2015年05月29日

宝塚歌劇団 雪組公演「アルカポネ」

赤坂のネオンに彩られたビルの谷間に浮かび上がる“だいもんアルカポネ”

えー感じやん

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安定のだいもん(望海風斗)だから、期待しつつも、グスタフであれ?!だった原田さん脚本・演出だから、一抹の不安も抱え、観劇に臨んだ。

だいもんの歌唱力にただひたすら圧倒された。

す、すごい・・・

すばらしい・・・

鳥肌もんでした。

ルパン3世とファンシーガイのときは、上手いなあとは思ったけれど、ここまでとは。。。
劇団の隠し玉か・・・って、ぜんぜん隠しているわけではないけどね(笑

アルカポネなんて、難しい題材をあえて取り上げる宝塚は、相変わらず面白いなあ。
なにを取り上げても、激しい主張があるわけではなく、ちょぴっと厳しい社会の断面を見せつつも、愛と夢の世界が展開される。そのバランスの配分が絶妙。
主義主張を楽しむのではなく、ジェンヌたちのがんばり具合を愛でるのが正しい宝塚的観劇だというのが最近、ようやくわかってきた。
今回の原田さんのストーリー展開、舞台展開、どれも◎!
なにより組子たちの使い方が、それぞれ際立つようになっていて、とてもうまい。
これこそがタカラヅカなんよね。

大きなウィスキーの樽を配した舞台は、見事に1920年代のアメリカの空気感を漂わせ、スーツに身を包んだ男役たちがイキイキと動いていた。
私の御贔屓のひとこちゃん(永久輝せあ)が、なんと1曲歌わせてもらっていて、ヅカオタ的には大変満足。
れいこちゃん(月城かなと)は、だいもんの向こうを張るエリオット・ネス。
ちゃんとがっつりお芝居できているやん!
ラストのセリフ、「私の親友だ」も、なかなか決まっていた。

雪組は、だいもんはじめ美しい男役がたくさんいて、大変よろしい。
おばさんは、きれいな女の子が大好き。あ、オジサンもか(笑

人殺しもするアルカポネ、家族やファミリーを大切にするアルカポネ、商才に富み、頭のよいアルカポネ、
イタリア移民というアメリカ社会の底辺から這い上がるために清濁合わせて飲み込んで生き抜いた男の話を、きれいな女たちが男くさくやるなんてタカラヅカだねぇ。
だいもんが、歌のパワーで全体をまとめあげ、緊張感の持続した舞台をつくっているから、組子たちも、のびのびとやれている。

だいもん、あなたの世は近いね。
まさにラストのアルカポネへの言葉をそのまま贈ろう。
「世界はあなたのものだ!」(だっけ?)
大劇場の銀橋にトップとして立つだいもんが楽しみだ。

会場には、プリンス・オブ・ブロードウェイのチラシがあちこちに。

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ちえさまは、今ごろ、英語と発声法とダンスのレッスンに明け暮れておられるのでしょうか。
どんな新しいちえさまにお会いできるのか、10月までドキドキだわーん♡


posted by 風土倶楽部 at 11:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月24日

ちえさまとなめ子

ちえさま(柚希礼音)が、ご卒業されて、早2週間が過ぎた。
ちえさまロスに落ち込むかと思っていたのに、まったくない・・・なぜだろう。
すでに10月〜12月にかけて、超ビッグなブロードウェイ・ミュージカル「プリンス・オブ・ブロードウェイ」への出演が、先週、発表されたから?

もうちょっとご卒業をかみしめたい気分だったのに、あまりにも早くて、ちえ組一同、うれしいけど、反面、次のチケット争奪戦に参戦しなければいけないから、気分もそぞろ。
忙しさは、結局、在団中と変わらへんやん・・・

このあと、ブロードウェイに行っちゃったら、そのときに初めてちえロス症状が出るのかなあ。

きりやん(霧矢大夢)の退団後、初の出演となった「マイ・フェア・レディ」のときに、日生劇場の3列目センターという夢のような席をなぜか自力でゲットできちゃった。
まるできりやんが、私のためにだけ公演してくれていると錯覚させられるような席で、斜め前にはまりも(蒼乃夕妃)ちゃんがいるという夢の席だった。
が、しかし、そこで見たら、達成感を感じ、きりやん熱が一気に冷め、ちえさまに向かっていったのだった。

そんな自分がコワイ・・・

ちえさま、よいお席で何度も見すぎました。。。
達成感が半端ないです・・・ということは…ちえ熱、どうなる・・・

いや、ちえさまは永遠です。NYまでついていけるかどうかはわかんないけど。。。

日々、録りだめた映像を見るにつけ、その素晴らしさを再確認中。
やはり別格。ちえさまを見慣れた目には、他組では、なかなか満足できませぬ。
宝塚は、ちえさまと共に卒業かなと思っていたんだけれど、あんなにちえさまが「フォーエバー・タカラヅカ〜♪」と願って退団されたので、まったく見ないというわけにもいかず・・・
当面は、ありちゃん(暁千星)に注目していこう。問題は、月組ってとこよねぇ・・・

まあ、それはさておき、ちえさまのようなお方を世の中が放っておくはずがない。
これからも、ちえ組は忙しくなりそうだなあ〜。
FCも、立ち上がるようだし。
ちえさま、英語とダンスをがんばってね。
舞台を楽しみにしています。

ちえさまご卒業で心静かな日々を過ごすには読書よね、と思い、退団前に図書館で借りた本のひとつが、辛酸なめ子著の「次元上昇日記」

なめ子、面白すぎ。

本を読んで、声を出して笑ってしまった・・・そんな記憶が今まであっただろうか。

スピリチュアル系をこんなに的確に伝えている本がほかにあるだろうか。
誉め殺しの最高テクニック
その洞察力の鋭さに心酔しちゃうな。

今度は、有機無農薬やら、無添加やらのナチュラル系をテーマに書いて欲しい。

ん? でも、スピリチュアル系の人は、本当に彼女がヌルランの言うことにしたがっていると思っていたりするのかな。

私の一番のツボは、なめ子さんがテレビでアニマル・コミュニケーターのハイジがオコゼやイワシなどの気持ちを代弁しているのにインスパイアされて、電車に飛び込んできたカメムシ相手に読心術に挑戦するところ。思い出しただけで、笑ってしまう。

久しぶりに脳内ダンスエクササイズをして、すっきりした気分だ。

図書館から、予約して待っていた本が続々と届いてしまった。
ちえさまと一緒に英語の勉強をしようと思っていたのに、そんな暇がないんですけどぉ・・・


追伸(誰に…?)
BSプレミアムで放送されていた高倉健主演の「鉄道員 ぽっぽや)。ピエトロ・ジェルミ監督の「鉄道員」みたいな話かと思ったら、ぜんぜん違った。くらーい話で、驚くべきことに健さんとしのぶ(大竹しのぶ)が20代ぐらいの役をやっちゃっていて、かなりうつむき加減に見てしまった。というか、半分くらい寝落ちして気が付いたら、彼らの娘の幽霊が出てきていて、そーゆー映画だったのかあ…と、見たことを後悔した。
浅田次郎には、ずいぶん泣かされたけれど、もう二度と泣かされないと確信した映画だった。
壬生義士伝とか読んで滂沱の涙にくれていたころの私は、今よりピュアだったんだろうか…。

きっと、ちえさまに成長させていただいたのね。
人生は、ものや人を見る目を養うための学びの連続だわね。

posted by 風土倶楽部 at 19:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月11日

ついにラストデイ 「黒豹の如く/Dear DIAMOND」

ちえさまとお呼びし始めたころから、2年。
再演の「ロミオとジュリエット」を観て以来、とても「ちえちゃん」とか「ちえさん」とか呼べなくなった。
もう「ちえさま」とお呼びするしかない!
そのぐらい衝撃的な舞台だった。こんなにも登場人物に心を寄せて観ることができるのは初めてだったかも。
それは、ロミオの心情がすべて手にとるようにわかるから。伝わってくるから。
雪組ベルサイユのばらの特出アンドレも、そうだった。
もっとも驚いたのは、REON2でのこと。
ライブでも、歌、ダンスから、メッセージがびんびん伝わってくるのだ。
この公演は、1回しか席が取れず、それも一番後ろの端の席だった。
なのに、ちえさまの心はちゃんと伝わってきた。
なんてすごい人なのだ、と終演後に茫然として家路についた。いや、どうやって家に帰ったか、あまりよく覚えていない。

もっと早くから、ちえさまを見ておけばよかった…と激しく後悔した。
だから、それからは、今までの見なかった分を取り戻すように、できるだけ回数を観ようと思った。
そして、それがどんどん高じてきて・・

黒豹とダイアモンドは、何回見たのか、数えてない・・・
ほぼ毎週劇場に行っていたような気がする。
でも、でも、ついに、ついに、この日が来てしまった。

2,3日前から、ずっと心臓がドキドキバクバク。

どうなっちゃうんだろう、私・・・

すでに涙目・・・いや、黒豹の公演が始まってから、ずっと涙目。
いやいや、武道館公演も涙目だった。

ちえさまは、もう次のステップに進む時期なのだ・・・と自分に言い聞かせつつ・・・この日を迎えた。

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日比谷の街は、白装束の人でいっぱい。
という私も、一応白の上着なんだけど。

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ちえさまのお母様がいらしていた。
お隣はお兄様?

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ダイアモンドなペンライト。

全国で26,000人が見つめる舞台。

今日も、また、ちえさまは一分の隙もない演技。
お芝居は、はっきりいって細部が破たんしている(笑
なのに、アントニオの存在感は半端ない。
アントニオに謎はないのだ。彼が考えていること、心の動きががんがんこちらに伝わってくる。
こんなことができるのは、ちえさましかいない。

ねねちゃんが、前日の前楽でかなり崩壊していた。心配なほどに。
でも、ラストデイは、りっぱにカテリーナをやり遂げていた。

ほぼずっと涙腺崩壊状態だったけれど、一番崩壊したのは、組子たちが泣きながら笑顔で歌い、踊っているのを目の当たりにしたとき。
目の前のあーちゃん、どいちゃんと一緒に泣いて、笑った。
みんな、ちえさまのDNAをしっかり受け継いでがんばるんだよ〜。

そして、紅子のちえさまへの思いが、ものすごく伝わってきた。
いよいよ紅子の一人立ちのとき。これを乗り越えられたら、きっと未来が開けるはず!
がんばれ、紅子!

実は、最初はあまり紅子のことを好きじゃなかったけれど、ヅカ友に紅ファンがいて、見るたびに「今日は紅がこんなふうにやっていた」と熱く語ってくれるうちに、紅の進化をみるのが楽しみになってしまった。
ドラキュラのシーンも、最初は娘役たちに飲まれていたけれど、今は、ちゃんと紅子のシーンになっている。
願わくは、宝塚大劇場にいるうちに完成させてほしかったなあ。

ラストのデュエットダンスでねねちゃんを回すちえさまを見ているうちに、また、また、崩壊。
いったいいつから劇団は、こんなことを当たり前のようにやらせることにしたんだろう。
女性ですよ。
女性が女性をかついで回すことが、男役の必須演技だなんていつから?

3月ごろから、スカイステージでさまざまな過去のインタビューやトーク番組が放送されていた。トップお披露目の太王四神記のときに、羽を背負ってみたら、そのあまりの重さにたじろいだと言っている。
疲れ切った公演の最後に、あの羽を背負って大階段の裏の階段を駆け上り、降りてくる。
今から、6年前に大変なんだと言っていたちえさま。

それを6年間もやったちえさま。
他組のトップさんよりも、たくさん踊って歌って、ほぼ出ずっぱりで…
ほかの組のショーをみて、運動量が違いすぎる…と愕然としたこともある。

本当にお疲れさまでした。
羽を下ろして、はかま姿で階段を下りてきたちえさま。今日はなんて軽いのだろう、と思ったかも。

もう宝塚の舞台であなたを見ることができなくなるのは、とんでもなく悲しく、淋しいことだけれど、何度もみているうちに、檻の中で羽をばたばたさせている大きな鳥にちえさまが見えてきた。
もっと広い空を飛びたいよ〜、この空の向こうになにがあるか知りたいよ〜、と声なき声が・・・。

ちえさまは、いったいどれほどの人を幸せにしてきたんだろう。
私は、2年前ごろ、今までやってきたことの区切りが見えてきて、空虚な気分になっていたときに、ちえさまに出会った。どんなにか救われたことか。
ちえさまを通して、友人も増えたし、私の影響で母や叔母も、すっかりちえさまファンになり、家族で楽しむことができている。みんなでワクワク、ドキドキさせてもらい、たくさん笑った。

ちえさま、あなたに出会ってから、いいことばかり。
あなたは私のラッキースター!

最後のカーテンコールで、カーテンの前に出てきたちえさま&ねねちゃん。
ファンから声援が飛び交う中、どさくさにまぎれて、私も大きな声で「ありがとう!」と叫んでみた。
思い残すことは、私もなにもない。
これからのちえさまについて行くだけ。

18時ごろ、ご挨拶が終了。
劇場の中のガラス窓から、外を眺めると、すでに大勢の人が!

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映画館で中継を見ていて、戻ってきたヅカ友たちによると、終演後に特別映像があり、その中でちえさまが「怪我があるといけないから、今日はまっすぐお帰りください」というようなことを伝えたんだとか。

警備の人の数が半端なく、通りに手をつなぐようにして並んでいて、まったく列の中には入れない。

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シャンテと歩道に並ぶ人の間には、人が歩けるほどのスペースが残され、そこを立ち止まることはできない。
そう、帰ってきても、立って待つ場所はないのだ。
劇団側は、よく考えたものだ。

私たちは、事前にMUJIカフェを予約していたので、カフェのガラス窓から見下ろすことになった。
翌日、TBS系列で放送された終演後の映像は、すべてこのカフェからのもの。
今後の参考に書いておくけれど、ガラス越しだから、写真が鮮明に撮れないのが難点。一部始終を見ることは可能。私は、撮影はあきらめ、上から、眺めることに専念。

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ちえさまは、帝国ホテルに向かって歩き、交差点のところで、入りで乗ってきた車に再び乗りこみ、帝国ホテルの駐車場の方へと消えていきました。

今度、いつ会えるのかなあ。
ねねちゃんは、安蘭けい姐主演の「サンセット大通り」に早速、出演の予定。

ちえさまは・・・少しゆっくり休んでほしい。
そして、オトコのままでも、女っぽくても、なんでもいいから、私たちの前に戻ってきてね。
待ってる…。

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キャトルのこのディスプレイも、もうないのよね〜。ぐすっ…

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家でしげしげと眺めてみた。
これがあるってことは、夢じゃなかったんだ・・・

posted by 風土倶楽部 at 21:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2015年05月03日

観劇日記 宝塚歌劇月組「1789」

関西にいたので、急に思い立って「1789」を観劇。
小池修一郎演出というのに惹かれて。

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さて、柳の下に何匹フレンチロックというドジョウがいるのでしょうねぇ。
ロミジュリが大当たりしたけれど、ナポさまはちえさまあってこそ、太陽王も。太陽は木村信司氏だったけど。

フランス革命を民衆から描いたという「1789」だけれど、民衆が主役の「レミゼラブル」のヘビーリピーターとしては、同じフランス革命でも、ちょっとだけ時代が前後するものの、くいたりない。
珠城りょうのロベスピエール、沙央 くらまのダントン、凪七 瑠海のデムーランの3人の位置づけがイマイチよくわからなかった。フランス人にとっては、坂本竜馬とか、伊藤博文とかレベルの名前だから、ある種の記号みたいな感じだろうけど。彼らと民衆の代表として扱われるロナンとの階級差の程度とか、ロナンを受け入れ、彼にパリ市民から有志を募るような重要な役目を任せたりする意味がイマイチ伝わらない。

それに反して、宮廷側がわかりやすい。なんといっても中心がマリー・アントワネットだもん(笑
そして、そのマリー役の愛希れいか(ちゃぴ)がすばらしい!
ベルばらで描かれてきたマリーではなく、心の隙間を埋めるために遊びに興じ、恋をして生きる実感を得たいという人間くさいマリーをリアルに、納得できる役としてつくりあげている。その分、フェルゼンが軽めに扱われているのが面白い。
ちゃぴ、歌が上手い!
ラストの妻として、母として、家族のために生きる決意を歌いあげるシーンに涙…
この歌を聴くだけに、もう一度観たいとさえ思った。
思わず、ちゃぴ主演でレディ・ベスみたいな宝塚を観たい!と、すごく思ってしまったほど。

イケコ、ひょっとしてレディ・ベスみたいな作品を宝塚で作りたいのかな…。
今回の娘役は、ちゃぴをはじめ、みんないつもより1オクターブくらい低い。
だから、聴きやすい。
その分、面白いことにヅカ版「1798」は、男役が普通の役みたいだった。
それは役者としては、あえて「オトコ」を意識させないのだから、優れているのだろうけれど、宝塚的にいえばどうなんだろう。
一度「レディ・ベス」を宝塚でやってみたらあ・・・(笑
エリザベートとは、また、違った女性が主役の面白い宝塚ができるかも。

群衆劇らしいのだけれど、ちょっと中途半端。歌劇5月号によると、ロナンは本来は新人が演じるような役らしい。それをトップである龍真咲(まさお)を中心に据えなければならないから、仕方がないのかも。
プログラムには、ずいぶんオリジナルを変えなければならなかったように言い訳がましいことがイケコにより書いてある。
オリジナル版が来日したときに観た「ノートルダム・ド・パリ」は、パワフルで、アクロバチックだったけれど、正直言って、また、観たいとは思わなかった。役者はうまいけれど、内容そのものにロマンを感じられなかったし、舞台のつくりに高揚感がなかった。
だから、このオリジナル版も、もっとパワフルでアクロバチックな舞台なのかもと、ふと思った。
太陽王も、ちえさまたちが、そのアクロバチックな舞台の映像を見て、「こんなんするのぉ?」と思ったとなにかで語っていたっけ。
だから、フレンチロックと宝塚は本当に相性がいいのかと疑いの目・・・

今日の感動は、ちゃぴと暁千星(ありちゃん)。
ありちゃんの立ち姿の美しさは、本当にステキ!
ちえさまレベルには、もちろん至らないけれど、これからの楽しみができた。
ダンスも、手足が長く、芯が座っていて、いとよろし。
ちゃぴと千星のシーンだけ、おお〜!と思いながら見た。
とはいえ、ありちゃんフェルゼンは、マリーのつばめだったけどね(笑
でも、この作品では、フェルゼンの存在は、そんなに大きくないから、きっとそれでいいのね。

まさおは、宝塚的でないトップの役だから、大変だったと思う。よくやっているけど、ナポさまにおけるちえさまのようになにがなんでも引っ張っていくというのではないから、作品に1本柱が立たない。
そういう作品にイケコが作り上げたのか、まさお的なロナンゆえなのかわからない。

宮廷側として悪役を一手に引き受けたペイロール役の星条 海斗が貴重な存在。
こんなに歌える人だったのね。専科入り納得だ。

オランプの早乙女 わかばは、いつものちょっと軽めの女の子ではなく、存在感のある物語の主要人物になっていた。わかばちゃん、星組のDNAをちゃんと月で広めるのだよ。

アルトワの手先の3人組みの紫門 ゆりや、朝美 絢、輝月 ゆうまの存在が、ちょっとコミカルすぎて、ロナンの抱える貧しさや虐げられた人々の痛みとの乖離がありすぎて、私には浮いた存在に思えてしまった。
アルトワが、兄であるルイ15世にかわって世の中を動かしたいという野心を持っているのだから、手下の3人があのように失敗ばかりしているコミカルな3人組みというのは、物語を軽くしてしまうのでは?
雪組の銭形がパリで出会う兵士たちと一緒に動きまわるのとは違うんだから。

美弥 るりか(みやちゃん)のアルトワ伯爵が儲け役。
そして、フィナーレに出て来るのはみやちゃん。お!ついに2番手か?と思いきや、階段降りは、凪七 瑠海(かちゃ)が2番手。
たまきちをしのぐ勢いでありちゃん。
月組、なかなかややこしいぞ(笑
そして、内部的にはスリリングそうだ。

そういうのをふむふむと思いながら観るのも、ヅカオタ的楽しみなのだ。

私は、とうに自分がヅカオタだし、オタクなるものの楽しみをとても楽しんでいるのだが、私よりも、もっとヅカオタのヅカ友が、ヅカオタだという自覚があまりないのが笑える。
先日、お茶していたら、「私って、ヅカオタだと友達に言われちゃったのぉ!」と心外そうに言うんだもんね。

ちえさまのご出演作品のDVDをすべて持っているあなたは十分ヅカオタよ。

posted by 風土倶楽部 at 14:09| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする