2018年10月15日

映画「甘い生活」

フェデリコ・フェリーニ監督の「甘い生活」

大昔に見たような気がするのだけれど、ほぼ覚えていない
BS3で放送されたのを録画したものを、安静にしていなければいけなので、見るなら、今でしょ、と。

何度もアナザー・ワールドに行きつつ、戻りつつしながら完鑑賞。
見始めたら、娼婦のアパートに行くところだけは思い出した。

やはりアニタ・エグバーグとのローマの夜の泉の場面が秀逸。
放蕩しているマルチェロでなくても、夢心地になってしまう。

1950年代の退廃した上流社会を中心に、人間の愚かさが焼き付けられた映像。
特に聖母に遭遇したという幼い兄妹を取り巻くマスコミの状況は、今とまったく変わらないし、パパラッチの語源になったというカメラを持ってハエのように群がるカメラマンたちの様子も、道具が異なるだけで同じ。
当時の縦に長い四角いカメラを全員が持っているのが面白い。

フェリーニだから、華やかな陰影とロケーションが印象的。

人間の退廃と放蕩は、どの時代も変わらないなあ
posted by 風土倶楽部 at 17:54| Comment(0) | 極私的観賞日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

バウホール 星組「デビュタント」

再び足をひきずりバウホール
こんなことをしているから、お医者に叱られてしまった。

でも、観てよかった

せおっち(瀬央ゆりや)としどーちゃん(紫藤りゅう)、きわみくん(極美慎)の極美の並びを観られたから。

デビュタント色に染まってしまった。って、何色なんや?(笑)

物語は…正直に言うと、どうでもいいです。
星組の若手たちを観ているだけで幸せ〜
これはヅカファンの究極の幸せだから、これでよいのだ
正塚先生は、そのあたりをよくわかっておられるので、それぞれが魅力的に見えるようにきちんと設定されている。

特にしどーちゃんのせおっちイブのお友達ビュレットが、キラキラしていて、「あれはしどーくんよね
?」と前方席なのに、オペラで何度か確認するほどだった。いよいよ開眼したしどーくん。
もっといろいろなしどーくんを観たいなあ

せおっちの目力、決め方、立ち姿・・・よくぞここまで到達したなあと、またまたヅカファンならではの楽しみを堪能させてもらった。
せおっちのトップの姿、観てみたいなあ。

せおっち、しどーくん、きわみくんの3人で歌う「どん底ソング(と勝手に名付けてしまった)」が眼福だった。「愛するには短すぎる」で、ちえさまとかなめちゃんが二人で歌ってたシーンを彷彿とさせてくれた。
正塚先生、わかってはるわ〜

はるこちゃん(音波 みのり )のリーズが、しっかり要になっていて、それでいて優雅で美しくて色気もあって、素敵だった。

いつのまにが星組の若手は、こんなにも育っていたのね〜
満足感いっぱいの「デビュタント」だった。

posted by 風土倶楽部 at 17:43| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

宝塚大劇場 宙組「白鷺の城/異人たちのルネサンス」

今度は、右足を捻挫。
もうどうなっているのだ…ものすごく落ち込み中。

そんな足を引きずって、まずは宙組
最初から最後まで、それも2幕とも、ビジュアル、ただひたすらビジュアルで押しまくられてもなあ。
白鷺のオープニングは、おお〜!これぞ宝塚。美しい〜と思ったけれど、全編、これでもかという色彩と衣装早変わりの連続。

芸はいずこに・・・

まあ、これも芸のうちかな
ゆりかちゃん(真風)のビジュアルの破壊力は、相当なものだから。

安倍ちゃんのママ、ちょっと無理があるかも
もっと妖怪になりきってほしいくらい。
後進の指導をなにとぞよろしくお願いします!

ルネサンスのゆりかダヴィンチは、どこからみてもイケメンイタリアン。
金髪に美しいブルーの衣装がよく似合うこと!

要するにゆりかワールドに浸るための公演なのですな
でも、同行したゆりかラブの友人は、お疲れのようで、ちょっとアナザーワールドに行ってたけど。

両作品とも、星風まどかちゃんの演技力が見事に支えていて、劇団のマッチングに相変わらず感心しまくってしまった
そのまどかちゃんは、どこか故障しているようで、フィナーレのデュエットダンスは夢白ちゃんが代役。

ルネサンスのラストあたりで、シラサギの羽(らしい)に抱かれて昇天するまどかカテリーナちゃん。
羽が蝙蝠みたいで、カテリーナの衣装が黒なもんだから、やっぱり蝙蝠にしか見えなかった。

そして、あの絵。そうきたか…そうくるしかないよね〜
でもなあ・・・

両作品とも、ほかのジェンヌたちの見せ場がいまいちなくて、ききちゃんと、ずんちゃんと、ひかるくんがちょっと目立っていた程度。

もやもやが残る〜


posted by 風土倶楽部 at 16:56| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年10月09日

梅田芸術劇場「ナイツテイル」

東宝製作の「ナイツテイル」を観劇。

東宝・・・やるじゃないの
オリジナルミュージカルで、世界初の上演。
音楽がとても耳馴染みがよく、単純なストーリーを起伏に富んだ舞台演出で飽きさせない。
実は、前夜によく眠れず、絶対寝るな…などと思いながら、客席についたのだが、ほんの3分足らず、ちょっと危ういときがあったが、それ以外は集中して観ることができた。

オープニングの円形のたき火のような演出には、梅芸もやればできるのだ!とまたまたワクワクさせられた。
梅芸は、ここまでできる舞台なのに、「マタハリ」はなぜにあのようなカーテンをひきまくる演出しかできなかったのか…と、また、恨みがふつふつ・・・

堂本光一くん、お初でした。
ジャニーズ系は、ほぼスルーしてきたので、やっぱり立ち位置はよくわからず。
井上芳雄くんと並ぶと、サイズが違いすぎて、どっちがどっちか遠目でもよくわかって、よろしいんじゃないでしょうか。
エミリアに牢獄の中の二人を説明するときに、背の低い方がアーサイトだというセリフに客席から、かなり笑いが起きていて、こういうあたりに光一くんの懐の深さを垣間見た気がした。

芳雄くんは、相変わらず盤石の歌声。今まで観た中では、一番納得できる役だったかも。
盤石と言えば、岸祐二さんの大公シーシアス、音月桂ちゃんのエミーリア、島田歌穂さんのヒポリタ、と見事な布陣で、歌声に酔わせてもらった。

特にびっくりしたのが、上白石萌音。妹の萌歌を「義母と娘のブルース」で、ようやく知り、「るろうに剣心」の薫役を観るのを楽しみにしていたんだけれど、姉まで、こんなに歌えて芝居ができるなんて!!!
ミュージカル界の若手の人材の豊富さに驚いた。

そして、今回、なにより楽しませてもらったのがダンス。
特に森の牡鹿と牝鹿のダンスにうっとり。
その森の舞台構成も、とても素晴らしく、こんな森なら、さまよってみたいと思った。
「お気に召すまま」の森とえらい違いだ!ぷんぷん

梅芸のメインホールで観ているのに、シェイクスピア時代の猥雑な舞台、観客がわいわい、きゃーきゃーする雰囲気を少し味わえたような気がする、ちょっと今までにない舞台だった。
こういう作品にちえさまに出てほしいのになあ・・・

物語は、ハッピーエンド。まるで「お気に召すまま」とそっくりの大大円。
それぞれのカップルに幸せが訪れる。
原作は、どうやら違うみたいだけれど、それはそれ、これはこれ。
征服する側、された側とも、愛が媒介されることで未来が開けるというハッピーなお話しになっていた。

エミーリアと牢番の娘の関係性だけがよくわからず・・・
再演されたら、確認に行かねば(笑)

posted by 風土倶楽部 at 16:56| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする