2009年06月20日

気になるメディアの取り上げ方

2日間筋肉痛に悩まされていました。
電車で1時間ぐらいの距離なら、もっと通うのだけれど。。。
ここで汗を流したら、数ヶ月後においしいものが得られる、という単純な欲がないと汗が流せない!というゲンキンなワタシです。

aera.jpg片品村の桐山さんがアエラについに登場。ってことで記事を見ましましたが…。

なんじゃこれ?でしたね。
「元コギャル」が4回(だっけ?)も出てきて、そこを強調してどーする!でもオジサン雑誌(アエラの位置づけがよくわからない)だと、そこんとこから始めるしか仕方がないのかしらん。

彼女たちが自然農に挑戦していることは一言も出てこない。
そこに触れない限り、農とどう向き合っているのか、暮らしをどう組み立てているのかがわかんないはずなんだけれど。

ジャーナリスティックな勘で、農や食がキーワードだなというところまではたどり着くけれど、この国の農も食もそんなに単純に紐解けない状況に陥っているから、結局、表層(元コギャル、ね)をなでることしかできないのかも。

農とは、人が食べるための基本的な営みなのに、誰もシンプルに語れなくなったところが一番重要な問題。
桐山さんたちは、それをシンプルに実践している。そこに人が、特に若い人たちが惹かれるのだと思う。
まったくワクワク感のない記事でした。取材対象はワクワクの塊みたいなものなのに。もったいないことこのうえなし!

2009_0618abura0001.jpg彼女たちが大ファンになってくれた菜種油「まごどさ」(風土倶楽部で販売中)が、「ふでばこ」という雑誌のあぶら特集で巻頭を飾っています。
難しい「あぶら」を特集してしまうという果敢な挑戦をまずは賞賛したいです。

巻頭に老舗の製油メーカーではなく、新参の地あぶら工房を持ってきたことに最初驚いたけれど、文章を読んでみたら、人と油の位置づけを明確にしたかったことが伺えます。

自分たちで使う油を自分たちの栽培した菜種でつくろう、というシンプルなことを、自分たちのお金と工夫ではじめた地あぶら工房の人たち。
私も、実はおいしさに加えて、そのストーリーが好きでまごどさを扱っています。
当たり前のことを当たり前にやり始めた人たちのことに焦点を当て、大きく取り上げた「ふでばこ」にとても共感を覚えました。

2009_0620abura0004.jpg

二つの記事は、メディアの伝え方次第で取材対象が生きるかどうか、の好例のように思えました。


posted by 風土倶楽部 at 10:40| Comment(4) | TrackBack(0) | 食と農の未来 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする