Part1では、7割の席が埋まっていることに感動したけれど、今回はなんと行列ができていて感激(涙)。かつてトニーさんの主演映画で行列ができるということがあっただろうか!!!
「2046」のときなんて、吉祥寺の一番うらぶれた映画館に入るときに「観客が私一人だったらどーしよう」とドキドキした。で、5人ほどだったので、これじゃいかん!と2回劇場に足を運ぶというささやかなファンのお勤めをした。
映画としては、オイオイ…ジョン・ウー監督さん、「男たちの挽歌」じゃないんだから…とつっこみたくなるシーン満載でした。
あの時代の火薬があんなにパワフルなはずがないだろうなあ。まるで007並みのド派手さです。
疫病のシーンではマスクみたいに布で顔を覆っているけれど、主役たちは患者と接しても大丈夫。どうして?銃の玉が当たらないのと同じですね。
相変わらず人間は描けておりません。
孫権の妹の尚香の存在とエピソードは、どうもしっくりこないし。物語のカギを握るトニーさんの妻役の小喬は存在感ないし。
その中でトニーさんはPart1よりはトニーさんらしさが垣間見られて、ファンとしては納得。でも、剣の舞なら「HERO」の方がうっとりしました。
金城クンが一人勝ち。演技よし、立ち姿よし、声よしで今後が楽しみ。
それにしても孔明というのは戦場には出ず、いつも鳥の羽の扇をひらひらさせているだけ。
ザンバラ髪になった曹操が志村喬に見えちゃいました。
信じることがテーマだけれど、そこがイマイチ詰めが甘い。
水軍を率いる二人の将軍の筆跡が同じだったのはなぜ?
ご存知の方、ぜひ、教えてください。
唯一、岩代太郎氏による音楽がすばらしい。このテーマミュージックでかなり点数を稼いでいると思います。
とにかく観たのですっきりしました。