2009年09月30日

杉の葉とお線香

あー、チーズが食べたい。食べたい。食べたい〜!
でも、我慢。寝たきりにはなれない身の上。これだけは責任持たないと。

「森の新聞社」の森千鶴子さんから、久しぶりに連絡があり、いいものがあるので…とのこと。
届いたのが「馬場水車場のお香」。

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福岡県八女市でつくられているもの。
製造は馬場水車場、企画は、馬場水車場を応援する会。
詳細は風土倶楽部のブログへどうぞ。

杉の葉でお線香が作られているとは知らなかった。
杉の葉を乾燥させて水車で挽いているなんてことも知らなかった。
粘結剤もタブノキの葉から採るなんてことも、もちろん知らなかった。

深いなあ。お線香。
こんなお線香をあげたら、ご先祖さまときちんと交信できるような気がする。ということが大切なんだと思う。

お線香が一般に使われだしたのは江戸時代らしい。
ということは、光の君さまの時代には貴族だけのものだったのか。
お線香はあげなかったのか。
源氏物語の世界にどっぷり浸っていたので、つい、あのころに思いを馳せてしまいます。

あの時代、ほとんど夜起きていて、朝、遅くまで、というか昼間は寝ているみたいなのだ。まるでドラキュラみたいな平安貴族たち。
貴族はほとんどやることがないみたいで(行事だらけ)、御簾からちょこっと見えただけの髪とか、衣の端とかでがんがん恋こがれてしまう。
それでもって、人間関係がどんどん複雑になって、袖や枕を「しとどに濡らして」泣きまくる。みんなかなりドM。男が勝手きわまりないし。
なんだけど、これが嵌る。源氏物語、恐るべし。

「レオナルド・ダ・ヴィンチの食卓」(岩波書店刊)をナナメ読み。解剖しながら、食材のメモとかしている。あまり食べることに興味がなかった人みたいで、だからこそできたのかも。
彼が所蔵していた当時の食と健康に関わる本『サレルノ学派の養生訓』の中に「昼寝をしてはいけない。頭痛がするから」というのがあって、光の君さまにお伝えしたいと思った。

友人Mさんは、光の君のイメージは海老さまなんだとか。
なんか、わかる気がする。。。
清らかなお線香の話から、うっとり海老さまになぜか至ってしまった。


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2009年09月28日

マヨネーズよ、チーズよ、しばし、さらば

健康診断でしっかりひっかかってしまった。
悪玉コレステロールってやつです。

普段はほぼ野菜中心の食事をしているけれど、この二ヶ月あまり、つい手に入れたチーズがおいしくて、おいしくて、油断してほぼ毎日食べていた。これが大きな要因の一つか。
マヨネーズの取材に行って、マヨネーズをもらって、久しぶりに使ってみたら(ふだんは1本買ったら1年ぐらいある)、これが美味。「松田さんのマヨは、やはりおいしいなあ」と、かなりどばっと使ってた・・・。
からだにヤバイものって、どうしておいしのかなあ。

2009_0928senko0019.jpg心筋梗塞など引き起こした日には最悪なので、早速、コレステロールフリーな食材を買い込んできました。ずいぶんあるのでびっくり。マクロビの人が増えているしね〜。

ということで脈絡ないですが、「マヨネーズ」を取り上げた「住む」秋号が出ました。

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みなさま、くれぐれもマヨネーズの誘惑に溺れないでください。
松田マヨネーズは悪魔のマヨネーズです。
どうせ溺れるなら、光の君さま黒ハート、ですけれど、ね。

今回も、特集が私のど真ん中。マヨネーズ以上にうっとりしてしまいました。

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はあ、ため息。





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2009年09月24日

東京朝市、大盛況

昨日の東京朝市は、曇りときどき晴れ。
マルシェ・ジャポンの影響があるかと思いきや、ぜんぜんありませんでした。いつものように12時半ぐらいまでにどっとお客さんがやってきて、大賑わいでした。

古今東西、1億円もかけた朝市なんて、聞いたことがない、見たことがない。一度見に行ってみよう、そのうち、前を通りかかったら。

アカマツさんは、こういう事業をどう思うのかしらん。

そうそう、うちにも出ませんかとお誘いがあって、出店に関する簡単な質問をしたら、返事がなくて、1ヶ月してから、また、「出ませんか?」のメールが来ました。

パリッとしいたけは、残念ながら新しいパッケージでお目見えできなかったけれど、27個完売。かなり受けています。そりゃあ、どこにもないスナックですから。。。見てびっくり、食べてびっくりです。
なぜかスープにしたいとか、ご飯に散らしたいとかみなさん、いろいろお考えくださる。でも、せっかくパリッとさせているんですから、パリパリッと食べてください!(笑)

バジルソースも試食したら、「ん!」って感じでみなさん驚きます。もちろんおいしさに。
以前、後学のためにとさる大手食品メーカーのバジルソースを買って、ふたを開けたとたん、その色にギョッとなって、舌に乗せた瞬間におえっとなりましたっけ。

黄金さんまは、「果たして朝市で缶詰めが売れるのか?」と10缶だけ持参。ところが、相変わらず目が釘付けでじっと見つめる方多し。「あら、おいしそう」とすいすい売れちゃいました。
ネットショップでは、1ロット24個をオーダーする方がちらほら。
さんまが旬の今、缶詰も旬みたい。




ラベル:東京朝市
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2009年09月20日

ごっちゃんはイケメン、らしい

ごっちゃん、こと後藤雅浩さんが2冊目の本を上梓されました。
「農と都市近郊の田園暮らし 一反農のススメ」毎日新聞刊です。

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私の周辺では、後藤氏は「バジルソースのごとうさん」として認識されています。おいしいですからね。

そんなときにできたばかりの本がごっちゃんから届けられ、「ごっちゃんがね、本をね、出したんよ」と見せていたら、

「あら、イケメンだったのね!」と数人のうら若くない女性たちが驚きの声を上げた。

「そ、そう? そうかな? ん? そうなんだあ」
となぜかたじろぐ私。

みなさん、もっとオジサンで、もっとごつい感じの人で、もっと農っぽい人(ってどんな人じゃ?)だと思っていたそうで。
なにはともあれ、うら若くない女性たちがバジルソースのファンにより一層なってくれたみたいでうれしいです。

ごっちゃんといえば、山羊のムー君。
まあ、よくぞ、自分のキャラをそのまま体現してくれるぴったりのキャラを見つけたものだとイラスト化されたムー君にいつも感心してしまう。

閑話休題

本は、ごっちゃんがこの十数年やってきた具体がしっかり書き込まれているので、とても参考になります。まさに私が今、やりたいことなので、ふむふむ・・・です。

自給農、商農、農業が分けて書かれているあたり、ごっちゃんの頭の中はさすがによく整理されています。
商農のために必要な畑の広さや、加工品づくりのための工房の間取り図などがあり、今までなかった参考書ともいえます。

大好評で、風土倶楽部のオリジナル商品としてりんごと両輪でやっていけるかと期待していたCerealが頓挫。これがかなりショックで、気分低迷に拍車をかけている。

理由は「工房」。製造を依頼していたところの商品づくりへのスタンスがイマイチ信頼できず、トラブル続き。無理をして製造し続ければ、何か大きな災禍を被りそうで断念しました。

そんなときに「工房」づくりのススメの本。なんだか示唆に富んでいるような、いないような。

私は農というのは一人ひとりに異なるスタイルがあるものだと考えています。誰かの真似をした時点で、化学肥料をたくさん入れて土が固くなったところに根を生やすようなもの。
誰かのやり方をそのまま踏襲できるものではない。でも部分的にはたくさん参考にして、どんどん取り入れて自分流に変えていく。それが農、すなわち土と関わる面白さではないでしょうか。
この本は、そういう意味ですごく参考になると思います。ごっちゃんがイケメンかどうかも合わせて、ぜひ、本屋さんで手にとってみてください。

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2009年09月18日

罪つくりなことで…

友人が「私、健康のために油には気を使っているの?」と胸を張っていうので

「あら、何を使っているの?」と聞いたら、

「エコナ!」とのこと。

罪つくりなことです。
私は一度も使ったことがないです。
化学薬品会社の食用油なんて気持ち悪くて。

精製植物油から発ガン性物質の疑いが強いグリシドール脂肪酸エステルが検出され、花王はエコナおよびエコナを使用した製品すべてを自主回収することに。「精製」というのがポイントですね。字面はキレイにするような印象だけれど、本当のところはどんな原材料をどんなふうに化学処理しているのでしょうねぇ。

ニュースも、ワイドショーも、まったく無視を決め込んでいます。
花王を追求するのではなく、情報として社会に浸透させることが重要だと思うけれど。のりピーの話題は誰が見たいのかなあ。もううんざり。

一昨日の夜はあこがれの「麺や 七彩」でフルコースをいただきました。ラーメン屋さんでフルコースです。イケメンの料理人さんたちが6名もかしづいてくださって、次々においしいものが美酒とともに出てきて、めくるめくひとときを過ごしました。

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食べる気満々で行ったのでデジカメを持っていくのを忘れてしまい、携帯で撮るはめに。
クリームチーズにこのわたが乗せてあったり、ふぐの卵巣、活きたこのマリネ、卵をたくさん抱いたエビとか、くらくらするものばかり。

中でも朝じめの東京しゃも、名古屋コーチン、比内鶏の刺身と炙りの両方での食べ比べは楽しかったです。

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そしてメーンイベントは、この3種の鶏のガラから取ったスープに桜エビ(富山の白エビでした)の素揚げと白髪ネギを乗せたラーメン。

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脳天に響く味わいでした。
画像を見ているだけで、味覚のえくすたし〜!はあ。

無化学調味料(無化調)ラーメンの震源地「七彩」には、料理と食べることが大好きな料理人がいる。半端なことはしたくない。旨いものをどこまでも追い求める。

この後は定番の醤油と塩のラーメンをいただきました。

ああ、こんなラーメンを知ってしまったら、これからラーメンを食べたくなったら、どーしたらいいの!!!
これも罪つくりな話ですのじゃ!!!!!
でも、こういう罪がいっぱい増えたら、変な油と付き合う気にならないと思うけど。

めるくめくグルメな夜は、青木絵麻さんのおかげです。
エマさんの食べっぷり、飲みっぷりはすごい。
すべて仕事に反映させているところもすごいです。
黄金さんま缶もおいしくアレンジしてくれました。
詳細は風土倶楽部のブログへどうぞ。

posted by 風土倶楽部 at 16:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 食と農の未来 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月12日

時を経ても同じ

某師匠から、お電話を頂戴してしまいました。
ありがとうございます。
一つずつ課題をクリアせよ、さすれば、自ずと道は拓かれる!とのありがたいお言葉。
涙、でございます。

スモールであろうと、だからこそ、もっと経費にシビアになれ!
ごもっともです。

橋本治氏の新刊「巡礼」を読了。
戦後の激変する暮らしの中で、普通にまじめに地道に営んできた庶民の魂の彷徨を描いた心にに沁みる小説でした。
相変わらず、小説の中の真実にたじろいでいます。

瀬戸内寂聴さまの「女人源氏物語」に深くはまっています。
源氏物語がこんなにも面白いものだったとは。
日本の宝です。物語も、寂聴さまも。
いのち終わるまでには必ず読破と思っていましたが、おかげでいろいろな人の現代語訳を読みたくなって、読破の道は遠そう。

1000年前も、今も、人の心は変わらない。
時代の激流をはぎとってしまえば、喜びも、悲しみも、苦しみも、いつの時代も同じ。



posted by 風土倶楽部 at 18:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年09月10日

ひまわりが教えてくれること

気分低迷気味の私を元気づけてくれようとみっちゃんたちや笠松さんから励ましの電話やメール。

くたっとしていても始まらないので、片品に帰るみっちゃんに便乗。
いつもの仲間でチーズフォンデューを囲みながら、話してみれば・・・。
いつもながら、感じていることやベクトルが同じ方向を向いていて、なんとも不思議。

この気分低迷は私だけではなかった(苦笑)

このもやもやは何なのか。

現実的な壁が見えてきたからかも。
理想だけでは、熱い思いだけでは動かないことがある。
その壁を越えるためには、ゲンナマという一番持っていないものが必要な時期だから、なのか。
スロー&スモールの限界と、その壁を乗り越えた先にある普遍的なるもの。見えているのに届かないもどかしさ。

具体を知れば、見れば、明快になることと、その壁の厚さにたじろぐ部分と。実践者の誰もがある段階で抱く焦燥、不安、迷い、なのかも。

「そろそろ腹をくくる時期ではないですか・・・」

お酒も飲まず、互いにうーん・・・と唸りあった夜だった。
次の日も朝に、昼にと濃い話が続いた。

こんなことって、実際にやっているからぶち当たる壁なのでしょうねぇ。

イジイジしている間にひまわりの最盛期は終わってしまった。
収獲できる部分は収獲して、来期に備える。
季節のめぐりにきっちり合わせる植物たちの営みに教えられることは多い。
地力がないと、小さい情けない花しか咲かない。
植物は正直。

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最盛期のひまわり。

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ついソフィア・ローレンとマルチェロ・マストロヤンニをイメージする。年代だわねぇ。

地力が欲しい!



posted by 風土倶楽部 at 23:33| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする