2010年08月29日

オンナでいるために必要なもの

2010年はあと4カ月かあ。
マンションの大規模修繕が9月中旬から本格的に始まるのでベランダを整理するのに追われている。購入したときには10年後の修繕期にはどこかに引っ越している予定だったのだけど。
うっとうしい3か月になりそう。どこかに逃げたい。

このところ、別々に2人に風土倶楽部のようなビジネスをやっていてうらやましいと言われた。
人からうらやましがられるなんて最高の幸せのようだけれど、実態を知ったら、そんなことは絶対に言わないだろう。
極小であることの気軽さと無力さにうんざりする。
かといって、銀行からお金を借りて拡大する度胸もないし、欲もない。
野望、なさすぎかも。
「社長の器以上に会社は大きくならない」のが法則だとか。
ということは、大きくはならないだろうなあ。
拡大にはまったく興味がないけれど、土は欲しい。
これが一番難しいのかも。

と思わず率直に語ってしまうのは「SEX AND THE CITY」の影響か…。

ヤフーのGyao!でシーズン3までが無料配信されていて、遅ればせながらすっかりはまってしまった。
単なるファッションや恋愛を中心としたニューヨークのライフスタイルを描いたテレビドラマだと思っていたら、これがなんと生きる意味を問いかける深淵なるものがたっぷり含まれていてすばらしい!そして、よくぞここまで赤裸々に語ってくれます。

女優がすごい!ここまでセックスをテーマに赤裸々に語りあうセリフを言い、さまざまなシチュエーションを演じているのに、過激なだけでなく、ちゃんと品よく、きっちり等身大のリアリティも感じさせる。これぞ、女優!だと感心しまくる。

主人公たちは、オンナの匂いをむんむんさせてニューヨークを舞台に恋に七転八倒するわけなんだけど…
最近、ドキッとした言葉。
オンナはオンナでいようと努力しないとオンナでなくなる。

いや、まさに。
努力してない。やばい。
かなりやばい。

でも、こっちも欲がないのよね。。。

ドライフルーツを売っている間に自分がドライウーマンになってたりして。


posted by 風土倶楽部 at 14:49| Comment(0) | TrackBack(0) | カレイなる日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月23日

暑いことぐらい耐えられる!、という気になる本

暑い。っていうのもいやになるほど暑い。
でも、冷房のきいた部屋にいて暑いなどといっているのは贅沢このうえないことなのだ。。。と思わず反省しちゃう本を2冊立て続けに読んだ。

1冊目は、「水木しげるのラバウル戦記」
ラバウルで九死に一生を得た戦時中の話がさらっと書いてある。
当たり前だけれど、絵がものすごくうまい。
当時の現地のようすがよくわかる。
その絵にあとで解説をご本人がつけたのが本書。
敵地に近いあたりに偵察に出され、たまたま明け方見張り役だったから、陣地が吹き飛ばされたときに一人だけ生き残る。
何度も死にそうになってようやく元の陣地に帰ってきたら、「どうしてお前だけ生き残った。次は先陣を切って散るように」と命令される。

日本軍のバカバカしい価値観で命が驚くほど軽く扱われている現場で水木さんが片腕を失くしつつも生き残れたのはなぜなんだろう。
誰よりもなぐられた回数が多いというほど、軍隊で自由人を貫いたからなのか。塹壕を掘れと命令されても、掘っているフリしちゃう。おまけに南国の暮らしを心底楽しんでいた。
「若かったから、希望があった」という文章が数回出てきたのが印象的。
極限状態のなかでも、現地の土人たちと人間らしい交流をしたことも彼の命を救ってくれる。まあ、端的にいえば、水木氏はかなり図太い人です。

2冊目は「オリガ ロシア革命と中国国共内戦を生き抜いて」ステファニー・ウィリアムズ著(ソニーマガジンズ刊)

1900年にシベリアの辺境の町に毛皮商人の末娘に生まれたオリガという女性の第二次世界大戦直後までを、オリガの孫娘であるジャーナリストが調べ上げて書いたノンフィクション。

兄たちが皇帝側についてロシア革命を戦ってしまったがゆえに家族と離れ、祖国を19歳であとにしなければならず、流れ着いた先が中国の天津。
世界中がイデオロギーと資源の奪い合いでせめぎ合っていた20世紀。そのもっとも激動の時代の波にもみくちゃにされながらも、生き抜いて、最終的にイギリスのオックスフォードでオリガが天寿を全うできたのはどうしてなんだろう。天津でイギリス人と結婚したことが生き残れた最大の理由かなあ。彼女は当時の女性としてはかなりの高学歴。でも、とっても聡明でそれを振りかざすようなことはしなかった。イギリス人の夫は学歴もなく、家柄もよくなかったのに。
彼女の3人の兄たちは処刑されるなど、全員非業の最期を遂げている。

昨年、入れ込んで読んでいた五味川純平の「戦争と人間」もそうだけれど、この時代は誰が悪いとか良いとかじゃない。誰が愚かで、賢明(狡賢いも入る)だったかがポイント。そういう意味で日本はもちろん愚かだったわけ。

ニッポンは今も、愚かさが変わっていないみたいな気がする。
なんでお金の問題がすっきりしない人や、防衛問題をさんざんひっかきまわしてうっちゃった人が「気合いだ!」とかいって、また、ゾンビのように出てきて大きな顔をできるのか。それをさせる議員どもの名前をしっかり心に刻んでおかなくっちゃ。
人材がいないって悲しいことですねぇ。
幕末は人口は今ほど多くなかったのに、どうしてあんなに多くの人材を輩出できたのかしら。

生き残るためには、強い意志と運、よねぇ。
くじ運はまったくない私だけれど、この歳まで生きてこれたのは、それなりに運が強かったから、なんだろうなあ。聡明じゃないし、意志は軟弱だから、つくづく平和な時代でよかった〜。

読んでいるときは、暑さをちょっと忘れさせてくれました。ちょとだけね。






posted by 風土倶楽部 at 19:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月18日

妙と船形をクリア

夕立が来そうでこない。ゴロゴロに期待しちゃうなあ。
家族、友人たちと過ごしたよいお盆でした。

今年は、初めて京都の五山の送り火を体験。
ドドーンの花火もいいけれど、めらめらと燃える炎が文字を浮かび上がらせる送り火は、風情があっていいです。
ただ、ビルが立ち並んでしまって、よいポイントを見つけるのが大変だけど。

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昔の人たちは、お洒落なことを考えるなあとひたすら感心。
町中の人がみんなで先祖の霊を供養して、お見送りするなんて、なんとも心が和むし、温かくなるじゃないですか。

友人の家が北山の松ヶ崎なので、裏山が「妙法」の妙の点灯場所。というわけで妙と遠くに船形文字を見ることができました。
ビルが建つ前なら、割りに簡単に全文字見ることができたのかなあ。

お盆の間にすっかり夢中になって読んだ「代替医療のトリック」という本がとってもおもしろかった。分厚い本なのになめるように読んじゃいました。

この本によると代替医療のほとんどがプラセボ効果にすぎない。って、送り火を一緒に見た友人たちと飲みながら話していたら、「プラセボだって効くんなら、効くってことでしょ。所詮セイヨウ人には気のココロなんてわかんないのだ」と言われてしまった。

トウヨウだとか、セイヨウだとかの対立する話じゃないんだけど…。要は効くっていうんなら、ちゃんと臨床実験を重ねて、データを積み重ねて、科学的な解明もしてほしい。

と言ったら、今度は「科学的になんでも解明できるわけじゃない」とくる。
病は気から、なんていう言葉があるくらいだから、病が気から治っても不思議はないわけで。。。その気にさせるホメオパシーやら、鍼やら、アロマテラピーやらが流行るわけもなんとなくわかるけど。

と百歩くらい譲って聞いていたら、友人の一人がタイに直腸洗浄やらマッサージを目的にしたツアーで明日から行くという。

ひゃーっ!直腸洗浄!そ、そんな恐ろしいー。
「ねー、まさにこの本にぜんぜん効かないって書いてあるよー」と言ったけれど、「日常を忘れたいから、いい」と言われてしまった。

日常を忘れるための代償としては、健康を害するかもしれないのに大きすぎると思うよぉ…。
でも、代替医療が趣味みたいな友人にとっては、トリックだろうがなんだろうが「効いたっていう人がいる」ということが一番の砦なのだ。

ビフィズス菌が入ったヨーグルトとかを毎日たっぷり食べたほうが、利に適っていると思うよぉ…と言っても、ぜーんぜんだめ。
私は、私の腸に住んでくれている善玉菌を大切に思っているので、そんなことは絶対にしないノダ。

友人によると、そーゆーツアーが今、大人気なんだそうな。
新興宗教とか、代替医療とかは、もはや趣味、嗜好の世界なのね。
好きにして!

でも、やっぱり心配だなあ…HIVとか変な菌に感染しないといいけど…。



posted by 風土倶楽部 at 17:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 京都 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月11日

ハニーデイズ@長野

植物はりっぱなパートナーですね。
留守にするときにベランダとみつばちの庭の様子が気になって仕方がない。
今朝も、6時から庭に出かけていた。
ほとんど草抜きババアと化している。
つい雑草を抜きたくなる気持ち、わかる。
そして、つい時間を忘れて、抜いてしまうことも。やばっ!

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日曜日に日帰りで今年2度目の長野県富士見町へ。

そうそう、長野県知事選が5000票という差で阿部氏が勝利!
政治家は、人生をかけてなりたい人がなるべきだと思うので、とりあえずはよかった、よかった。
地元への思いも人一倍ある人だし。
長野から新しい地方自治のあり方を発信してほしい。

選挙戦のお手伝いに行っていたチョーさんと久しぶりに電話でやりとりした。
今後も手伝うの?と聞いたら、「おれは風来坊。ひとところにはいられない」なんてトラさんみたいなこと言っている。

長野県富士見町では、すっかり地元民になっているえりさんが地域づくりの会を地元の人と立ち上げている。すでに二人の子どもの母。
セルフビルドで建てた家がようやく完成!
エコロジカルな暮らしをちゃんと追求して、ぶれてない。
来月、再度、訪問の予定。
なんかいいかたちでつながれるといいな。
テーマはもちろんミツバチ。
8月8日のハチハチデーはなかなか刺激的な一日だった。

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富士見町のハス池の古代ハス。シュールだ。
ハスの花は花弁がミツバチにとっては壁みたいになるので、花の中心部に落下してたどり着くとか。みたいなー。カボチャと同じで朝、行かないと。

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食用ほおずきの畑で遭遇。カワイイでしょ。
ミツバチオタク化、進行中。

7日には、南麻布の分けとく山でちょっと贅沢なひとときを過ごした。もっとも私は、料理を撮ったり、参加者のケアをしたりで落ち着かなかったけれど。主催するってエネルギーが必要。年々、なくなっているなあ。。。
詳細は、みつばち百花のブログなどを見てください。

というわけで相変わらずミツバチとハニーデイズなのであります。
風土倶楽部の方も、来季の新商品にむけて準備しています。

そうそう、林弘子さんが突然亡くなられたのは関係者一同茫然。。。でした。ほぼ同年齢。

弘子さん、カッコよすぎたから。
私みたいによたよたぷらぷら歩いていると長生きしちゃうのよね。きっと…。

でも、ときどき心臓がドキドキしたりして・・・それはカレイなる日々だから仕方がない。

最近、ブログがTwitter化している。っていうほど、Twitterを熱心にやっているわけでもないけど。




posted by 風土倶楽部 at 10:06| Comment(0) | TrackBack(0) | 長野 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年08月05日

毒食らわば、皿まで、か

こんなに暑いのに、もう10月とか、12月の予定が入り始めている。秋風が吹いたら、すぐに今年がどんどん少なくなっていくのだろう。

遺伝子組換え作物といわれると情緒的に拒否反応が出ていたけれど、輸入大豆はすでに80%以上が組換えと言われている。豆腐には「遺伝子組換えではありません」と表示されているけれど、見えない部分ですでに大量に使われている。
いつまでも拒否反応でもないだろう・・・と考えていたところに、筑波研究学園都市で隔離栽培されている圃場の見学会があると聞き、参加してきた。

いきなりクラゲの発光遺伝子を組み込まれたカイコによる絹糸でつくった桂由美デザインのウェディングドレスを見せられた。
暗くしたら光るのかと思いきや、フィルターを通さないと光らない。

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仮に結婚式で着たとしたら、列席者にフィルターメガネをかけてもらわないと意味がない。笑える。もちろんウェディングドレスをつくるために遺伝子を組換えたわけではなく、医療などに応用していくそうだ。

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その繭をつくったのがこのカイコたち。
モスラみたいでしょ。

ミツバチも、いずれこんなになっちゃうのかな…と思わずミツバチオタク化している私は考える。。。
中村先生によると、「ミツバチは昆虫の中では恐ろしく種類が少ない(世界で9種)こと,繁殖戦略が特殊なことから,遺伝子を導入した系統を作出するのは難しい」ということで今のところは無事。よかった、よかった。

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肝心のイネの圃場は遠くから見られるだけだったけれど、大豆はほら、この通り非選択性除草剤を撒いた大地になにごともなかったように青々と育っている。

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無農薬テデトールで高齢者が熱中症でバタバタ倒れている現状からすると、これはすばらしいことではないか!と思える、ように見学会のコースはできていた。

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でもね、その除草剤に雑草が耐性をつけてしまえば、せっかく遺伝子を組換えてもまた、追っかけっこになるのでは?
うーん、結局、組換えた種を売るコングロマリット種屋がもうかるだけかもなー。

だからこそ、日本も負けずにそーゆー種をがんがんつくる。。。にしてはすでにかなり出遅れている。

世界食料危機に備えて…と解説してくれた研究者の方たちは言っていたけれど、そもそも世界食料危機は来るのか。来ないという人もいるし、明日、来るようにいう人もいるし、なにを信じたらいいのやら。

遺伝子組換えは人類がそういう技術を得てしまったのだから、やはりきちんと研究し、実用化する必要はあると思うけれど、倫理や管理といった人類が一番不得意とするところをどうクリアするか。
100年後になんだかわけのわからないムシや花があちこちに咲き始めて、これは遺伝子組換えのこぼれ種からできたミュータントで・・・なんて報道があちこちで始まって・・・そんなところがオチなのでは?
今だって、遺伝子を組換えなくても、在来種が駆逐され、外来種の魚や虫がどんどん増えて、生態系を変えていっているのだから。

でも、もうこの流れは止まらないことは確か。
それなら、先頭を、先端を走ってほしいなあ。
他国にいいようにされるよりはマシだもん。

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一般試験圃場の緑肥にされる予定のデントコーン。
人間には痛いような太陽の光に向かってすっくと立っている。
植物はなにをされても、太陽とともに生き抜いていくのだろうなあ。植物に人間は必要ないけれど、人間は植物がなければ生きていけない。酸素もできない。

どうなっちゃうんでしょうね、私たち。

結局、巨大な象の親指の爪を暗闇でなでて、「お!これは大きそうだぞ」と確認した程度のことしかわからなかった。
遺伝子組換えのトウモロコシをちょこっと試食させてもらったし、
以前より身近には感じられるようになったけど。
農水省のワナにはまったかも〜(笑)




posted by 風土倶楽部 at 14:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 食と農の未来 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする