2014年05月29日

観劇日記 2回目の「太陽王 ル・ロワ・ソレイユ」

2回目の「太陽王 ル・ロワ・ソレイユ」を観劇。
5月下旬は、個人的にちえ祭状態。

今日のお席は、3列目センター。斜め前あたりには北川景子さんご一行。
この席のすごいことと言ったら…。

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銀橋がない。
オーケストラピットがない。

すなわち舞台は、すぐそこ。3,4m先でちえさまたちが、歌い、踊ってくださる。
眼福とは、このことでございます。

客席下りなんて眼じゃない。だって、ずっと客席下りみたいなものなんだもん。

宝塚大劇場のSS席以上。
あまりの臨場感に茫然としているうちに終わっちゃった〜。
そして、ものすごく疲れた。座っているだけなのに。。。
この席をとってくれた友人に深く、深く感謝。

さて、2回目の作品は、予想通りスピード感が出てきていたし、緩急がうまくついて流れもスムーズになっていた。ただ、やはり舞台展開がひと工夫欲しい。暗転して、走り去るというのが、どうも気になる。

舞台のつくりは、今日は舞台を下から見上げるかたちになったため、宮廷の雰囲気が良く出ていると思った。
奥からセリが出てくるのだけれど、大劇場などのペガ子と違い、まあまあスムーズ。
ただ、舞台に奥行きをもたせた分、前方のスペースが狭くなっている。
ちえさまのダンスのスペースとして、ちょっと狭そうに思えた。

ちえさまは、1回目とほぼ変化なし。
若いルイから、経験を積んだルイ、そして、人間としての生き方を学んでこなかったと悩むルイ、と、ルイの変化を安定の表現力でしっかり見せていただいた。

さゆみは、メリハリが出ていた。

ゆりかは、ボーフォール公というルイとは、まったくからまず、常に独立したシーンをきちんと表現しきっていて、すごく頼もしかった。間近でみたゆりか、なかなか素敵だった。

しーらんは、かなり思い切った演技をしていて、1回目よりも、ルイの寵愛を失いたくないオンナの執念がよく伝わってきた。もうちょっと肉感的だったらなあ…なにものねだりか(笑

ラ・ヴォワザン役の夏樹れいが儲け役。やりやすい役だしね。
役が大きい割に目立たないのが、モリエール役の瀬稀ゆりと。もう少しモリエールの人間性が出るといいのになあ。説明に終始しちゃっている。

まさこさん、本当に大きいなあ。間近で見ると、ただ、ただ、「大きい・・・」
柚長が、きれいだった。今回は、冷たいお母さん役、なかなかよかった。

娘役の音程が、すべて低め。普段の宝塚の娘役が高すぎるというのもあるかも。
マリーとルイのデュエットも、低めで始まった、やはり低めで合わせていて、二人とも大変そうだった。

ふうちゃん、うまい。本当にうまい。フランソワ―ズの人間としての厚みがちゃんと表現できている。

そして、マリー・テレーズ。泣けます。りこマリーの悩みぬいた顔つき。
ルイと背中合わせに歌うナンバーの切なさ。
フランソワ―ズに悩みを打ち明けるシーン。
そして、セリフはないけれど、フランソワ―ズに託す臨終のシーン。

一番心に迫るのはマリー・テレーズ。ルイと仲良くできればよかったのに、こればかりはどうしようもない。政略結婚で来た方も地獄、政略結婚の陰で追放されたマリーも地獄、そして、心が空っぽのまま国を治めるルイのむなしさ。
ちょっと暗めのバラードでつなぐ太陽王は、じわじわと好きになっていく作品だと思う。

今回は、目の前でじっくり衣装を拝見。いつもながら見事な衣装。特に宮廷の雰囲気がよく出た色と布で、衣装を見ているだけでも楽しい。

1回目のときよりも、深く舞台に入りこめて、それぞれの心情に心を寄せることができた。
この作品の内容は、とても好き。ナンバーが似た感じのが多くて、もう少しメリハリがついたら、もっと好きになるのに。

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このポスター、この作品の内容とかなりかけ離れているような気がする。
ルイは、こんなギラギラした感じじゃないんだけど…。
ちえルイさまは、なんだかとってもいい王さまに思える。ちょっとだけ女性が好きな。
でも、当時としては、子孫を残すことが大きな使命だったし、江戸時代の将軍様のことを思えば、まあ、そんなものかなとも。
1回目は、スペクタクルといったイメージが先行して、いざ、舞台を観てみたら、思っていたものと違った、どちらかといえば落ち着いた作品だったので、そのギャップにうまく合わせられなかった。事前情報というのも、いいような悪いような…。

ちえルイさまが、左手の人差し指にはめている指輪がとっても気になった。
あれ、欲しい…(笑

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はあ、こんな目で見つめられたら、愛人になっちゃうよな〜(笑

ところで、今日、劇団の発表で、ついにちえさま武道館が実現することに。
チケット争奪戦かあ。
そして、いよいよ退団への道筋が見えてきた。
心の準備をしないと〜。

今日も、夢見心地にさせていただき、ちえさまに深く感謝です。

タグ:宝塚歌劇
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2014年05月19日

観劇日記 星組「太陽王 ル・ロワ・ソレイユ」

ナポさまのお茶会で、ちえさまが「太陽王はすぺくたくる」とおっしゃったとか。

太陽王・・・スペクタクルじゃなかった。
ちょっとセリフが多めのミュージカルだった。

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本日のお席。たぶん最高に近いお席。オーブは8列目から段差が出てくるから、視界極めて良好。席が重ならないから、見やすい。
宝塚大劇場、東宝ともに、この席の配置を学んでほしいと切に思う。

東急シアターオーブは、かなりりっぱな舞台設備をもっているはず。だって、あのオーシャンズ11が、このあと、上演されるのだから。なのにまったく使いこなせていない。植爺師匠とおんなじやん!

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ちえさまは、ちょっとお疲れ?なんだかとってもやりにくそうに見えた。
なぜなら、舞台展開がぶつぶつ途切れるのだ。流れが中断する。これって、植爺手法じゃないの。
植爺の後継者といわれるゆえんか。暗転したからって舞台の上を役者を走らせるな!主役が暗転の中、急いで舞台を横切るのはやめてほしい。
幕前芝居はさすがになっかったけれど、ベルばら、風共に共通する古臭さが気になった。

どうやらルイ14世の時代背景など、日本人が知るよしもなく、そのあたりを説明しながらの舞台になったのが大きな原因なのか。モリエール、マザランが語る、語る。だから、舞台は中断せざるを得ない。脚本の責任だわね。説明をもう少しなんとか工夫できなかったのかなあ。その点、イケコのナポさまは、さすがの処理がしてあった。

木村信司氏は、面白いものをつまらなくする名人なのか?
ヨーロッパで170万人を動員したらしいけれど、とてもそうは思えなかった。

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紅子の役作りがどうも中途半端に思える。
若い人は紅子が好きよねぇ。ツイッターでははまり役と言っている人がいるけれど、私はもっと面白くやれっ!と叱咤激励したい。

黒ミサは唐突。
そもそもしーらん(壱城あずさ)モンテスパン夫人が登場してから、ルイの愛人になるまでの経過がよくわからない。
しーらん、もっと色気を出せ〜!ダンスのステップが男役やん!
しーらんモンテスパンが、どの時点で黒ミサに手を出したくなるほどルイを一人占めにしたくなったのかが、「初めは遊びだった…」のセリフだけじゃ共感できない。まあ、ちえルイさまの素敵さにノックアウトされている私としては、わからないでもないんだけどね(笑

と、まずはダメだし。

ゆりか、見事に蝶になりましたね。歌もよいし、押し出しもよし。姿もよい。役のつかみ方もOK。
あんるも上手い。二人のシーンが緊張感があってよかった。

なによりも見事だったのが風ちゃん、りこ。素晴らしい。
ねねの陰で泣いていたのかもね〜。二人の場面は泣けました。

ゆりと、大変な大役、お疲れさま。じゅんこさんレベルを期待しちゃいけない。それなりにがんばってた。

ちえさま、ダメ男は似合わないなあ。女性遍歴の話だけれど、ぜんぜんエロっぽくない。やはり強いオトコが似合うのよね。でも、ロングヘアの太陽王は、とーっても素敵で目が離せなかった。客席降りで、前方通路側という素晴らしいお席で拝見していた私の傍らをお通りくださったものの、私は固まってしまった。
う、うつくしい・・・。

ナポさまと同じように、ちえさまと生徒たちの力技でなんとか成り立っている舞台だと思う。
ヅカの演出家は、生徒と、応援する客側に頼りすぎているような気がしてならない。

というわけで危惧したとおり、キムシン、やってくれましたね。
舞台展開が一つの設定を使い回すという点では、レディ・ベスと似ている。比べてみると、やはりイケコの方が圧倒的によい。イケてる。
イケコ、調子に乗っても、天狗になっても許す!(笑

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タグ:宝塚歌劇
posted by 風土倶楽部 at 23:03| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月14日

観賞&読書日記 「アナと雪の女王」「村上海賊の娘」

大ヒットしているアナ雪を観賞。
始まる直前から、いきなり眠気が襲ってきて、前半はもやっとした状態。
後半からは、覚醒して観賞。

映像がきれい〜!
音楽もよい〜!
ラストも、ちょっと意外な展開でよい〜!

でも、なんでヒロインたちは、あんなに目が大きくて、鼻が低いの?
「塔の上のラプンツェル」も、気になって仕方がなかった。
ディズニーのマーケットが広がった今、アメリカ人を基本にするのではなく、どこの国の人かわからないようなキャラになっていると、誰かが言ってたっけ。

でも、あの鼻の低さは気になるなあ(笑
ディズニー映画の関係者から、「そこかよ」と言われそう。

ストーリーは、自分を解放することや、愛の深さの尊さなど、ディズニーらしいアプローチで安心してみていられた。名前を忘れたけれど、雪だるまのキャラクターがお気に入り。最初は、なんだこれ?と思ったけれど。


もうひとつ大ヒット中らしい「村上海賊の娘」
こちらは読了ならず。下巻の途中でギブアップ。

戦国時代をNHKの大河ドラマで観ていると、まるでホームドラマみたいな気さえしてくるけれど、実は殺し合いの血なまぐさい時代。生首を腰にぶら下げて戦ったり、殺した門徒の鼻を削いで集めたり。今では、どんなに想像してもできないような価値観や倫理観をもった時代だったのだろうけどねぇ。
人の命が、ものすごく軽く扱われた時代だった、みたい。

でもね、20歳の女の子が、たとえ海賊であろうと、戦国時代であろうと、相手が悪党であろうと、首を刎ねたり、袈裟がけに人を切ったりする、おまけに嬉々としてという設定が、私にはまったく受け付けなかった。
泉州言葉を話す海賊たちの言葉のやりとりのわざとらしさも、鼻について仕方がなかった。
史実とフィクションをうまく組みあわせていて、その点は面白いのだけれど。
下巻の途中までは、かなり一気に読んでいたんだけど、ふっと「どうでもいいや」と放棄。
もう少し短くしてもよかったんじゃない?(笑

戦国時代もの、殺戮もの、戦闘ものがお好きな方にはお薦めです。




タグ:映画
posted by 風土倶楽部 at 21:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする