2016年02月20日

2月の映画

オデッセイ(2015年)
面白かった〜。まるで本当にあった話のような臨場感だった。
一番興味深かったのは火星での植物栽培。本当にできるのかしら。
ラストまで息をつかせぬ運びは、さすがリドリー・スコット監督!
今回は、あえてMX4Dでも、3Dでもなく、普通の画面でみてみた。落ち着く〜(笑

美女と野獣(1991年)
何年ぶりに見たかしら。ベルって、わりに上昇志向の女だったんだなあ(笑
ガストンは、ひどすぎるけどね。
テーマミュージックに合わせて、二人が踊るシーンは何度観てもロマンチックでいと美し。

フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国国防長官の告白(2003年)
衝撃的なドキュメンタリー映画だった。
東京大空襲に焼夷弾を使ったこと、原爆まで落としたことを過ちとして素直に認めているのにびっくりぽん!
でも、全部空軍の責任者だったルメイのせいにしているけどね(笑
「戦争に負けたら、それは犯罪になった」
まさに東京裁判はそうだった。原爆を落とした米国こそ、犯罪者として処罰されるべきだったのに。
ベトナム戦争の泥沼化は、ジョンソン大統領のせいにしている。
マクナマラではないけれど、米国は、この調子でイラクのフセイン退治もしたのね…
米国は、もう世界の警察から降りると言っているけれど、降りた方がいいと真剣に思った。
人類の未来は暗い。まったく戦争に学んでいないから。同じ過ちを繰り返し、今、世界はますます混沌としている。
録画すればよかった…。

キャバレー(1972年)
POBでブリヨーナちゃんが、とても素敵に歌っていたので気になっていた映画。TSUTAYAで探したけれど、なかった。第二次世界大戦前夜のベルリンが舞台。1966年に書かれた小説が原作らしい。60年代しているなあ。
当時のベルリンの雰囲気は伝わってくるけれど、その中にサリーに象徴されるようなアングラっぽい60年代のアメリカがごちゃっと入っていて、ちょっと不思議な映画だった。
キャバレーのナンバーは、よいのだけれど、ブリちゃんやナンシーさん、ジョシュさんの歌の方がステキだったな〜。ちえさまの楽団員シーンは、ほぼ、そのまま再現されていたのね。うふ♡

グランド・ブタペスト・ホテル(2014年)
第64回ベルリン国際映画祭審査員グランプリや、第87回アカデミー賞の4部門などを受賞し、批評家からは絶賛されている映画、らしい。私は、つまらなくはないけれど、あまりテイストは合わなかった。映像が面白いとは思ったけれど。 
ウェス・アンダーソン監督のほかの映画を見てないしな〜。批評家受けしそうな映画ですな。

エマ(1996年) 
またまたジェーン・オースチン原作のハーレクイン・ロマン風映画。
この年代の衣装がステキで、つい見ちゃうのよね。
お話は、あまりにもたわいないもので、おせっかいなエマが恋の橋渡しをしようとして、あちこちで人を傷つけ、自分も傷つきながら、すぐそばにいた一番ステキな人にようやく気が付き…というもの。
パルトローが美しい〜。まあ、それだけかな。

6才のぼくが大人になるまで(2014年)
12年間も同じ俳優で一つの映画を撮りあげたことにまず驚かされた。アメリカのごく一般的な家庭の12年間を傍観者として見ていられるという不思議な体験をした気分になれる。主人公のメイソンが、家庭という荒波の中でいろいろなことを体験し、考え、今の自分を肯定していくところで「大人になって」終わる。
いたいけな子どもから、生意気なティーンエイジャー、そして大学生…
1人の子どもが自分の考えで独り立ちするというのは、どんな平凡な家庭であろうと命がけのことなんだなあ。
母親の男運の悪さに妙に親近感を覚えた。まあ、あんなものさ。最初の夫がラストに言う「もうちょっと長い目で自分のことを見ていてくれたらね」という言葉に他人事ながら、カチンと来た。子どもが小さくて一番大変なときに、ふらふら遊び歩いて、1年半も帰らなかったりしたくせにっ!と。
ドキュメンタリー映画みたいで、ドキュメンタリーではなく、アメリカの平均的な家庭のかなり隅々まで描いた面白い映画だ。

「イミテーション・ゲーム エニグマと天才数学者の秘密」(2014年)
とーっても面白かった。コンピューターの生みの親だったのか〜。悲劇的な人生。業績も50年以上秘密にされていたなんて…。これからはパソコンの前に座るたびに思い出しちゃいそうだ。アラン・チューリング役のカンバーバッチ、うまい!

博士と彼女のセオリー(2014年)
何気にすごい映画だと思った。ALSを発症しつつも宇宙の真理を解くことに挑戦するスティーブ、その彼を支えながら、日々の子育て、彼の介護に骨身を惜しまず挑戦するジェーン。それぞれが「時間」をテーマに格闘する中で、現実の厳しさを淡々と(というように見えるところがすごい)受け入れ、二人の関係の根底を揺るがすようなそれぞれの新しい相手を関係性に引き込んでいく。でも、ちゃんとそれぞれに幸せを追及する手を緩めない。構成、脚本、そして二人の演技、どれをとっても一級品の映画だ。

ベイマックス(2014年)
「アナと雪の女王」には、まーったくなにも感じなかったので(そこそこ面白かったけど)、ディズニー映画には、もう反応しない年齢になったのかもなあ〜と完全に油断していたら、ありゃ〜っ!やられた!途中から、涙腺がゆるみっぱなしで、ラストで大泣き。恐れ入りました。ええ話や〜。

METライブビューイング「トゥーランドット」(2016年)
初めてリューのラストのところで涙が出てしまった。ゼフィレッリの演出は、とても的確にトゥーランドットの世界を表現していてさすが!「誰も寝てはならぬ」も、素晴らしかったけれど、とにかくアニータ・ハーティッグのリューに涙。切なさ、健気さに胸が痛くなる。
ニーナ・ステンメのトゥーランドットの迫力がすごすぎるし。さすがMET!なトゥーランドットだった。

今月は、WOWOWに加入していたので忙しかった〜(笑
ちょうどアカデミー賞のプレとして、過去に受賞した作品をたくさん放映していたので、見たかった映画をどっと見ることができて満足でした。3月からは、退会しちゃったのに、なんとちえさまが4月から宝塚プリミエールのナレーションを担当することに。

うーん・・・お声だけか・・・

で、でも、再加入しちゃうかも・・・

WOWOWからのFC会員対象のおまけ次第、かな(笑



posted by 風土倶楽部 at 15:05| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観賞日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月12日

宝塚大劇場雪組公演「るろうに剣心」

るろうに剣心、とっても面白かった!
渋谷の2.5次元ミュージカルとはレベルが違いすぎる。やはり宝塚はエンターテイメントの最高峰だと再確認できた公演だ。

漫画をあまりにもリアルにやりすぎちゃった映画にはついていけなかったけれど、舞台は漫画がまさに立体化したみたいで、すごく楽しめた。とはいえ、1巻、2巻は目を通しておくことをお勧めする。キャラクターとの整合性を楽しめるから。みんな、ものすごくがんばっているのがよくわかって、うれしくなっちゃう。

映像化するということは、リアルさが要求されることであり、必然的に血なまぐさい映画になってしまい、本当に原作の漫画が伝えたかったことがどこかに行ってしまった感があった。
舞台は、立体化できるけれど、リアルさはない。だから、血なまぐさい話も、そこにとらわれることなく展開でき、原作の伝えたい歴史の波に翻弄されながらも、必死で助け合って生きていく人々の力強さが迫ってくる。予想以上に明治維新の息吹を感じさせてくれるイキのよい舞台に仕上がっていた。NHKの朝ドラ「あさが来た」も、この時代だし、アヘンの話は、妙にリアリティがあるし、偶然とはいえ、なんだかタイムリーな内容になっているのも面白い。

ちぎちゃん(早霧せいな)、みゆちゃん(咲妃みゆ)は、いつも通り。まさに剣心だし、薫だ。
彼女たちの人物造形の的確さは見ていて本当に気持ちがよい。
「伯爵令嬢」で、漫画がこんなに立体化できちゃうの?!とびっくりさせられ、「ルパン3世」では、まるでルパンが生きているかのようで・・・
華奢なちぎちゃんが発するエネルギーで、舞台が熱くまわっていく。
架空の人物を立体化する力は、宝塚随一だと思う。

新しいキャラ加納惣三郎のだいもん(望海風斗)は、ほれぼれしちゃう。アルカポネよりも、カリオストロよりも、くらっとさせられた。だいもんの歌声には、魔力があるなあ〜💛

代役のまなはる(真那春人)は、がんばってた!なぎしょう(彩凪翔)にこのまま今回は休演してあげてほしいくらい。

大ちゃん(鳳翔大)は、初めて適役を得たね。このキャラの造形はすごい!イケコもパンフに書いているくらい。この役は君を待っていたのだ!

咲奈のニヒルな斉藤一。立ち姿の美しさに加え、セリフが明瞭でとてもステキ。いよいよ色気が身についてきたのかな…

大湖せしるは、いつもの役を適格に。
れいこちゃん(月城かなと)が目立つ役でばっちり決めている。
ひとこちゃん(永久輝せあ)が、剣心の過去の影ともいえる地味な役なんだけど、出てくるととても目をひく。そこもいいんだけれど、フィナーレの男役群舞で、眼差しが色っぽくて、ため息が出るほどステキ。

エリザベート、ロミジュリを成功させたイケコが、ラブドリ宝塚ワールドを剣心ワールドと見事に融合させている。アニメでは、涼風真世が剣心の声をやっているくらいだから、もともと宝塚との親和性があったのかしら。映画を見たときは、なんじゃ、これ?と、あまりの血なまぐささにたじろいだから、いったい宝塚がどんなふうにアレンジするのかと興味深々だった。でも、意外に簡単にミュージカル化できたように見えちゃうところが、さすがイケコ(小池修一郎氏)なのよね。

ナポレオンのときのちえねねのラブシーンの舞台装置がそのまま生かされていて、ちょっとむふふとなった。

惜しむらくは、2幕前半がちょっともたつくこと。文明開化の象徴である西洋のドレスを着せる必要があったのかなあ。ゆうみちゃんのクラシックなドレス姿を見ていると、伯爵令嬢と重なって見えてしまった。

舞台の熱さとビビットさは、今、雪組が一番だ!
宝塚の底力を感じさせてくれました。

もっと「おろ〜!」が連発されるのかと思いきや、「悪即斬」の方が強調されていた(笑

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posted by 風土倶楽部 at 21:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2016年02月04日

1月の鑑賞日記 いろいろ

3月、4月のちえさまコンサートが何回になるのかわからないので、財政状態が危うく(お茶会もある)、2月はおとなしくしている今日このごろ。
ちえさまの「眠らない男・ナポレオン 〜愛と栄光の涯に」を高画質で観たいというだけで、WOWOWに先月から加入。そうすると、やたらと映画を録画してしまい、今度は録画した映画をせっせと見ないとハードディスクがいっぱいになり…
忙しいったらありゃしない。それもこれもHDの中にちえさまがいっぱいおられるからなんだけれど(笑

エリザベス(1998年 英国)
公開当時、ケイト・ブランシェットのエリザベスがとても印象的だった。
16世紀半ば。日本は室町時代?中世は斬首がお好き、だな〜。ついた側が先手を打たなかったら、捕らえられて、即、ちょん切られてしまう。エリザベスは生き残って玉座についただけでも強運の持ち主だったというわけだ。
2回目見ても面白かったけれど、最近は血なまぐさいのはどうもダメだなあ〜。
このころの貴族は謀反をよく起こしていたらしいけれど、失敗したら即、首をはねられてしまうのにご苦労なことだ。国家が安定しないから、あわよくば…と野心を抱いてしまったのかしら。
カトリック側の司祭で暗躍する男にダニエル・グレイグがなっていて、目を引いた。このころから、スパイだったのね(笑


プライドと偏見(2005年)
オースチンの原作。これも2回目。再度みると、ますます「ハーレクイン・ロマン」本に思えてしまった。
ちょっと気になる男に最初に「たいしたことない女だね」と言われているのを小耳にはさみ、すっかり反発してしまった生意気な女が、なんだかんだあった末にその男と結ばれる。男は大富豪。
このストーリーも、自分の品のない家族が起こした問題を、その男がうまく取り計らってくれたことで、すっかり愛に目覚めてしまい、かわいい女にへんしーん、でめでたしめでたし。
ラストシーンで、つい意地悪く、女は母親を見ろというよ〜、あんたが最初に危惧した通り、この家族を抱えて後悔するよ〜、と思ってしまった。

バグダット・カフェ(1987年)
いや〜、懐かしい。Calling youが流れると、「あの頃」がよみがえってくる。
映画は、ほとんど覚えてなかった。こんなにムード映画だったのね。
ジャスミン役のマリアンネ・ゼーゲブレヒトが、いい味を出している。
でも、内容は、なんとなく、なんとなく…な流れで、Calling youが流れたら、はい、OKみたいな感じだった(笑 音楽の力ってすごい。


ラスト・コーション(2007年)
3,4回目かな。ロードショーでも見た。当時はトニー・レオンにはまっていたから。レオンにご縁のある私…(笑 このブログでも以前、かなり書いたので、詳細はパス。
さすがアン・リー監督。構成がしっかりしているから、心の動きがものすごく伝わってくる。
こんなにつらいセックスシーンはないね。常に死と隣り合わせの時代の輪郭がしっかり見える。
やっぱりすごい映画だ。

トゥーランドット(2015年 ブレゲンツ音楽祭)
湖上の舞台!ロケーションが素晴らしい!こんな夢のような舞台でオペラを見られるなんて、いいなあ…と、まず、そこにびっくりぽん!だった。行ってみたいなあ。オーストリアのノイジードル湖。
おまけに演目はトゥーランドット。お話は、わかったようなわからないような…まあ、どうでもいい。
「誰も寝てはならぬ」が有名だけれど、プッチーニだから、どの曲も、メロディラインが美しい。
プッチーニの遺作でもあり、ラストが未完成。
ちょっと気になったのは時代設定がはっきりせず、群衆が人民服を着ている。舞台が中国だからなんだろうけれど、その時代の話にしたいのか、する必要があるのか、イマイチはっきりしなかった。

ファッションが教えてくれること(2009年)
「プラダを着た悪魔」のモデルとも言われるヴォーグの編集長アナ・ウィンターを追ったドキュメンタリー。
編集部の確執が面白かったけれど、ファッションが教えてくれることがなになのかはよくわからなかった。「プラダを着た悪魔」の方が、教えてくれた気がする。アナが、なぜ、そんなに長期政権を維持できる能力を得たのかをもっと知りたかったな〜。


posted by 風土倶楽部 at 14:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観賞日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする