2015年03月29日

宝塚星組東京公演初日「黒豹の如く/Dear Diamond」

今年前半は、ちえさま一色。ほかの劇団の公演にも触手は伸びず…
運よく初日チケットをゲット。
会場には、柴田先生、大輔先生、謝先生・・・みなさま、客席から、ちえねねの最後の公演初日を見守っておられました。

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「黒豹の如く」、大きな変更点はなし。
全体にとてもメリハリがついた。
「人の不幸は蜜の味」のシーンや、壱城&天寿&礼のトリオのシーンが、よりコミカルになっていた。
事件が落着したあとのラストシーンでは、以前はカテリーナが一人で立っているところにアントニオが出てきて「こんな朝早くから申し訳ないね」と言っていたのが、二人で上手から登場し、「昨夜は大乱闘だったし、一晩中ほとんど寝ていないのに、またこんなことになって…」とかなんとか言う。
時間の経過がより明確になった。

そして、お見送りシーンでは、カテリーナが「結婚できる日までお待ちしています」と、具体的な目標を語る。
急にぽこちゃんが、やたらと目立つんだけど…急成長している。

斜め後方に柴田先生が座っておられた。自身としても最後の作品になるだろう「黒豹の如く」のちえさまのセリフをどんな思いで聞いておられたのか…。

ショーは、始まったら、最後まで息をするのを忘れてしまうような陶酔感がずっと続く。
最後の初日だと思うと、宝塚大劇場の千秋楽よりも泣けてしまった。。。
なお、客席降りは、1階は29と31の通路、49と51の通路、21列目という素直なもの。
2階は、1階席で観ていたから、わからないけれど、「東京は、こっちからだ!」というちえさまのお声が聞こえてきたから、どうやら2−4の扉からだったみたい。
噂では、S席とA席の間の通路をだったらしい。まあ、そうでしょうね。2−4扉から2−1扉に移動だろうから。

ごあいさつでは、「今日は雨でなくてよかった〜。千秋楽も晴れますように」に笑ってしまった。
大劇場の千秋楽は、本当に最悪だったもんね。
4回目のスタンディングオベーションでは、出てくる予定がなかったのか幕が開いたら「服を脱いでしまった…」とのこと。はあ、あと何回お会いできるのかしら…

終演後の劇場前とシャンテ前は、ものすごい人、人、人。
大千秋楽はどうなっちゃうのだ?全国45館のTOHOシネマとさいたまスーパーアリーナで中継だとか。
さいたまからは、戻ってこれないよねぇ…。

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おなかがすいたのでご飯を食べて出てきたけれど、まだ、ちえさまは出ていなかったみたい。
私たちは、星組公演は観劇するとへとへとになるので、大人しく帰りました。
シャンテでは、ただいま、ちえさまたちの衣装を展示中。
武道館のスーツが、あんなにも凝ったものだったとは…。

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そして、私がちえさまに心をわしづかみにされてしまったタムドクの衣装。
見ればみるほど、よくぞまあ、こんなイメージにぴったりの衣装が…と感心しまくる。

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5月10日まで何度かまだ行くけれど、だんだん先が見えてきて、コワイなあ。
武道館のブルーレイを予約していたので引き取ったものの、まだ、見ることができない。
退団後に見て、大泣きするかなあ・・・
ちえ友いわく、タオルは必須とのこと。

そうそう、先週は雪組の「ルパン3世」と「ファンシーガイ」を観てきたのだった。

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ちぎちゃん、役者やのう・・・すばらしい!ますます磨きがかかったルパンで惚れました。
ショーは、1月に観たときよりもグレードアップしていて、それなりに楽しめた。
そして、密かにともみんにお別れしてきた。
やりきった感満載のともみん。お疲れさまでした。


ラベル:宝塚歌劇
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2015年03月15日

柚希礼音ディナーショー・ライブ中継@梅田芸術劇場

柚希礼音ディナーショーには行くことならず、代わりに14日の梅芸のライブ中継を昼、夜の2回鑑賞することになった。
チケットの奇々怪々…まあ、結果として、梅芸ライブ中継夜の部は大満足のうちに終了したんだけど。

ノバボサノバのダンスから始まり、新人時代のメドレーを約20分間。
トークによると最初は60曲ほどリストアップしていたそう。が、そんなに歌えるはずもなく。。。
自分は懐かしくて歌いたいけれど、お客さまが聴きたいものを優先させようと削いでいったら…というメドレーだった。
「おーい、春風さん」が入っていた。かわいかったよねぇ。
メドレーの最後は、ゆりかによるアビアント。ここで、なぜか一番涙腺が緩んだ私。とうこさんの汗を拭いていたちえさま、とうこさんに上着を着せてあげるちえさま、銀橋にいるとうこさんに向かって歌っていたちえさま…いろいろとうこさんとのシーンが浮かんできて…

意外なナンバーだったのが、エリザベートの「闇が広がる」
さゆみちゃんのルキーニのキッチュが導入で、トートをちえさま、ルドルフを真風。
もうその迫力たるや、すごいのなんのって。
エリザベートは、星でこそやってほしかったと痛切に思った。
さゆみちゃん、ルキーニいけるやん!

ちえこちゃんが登場!さゆみは定番の紅子で、ゆりかはイケメンでの3人のトーク。
真風が星から異動になっちゃって悲しいと泣き、ちえこがレオンちゃんがいなくなるなんて悲しいと泣き、紅子が私はこれからずっと客席係やねんで。私の身にもなってよ、と泣く場面が本音っぽかったなあ。

今回のトークネタは、さゆみの舞台メイクについてが大きなウエイトを占めていた。
昼の部は、ちえさまがすべてメイクしてあげたんだとか。
まだ、ご不満なようで、夜の部をそれをベースにさゆみが手を加えたらしい。

確かに夜の方が美しかった。
が、眉の描き方にまだご不満なご様子だった。
メイクは、とっても大事。ちえさまも2011年ごろから、とっても上手になって、ステキさが一段と増したような気がする。さゆみ、メイクをがんばるんだよ。

アンコールで「タカラヅカ」を歌ったあと、14日の夜の部は3人のトークが30分ほどあった。
DVD収録用?
昼の部が終わってから、お食事をしたりしてくつろいでいたときのネタで爆笑に次ぐ爆笑。
まるで漫才みたいな3人。
さゆみちゃんとちえさまのコンビは、ヅカファンだけ対象にした漫才コンビとしては最高!

それにしても、その場の状況を想像すると、まるで女子高生のような3人。いたずらっ子のような3人。
ピュアなんだな〜。30代の女性とは思えない…(笑

さて、梅芸はものすごく鮮明な画像で、音響もよく、ずっとちえさまを見ていられて、これはこれでとってもよかった。できないのはハイタッチだけだね…と思っていたら…

DS終了後にちえさまの舞台生活ダイジェストの映像を10分ほど見ていると、武道館映像がラストでFor goodを歌い終わったら、映像がすっと消えて、「来ました!」というちえさまの声が会場の後ろからしてきた。

夜の部では、通路側の席だったので、ちえさまが横を通ってくれて、しっかりがっしりハイタッチできちゃった。
そして、昼、夜とも、For goodを歌って、再び客席を降りて、去っていかれたのだった。

ちえさまが舞台にあがってからは、司会は「それでは後は柚希さんにお任せします」と言って消えちゃった。
以前のちえさまなら、あたふたするところだろうに、しっかりその場をまとめていた。
夜の部は、DS会場でも、お客さんとじゃんけんをするということに急になった。
勝ったからといって、前に出て握手するだけなんだけどね(笑

梅芸会場の舞台に上がったちえさまは、「ここでもじゃんけんしてた?」
してなかったんだけど、会場から「してた〜」という声がいくつか飛んだ。
すると、「え〜、してたんだ〜、かわいい…」とちえさま。
そのちえさまに会場全体が萌えた一瞬だった。

こちらでもやろうということになり、結果、少年が勝ち残り、ちえさまはじめ会場中が意外な結末にびっくりだった。
そして、For goodを歌ってくれた。
それは、関西でジェンヌとしての最後の歌でもあった。
心をこめて歌ってくれるちえさま。
ありがとう〜。一生忘れない。

宝塚大劇場でお見送りした日から、1週間も経ってない。
ちえさまは、ムラの千秋楽が終わっちゃって、ものすごく寂しかったけれど、このDSのお稽古がすぐ始まって、うれしかった。でも、もう、これで関西は終わってしまうねんな…としみじみしていました。
一つ一つの舞台が終わるたびに、一番さみしいのはちえさまよね、きっと。
いつも全力で、ひとつも隙のない舞台を作り上げ、登場人物たちのさまざまな思いを届けてくれたちえさま。
本当にありがとう。

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おみやげとプログラム

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posted by Luna at 23:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年03月10日

宝塚歌劇 宝塚大劇場 星組千秋楽「黒豹のごとく/Der DIAMOND」

ついにこの日が来てしまった…
朝から小雨がぱらつく天気模様。
入り待ちする友人たちが先に花のみちに行き、私はバウの中継の抽選に並ぶことにした。
私の千秋楽チケットはすでにゲット、母が急に観たいというので抽選に参戦することに。
3月になって2回母にチケットを用意したところ、すっかりちえさまにはまってしまったらしい。
やはり2回観劇した叔母も、ちえさまの虜に。
柚希礼音というお方は、誰をも魅了してしまう本当にすごい人だ。

というわけで8時すぎに宝塚駅に到着したら、列のしっぽがどこだかわからない!
駅から花の道に入るところですでに川の方へ続いているではないか!

とりあえず、入り待ち中の友人たちの場所を確認しつつ、適当に列の中にもぐりこんでみた。
敷地内に入ると、列はとぐろを果てしなく巻いていて、敷地内をぐるぐるぐるぐる回る羽目になった。
いったいどれだけの人がいるんだ〜?

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劇場内に入る入り口で、その日の番号を渡された。これは単なるくじ引きの順番。

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すでに1811番…まだ、後ろに1000人はいる。ということは3000人?倍率はどうなる?

場内でまたしてもとぐろを巻きつつ、ちえさまの看板の掲げられた壁近くで待機すること30分以上。
もう、この看板をこの劇場で観ることもないのだなあ…などと、一緒に並んだ友人たちとため息をつきつつ…

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場内アナウンスで「只今300番までの方の抽選が終わりました〜」などと逐次放送される。

8時半に閉門されて、抽選の机の前に到着したのが9時半ごろ。
3つか4つ並んだテーブルの上にどさっと置かれた歌劇団の封筒から、一つを選ぶ。

めでたく当選の紙が入っていた。

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友人2人と一緒に参戦して、3人中2人が当選。
これは相当高い確率。ラッキーな私たち。
が、番号は500番台後半。
この日の当日券は立ち見100、席60、バウ500席
うーん、微妙〜。チケット購入は10時半からとある。

じゃあ、それまで入り待ちだ〜!と、友人たちのところに戻ろうとしたところ、行けない・・・
人垣で行けない!
道路を渡ろうにもFCのガードの人たちに「入らないでください!」「渡らないでください!」と阻止されてしまう。

友人たちが、とってもよい場所を確保してくれていたのに・・・

が、あきらめの早い私。二兎追うものは一兎をも得ず。
今日は親孝行しましょ。
10時からオープンするカフェの場所とりをしておくことにして、劇場内に戻った。

テーブルを確保して(この時点で、残っていたテーブルは3つぐらい)、朝食にハンバーグ定食(朝食ともいえない・・)を食べていたら、友人たちが戻ってきた。
ちえさまが無事楽屋に入ったとのこと。友人が撮影した入りの様子を見せてもらう。
この時点で10時半。

あ、私のチケットを引き換えねば・・・とあわてて500番台の列に戻ったら、係りの男性がちょうど私の番号を読み上げて、「いませんか〜?」と声を張り上げているところで、あわてて「はーい!」

600番台、700番台の人も並んでいたけれど、チケットはあるの?
チケットをやっと引き換えられたのが11時半ごろ。バウの座席で残っていたのは1列から3列あたりのみ。
母に電話をして、すぐに劇場に向かうようにと伝えた。

母に千秋楽のライブ中継を見せられるとは、なんて幸運なんだろう。最大の親孝行だわ〜。
これで心置きなく私は、劇場内で泣ける…(笑

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会場ではFCの人たちのためのちえさまデスクが出ていた。

ちょこちゃんも一緒。

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ちょっと落ち着くために公演デザートを。ヨーグルト味のババロア。おいしゅうございました。
このあと、午後8時ごろにようやくラーメンを食べるまで食事はなし。興奮していたからか、お腹が空いたという感覚はなかった。

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こんなドタバタでようやく千秋楽の幕が開いた。

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みんなの力の入り方がすごくて、今まで観た中で一番よかった。
特によかったのは紅子。さゆみちゃん、よくやった!壁ドンも、最後までがんばった。迫力が出ていたよ〜。
ショーのドラキュラ場面も、とってもよくなっていた。(でも、最後の「あ〜」はない方がいいと思うよ。笑)
今日のさゆみちゃんなら、トップは大丈夫。
やっぱりちえさまのDNAを受け継いだあなたにやってほしかった…とまで思った。

さよならショーの曲目は、以下の通り。順番はちょっと怪しい…

「太王四神記」のチュシンの星のもとに じゅんこさんの「あなたこそチュシンの王!」がちゃんと聞こえてきて、涙。
「激情」のジェラシー
「オーシャンズ11」のジャックポット、ねねちゃんがアダムとイヴ
「めぐり会いはふたたび」のLife is
「再会」から、恋のガイドブック
「ブエノスアイレスの風」 ころちゃんの歌に涙。この公演がコンビを組んだ最初のもの。
「スカーレット・ピンパーネル」の君はどこに 当時よりも、もっともっと素晴らしい歌声で感激。
「ロミオとジュリエット」の世界の王、天使の歌が聞こえる
「REON」のバーレスク、ちえちゃん
「眠らない男」から、NHKスペシャルでレッスン風景が放送された曲
For good
REON

どれも心のこもった歌で、涙にくれながら、堪能させていただきました。
For goodで、ちょっと涙声になっちゃったけれど、ぐっとこらえてパーフェクトなパーフォーマンスで終えたちえさまでした。

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柚長さん、涙、涙、だった。

さよならショーの前にちえさまの今までの映像をバックに、ちえさまによるお手紙を柚長さんが読んだ。
正直な気持ちをつづったよいお手紙でした。

さよならショーの後には、一緒に退団する5名からの、やはりお手紙と映像。
本当にちえさまたちは退団するのだなあ…と、柚長さんの手紙を読み上げる声で実感せざるを得なかった。

でも、ちえさまはとってもりっぱにご挨拶。
カーテンコールでは、ご挨拶やコメントを用意していなかったちえさま。
「本日は…」とか「東京で頑張ります」とか、いつもの繰り返しで可笑しかった。
最後までちえさまらしいちえさまだった。

激しい涙雨になってしまった出待ち。
日刊スポーツの大きな写真記事に私たち一行もちらっと写っちゃった。自分たちにしかわからないけど(笑

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冷たい雨の中、FCの人たちのちえさまを送る歌声が、とっても切なかった。
その前でにこにこと楽しそうに踊っちゃうちえさま。
ああ、本当にステキな人だ…
たくさんの出会いと感動を与えてくれたちえさまに心からの感謝をささげたい。

みんなを夢中にさせるちえさま、どうか東京千秋楽まで怪我も病気もなく終えることができますように。
そして、もっともっと高見をめざして羽ばたいてくださいまし。
どこまでもついて「行きます!」

東京も、早速、ついていきます!

posted by Luna at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする