2010年09月18日

お金がなければNPOは維持できない?

今日は、午前中は国立でハニーウォーク、午後は田町でコミュニティ・ビジネスサポートセンター主催のコミュニティ・ビジネス(CB)のシンポジウムに登壇。立川から南武線で二つ目の矢川駅が午前中のフィールドで、三鷹から矢川は30分ほどだけれど、矢川から田町は考えていたよりもずーっと遠かった。当たり前か(笑)

CBのシンポジウムになぜ風土倶楽部なのか。なんだけれど、主催者がCBは地方ともつながっていかないとのこと。まあ、そうですけれどね。
ほかの二人の登壇者は、横浜と小平でカフェやコミュニティキッチンを運営している30代と40代のとっても優秀なビジネスマン。そう、マンです。

20分ずつ活動の説明をした後、分科会へ。当然、私の分科会は人数が少なくて、その分、いろいろ話ができたのだけれど、なんと港区での暮らしはとても不便なんだそうな。
コンビニもスーパーも近くにない!住民は外国人も多く、なかなかつながりが生まれにくいとか。

都心での暮らしにまーったく興味がないので、へぇー、そうなんだあ・・・ととっても興味深かった。うちなんて、1分のところにコンビニが2つもあるし、5分以内にスーパーが4軒。特快が止まるし、総武線は始発だし、三鷹よいとこ、一度はおいで〜♪ です。
おまけに国立、国分寺と農地がしっかり残る楽しいエリアも近い。

で、その港区在住の人たちがいうには「CBとかいっても、あまりご近所で親しくなるのもねぇ・・・」典型的な都会人なんだな、これが。
とはいえ、都会人は孤独。コミュニティ・カフェはこれから、新しい業態として都市部で雨後のタケノコみたいに出てくるだろうなあ。つながりかあ。。。今、一番人が求めているものなんでしょうねぇ。

私が求めているのは土!
今号の「住む」を見ていたら、くらくらしそうだった。いや、しました。N副編集長殿。
早くなんとかしなくっちゃ!昨日は、国分寺のカボチャ畑の片付けをした後、高嶺ルビーを蒔いてきました。50平米一面にピンクのそばの花が咲いたら、ピクニックをするつもり。

ところでCBカフェを運営する優秀なビジネスマンに収入は?と聞いてみたら、9割は企業のコンサルティング業務で1割がNPOなんだそうな。時間配分は?と聞いたら、1割がコンサルティング業務で、9割がNPOだとか。
「NPOで食べていくのは無理でしょうね」とのこと。

そうよねぇ。やっぱりそうよね!
それを聞いて安心したような、やっぱりぃと落ち込むような、なんとも複雑な気持ち。彼は大阪大学卒の、有名企業をいくつか経て独立した人。そう、超優秀なお方なのです。

今、政府がCBを推進するために巨額の補助金を出しているって知ってるぅ?
雇用促進なんですと。
一人でさっさと起業できる人は、そんな補助金で事業を立ち上げようなんて思わないはず。
その巨額の補助金、どこに行っているのかなあ・・・レンホウさんとか知っているのかしら。
そんなに甘い話じゃないですよ。CB、NPOは。
こずかい稼ぎ促進ならわかるけど。


posted by 風土倶楽部 at 18:31| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月13日

「終わらざる夏」で知る北方領土問題ってどうよ

本当に暑さに弱い私。
9月はお誕生月だから、秋になると少しは元気になれるはずなんだけれどなあ。

浅田次郎著「終わらざる夏」を読了。
うーん、次郎さん、今回のは出来がイマイチ。どうしちゃったのかなあ。
浅田氏は確か直木賞の選考委員よねぇ。
私が委員だったら、「着眼点はいいんだけれど、途中で話が停滞しています。突然、メルヘン調になるのは無理がありますよ。欲張りすぎですね」って言っちゃいそう。上巻の後半ぐらいまではいい感じなんだけどなあ。
と言いつつ、ラストは涙で目がかすむ、鼻水は出まくるでちゃんと読めないほどだったけど。

それは小説が上手いのではなく、事実に打ちのめされたから。
千島列島北東端の島である占守島(しゅむしゅとう)に、終戦で降伏した日本に対してソ連が8月18日の未明から攻めてきた。その事実をもとにそこに関わらざるをえなかった人々を交錯させて描いた小説。
テレビ番組で今回の作品について「あえて取材せずに書いた」と言っておられたので、登場人物たちはたぶん架空の、でも、ありえた人たち。

恥ずかしながら、北方四島について初めて歴史的な経緯を知ることができたのが、この小説の最大の成果でした。
スターリンにより理不尽な戦いを仕掛けられる日本軍。ソ連は北海道をいただこうと思っていたわけだから、占守島は絶対に明け渡せない場所だった。この戦闘でソ連軍が壊滅的な打撃を受けたため、北海道が無事だったそうだ。「国土を守る」という戦争の最大の理が日本にとってあったのは、降伏した後に戦わざるを得なかったこの島と、終戦直前に占領された沖縄だけだったといえる。

この島に駐留していた人々にとって玉音放送がもたらした終戦という安堵を味わったのはほんの2日間。理不尽で卑怯なソ連に対して命がけの闘いを行い、21日には停戦。そして、武装解除した後に捕虜となり、シベリア抑留へ。辛酸をなめさせられた先人たちの思いはいかほどのものだったか。

領土とはなにか。守るべきものはなにか。
「今、書いておかねばと思った」と話していた浅田氏が描きたかったのは、今こそ、日本人として知っておかねばならないこと、だったのだろう。
そういう意味では十分意図を満たしている小説です。

戦後65年が経って、新しい情報がどんどん出てきている。11日の夜、NHKBSで放送されていた「原子爆弾の投下を阻止せよ」という番組も衝撃だった。当時のアメリカの国家予算の2割を研究に当て、ソ連の台頭を抑えるために原爆をなんとしても日本に使いたい当時の国務長官。戦争終結をできるだけ早くするために盛り込まれた天皇制維持の条件をあえて削除して、日本につきつけ、時間を稼いだという事実に愕然とした。
11日の夜に放送したNHKに拍手!(って、犬の遠吠え?)

でも、国家間の戦争とはそういうものなのだろう。だからこそ、戦争はしてはならない。
戦後の教育は、なぜ、日本が戦争に追い込まれたのかをまったく教えないものだったから、防衛についても語り合えない国民になってしまったと思う。

明日は民主党の代表選の結果が出る。どっちもヤダけど、独裁者はもっとヤダ。権力闘争している場合じゃないのにね。くっついている議員をよっく見ておかねば。
「やってくれそうだから」とか、「タイミングよく電話をもらったから」とか言っている奴は絶対落としましょうね。1年生だろうがなんだろうが。

あ、雨。秋を連れてきてね。


posted by 風土倶楽部 at 18:29| Comment(2) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2010年09月05日

生物学的に「正しくない」ものは食べてはいかん、のです

ご無沙汰しています。
最近、どうもやる気が起きなくて困っています。
暑さのせいにしてみるけれど、どうもそうじゃないみたい。
やらなければいけないことを書きだしてみるんだけれど、ぼうっと見ているだけ。
マズイなあ。すごくマズイ。

うちのすぐそばに産直市場なるものができた。
産直マルシェだそうで、最近は「マルシェ」なるものが大増殖中。
この「マルシェ」は、群馬県のものが多い。
既存の丸正から30秒ほどのところにあって、じゃあ、価格はというと、あまり変わらない。
あとはどっちが新鮮か。
卵が10個で180円とかで販売されていて、「きれいな水で育てています」とかPOPに書いてある。
ちょっこしズレているなあ。
まあ、しばらく丸正、東急ストア、オゼキ、駅ビルに加えて、ウォッチングしてみよう。
モノがあふれまくっていて、賞味期限が切れたものはどこに行くんだろう、とそっちの方が気になる。
惣菜も花ざかりで、つい唐揚げを買って食べたら、ものすごい胸焼けがした。
生鮮野菜なら、生産地表示が義務づけられているけれど、加工品になると、なにがどうなっているんだか。
このところ、栽培方法や生産地よりも、どんな油を使って料理しているんだろう、とか、どの程度の鮮度のもので加工しているんだろう、とか、そっちの方が気になって仕方がない。

そうそう、最近、思わず笑ったこと。
無農薬無肥料でつくった果実を半裁して2年放置して腐っていなかったため、奇跡の○○と命名された商品があると話題にしていたら、それに対して某氏が「果肉が腐ってくれなければ、種子の立場はどうなる?」と鮮やかな突っ込み。

いや、まったく。

「生物学的に「正しくない」ものは食べてはいかん。このくらいはあたりまえのこととして一般の消費者に身につけて欲しい知識」

いや、まったくその通り。

世の中、油断も隙もありゃしない、です。

政治の世界も、相変わらずイメージ合戦。
具体的な政策で論戦といいつつ、マイクを向けられた「一般人」は「やはり剛腕が必要でしょ」とか「クリーンなイメージがいいよね」とか。

さて、1年先もイメージできないまま、日本はどこに行こうとしているのでしょう。
って、私もか。


*ただいまロードショー中のアルゼンチン映画「瞳の奥の秘密」
☆☆☆☆☆
お勧めです。細部にまで行き届いた脚本と演出、演技、どれもすべて最高でした。
ラストのラストがちょっこし(これクセになっている)甘甘なんだけれど、許す。
もう一度観たい。

posted by 風土倶楽部 at 18:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 日々あれこれ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする