2010年03月30日

イチゴとミツバチと生物多様性

今号の「住む」も「ハチミツ」がテーマで、みつばち百花について書きました。

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先週の土曜日には、フィールドである国分寺で今年の巣箱のメンテナンスと設置を行いました。その様子はこちらへ。今年はご入居いただけるかしら。
花を飛び回っているミツバチを見ていると、つくづくこんな風景のそばで暮らしたいものだと思います。

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みつばち百花のブログでは、イチゴ農家による持続可能なミツバチ活用についてのレポートと、中村先生によるノウハウの開示が展開されています。どれだけミツバチが過酷な労働をさせられているか。晩秋から導入されたミツバチの群は、たくさんのイチゴを受粉させたあげく、その多くが春を待たずにハウスの中で死滅してしまう。でも、改善しようという気になれば十分できる。それが人間の知恵だし、受粉をしてもらわなければならない人間の彼女たちへの礼儀だと思う。
持続可能性、これこそ生物多様性の根幹ですね。
タグ:みつばち
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2010年03月23日

WEGDEに「現代人を幸せにするミツバチへの恩返し」が掲載されました

DSCF0122.jpgWEGDE4月号の連載ページ「日本をつなぐ」に「現代人を幸せにするミツバチへの恩返し」という見出しで大きく取り上げてもらいました。




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記事中に引用されている国文学者の中西進氏によれば、「さいわい」とは花が咲き広がり、咲き続けることから来ている言葉だそうです。
その幸いを増やそうというわけなんだけど、これがなかなか大変そう。

昨日は、イチゴ農家でミツバチのために花を植えている方たちに会うために、みつばち百花のメンバーと福島県矢祭町まで行ってみました。

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イチゴはミツバチがいなければ、あの形になりません。なのに蜜は出さない、花粉も少ないという花。でも、人間は大好き!生産側からいえば高く売れる!ということで栽培時期の約半年間、ミツバチは来る日も来る日もハウスの中でイチゴの花としか出会えない。
人間とミツバチの関係性を象徴するようなイチゴ栽培。
なら、食べるのやめる?と思っても、そういう次元の話にしてしまえば、シーシェパードならぬビーシェパードになってしまう。
人間は罪深い。だから、きっと神様は人間には悩みをたくさん与えてお仕置きしているんだろう。

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くるくる回り中のミツバチ。その必死な様子の営みの、あまりの健気さに涙なくしてはイチゴは食べられないですたらーっ(汗)と言いながら、ばくばくイチゴを食べる私たち。

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採れたてイチゴのおいしさときたら、それはもうっ!
もうスーパーのイチゴは食べられない。。。困った。

レンタルにしても、買ったものでも、使い捨てられていたミツバチたち。彼女たちのささやかな抵抗でハウスで仕事をしているとたまに刺すことも。だから、いい仕事はしているけれど、あまり仲良くしてこなかったイチゴ農家とミツバチ。

そのミツバチたちを元気に増やしながら、使いつづけられたら・・・ということで挑戦中なのが矢祭町の近藤さんたち。もちろんそのほうが経費が安く済むということもあるけれど、すっかりミツバチにはまってしまっているお二人がほほえましかったです。

労働中の餌も、いろいろ考えてあげているので、以前より元気だそうだ。花は、菜の花、ひまわり、コスモスを耕作放棄地に咲かせている。
3年目を迎えるこの春、花の栽培地も少し増やした。巣箱も増えた。
ようやく「やってみたい」という地域内のほかのイチゴ農家から声がかかった。1軒だけだけど。

なにはともあれ、過酷な労働条件で働いているミツバチたちが、少しでも楽になればいいなあ。
採れたてイチゴのおいしさに驚きながら、ミツバチにひたすら感謝、感謝。

女工哀史ならぬ、ミツバチ哀史を少しでも好転したいものです。


タグ:みつばち
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2010年03月18日

「農水省」というのはいったい誰のこと?

飛ぶように月日が過ぎていってコワイくらい。
相変わらずミツバチに関しては、なんだかんだと賑やかです。
一部では、まるでミツバチ狂騒曲みたい。
マイナーが好きな私だけれど、気がついたらミツバチは超メジャーになっていて、マイナーなのは私でしたたらーっ(汗)

生きるためには、ハチミツをどこからでも採ってくるという因果な習性を持つ昆虫だから、人間の都合のよいように解釈されやすいのね。
都合のよいように解釈するといえば、先進国の中で一番低いとされている自給率40%は、国民に「自給率を高めなければ!」と思わせるための農水省が都合のよいように試算した数字だそうで。

「日本は世界5位の農業大国 大嘘だらけの自給率」
浅川芳裕著 講談社+α新書


カロリーベースで自給率を割り出している国は、世界中で日本と韓国だけ。生産額ベースで計算してみたら、66%で、米国、フランス、日本の順で、第3位!一気に農業国なのだ。

では、なぜ、40%が喧伝されるのか。
自給率向上が指示される限り、農水省の予算確保が磐石になるから。
仕事がつくりやすいから。天下り先を確保しやすいから。

なるほど。そういうことも考えられますね。
大手広告代理店とがっぷり組んで派手に宣伝していますから。
マルシェジャポンも、なんで1つのマーケットづくりに1億円もかけるのか、とあきれたのでした。さすがに事業仕分けでばっさりやられてましたが。

ところがその民主党の政策の農家への戸別所得補償制度は、そうして煽った危機感を背景にばら撒きを行う最悪のものだと浅川氏はいう。
民主党と農水省のダブルの陰謀なのだ。
サラリーマンとの兼業の擬似農家が多く、なぜそこに補助金を回すかといえば、票田です。擬似農家が、本当にやる気のある農家の足をひっぱっているという浅川氏の主張は、十分納得できます。

ただ、私も自給率信仰をしていた一人なので頭と気持ちの整理が必要。
農水省と一塊に言ってしまうのもどうかと思うけれど。彼らだって、日本の国民なんだから、農業が衰退しては足元をすくわれるようなもの。じゃあ、誰がそう仕組んでいるのか?組織に入ってしまうと、思考回路が硬直、あるいは洗脳されてしまう?
マスメディアは、なぜ、その部分につっこんでいかないのか。

いずれにしろ、なにかを信じ込んでしまうというのはコワイことです。
ミツバチも、都会で飼える、ハチミツが採れる=都会は彼女たちにとって住みやすい、なんてすぐに結論づけてしまう。それにイマドキのメディアは一切疑問を感じないし。

何事も、何が真実かは、体を動かして収集した情報をもとに、自分の頭でじっくり考えなければなりませんねぇ。





posted by 風土倶楽部 at 23:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 食と農の未来 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月15日

蜜柑の秘密

ラジオ出演は無事クリアできました。
顔が出ないって、気が楽〜。

龍馬伝を観ていて、すごーく気に入ったのがカツラ。
今までの時代劇の男性のカツラは襟足のところがそのままで、現代の髪が出ていて、襟足が摩訶不思議なありえない髪の生え方だったから、どんなに深刻な場面をやっていても違和感ばっちりだった。
龍馬伝は、その点、しっかり襟足があげてあって、◎!
こういう細部のリアリティはとっても重要です。だって、せっかく必至で演技しているんだから。
でも、武市役の南朋が龍馬の引き立て役でちょっと淋しいです。やはりすごくいいけど。

先日、いただいた蜜柑は毎日贅沢な気分で食べています。
ところで種のない蜜柑は花粉がほとんどないんですって!
びっくり!
温州みかんも。
そういえば種がない。
人間が種がないほうが食べやすいということで、そういうふうに品種改良をしてしまった。

はあ、そうなんだあ・・・。

何気なく食べている蜜柑も、生物多様性を邪魔しているわけ。
COP10だとかで右往左往している企業の方やコンサルの人はこーゆーことをわかっているんだろうか。




posted by 風土倶楽部 at 20:08| Comment(0) | TrackBack(0) | カレイなる日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月12日

明日、ラジオでちょこっとだけ話します

明日、13日土曜日の朝8:45頃〜8:58頃に文化放送 1134hzで放送される『高木美保 close to you』の『グリーンワークス』 というコーナーに出演します。

テーマは、みつばち百花の活動です。
ぶっつけ本番なのでドキドキです。
うまく話せる自信がないです。。。

posted by 風土倶楽部 at 09:07| Comment(2) | TrackBack(0) | NPO法人 みつばち百花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月11日

鹿児島からみかんづくしのプレゼント、感謝!

今日は快晴!
でも、私の心は曇りのち雨っぽい感じで、ちょっとクサクサしていたところにピンポン!お届け物です!

届いたのがこれ!

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デコポン、タンカン、サワーポメロ、サマーオレンジ、紅はっさく。
南さつま市笠沙で塩づくりをしているM夫妻からの贈り物。
もう最高にうれしい!!!

早速、デコポンをいただきました。
みずみずしくて、甘くて・・・曇りのち晴れになりました。

と相変わらず食欲に忠実な私です。
同封されていたのが梅干と柚子胡椒。
熊本県菊池市のきらり水源村とのコラボレーション作品。

おお!すばらしい!
柚子胡椒は蓋を開けたら、ふわーっと柚子の香りが立ち上ってきました。

みんな、元気そうでなによりです。
ああ、九州にも行きたいなあ・・・。

松山夫妻はそろそろ第1子誕生かな?
昨日は岩手県葛巻にお嫁に行ったTちゃんからメールが。
30近くなって2人の子供の親になって、過疎地で子育てする不安や期待が赤裸々につづってあって、ちょっとうるっとしてしまいました。

みんな、地方でがんばっているのね。
都会にいると、どうでもいいことに固執して、本当にやりたいことが見えにくくなってしまいがち。

みんな、ありがとう!
posted by 風土倶楽部 at 13:40| Comment(2) | TrackBack(0) | 鹿児島 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月05日

ちゃんと花を植えています

今日は、まるで5月ごろの陽気でした。
いよいよ春だわ〜。

業務用で取引していた先が不調らしく、今期の取引は終わり。
いろいろあって、そうなるだろうなあと思っていたら、そうなりました。
大量につくって売ることをどうしてもしたい人たちがいる。そういうものとは別のところにいたいなあ。

昨日は国分寺で花を植えてきました。
ちゃんとみつばち百花プロジェクトをやっています。
詳細は、みつばち百花のブログを見てください。

最初に植えたのが江戸時代からの伝統野菜「のらぼう」だったのは、なかなかよい選択でした。地主さんからご提供いただいてしまいました。
国分寺の地元のみなさんは、みーんな、ほんわか、のんびり。
土の近くにいると、都会人は素直になれるんでしょうかねぇ。
金銭がらみじゃないし。

なんかふつーなところがいいです。
のらぼうを植えて、ちょっと葉っぱを食べて、花を愛でて、おいしいお酒を飲もう…。

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これは植えたのではなく、自生している野草。名前は…たぶん、野萱草 (のかんぞう)。

posted by 風土倶楽部 at 18:09| Comment(0) | TrackBack(0) | NPO法人 みつばち百花 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年03月03日

ご当地検定の危うさ

以前から地元の阪神間にお取引先がほしいと願っていましたが、ついに理想的なエリアにご縁をいただきました!
なんと住吉!といっても阪神間の人でないとわかんないですが。
とにかくとってもうれしい。

と、相変わらずのんびりやっています。
最近、気が抜けまくっています。これもカレイなる日々ゆえかなあ〜。。。

ヤフーニュースで、「平成17年ごろから始まった“ご当地検定ブーム”が、受検者数低迷に直面している」というのを見ました。
やっぱりね〜。

地元学とか地域学の行き着く先が“ご当地検定”じゃねぇ…と思っていたのだけれど。というのは、地元学はやっても成果がよく図れないので指標がほしいということで、検定に舵を切った助成事業もあったから。

だいたい地元学や地域学のもっとも大きな成果というのは、その地域に対する誇りを呼び戻すということだから、成果を数字で図れるようなものではないのです。当たり前〜!

けれどお金を出す側にしたら、数字がほしい。となると検定を実施したら、1000人が受験したとかわかりやすいでしょ。
得た知識や知恵を使うために地元学とか地域学をやるのに、学ぶことが目的になってどーする、と常々思っていたのですよ。

見えないことにお金を出したり、使ったりするのは、難しいですねぇ。
ミツバチも、ハチミツが採れるとみんな興奮状態になるけれど、ハチミツを採る前に花を植えようとかいっても、インパクトないです。

とはいえ、伊勢丹の花々祭チャリティキャンペーンは、すでに90%が販売されたとか。吉祥寺店は初日完売、新宿店も3万個用意したのが23000個初日で売れちゃったそうです。やはりミツバチバージョンは人気で初日に完売。ハニーバージョンが少し売れ残っているだけだとか。

さて、これから地方が始まります。
お花、咲かせなくっちゃ〜!
花は見えるから、いいと思うんだけど、やはり花より団子、花よりハチミツなのかなあ。人間って欲深いです。


posted by 風土倶楽部 at 23:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする