2014年11月29日

アリス・イン・ワンダーランド

武道館から、早1週間が過ぎてしまった…
さみしい・・・
あれは夢だったのだろうか。
ちえさま三昧の3日間、なんと幸せな3日間だったのだろう。
はあ、、、

気分転換に青山劇場の「アリス・イン・ワンダーランド」に行ってみた。
昨年から、ちょっと気になっていたから。

生瞳子(安蘭けい)さんも観たかったし。

瞳子さんは、これで昨年の菊田一夫演劇賞を受賞したそうだけれど、役作りがほとんどなし?という感じの役で、ああ、イメージ通りの瞳子さんだ〜、という舞台だった。まあ、それだけイキイキと舞台の上にいたということかな。

内容は、アリス・イン・ワンダーランドは、実はワンダーランド・イン・アリスだったみたいな感じ。
宝塚の月組でバウホールでやった明日海りお主演の小柳奈穂子作「アリスの恋人」の方が、内容がひねってあって面白かった。
今回のアリスは、最初から、なんとなく展開が見えているので、歌うまさんたちの、ちょっと変わったライブだと思えばいいのかな。赤の女王役の渡辺美里も、そのままみたいな役だったし。

アリスの娘役の唯月ふうかは初めて観た。
アニメのキャラっぽい声を出す子なんだな。

このところ宝塚が続いていたから、男性陣の声の迫力が気持ちよかったけれど、それをはるかに凌駕する歌声、それは濱田めぐみさま!やっぱりすごいな〜。気持ちよくて、鳥肌もん。
音響のせいか、私の耳の能力のせいか、イマイチ歌詞が聞き取れず、ちょっといらいらしていたのだけれど、めぐみさんの帽子やが出てきたとたんにとってもクリア。

瞳子さんは、さすがにうまいけれど、高音はちょっとかすれちゃうところも。
この日はスペシャル・カーテンコールの日で、抽選があったり、劇中歌を1曲歌ってくれたりがあった。
その間、瞳子さんとめぐみさんが手をつないでいて、とっても仲良しそうだった。お互いに認め合っているのかな。来年は二人で演じる公演も決まっているようで、実力派の二人がタッグを組めば、レベルの高い公演になりそうで楽しみ。

瞳子さんが子持ちで別居中の作家の役が似合うなんて。。。
ときおりパーシーか?みたなところもあったけど(笑
私の前の列にハマコさん(未来優希)がいらしたような。
憧れのハマコさんっ!レディ・ベスをハマコさんバージョンで観たかったのに果たせず残念。
タイタニックでリベンジしちゃおうかな。が、しかし、そのころはちえさまで忙しい・・・

ちえさまも、来年の今頃、いい舞台に立っていてくれるといいなあ。
と、またしても、ちえさまのことが頭から離れないのだった・・・

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2014年11月26日

REON in BUDOKAN と 風と共に去りぬ

まさにLEGEND誕生の瞬間に立ち会うことができた。

幸運にも、22日、23日2回、要するに3回とも観ることができた。
1回目は、アリーナの端っこの方だったので、ちょっと臨場感に欠け、まあ、予習かな、という感じで冷めた見方をしていたのだけれど、23日は1回目がアリーナのサブセンター、2回目が南西スタンド1階だったので、レジェンドの大きな渦の中にしっかり入ることができ、感動に次ぐ感動の1日だった。

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すべてがステキで、言葉にするのがもったいないので、なにも書かないことにする(笑
私が、ちえさまに墜ちた太王四神記の希望の鐘で胸が高鳴った。
そして、「君はどこに」は、スカーレット・ピンパーネルの時から比べて、本当にちえさまは成長し、進化したのだと深く納得させられるものだった。
どの曲もよかったけれど、やはり今までの作品の中からのナンバーが一番心にしみる。

23日の1回目は、85期の同期や高校のお友達も来ていて、8500人もいるのにほのぼのした雰囲気の中の公演となった。こういう空気感を出せるのも、ちえさまだからこそ。

武道館のど真ん中でブルーのライトを浴びてFor goodを歌うちえさまは美しかった。
いつまでも観ていたかった。
まさにLegend。

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千秋楽では、ちえさまの目に涙。
私たちの目からは、2時間近くずっと涙だった。

For good
その言葉の中にどれほどの思いを込めたのだろう。
きっとこの言葉を選んだときに、ちえさまは泣いたと思う。
どんどん涙もろくなるとのこと。
男役というものを研究しつくした人だからこそ、その役との決別は人一倍さみしいだろう。
あんなにステキなラブシーンができる人は、ほかにいない。
宝塚以外にだっていない。
ちえさまが作り上げたすべての役が、その作品の中で生きていた。
一人として同じような人はおらず、どのキャラクターも、思い返すと、そこにちゃんと今も生きている。
丁寧に役作りをし、キレキレのダンスをし、心に滲みる歌を歌い、フィナーレでは、満面の笑みを客席に贈る。

For goodのラスト「愛している」という言葉の深さをしっかり受け止めました、よ。

この公演は、宝塚色がものすごく排された内容だった。選曲も、衣装も、もちろん舞台展開も。
宝塚だと言われなければ、わからないだろうほどに。
これは劇団として、一つの実験でもあったのかな?
ちえさまは、新しいジャンルを劇団に置き土産にして去っていくのか。
ただ、その新しいものを受け継ぐ人はいるのか・・・それが大きな課題。
ちえさまの存在が大きかっただけに、95期前後が中心になる時代が来るまで、ちょっとした冬の時代が来るかも。

翌日は、きっと来る!と信じて、八王子オリンパスホールの「風と共に去りぬ」マチネ公演へ。
ものすごくりっぱなホールでちょいとびっくり。八王子を舐めたら、あかん。

DSC_2113.jpg そして、ちえさまご一行登場。

舞い上がってしまった。



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よすぎる席で、なんとちえさまご一行より前に座ることに。
前列には北川景子さん。後の列には樹里さん!
おかげで振り向けばちえさま♡

ちえさまご一行と一緒に観たからか、
あるいはお席がよすぎたからか、
紅子とことちゃんがこなれたのか、
宙組より、舞台がシンプルなのに面白かった。
不思議なことに幕前芝居が気にならなかった。前方で観たからなのか?
宙のときは2階1列目だった。うーん、なぜだ。。。
風共は、こんなに面白い作品だったのか?とまで思ってしまった。

ことちゃんスカーレット、ちょっと子供っぽいけれど、その分、表情がくるくる変わって、超自己中の女の困ったちゃん状態と可愛げが交差し、わかりやすいスカーレットだった。不思議といやな女だなと思わなかった。

あんるとの二重奏が素晴らしく、聴きごたえ十分。あんるがとってもよい。
若手がみんながんばっていて、観ていて気持ちがよかった。
はるこちゃんメラニーがとってもメラニー。
レンタがすごーくがんばっていた。舞台にいるのが楽しくて仕方がない感じがした。失明する役なんだけどね。
ミッキーのベルも、お品のあるマダムだけれど、よかった。
一人ずつほめてあげたいぐらい、みんなよかった。
ちえさま一行や樹里さん、北川景子さんなどが観ているから、はりきった?
みつるも、アシュレイっぽくて、紅との対比が鮮明でよかった。
マミーも、汝鳥さんに匹敵するぐらい愛にあふれたマミーだった。

で、紅バトラーは・・・
ことちゃんは、笑いを誘う部分とシリアスな部分の明暗がはっきりしていて、見やすい。
紅レットは、今まで観た中で一番粗野な感じ。やくざな感じ?でも、無頼漢じゃない。
レットは、良い家柄の出だけれど、格式や慣習にしばれるのがいやで、自由な生き方を自ら選んだ人。
だから、無頼であっても、粗野ではないはずなのだ。

いずれにしろ、かなめバトラーも、紅バトラーも線が細すぎる。
もう少し骨格ががっしりした感じがほしい。
役作りには、そういう見た目の部分も大きいだろう。
最近のジェンヌたちは、顔が小さすぎ、体が細すぎるような気がする。

私にとっては、ちえさまにどっぷり浸ったあともあるし、ときめくレットには程遠かったなあ。まあ、そもそもさゆみちゃんでときめいたことはないから、ごめんなさいm(_ _)m

ということで、大変楽しませていただいた風共だった。ようやく名作かもしれない…と思ったほど。
故里は緑なり、って、いい歌だわ〜。

画像は、タカラヅカ・スカイステージのタカラヅカニュースより。


タグ:宝塚歌劇
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2014年11月11日

能楽

寝なかった・・・

奇跡だ!

私、能は苦手。なのに能楽堂の空間が大好き。

だから、なんとか能そのものを理解したいと思い、何度か最近チャレンジ中。
ついに今回、2時間50分ほどの公演の間に意識が飛んだのは10分足らずだった。
ようやく少しだけ能に開眼したような気がする。

宝生流と金剛流の合同演能会で、両流派の若手の宗家がシテをつとめた舞台でした。
宝生が「巻絹」、金剛が「小鍛冶」という演目。

お席が脇正面の最前列。
席についたときは、困った。寝ちゃうのに…

と思ったのに、なんとちゃんと目覚めていたばかりか、かなり陶酔していた。
地謡の方たちが、真正面なので寝るわけにもいかないとうのももちろんあるけれど、眠くなることもなく、能に浸ることができた。

あの足の運びはなんなんだ!まるで体重を感じさせないムーンウォークさながら。
この世のものではないものを演じるのだから、当然といえば当然だけれど、これが能なのか!
力強い謡、鼓と笛の緊張感のある音色。。。

宝塚の舞台は、ものすごく凝ったもの。
一方で能の舞台は、松を描いただけの能舞台。
なのに、ものすごく奥深い世界が展開する。
舞台の面白さだわ〜。
どちらがいいとかというものではなく。

450年ほど続いてきた文化の一端に触れることができた素晴らしい機会だった。

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2014年11月09日

東京高等学校文化祭演劇部門中央大会

東京芸術劇場シアターウエスト&シアターイーストで開催された東京高等学校文化祭演劇部門中央大会にて。
京華学園演劇部による「いのち〜ヌチドゥティーチ〜」は衝撃的な舞台だった。
舞台は昭和39年の東京オリンピック開催中の京華学園放送部のスタジオ。校内放送をしながら、企画を考えているうちに、今の日本の繁栄をもたらしたのは戦争のときに勇敢に戦った人たちがいたからだ。なので、それをテーマに放送劇をつくろうということに。すると生徒の一人が、お母さんがひめゆり隊のメンバーだったと言いだし、その体験談をもとに企画を書くことに…。
その後の展開は、お母さんがひめゆり隊で本当に体験したこととは?
回想のかたちでひめゆり隊が追いつめられていく様子が描かれる。

部室の女子高校生たちの会話がとんでもなく元気で、いったいどんな内容の話なのか…と思っていたら、とんでもなく深い話で、観ているうちに気が付いたら、涙が頬を伝わっていた。
ひめゆり隊は、国家にも、日本軍にも見捨てられ、圧倒的な軍事力で展開する米軍が蹂躙する戦場に放り出される。でも、軍国少女に育てられた少女たちは、素直に米軍に投降できない。
舞台の上に本当にその当時のひめゆり隊が出現したような気分になるのは、同じ年頃の少女たちが鬼気迫る演技で演じているから。その迫力たるや…

彼女たちをここまで駆り立てるものってなんなんだろう。
今、このときだからこそできるこの作品を選んだ京華学園演劇部、その心意気に打たれた。
同じ年頃の名もない少女たちが演じるひめゆり隊。
ラストに一人ひとりのひめゆり隊の少女たちが、なりたかった職業を一言ずつ言うシーン。少女たちの未来が奪われたというのが実感として胸に迫る。

この脚本の作者は顧問の先生。
練習は、体があざだらけになるほどの激しいものだったとか。
簡素な舞台に戦場をつくりだした演出は、お見事だった。

結果は三木賞で3位だった。
ほかにも2校2作品を観てみた。いじめ、震災、日々の不安、などなど、高校生の日常や不安、夢が垣間見れて、とっても面白かった。ちょっとクセになりそうなイベントだった。

posted by 風土倶楽部 at 18:17| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする