2013年07月31日

観劇日記 7月X 溺れる金魚…暗いよ

アヴァンセプロデュース公演「溺れる金魚」を観劇。
1週間に2回も下北沢で芝居を観るなんて思いもしなかった。
それも150席程度の小劇場!30年ぶりぐらいかも。

「ブスと仕事がキライ」と公言してはばからない坂上忍氏が脚本・演出の舞台。どんな脚本を書くのかと好奇心で出かけた。そう、完全に好奇心。どうみても不健康そうな外見に似合わず、ものすごい潔癖症らしい。なのに犬を多頭犬飼いしているのだとか。

さて、そのお芝居とは…。
医者夫婦の息子が遊園地で誘拐された。両親がちょっと目を離したすきに神隠しにあったごとく、消えてしまった。誘拐犯からはなんの連絡もなく、刑事たちは焦る。担当の部長刑事は、この事件と重なる部分が多い大きなキズを抱えていて…。やがて、小さなほころびから、犯人像が見えてくる。

昨日が初日だったのでネタバレしないようにします。満席だった。
題名の「溺れる金魚」とは、「金魚はもうダメだ!と思ったら、潔く自ら溺れる」という習性があるとか。
さて、人間はそう簡単にあきらめるわけにはいきませぬ。

お話としては、2時間ものドラマスペシャルを観ているみたいで、展開が読みにくく、最後までぐいぐいひっぱっていかれました。役者のみなさん、初日のせいか、肩に力が入っていて、ちょっと噛み合わない部分もあったけれど、みなさんお上手。特に意外にもといったら失礼かもしれないけれど、たけし軍団のお宮の松さん、よかったです。

事件の引き金になった病についての部分が、あまり説得力がなく、あの選択には無理があると思った。逆ならまだしも…。役者の人は、それで納得して演じることができるのかしら。

ラストがあまりにも暗くて、坂上さんて、根暗なのか?と思ったりして。
もうちょっと希望を残して欲しかったなあ。
坂上流「罪と罰」は少々荒っぽかった。

と、まあ、勝手なことを言っているけれど、1時間45分、眠くならずに、そして、あまり余計なことを考えずに観られました。
45歳を過ぎたころからは、睡魔が一つのバロメーターになっちゃった(笑

どこかハッピーになれる小劇場ってないのかなあ。
かつての自由劇場みたいに。ブランクが長すぎて、よくわかんない。なので、好奇心の赴くままに雑食化が進んでいる。基本ヅカだけど(笑

それにしても、毎回渡される公演ちらしの多いことといったら。
でも、これが演劇ファンに到達する一番の近道でもあるのかな。
チラシですでにそそられるものと、情報が少なくてなんだ?これ?みたいなのといろいろ。
わかる人がみれば、脚本、演出とか、出演者だけで判断できるのかもしれないけれど、にわか演劇再びファンにとっては、現役復帰の道は遠い。


posted by 風土倶楽部 at 00:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする