる一関市の佐々木善子さんとも、4年間にわたる面白い出会いの物語があります。雑穀と干し大根がつなぐ間柄という。
シリアルはお客さまからも、お得意様からも、「まだ?」とのお問い合わせをもらっていて、あたふたあたふた。

そのうえ、2月いっぱいで三鷹モールを離脱するので、独自のネットショップ開設の準備も危ない綱渡り。
そして、稼ぎの方も、年度末峠で右往左往中。

毎日、スリリングで歳を取るのを忘れまする。と、本人は忘れても、時は忘れてくれないところが、ねぇ。


ラベル:りんご

2009年02月12日

東京朝市メジャーデビュー?

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昨日は、東京朝市・アースデイマーケットの実行委員会でした。
毎回、3時間におよぶ大ミーティング。
毎回、いろいろ発見や出会いもあります。

農水省のフードアクションの事業に協賛してもっている関係で、こんなところに取り上げられ、ついに電車の中吊り広告に上野樹里ちゃんと一緒に出ることになりました。

みんなで「これは目立つ!」
でも、風土倶楽部は次回は出店せず。
東京ウォーカーからも、うちが出店するなら告知したいと言われつつ・・・ううっ!もったいない。

だって年度末なんだもん!!!!!!

今日も朝からコマネズミ状態。
でも、これを書いているってことはまだ余裕でしょ?というカゲの声あり。

2月21日の朝市にはこんなお店も出店します。
土と苗と種のお店です。
3月は事情があって出店しないとのことで私は出会えなくて残念!
Muraさん、いかがでしょう。こんなお店。

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ラベル:東京朝市

2009年02月11日

緊急ではないけれど、重要なことが一番重要、なのだ

昨日はETICの広石拓司さんが運営するempublicのオフィスで中身のむちゃくちゃ濃い話合いをしました。

先日、環境省の会合で2年ぶりぐらいに再会して、話しておられる内容にビビビッときて、早速、お会いしたら、知りたかったこと、確認したかったこと、すべてが明らかになりました。

世の中ツーといえば、カーとわかりあえる人がいるんだなあとうれしかったです。ものすごいシャープさです。

起業には緊急で重要なことと、緊急で重要でないことと、緊急じゃないけれど重要なことがあって、前の二つはやらなければならないのは当然で、そこにかなり時間を取られる。でも、一番基盤となるのは最後の「緊急じゃないけれど、重要なこと」
これが後回しになっていく、とのこと。

おおっ!まさに!
そこをきちんと詰めていくことが必要なのはいうまでもないわけです。

コミュニティとはルールを共有するということ。わかりやすくいえば、サッカー好きというのは、サッカーのルールを共有する人たちなのだと。手を使えば簡単なところをわざと手を使わない。
ルールを決めて、それを面白い、楽しい、よいと思う人たちで成り立つコミュニティをめざす。そして、今までは“儲かることが一番のルール”だったと。

実は昨日は青森産りんごの生産を担当してくれている白神アグリサービスの木村才樹さんたちが上京していて、こちらでも濃い内容の話をしました。
りんごちゃんを「商品」というモノから、もっと面白い役割を持たせようということです。もちろん市嶋さんも大賛成。まさにその内容がルールづくりの一つだったわけで、行く方向をコンパスにはっきり明示してもらったような気がします。以前から、まとめあげようとしてた“チーム・アップル”がいよいよ現実味を帯びてきました。

さて、後は形にしていくこと。
これが、緊急で重要なことになりつつあります。

女のマーケティングも、ビジネスパートナーが増えつつあり、関東平野における高尾山ぐらいの山場にさしかかっちょります〜。
デキるオトコの方たちってステキ!!!

2009年02月09日

ネットの中で励ましあい

肩がコリコリ。
ひたすらパソコンと仲良ししているから、仕方ないっか。

青森版りんごが出来上がってきていて、お得意先にアナウンスをしなければならないのだけれど、ホームページの告知もできておらず、ブログにアップする内容も詳細を現地と詰めきれていなくて、なかなか「出来ました!」と言えない。

おまけにパッケージが当初、上手にできず、オイオイ…という状態。ようやく今日、改善された模様。
出来の悪いのを空けたら、やめられなくなってしまって一袋完食。
りんごちゃん、おいしいです。60代以上には受けが悪いけれど。
高齢化社会には、イマイチ弱い商品かも(笑)

当面、やらなければならないことをメモにして持ち歩き、やったときに線を引く瞬間の快感!でも、次から次へと押し寄せてくる。はあ。でも、やることがあるということは幸せなことなのだ。

ところで最近、ブログってすごいなあと思うことしきり。
「過疎地で事を起すのは難しい」と書いたら、すぐ近くの萩市で活動中の若手グループから早速、トラックバックが来ていて、感想まで書いてあったのでコメントを入れてみた。

風土倶楽部のブログには今朝、「菜種油の普及にがんばりましょう!」と見知らぬ人からエールが来ていたので、ホームページを訪問してみると、熊本県八代の菜の花グループのリーダーで、い草の織り職人さんだった。その人のブログにはい草情報が満載。面白いです。

今夜は「LJ21&風土倶楽部のドタバタ日記」というかつてのこのブログタイトルそのままに検索されているので、逆アクセスしてみたら、なんと六ヶ所村の苫米地ヤス子さんのホームページに「私のことを書いてくれているブログ」としてリンクされているのを発見!ヤス子さんとこんなふうにつながれるなんて!

ブログがなかったら、まったく存在を知らない同士で終わるのに、知り合えるってすごいことデス。そしてエールを送りあえることも。

九州産直クラブの方とも、ここで知り合って(まだ会っていない!でも会った気になっている)、走る豚を10月にみんなで食べることができたし、久々に訪問したよ、いつも見ているよとメールをくれる友人もいるし、母はこれで私の日常を見ることができるし。

mixiでは、マイミクシィに入ってくれている友達の友達は会ったことがない人もいて、でも、なかなか面白い情報を得られるし、お仲間たちの日々の様子がよくわかるし。
mixiは、マイミクをたくさんにしない方が余裕をもって、仲間を見守れていいように私は思います。

ネット社会は面白いですね〜。
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2009年02月06日

畑で収獲と春の準備

三鷹の二坪畑はどうなってんの?と思っている方、って、そんな人、いないか。けっこうすごいことになっています。

とにかくブロッコリーがなーんにもしないのに元気で元気で。

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青虫は何匹も手でつまんで「このヤロー」と足でつぶしました。虫の苦手な私がそんなことができるようになりました(笑)

「ブロッコリー 食べたい…」とつぶやいた通りかかかりの男の子に2番目に育ったものをあげました。野菜好きになってくれるといいな。

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ルッコラはようやく花をつけてきたので抜いて、土に藁灰やら腐葉土などを入れて一ヶ月ほど寝かせてからジャガイモを入れることにしました。
三鷹農クラブのともちゃんと、ともちゃんのパパ(瑞穂町でバラ園を拡大中)が急遽、手入れに来てくれることになり、1時間ほどで春の準備をしました。私はほとんど見ているだけ。

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夕方、5時ごろ、「陽が長くなったね〜」などと言いながらの畑仕事。家から3分で、最高の気分転換です。
もちろん、ブロッコリーとレタスたっぷりの夕食をいただきました。
ブロッコリーの葉は茹でるとなかなかいけますね。

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2009年02月04日

起業家の4つの神話

昨日は環境省の平成20年度持続可能なイノバティブ・コミュニティ形成手法調査事業の第1回ワーキンググループにオブザーバーとして参加してきました。
うっ!タイトルだけですでに横文字多し!

委員によるプレゼンテーションもすごかったです。
ソーシャルな消費者への働きかけ、とか、
ソーシャルビジネス・CRS支援インキュベーションとか、
エコ・アントレプレナーと大企業とのパートナーシップ・プラットフォームとか、スペシャリスト・インフラストラクチャーとか、
フューチャービルダーズとチェンジアップ政策とか、ハンズオンがどうたらとか、英語が苦手な私にとっては、ひえー、頭がついていかない!

と焦っていたら、ETICの広石さんのプレゼンテーションでようやく息をつきました。
1993年から大学生の起業家勉強会として活動がスタートし、今に至っているETICは、具体の積み重ねできたから、さすがによくわかっておられる。課題点はすべてうなづいてしまいました。

たとえば「起業家の4つの神話」

その1 起業家は自分のやりたいことをわかっている
―大きな方向性はあるが、今、何をやりたいか、何をすべきなのかは明確な場合は、ほとんどない。

そうでした!!!
何をやるかで延々と打ち合わせ、ヒアリング、セミナー開催などをしたあげくは論争(言い合い)を繰り返していましたね。
で、結論は「とにかくやってみよう」で始めたのが食話会と食育フェアでしたから。それでも相棒に「これをやったら、どうなるのか」といわれ、私は「そんなのわかんないわよ」と言ってましたっけ。

その2 起業家は自分の力で成長する
―起業家は「できないこと」の方が圧倒的に多い。周囲のサポート、スタッフを巻き込める者が成長する。

まったくそうです!!!
私はサポーターズのみなさんがいなかったら、何もできないですもん!
まだまだ巻き込み方が足りないかも(笑)

その3 優秀なビジネスプランが成功する
―初期段階、ビジネス・プランはころころ変わる。むしろ顧客・環境と向き合い変化する方が良い。

まさにそうでした!!!
今もだけど。柔軟性が必要と思い、株式会社化を選んだくらいなんで。

その4 起業家には初期資金の提供が最も有効
―資金提供も重要だが、それ以上に継続的に資金と顧客を獲得できる「つながり」づくりが重要

そうそう!!!
LJ21で培った「つながり」、その前に地元学やら、食の活動で知り合っていた「つながり」、そして、りんごちゃんや東京朝市で得た新しい「つながり」、そんなものがどんどん連鎖していくことが重要なんですね!

会議に参加していた人にやたらと知り合いが多くて、久しぶりに会った方も。LJ21の活動で知り合った方たちには今、こんな会社になったんですよと説明。つくづくきちんと情報を整理して発信し、理解してもらうことがすでにあるつながりを活かし、新しいつながりを得るのだと実感。

広石さんはLJ21の立ち上げのときから、相談したりしていたので、近々、進捗状況を話しにおしかけていくことにしました。(って、時間あるの?)

会議中、会社は社長の器以上に大きくならないという言葉あり。ドッキーン!渋澤さんにも言われたことがあります。
ちっちゃそうだな、私。“大阪のおばちゃん”は大きくなってきているけど。先日の“失敗”で、いや、この“大阪のおばちゃん”魂こそ、大きく育てないといけないのではないか、などと真剣に考える今日このごろです。

2009年02月03日

こーらの葉と浮上お玉

丁寧に編んだ小さなわらじと、ミニの藁沓などをくださったのは土佐きくえさん。79歳です。
今、誰かに伝えないと…という思いでもってきてくださいました。
近くに住んでいたら、習いたいのになあ。

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「手がきれい」というのはこういう細工のことをいうのでしょう。

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原材料は「こーら」というこの緑の草。抜いたら土の上に寝かせて、上から青草をかけて1ヶ月ほど置き、水で洗って天日で乾燥させると右のようにからからになります。これをかつては蓑にしたり、わらじにしたりしたそうです。
この乾燥した状態にしたら、30年たっても使えるので藁よりも丈夫とか。
かつては「こーら池」なるものもあって、かなり大量に使っていたこともあったようです。
こういうものをなんとか今の生活に活かせないものでしょうかねぇ。
一度習ったり、体験しただけでは忘れてしまう。使わないと伝わらないでしょ。

こんな草を使った生活道具を考えようというワークショップをデザイン系の大学などとコラボしてみたらどうなんでしょう。
益田市にはグラントワという全身石州瓦という美術館があるのだから、民具の展示とこれからの持続可能な民具づくりを企画するとか。
でも、売る側は日用品が30年も使用に耐えたら、困るのよね。。。

広島駅に向かう帰路にあった道の駅でこんなものに遭遇。

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安芸太田町の戸河内刳物(とごうちくりもの)の唯一の後継者である横畠文夫さんという方による浮上お玉です。
鍋に浮かべるとそこから浮き上がることから浮上お玉と言われています。
サクラや朴の木を使っているそうです。
これは何だろう?今度、木工作家の木下さん(スプーンづくりの先生)に聞いてみようっと。
実は先生に次回のスプーンはお玉をやりたいとリクエストしていたのです。

こんなのを紹介したら、スプーンづくりにあこがれる女性たちにまたまた注目されて、私も欲しい!が始まっちゃいそうです。
どう?Yagiさん。納豆汁とかをかき混ぜるのを夢見ちゃうでしょ?
つくりかたの解説を見ると、大きいから多少道具は異なる部分があるけれど、いつものスプーンづくりと大きな違いはないみたい。

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さびれた道の駅の売店にこれが置いてあるコーナーを見つけたとき、私は興奮状態だったんだけれど、一緒にいた男性陣はまったく興味がなくて、中には「高い!」という人も。
スプーンづくりの大変さを知っている私にとって、2500円は当然の価格。むしろ「やったー!」と思ったほど。
時間がなかったのでとりあえず素のままのものを購入しました。
もっとゆっくり見たかったあ。
いつか見学に行きたいです。
購入時にもらったチラシにあった16年前に観光土産品として通産大臣賞を受賞したという記事によると、当時で56歳。ということは現在71歳!
ホームページによると、後継者がおられるとのこと。ほっ。
どうかみなさま、健康と車にくれぐれも気をつけてくださいね。

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2009年02月02日

安心安全なお肉イノシシ

今回の出張はかなり後を引いています。
「男のマーケティング」に押し切られてしまった。
ワクワク感を伝えきれずに終わってしまったのが残念。
どこかで日和ってしまう自分が悔しいし。ああ、自己嫌悪…。

りんごちゃんのお客様から今日は2件も
「美味しくて体に良いオヤツを作ってくださり、ありがとうございます!」
「噛むほどにりんごのやさしい味がしてとってもおいしかったです!」
といったコメントをわざわざいただきました。何よりの励ましです。
人に喜んでもらえることが一番楽しいワクワクすることですねぇ。

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美都町の夜の宴会ではイノシシのスペアリブ、煮込み、焼肉、内臓の煮込みをいただきました。
とってもうまく料理されていて、かなり驚きました。
どれも味付けが絶妙で、臭みもありません。
焼肉は、焼いているところを見せてもらったけれど、ただ、単に塩をつけて焼いているだけ。
いい牛肉を焼いているときみたいな匂いがしていました。

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地元の方によると、血抜きがポイントということで、川でしっかり血抜きをするそうです。
なるほど…まさに山の幸ですね。
近頃は山だけでなく、うちの実家のある阪神間の住宅街をうろうろしていたりするけど。

野生のイノシシほど安心安全なお肉はないわけで、もっとみんなで食べましょうよ。
旬は脂ののった今ごろだそうです。
フランス料理店のジビエでもっと取り上げたらいかがなもんでしょう。
早速、ネットで検索してみると、やはりフランス料理のリエットにしたり、塩コショウでグリルやローストというのが出てきます。

地産地消というとどうしても郷土料理的なものが中心になるけれど、アルケッチャーノのような食べ方もどんどん研究されるといいですね。奥田シェフのいのしし料理をぜひ賞味してみたいですもん。今度、アルケもついに有楽町に出店するけれど、東京の有名店を過疎地に誘致するという逆出店があるといいのになあ。勝手だけれど、そういうハードに補助金を付けるというのなら賛成しちゃいますね(笑)

プロの料理と地元料理が両輪で食を牽引できれば、食べる側、食材をつくる現場もともにより幸せになるのでは?

posted by Luna at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 食と農の未来 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年02月01日

過疎地で事を起こす難しさ

久しぶりに出張で島根県益田市美都町へ。
今回は、国交省地域振興アドバイザーとして今年度3回目で最後の訪問。
つくづく過疎地で事を興す(起こす)ことの難しさを痛感しました。

りっぱな提言書もできたし、部会もある。地元を思う心も人一倍ある。でも、形にならない。一歩が踏み出せない。
ご一緒した二人のベテラン先生方が、丸一日かけて懇切丁寧にワークショップを実施したけれど、結果として新しい一歩は・・・親指が動いたぐらいかな。

一歩踏み出して失敗したらどうしよう。
たくさん引き受けなければならなくなったらどうしよう。
ただでさえ地域の行事で忙しいのにこれ以上は無理
エライ先生に起こられるからやらなくっちゃいけないのかな。
やりたい気持ちはいっぱいあるけれど、歳だし、体が言うことをきかない。
とりあえず困っていないから、これ以上、地域のことに首を突っ込みたくない。
何をやっても、そんなに状況は変わらないだろう。
なにからやったらいいかわからない。

いろいろなつぶやきが聞こえてきそうでした。
たぶん全国の過疎地で同じ状況でしょう。
限られたいつも同じ人たちで顔を突き合わせて協議していれば、どんどん発想は小さく狭くなっていくのが当たり前。
ワクワク感をどう醸すかが、私の役目なんだろうなあと思いつつ、力およびませんでした。

私ならどうするかなあ。。。
まずは情報発信の場をつくるかな。
ブログを立ち上げて、このあたりでは結いのことを「いい」というそうなので、「いいネットふたかわ(←地域の名称)」とでも名づけて、食、ものづくり、季節だより、石見神楽、といったカテゴリーでがんがん情報を出していきつつ、それらを味わえるイベントを単発で仕掛けていくかな。こういうことをわー、面白そう!と思う人だけで。それで取材しながら、どんどん参加する人を巻き込んでいく。
すばらしい石見神楽を見せてくれた子どもたちにぜひ、神楽のどんなところにワクワクするのかを発信して欲しいし。
そして、関係者、出身者、知っている人に了承を得て、メーリングリストに参加してもらい、メールでも発信していく。

あれっ、今、やっていることと同じじゃない。
そーです。お気づきになった方、さすがです(笑)
私はそうやって自分がまずワクワクして、一緒に面白いと感じてくれる人たちと出会うことが一番ワクワクすることなので。

二川の人たちが一番ワクワクすることが何なのか、最後までよくわかりませんでした。
報告会の終わりにはエライ先生の本を買って読みたいとか、講義を聴きたいという人がいて、勉強が好きな人たちなんだあ・・・。
そもそもこんなにたくさんの人が集まって、一つのことをやりましょう!と決めることって可能なのかしらん。
こういうワークショップをやったら、何が出てくるのかなと一番ワクワクしてみていたのは私かも〜。
過疎地に今、一番必要なのは、アドバイスする人ではなくて、一緒に汗をかく人なのでは?という気がします。

そういう人をどうやって見つけるの?といわれそうだけれど、そのためにあらゆることをしてみるしかないと思います。同じワクワクを共有できる人たちをその人たちのやり方で見つける。価値観とか、面白いと感じることは人それぞれに違うから。

最近、思うのは「時間」の残酷さ。
時は確実に刻まれているけれど、毎日はとりあえず過ぎていく。でも、2009年ももう1ヶ月過ぎてしまいました。
確実にやってくる少子化、高齢化の誰も経験したことがない社会はすぐそこにある危機です。
金融危機もある日、気がついたら始まっていて、未曾有の不況が押し寄せてきているでしょ。

石見神楽を一生懸命舞ってくれた子どもたちに、日本文化の底流をなす農村文化が輝くすばらしい一瞬を見せてもらい、胸が熱くなりました。このような輝きこそが豊かさの証拠です。こうしたものが私たち日本人にとって最後の残照とならないようになんとかしたいものです。

ところでおかげさまで今回も、ははーん、ほう!なるほど・・・といろいろ面白いものを発見しましたよん!
posted by Luna at 21:30| Comment(4) | TrackBack(1) | 島根 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする