2019年10月29日

新歌舞伎座 NODA MAP「Q」

10月19日 新歌舞伎座にて「Q」を観劇。

さすが野田秀樹さま!
怒涛の3時間だった。
竹中直人のシャワーを浴びてしまうようなかぶりつきの席で目撃したQは、歴史の渦の中で懸命に愛を求めて生きる人間のはかなさと力強さに彩られていた。

クィーンのボヘミアンラプソディーの「ママ、人を殺してしまったよ」が、まさかロミオとジュリエットのマキューシオ殺害に結び付くとは!


平安末期の平家と源氏を舞台に、若いろうみおとじゅりえが勢いにのって自分たちの恋に邁進するのは従来のロミジュリと同じ。
が、30年後の二人が、その二人を見守り、異なる運命に導こうとする。

なんとか心中を回避しようとあがく二人だが、運命とは避けられないもの
心中こそ避けられたけれど、二人は引き裂かれてしまう。

ロミジュリの有名なセリフ「ああ、ロミオさま、名前を捨ててください。私も捨てます(ニュアンス)」
このセリフが、二人のその後の怒涛の人生にどれだけ大きく影響していくことか…

1人1人の人間の人生が、時の激流に飲み込まれ、名前を失い、命を失っていく。
そのろうみおの悲しい最期を、しっかり受け止め、再び名前のある命にするのはじゅりえ。
愛が、ラストシーンで昇華していく。そこでLove of my life

クィーンの曲が、こんなふうに使われるとは。
そして、まったく違和感がない。いや、とても効果的!

ロックオペラ マクベス以来の松たか子が、自在に言葉と感情を操り、目が離せない。
上川くんは、魔界転生以来だけれど、こちらの方がイキイキして、ステキでした。

広瀬すず、志尊淳の若いロミジュリのフレッシュさは、まさに命の爆発という感じ。

橋本さとし、竹中直人が、いろいろなキーとなる人物になるのだけれど、いつどんなふうに出てきても面白いし、的確に物語を進めていく。

舞台装置がシンプルだけれど、とても工夫がされていて、時代を越えて様々なシチュエーションが目の前に繰り広げられていた。

素晴らしい見応えでした。
また観たい!


ところで、とっても気分がよかった観劇だったけれど、入るときにものすごく不愉快な目にあった。
チケットチェック。

友人が抽選に入れてくれたために、私の名前が本名の漢字ではなく、仕事で使っていたひらがな交じりの名前になっていたのが原因。
同じ読み方で漢字か、ひらがなかだけの違いなのに、はねられてしまった。
運転免許証を見せてもダメ

まず入場口ではねられ、チェックが必要な人だけ並ばされる窓口へ。

私の前で窓口でスタッフと話していた女性二人組からは、某チケットセンターの名前が聞こえ、結局、入れなかった模様。
いくらで落としたチケットだったのかな

順番がきて、スタッフに同じように運転免許証や、ほかの証明書も見せたけれど、その子は判断できず、また、待たされ、ようやく隣にいた正社員らしき女性にお伺いをたて、ようやくあごでうなずかれ、オッケーが出たものの、手首にムラサキの紙テープを巻かれるハメに。

お客なんだけどな〜
罪人扱いだわよ。

苗字と名前が一致していて、ひらがなになっているだけで、ここまで厳しくはねる必要があるのだろうか。
どんな不正が行われるというのか。

とヽ(`Д´)ノプンプンしていたのだが、2,3日前にチケット転売で初の摘発された事例をみると、社員証まで偽造していたらしい。

が、私が見せたのは運転免許証だからなあ・・・

運転免許証を偽造までしちゃったりするのだろうか。
10倍以上で売っているから、そのぐらいするか?

笑えたのは、ひらがなを使った名前でカードを作ってないかと探してみたら、某映画館の会員証があった。
それを見せたら、アルバイトらしき窓口の子が納得したふうだったこと。

おいおい、運転免許証より映画館の会員証かい(笑)


posted by 風土倶楽部 at 11:39| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする