2015年02月27日

D・D・ダイアモ〜ンド!

今日から、入り待ちのファンクラブのメンバーは、白い衣装になったそうな。
車でメンバーのもとに現れたちえさまは、その様子にびっくり!だったらしい。
ご本人の化粧前も白になり、組子から、手作りの白いものをプレゼントされるらしい。
いよいよご本人も、組子も、ファンも、その日が近いことを実感せざるを得ないカウントダウンが始まった。

今公演は、ラッキーにも、何度も観劇することに恵まれ、今では、頭の中で曲が次々に鳴り響くありさま。
口の悪い母からは「代役ができるんとちゃう?」などと言われている。

ジェンヌみたいに足、あがりませんから…。

黒豹は、何度見ても…ストーリーがよくわかんない!
ついにちえさまも、「細部にこだわらず、大恋愛だと思って見てください」という始末。

そのようにおっしゃるなら、そういたしましょう!

浸ってみればみるほど、オープニングのソルのかっこいいこと!
ああ、これで1本観たかったなあ〜。
ワイルドで、とんでもなくステキで、くらくらする。
ほんの5分足らずでねねちゃんと闇のかなたへ消えていくちえさま。
毎回、行かないで〜!と心の中で叫んでしまう。

ここでかなりエネルギーを使い果たすためか、その後のアントニオの登場から、ほぼ固まったままになってしまう。

曲が全部ステキ。
宝塚の作曲家は、もっと注目されてしかるべきだといつも思う。ロスト・グローリーのときは、1920年代のニューヨークの雰囲気がすごくよく出ていたし、パッショネイトは、まさにパッショネイト!だった。今回は情熱的で異国情緒あふれるスペインのイメージがしっかり伝わってくる。
オープニングの曲から、アントニオとカテリーナが再会するシーン、セルバンテス号の看板での船員たちのナンバー、じゅんこさん扮する叔父さんとのデュエット、まさこさんやゆりかの歌う「男の決意」、紅子の「もっと、もっと〜」、しーらん、てんてん、まこっちゃんたち3人のナンバー、カディスのカーニバルの歌、どれをとっても心を騒がせるよい曲ばかり。

その曲に合わせて、波や花火が照明で見事に表されていて、舞台と客席が一体になれるような錯覚を生む。

ちえさまをはじめとする星組のメンバーの充実度、歌劇らしい曲の充実度、舞台装置や照明など舞台展開の充実度、どれをとっても最高のものが提供されていると思う。
だから、やっぱりストーリーが惜しい…

ソルが主人公で、波乱万丈の冒険もので、最後にちえさまとねねちゃんが大戦の嵐が吹き荒れる直前の1920年代に生まれ代わり、再会し、また、人生の冒険の旅に共に旅立つ・・・みたいなストーリーだとよかったのになあ。

ソルちえさまのコスチュームもなにもかもがステキすぎて、ついついソルさま、もっとみたい…

とはいえ、セリフ回しも振付も難しいアントニオをどんどん自分のものにしているちえさまを見ているだけで、満足なんですけどね。
例の「まいったか〜」も、「こいつめ〜」も、「小説を読む時間」も、とってもなじみ始めた。
耳慣れたのではく、ちえさまが自然に聞こえるように進化させてきているから。

本当にすごいお方だ。

広い舞台が小さく見えてしまうほど、舞台のどこにいても存在感があるちえさま。

ああ、いつまでも見ていたい・・・

でも、一番光輝いているときに次のステージにステップアップすることが、ちえさまの一番の幸せ・・・

と思いつつも、やはりさみしさが募る。
もうこんなに身近に感じるような方ではなくなるだろうし…

宝塚の劇場の客席との一体感は、ほかの劇場ではなぜか味わえないもの。人がはまる多くの理由がそこなんじゃなかろうか・・・

はあ・・・その日が近づくに従って、緊張感が増してきて肩こりが治らない。
そして、今日も、頭の中を「D・D・ダイアモ〜ンド♪」と歌声が響いている。

はあ・・・

posted by 風土倶楽部 at 23:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月13日

「Dear Diamond」は、どの席がお得?

ちえさまが2階に降臨されるので、急に2階A席8列目がSS席並みのうっとり席になってしまった。
初日は2階B席12列目の端っこだったので、反対側の扉から、ちえさまが現れたときは本当にびっくりした〜。
残念ながら、後ろ姿しか拝めなかった…。
8列目は91番目までで、初日はR席には至っていなかった。R席後列の補助椅子に小林公一理事長が座っておられました。大きな方だから、ぴょこんと頭が飛び出していて、目立った。生徒たちの舞台をどんな気持ちで眺めておられたのかしらん。今度、理事長を退かれるとか・・・

3回目はB席最前列10列目のセンターで観ていたので、間近に見られたけれど、ハイタッチはもちろんできず…。
結局、S席7列目とA席8列目だけがハイタッチを往復2度もできる可能性があるという超喜び座席になったというわけ。
チケット流通センターでも、2階席がほとんど見られなくなった…

ヅカオタの友人いわく、トップが2階席に来るというのは初めてだけれど、3番手時代の音月桂がゾロになって現れたことがあるとか。そのときにすでにピンスポットが当たっていたそうなので、今回のちえさま2階降臨はハードルは、そう高くなかったのかな。
REON2で先鞭をつけ、武道館で3階席まで行き、ついに大劇場で初のトップ降臨。
ちえさまらしいチャレンジだと思う。

やっぱりハイタッチは……したいよね…(笑

その一瞬にかけるのだ、ね。

ちえさまは、わざわざお衣装も2階降臨仕様にちゃんと着替えての登場。
☆の王子様風。自由の女神風の冠のようなものまでつけていた。
この姿は、今のところ2階席の人たちしか見られていないのだ・・・むひむひ。

でも、1階も、かなり楽しめる。ちえさまは、そのあたりのことはちゃんとお考えになっていて、29番と41番の間の通路を降りて、21列目で右手に行き(舞台に向かって)、51番と61番の間の通路を通って、1列目まで戻り、1列目の前を横切り、客席前に立って、作詞した「たからづか」を歌い終える。
このときは、ハイタッチという雰囲気ではないので、たとえどんなにそばにいらしても、大人しくじっとしていなきゃね。

S席21列目41番から52番も、どんどんちえさまが近付いてきて、ゆっくり歩いてくれるから、かなりうれしい席のはず。

私は2回目はセンターブロックのセンターあたりにいたので、じっくり見られたし、4回目はSS席で、おまけに通路側だったから、傍らを通って…だった。

が、しかし、ほとんど覚えていないのだ…。

真風が、武道館のライブは、夢のようだった。本当にあったことなのかと思ってしまう、と述懐しているけれど、まさにそんな感じ。
何度見ても、本当に観たのかな…と思っちゃう。
だから、また、観たくなるんだけど…。

まさに夢の世界なのね。

だから、どの席で見ても、結局、同じような気がする…

でも、やはり前方のセンターが一番よいというのが私の結論。
なぜかって?

うふふ。

センターが一番アイコンタクトが来やすいから。
思いこみかもしれないけれど、ばしっと目が合っちゃった〜・・・はあ・・・どうしよう〜・・・と殺されちゃうのがこのあたりの席。
オペラ越しではなく、素のアイコンタクトができちゃうのだ。

センターブロックのセンターで一緒に観ていた友人たちは、何人もやられていた(笑

もう、くらっくらする。。。と。

ハイタッチもいいけれど、やっぱり目でとらえられてしまうと、もうどうしようもありませぬ。

ねねちゃんは、毎回目を合わせて、うっとりできるのよねぇ…

アホです・・・(笑

4日間も連続でちえさまに浸っていたら、やらなければならないことが山積み。おまけに力を入れて見ているから肩はこりこり。

はあ…アホやなあ。。。

posted by 風土倶楽部 at 19:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月09日

観劇日記 4回目の「黒豹の如く」『Dear DIAMOND!!−101カラットの永遠の輝き−』

4回目はSS席。
雪組ご一行が、公演が始まる直前にどっと入場。ふと振り返れば、ともみんが〜!その後ろにちぎちゃん、その後ろにゆうみちゃん。反対側の通路では、ずらっと並んでお席に向かう組子たち。
そして、私の席のうしろは、花組の城妃 美伶ちゃん3名。
美伶ちゃん、ハンカチを握りしめていた。

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「黒豹の如く」の方は、4回目ともなると、新しい発見がある。
耳についてきたのは、登場人物たちが「男として決意する」とか「男として生きる」とか、男としてどう行動するかを表明しあっていること。
残念ながら、一番強く印象づけられなければならないアラルコンの決意表明が弱すぎる。一人壁ドンが浅い。ファシズムが台頭する歴史の大きい渦、激しい波が来ようとしている中、彼は自らの能力を信じて、世界を動かそうという意欲に満ちている。それはファシズムに呼応してしまうある種の狂気でもある。だから、あのシーンの歌詞の「もっともっと」はあくまでも力強くならなければ。そして、その勢い余って壁ドンなのだ。それをやってこそ、歴史の波に乗り遅れているのかもしれない…と一抹の不安を抱いているアントニオの脅威になれるはず。

なのに、なのに・・・

アラルコンが激しければ激しいほど、この物語の細部は見えなくなるんだけど。
たとえば、なぜカディスに集合するの?どこにも語られていない。
なぜアルヴィラは、あのような行動をとってしまったの?
なぜ、ゴンザーロは、アントニオを裏切ってしまったの?

細部が気になって仕方ないやん。。。どうしてくれる?

カディスは、しーらんたちが歌う歌詞にもあるように大航海時代コロンブスが出航した港。
16世紀には英国に侵略されていたときもあるようだ。
このお話の舞台になった時代、すなわち第一次世界大戦後のスペインでは、「右派と左派の対立が尖鋭化していた上にカタルーニャやバスクなどの地方自立の動きも加わり、政治的混乱が続いていた」(Wikiより)らしい。馴染みのない歴史だわ〜。
要するにカディスのカーニバルをシーンに持ってきたかったとしか思えないですな(笑
その割にはカディスの必然性が4回観てもわからない。柴田せんせーい!

この日、ちえさまのラストのお言葉が「行ってきます!」から「行きます!」に変わっていた。
耳にした途端、ドキッとした。
行ってきますだと、「マッサン」のエリーみたいに「行ってお帰り」のニュアンスが強いけれど、「行きます!」というのは、帰りが約束されていない感じが強くなる。

はあ・・・

アントニオ「この国のために使命を果たしてきます」
ちえさま「宝塚をより多くの人に知ってもらうために外でがんばってきます」

アントニオ「カテリーナ、必ず君のもとに戻ってくる」
ちえさま「必ず、みんなのもとに戻ってくる。少し休憩したら、また舞台で活動するからね」

と勝手にちえさまの心情に変換しちゃった。そうでないとつらすぎる・・・

とにかく、今回の公演は、ひたすら観る方が疲れる。全身全霊で観ていて、おまけに涙をこらえているから(涙で目が曇るとちえさまが見えない)、終わった途端、どっと疲れが襲ってくる。

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さて、ショーの方は、もう、ちえさまの宝塚愛とファン愛があふれていて、言葉を失う、言葉にできない感動の連続。藤井大介先生はじめスタッフの方たち、組子の愛が詰まっている今までに体験したことのないすごいショーになっている。REON1と2を足して、二乗したみたいな感じ。

オープニングのDangerous DIAMONDは、いきない銀橋のセンターに座ったちえさまから始まる。
髪が少し額にかかり、色っぽさが半端ない。目を奪われているうちにタンゴが始まり、ANJUさんのかっこいいとしかいえない振り付けで展開する。組子たちも一緒に踊るダンシング・ダイアモンドは、目を奪われる

その後のDynamic DIAMONDでも、ノリのよい曲に乗せて一気にヒートアップ。
みんな、キラキラ。

場面は変わり、Disco・DIAMONDに。ノバボサノバのドアボーイで現れるちえさま。ナンバーワンホストになると夢を語りつつも、慣れない手つきで飲み物を運ぶちえさま。そして、ねね扮するダッジェスNENEにシャンパンをかけてしまうちえさま。
もうどれもかわいすぎて、知らないうちに微笑んでしまう。

NENEを怒らせ退場させられてしまってから、再登場するまでのコミカルな展開も、とっても微笑ましいシーン。そして、今度は、カッコいいカウボーイ風であらわれるレオン・ボーイならぬレオン・ドンファン。このときにねねちゃんの胸にサングラスをさすところは必見。今回は、このねねちゃんの胸とちえさまの手、ちえさまの顔の接近がポイント!
そして、ディキシージャズでにぎやかなシーンに。

このあと、紅子のドラキュラ・シーンがあるんだけれど、これがねぇ・・・
あーちゃんたち娘役がとってもステキで、紅子を観ている暇なし。
あーちゃんは、清純な娘から、妖艶な女までできちゃうのね。あんるの歌もステキ。
紅子・・・トップになったら、こんなシーンで存在感を出せなかったら、1時間も持たないよ。

そんなこんなですでに第10場!ことちゃんとふうちゃんの95期生コンビによる歌で始まる「DIAMOND・Dinner」は、キッラキラのゴールド。
そして、次から次へとカラフルなスパンコールで登場。
中詰めで全員が出そろったところで、「2階に来たぞうっ!」というちえさまのお声が2階から聞こえてくる。トップが2階に現れるなんて今までなかったこと。1階から見上げてみたら、照明が動いている。劇団は今回のためにちゃんと照明が当たるようにしたのね。
その間、組子たちは1階の客席降りで盛り上げる。私のそばにはあんると海隼人。
ぺっちゃんの笑顔が、とってもステキだった。
まさこさんの歌から、ラストのデュエットダンスまでは、もう一気だった。
今回の公演では、ちえねねと一緒に退団する4名が随所にたくさん出ている。

麻央と海のダンスがリードして、ラインダンスになった後、場面は「Dolce Vita」に。
ちえさま、ゆりか、紅、ねね、あーちゃん、ことちゃんの6人でのダンスは、それぞれが相手を変えて短いデュエットダンスをするのだけれど、女になったことちゃんのうれしそうな様子が印象的。

そして、いよいよDawn DIAMOND.
まさこさんの歌が始まり、ショーは大団円に向かっていく。
「もうすぐ夜が明ける。あの星と同じように、夜が明ければダイヤモンドの輝きは消えていく」
イリュージョンなのか・・・いや、ちえさまの美しさ、輝きは絶対に失われない。
まさこさんの歌が終わり幕が開くと、青い輪の中にちえさま。
輪が天井に向かう中で踊るちえさま。
今のちえさまの不安や希望、さみしさや愛しい気持ち、すべてがダンスで語られていく。
それがものすごく伝わってくる。

踊り終えたちえさまが舞台の上に倒れると、組子たちが見守る。
紅が「あなたに憧れたダイアモンドスター」
ゆりかが「あなたに育まれたダイアモンドスター」
そして、ねねちゃんが「あなたを愛し抜いたダイアモンドスター」と歌い近寄るとちえさまが徐々に起き上がり・・・やがてみんな歌って、ちえさまを称える。

紅子とゆりかがダイアモンドスターを称えて歌い、いよいよちえさま作詞の「たからづか」
まさこさんが、今までで一番出来がよいといったというちえさま作詞の歌詞は、宝塚と組子とファンへの愛にあふれている。歌いながら、客席を一巡するちえさま。私は前方席だったので、歌い始めたちえさまの後ろにどいちゃんが舞台に出てくるのが重なり涙腺崩壊。
カポエイラのどいちゃん、運動会でのどいちゃん、いろいろなシーンが目の前にどっと出てきて、ちえさまが後ろの席に移動する間、舞台の上のころちゃんとどいちゃん、ぺっちゃん、あかりちゃんが元気に踊っている姿が涙でぼやけていく。
舞台に戻ったちえさまを黄金の神輿に乗せて、にぎやかにREON祭が始まる。
そして祭が終わり、ちえさまは、大階段の上に消えていく。

ねねちゃんが歌う歌が救いなのよね。
「きっとまた会えるはず」

幕が上がると、ゴールドの大階段にちえさまが一人黒と白のシンプルな燕尾服でポーズを決めて立っている。
圧巻は男たちがちえさまを中心に踊るシーン。
シンプルそのものなのに、こんな豪華なシーンは観たことがないと思えるほど。
そして、最後にねねちゃんとの夢のような美しいデュエットダンス。
最後の最後にねねちゃんの胸に顔をうずめ、ねねちゃんが天井に伸ばした手をそっとおろしてちえさまを抱く。今まで観た中で一番美しいデュエットダンスだった。
ちえさまとねねちゃんは、同じ舞台人として力を合わせて大きな壁をいくつもクリアしてきたんだなと、納得。

お芝居も、ダンスも、歌も、なにもかもステキなちえさまだけれど、やはりショーでのちえさまが一番光り輝く。こんなショーにこれからも出てほしいなあ。
退団記者会見で「私の女優なんて、誰も観たくないのでは…」などとおっしゃっていたけれど、私は女優のちえさまも絶対観たい。でも、ショースターのちえさまをずっとずっと観ていたい。
こんなにも心を奪われた人はいないもの。
美人だから、映画やテレビでも活躍できるとは思うけれど、やはり舞台人として輝き続けてほしい。

あと何回、宝塚のちえさまを観ることができるのか。
回を重ねるごとに涙の量が増し、疲労度が募ってくる。
今日は、もう肩こりこりでたーいへん。。。
5月までの長丁場。ちゃんとちえさまについていけるように体力気力を充実させねば!



posted by 風土倶楽部 at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月08日

観劇日記 2、3回目の宝塚星組「黒豹の如く」

昨日はS席。それもド・センター!

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初日とぜんぜん違った・・・

お芝居も、ショーも、すごいです。
1日でこんなに変わるものなのか!
座席位置のせいも、ちょっとあるとは思うけど。
でも、初日に一緒に観たヅカ友A子はS席で観て、ほぼ同じような感想だったんだけど…。

柴田先生、藤井先生、初日の感想を撤回します。
申し訳なかったです。

素晴らしい!!!
何回でも見たい!

まず「黒豹のごとく」
オープニングは、正面から見ると波の泡立ちのような照明がとても効果的。巨大な船底の木組が7つの海を行く海賊のイメージをかきたててくれる。最初に登場する3人が、ダンスと大きなバルーンで波間の様子を表現して、一気に引き込まれていく。そして、木組の真ん中にちえさま登場!海賊ソロが活躍するシーンとなり、ねね姫を誘拐した紅の悪者と闘う。
このシーンのワクワク感は半端ない!
悪者を退治し、姫を救い、黒豹ソルは姫と時の波間に消えていく〜。

ここで、ポスターなどに出ていた「今度生まれ変わっても、君をきっと探し出す」のキャッチコピーをちゃんと思い出しておくと、今後のストーリーが多少わかりやすくなるのだ!
ここで思い出さないと、ちょっと眠くなる…(笑

さて、時は1920年代のスペイン。ロスグロと同じ時代にいきなり物語は変わる。
アントニオの叔父バンデラス侯爵や、アントニオの同期で司令官のディアス子爵による歴史的背景の説明によっく耳を傾けておくこと。大航海時代とは異なり、今度の悪は世界情勢と密接なかかわりがあるのだ・・・というのを匂わせる。

匂わせてはくれるんだけれど…まあ、あとでいいや。

第一次世界大戦の終戦2周年を祝う祝賀会の夜会で物語は展開し始める。
かつての恋人だったアントニオと、今は未亡人のカテリーナが再会し、ときめきあう。
ちえさまアントニオの軍服姿がステキすぎる。海賊もステキすぎるし、もう、どうしたらいいの…。

紅子の扮するアラルコン公爵は、会社経営に成功し、どうやらフィクサーで他国とも関係をもち、台頭しつつあるファシズムをビジネスに活用しようとしているらしい。
このあたりは3回観て、ようやくふむふむとわかってきた。
だって、ちえさまアントニオがステキすぎて、そのお姿を追うだけで忙しすぎるんだもん。

お話は、アントニオとカテリーナが愛し合うのを、アラルコンがアントニオを他国に売渡し、カテリーナを手に入れようと野心満々で近づく。二人に危機が〜、というもの。カテリーナの夫は毒殺されたという噂があり、カテリーナがやったともいう人がいて・・・それでアラルコンに脅されたりして、ねねちゃん、ひょっとして悪女なの?と思いきや、そうでもなく・・・

このお話のこのあたりがなんだかもやもやしていて、大筋はわかるんだけれど、細部が?というのが多い。
アラルコンの愛人のアルヴィラ(ふうちゃん)がカテリーナに嫉妬して、裏で勝手な動きをしている。
そのアルヴィラが疎ましくなってきたアラルコン。なにかするのかな?と思ったけれど、特になし。

このあたりでますます???が多くなってきて、物語は、なぜかカディスのカーニバルへ。
どうしてカディスで決着をつけなければいけないのか、よくわからないのよねぇ。必然性がねぇ。。。

アラルコンがカディスを選ぶのではなく、アントニオが先祖のソルにちなんで海賊の拠点だったカディスにアラルコンをおびき出すというのなら、まだ、わかるんだけれど・・・。

疑問その1、だな。
疑問その2は、ふうちゃんアルヴィラは、貧しい出でもがきながら今の地位を得てきた。だから、今の生活のためなら、悪にでも手を染めると歌うシーンがあるんだけれど、その割にはラストになぜ?(ネタバレになるから)

どうもアラルコンの動きが、イマイチよくわからない。それは巨匠柴田先生の脚本のせいなのか。紅子の演技のせいなのか、、、悩む・・・(笑
紅子が、銀橋で「もっともっと」と欲望を歌うシーンがあるのだけれど、最後に一人壁ドンをやる。あれがこの役を象徴する重要な場面なんだけれど、とってつけた感があふれている。紅子、頑張れ!

というわけで、中盤はちょっと眠気が忍び寄ってくる。
が、そこをぐっとこらえて、とりあえず事件が落着するのを待つ。
すると、突然、電話の音がして、じゅんこ叔父さんのナレーションで、せっかく事件が終わったのに、思わぬことが起きたという。

え〜っ!!!何が起きたの〜?と、ドキドキしつつ、そうか、柴田先生はそんな大ドんでん返しを用意していたのね、と期待していると・・・

なぜか植民地問題でモロッコの司令部から、すぐにアントニオを寄越せと連絡が入り、行くことに。
退役軍人のところになぜ司令部から、甥を寄越せと連絡が入るの???

ま、いっか。

そこからは怒涛のお別れシーンが展開。
もう、涙、涙になっちゃう。ねねカテリーナは泣いてないけど(笑
ちえさまアントニオが、スペインのためにモロッコで力いっぱい働いてきますというようなことをおっしゃる。それは、タカラヅカという王国のために外でがんばってくるね。もっともっと宝塚をみんなが愛してくれるように、という「Dear Diamond」につながっていくのだ。

ちえさまの宝塚愛の強さにまず黒豹で印象づけられ、ショーで全開となる。
じゅんこさん、柚長と抱き合うシーンは、涙腺崩壊の序章となる。

お芝居の途中にアントニオが自分の行く末、スペイン海軍の行く末に一抹の不安を抱き、悩む姿は、そのまま今のちえさまの心情と重なる。
柴田先生、やってくれますね〜。
お話自体は、いろいろ疑問があるけれど、ちえさまの今を共有できるステキな作品だと思う。
再演は・・・無理だな。ちえさまあってこその作品だもん(笑
でも、どうしてラストはねねカテリーナと一緒に旅立たないのかなあ…。まるでねねちゃんは退団しないみたいにみえる。

最大の不満は、セリフ。
美しいセリフだとちえさまはじめ絶賛なんだけど、二つだけお願いだから、変更してほしいというのがある。
一つは、「どうだ!まいったか〜」
カテリーナに会う時間がないといわれ、アントニオが24時間以上に一日を使う方法を知っているといい、その方法が夢中になれるものがあること、と。
そのときにちえさまが言うセリフ。
うーん、なんかとってつけた感満載なんだなあ。

二つ目は、「こいつぅ」
ちえさまいわく「むひむひするセリフ」ということだったけれど、むひむひするけれど、固まっちゃう。
やめてくれないかなあ。

ちえさまは、中学3年生ごろまでサンタが本当にいると思っていたほどピュアなお方。
劇団に与えられたものをそのピュアな心で真摯に受け止め、壁を乗り越えてきたんだと思う。
だから、どんなセリフであろうと、「こんなん、言われへん」とは絶対に思わない。
きっとこのセリフを最大限に生かそうとするんだろうなあ。
それがちえさまのちえさまたる偉大なところであり、愛すべきところなのだ。

だから、「まいったか」も「こいつぅ」も、ひゃ〜っ!と思いながらも(それこそ「冷たい網が傍らを通りすぎる感覚」に通じる)、私は受け止めるけどね。と言いつつ、こんだけ文句言うてるやん(笑

「黒豹のごとく」
黒豹と海賊のイメージが二つ必要だったのかな?と、ちょっと思うけど、ちえさまあってこその、ちえさまでなければできない素晴らしい作品だと思う。
回を重ねるごとに、涙の量が増えてきていて、やばい。やばすぎる。。。。。

『Dear DIAMOND!!』−101カラットの永遠の輝き−の方は、4回目を観たあとで〜。
こちらは、ほぼ文句なし!ちえさまの宝塚愛が全開なのだ!
posted by 風土倶楽部 at 11:17| Comment(2) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年02月06日

観劇日記 初日の宝塚星組「黒豹の如く」「Dear Diamond」

初日のチケットが降臨してきて、急きょ観劇が可能になった。
持つべきものは、ヅカ友なのだ…Kさん、ありがとう〜!

劇場入り口で、黒豹の作者の柴田侑宏先生、Dear Diamondの作・演出の藤井大介氏が、公一理事長とともにお客さまをお迎えしておられた。
握手してもらっている人たちもいた。ちょっと心がひかれるも、開演10分前でやることがいろいろあって、あたふたドタバタ。。。

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テンションマックスで迎えた黒豹のオープニング。
この波の感じ、パッショネイト?

いきなりの今回の主役のアントニオの500年前のご先祖のソルさまが、めっちゃステキ!
これ、これ、観たかったのは、これよ〜!
と思ったんだけれど、時代が1920年代になったら、お話の説明のセリフが多くて、ストーリーを追いかけるのに忙しかった。
初日なので、まだ、詳しいストーリーはあえて書かないけれど、書こうと思っても、ちょっと複雑で、時代背景を押さえてないと、登場人物たちの心情がわかりにくい。
これから観劇予定の方には、人物相関図だけでなく、名前もしっかりインプットしていくことをお勧め。
横文字はどうもなあ…

柴田先生ということで、ちょっと期待しすぎたかも…。
「激情」や「琥珀色の雨にぬれて」、「仮面のロマネスク」が好きなので、その路線かな…と思っていたんだけれど…ちょっと違う‥‥どこが違うかうまく言えない。。。

でも、ちえさまはひたすらカッコよかった。
自分の行く末に悩みつつ、ねねカテリーナを深く愛する大人の男を色っぽく演じておられました。

そして、ラストが…ううっ、じゅんこさんと柚長のセリフにぐっときます。そして、ちえさまの後姿・・・涙・・・。

紅ゆずるは、、、ベネディクトに見えてしまう。でも、がんばっている。損な役、それが2番手の宿命か。
ロスグロに引き続き真風がお得な役回り。

ねねちゃんの成長ぶりに、ロスグロに引き続きうなりました。いい女優になったなあ。
ふうちゃんが、色っぽい役に挑戦していて、かなりイケてた。

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ショーは、オープニングのANJUさんの振り付けによるリベルタンゴが、とってもかっこよかった。
ちえさま登場シーンにはうっとり〜。
その後のドアボーイのちえさま、ぴちぴちの衣装がかわいい…。

でも、でも、その後の衣装が…このあたりから、ちょっと失速気味。
でも、ちえさまはひたすらカッコよかった。

全体に明るい元気な感じで、「お祭り」っぽい。
ラストのショパンの曲は切ない、美しい、これぞ、宝塚!
ちえさま作詞のお歌は、これからじわじわきそうな感じ。
本当に宝塚を愛しているのだなあと涙。

ダンス、歌とも、みんな、ものすごくレベルアップしていて、いきなり完成度が高かった。星組パワーを2階B席でもしっかり感じ取ることができた。

ショーの中盤にいきなり2階左側の扉から「2階に来たよ〜」といきなりちえさまのお声!
2階席は興奮のるつぼと化した。
S席最後列とA席最前列は歓喜!
1階での客席降りもあり(ロの字にお歩きになります)、いつもながらちえさまのお客様サービス精神の細やかなこと♡♡♡

ちえさまは、次のステージに移るベストな退団時期なんだと、悲しい、淋しいけれど、祝福する気にもさせてくれる舞台だった。

B席は、ちょっと舞台が見切れているところがあるので、今日はS席で堪能しよっと。
また、感じ方も変わるはず〜。うふっ。
(2回目、3回目を観て、思い切り感じ方が変わってしまったので、そちらをご覧ください。検索であまりにもアクセス数が多いのでびっくり〜!)


posted by 風土倶楽部 at 22:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする