2020年01月29日

映画「インビクタス」

以前の家の周囲には、レンタルビデオショップがあちこちにあったので、せっせと借りて見ていたんだけれど、今の家の周囲にはない。
まあ、ずっと引っ越しや不動産の整理などに時間をとられ、おまけに疲労からか手首を骨折したり、足をねんざしたり、風邪をひきまくったりと体調がすぐれなかったから、そこまで気も回らず・・・その割には観劇は途切れてないけど( ´艸`)

楽天TVで映画が見られる!
私的には大発見。
ネットフィリックスのボタンがリモコンにあるのだから、当たり前なんだけどね(笑)
なぜかそこに思い至らなかったわけで・・・なぜだ???

観劇に忙しいからです。はい。


にわかラグビーファンのご指導担当の友人から見るようにとのご教授があった「インビクタス」(2010年)

クリントイーストウッド監督だから、派手さはないけれど、着実にいろいろな重要なシーンを繋ぎ合わせて、きちんと見るものの心に大きなものを残していく。そういう映画でした。

マンデラ大統領が主役で、スプリングボクスのキャプテンのピナールとの友情を主軸に南アフリカのアパルトヘイトを乗り越えていく様子が描かれている。

マンデルの自分や黒人にされたことを赦すことでしか、この国は次のステージには行けないという確信に満ちた言動に心を打たれる。
その言動の静かな力強さを映像が正面から、変な小細工をせずに見せてくるから、襟を正して見てしまう、そんな感じがある。

ラスト20分ほどのワールドカップのシーンは、本当に感動的。
まさにワンチーム。
ちょこちょこさしはさまれる会場以外での人々の変化が、ささいなことなんだけれど、胸に響いてくる。
肌の色や国を越えて、一緒に熱くなれるスポーツの力ってすごい!

にわかファンとしては、日本が熱く沸いた2019年のワールドカップを体験したから、当時の南アフリカの人々の心が一瞬でも一つになれたという実感をトレースすることができた。

その後の南アフリカがどうなっているのかはわからないが、2019年のワールドカップで優勝したのだから、マンデラ氏がいなくなっても、少しずつでも前には住んでいると思いたい。

☆☆☆☆★





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2020年01月28日

映画「海外特派員」

いや、びっくり
アルフレッド・ヒッチコック監督の「海外特派員」
1940年製作ですがな〜!!!
ヒッチコックのアメリカでの第2作目。1作目は「レベッカ」

最初は、能天気なアメリカの新聞記者の話?と思って見ていたのだけれど、彼ジョニーが欧州に派遣されてから、大戦前夜の欧州の緊迫した状況が徐々に迫ってきて、お話にぐいっと引き込まれてしまいました。
あとはヒッチコックのお馴染みの不安感をあおる映像で目が離せなくなり、一気に2時間映画の世界に浸ってしまった。

彼の手のひらの上でコロコロされるカイカン・・・

お話自体は、先がそこそこ読めるのに、映画の中の世界でなぜか手をつかんでひっぱりまわされる感覚。
オランダの政治家ヴァン・メアが暗殺されるあたりは、びっくりしたものの、あれだな・・・と読めちゃうんですけどね。

平和運動家フィッシャーの娘キャロル役のラレイン・レイの美しいことと言ったら、これまた目が釘付けになるほど
ジョニーでなくても、一目ぼれしちゃう

そのジョニーのジョエル・マクリーさん
ぜんぜん知らない俳優さん。知っている戦後すぐの俳優たちを融合したみたいな典型的なアメリカンアクター。

結局、ストーリーはプロパガンダそのもので、ナチスを倒すためにみんなで今こそ力を合わせるのだ!が結論。

わかりやすいです。

キャロルさんも、立ち直って、戦争に立ち向かっているし(笑)

ある意味、勧善懲悪(アメリカから見た)、最終的には納得、安心感、満足感で満たされるという安心して見ていられるのがヒッチコックのサスペンス映画でもありますね。

こんな映画を1940年に作っていたとは…
「風と共に去りぬ」も、1939年だったし、映画をもっと研究していれば、日本も無謀な戦争に突入していなかったかも?とつい思ってしまう。
が、世界の勢力図は、映画を知ってどうなるもんでもなかったわけで・・・

先日、NHKのBSで正月に放送されていた「風と共に去りぬ」を久しぶりに途中から見たけれど、スカーレットは、こんなにもどうしようもないオンナだったのか…と唖然とした。
アシュレイという自分で勝手に描いてしまった王子様の呪縛に捕らわれた憐れな女だったのだ。

でも、気持ちがよくわかって、アホだなと思いつつ、逃れられないとはこういうことよねとも。

それだけこちらも年をとったということですな。

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2020年01月24日

映画「リチャード・ジュエル」

ちえさまは、毎日、エクササイズに余念がないご様子。
あんなに筋肉を鍛えないと、ホイットニーのナンバーは歌えないのか?
そんなにハードなダンスを披露してくださるのか?
ん?ホイットニーは踊ってなかったよね・・・

ちえさまの筋肉は大好きだから、ま、いいんですけどね

「ファクトリーガールズ」が読売演劇大賞の優秀作品賞を受賞とのことで、うれしいことこのうえなし。
華やかな場面がほぼない舞台だったし、地味なテーマだったし、プロモーションの仕方も、ぱっとしなかったのに、ちゃんと見る人は見ているんだなあ。


久しぶりのクリントイーストウッド監督の映画ということで、いそいそと映画館へ。
「リチャード・ジュエル」

アトランタオリンピックのときに実際に起きた爆破事件で第一発見者となり、多くの人の命を救い、一時は英雄扱いされたのに、FBIにテロリストだと嫌疑をかけられ、マスコミに翻弄され、ひどい目にあったリチャード・ジュエルという人が名誉を回復するまでのお話。

リチャードは、正義感が強すぎて、融通が利かない。人との関係性も、自分の正義にあてはめてすぎてうまくつきあえない。煙たがられる。
本人が真面目に取り組めば取り組むほど、うんざりされる。そのくせ、ジャンクフードばかり食べすぎて、太りすぎていて、動きが鈍いから、バカにされてしまう。

そんなリチャードの人間性を否定することなく、FBIと共に戦う弁護士のワトソンの力を借りて、リチャードは大きな壁に立ち向かっていく。

警官になりたいリチャードだから、FBIという警官の世界ではエリートの彼らに犯人だと決めつけられても、抗えない。

見ているとイライラするけれど、彼が納得するまでワトソンは、ときに怒りながらも並走してやる。
このワトソンの人物像がとてもステキ。
実はイーストウッドなのかな。

彼の映画は、いつも声にならない深い悲しみや怒りを掬い上げて、陽のあたるところに出してやる。
今回も、ワトソンがその役割を担う。
実録ドラマだから、ワトソンという人も実物の人。
こんな人が世の中にちゃんといてくれるということこそ、人間社会も捨てたもんじゃないなあと。

アトランタジャーナルの女性記者をはじめとするマスコミのやり方が、今とまったく変わっていない。
人間とは同じことを繰り返す生き物なんだなあ。

ラストにリチャードが言い放つセリフに胸がすっとする。
まさにリチャードの言う通りなんだけれど、大きな組織の中で飼いならされて、優先順位を間違えていくのも人間なんだろうなあ。


☆☆☆☆

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2020年01月22日

宝塚大劇場 雪組新人公演

『ONCE UPON A TIME IN AMERICA』新人公演

ラストチャンスを得た諏訪さきちゃんのヌードルスを観ることができて、とても幸せな気分になりました。
実力を備えたうえで、着実にスキルをアップさせてきたしゅわっち。
壬生義士伝の新公の大野次郎右衛門役ですでに充実を見せていましたっけ。

新公主演でこの役が回ってきたという巡りあわせは幸運もあるけれど、来るときが来た
まさに満を持しての…お役ですね。
赤い薔薇のシーンは、初めてのヅカ的な濡れ場。
どうなるかと息詰まる思い出観ていたけれど、オトコの野望、切なさ、どうしてもものにしたいオンナが目の前で逃げていくくやしさ、ちゃんとにじみ出ていました。

後半に向けて、人生にたくさんの重荷を背負っていくヌードルス。
お芝居も、どんどん難しくなっていく。
でも、しゅわっちのお芝居も、深みを増していって、ラストの苦い結果を余裕で受け止めたオトコの厚みが出てました。

絶賛です(笑)

縣千(あがちゃん)のマックスは、これもキャラクターがあがちゃんにぴったり。
立ち姿がすでにマックス。
色気がだだもれ(笑)
とにかく目立つ

が、しかし、歌が〜・・・あがちゃんのウィークポイントなのだ。
課題ですな〜

彩海せらのジミーも、的確な表現で安定の演技力。
せらちゃんは、本当に優等生だな〜

しゅわっち、あがちゃん、せらちゃんの3人体制は、観ていて楽しい。

眞ノ宮 るいと一禾 あおのギャングぶりが何気に板についていて、観ていて面白かった。
潤花のデボラは、お芝居はさすが。やはり課題は歌かなあ。高音がつらそう。

彩 みちるのキャロルは、それなりにいい味を出していたけれど、朝美 絢のキャロルがすごすぎるから、印象が弱い。
仕方がないよね〜

雪組、これからもとっても楽しみにしています。

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お正月に観て以来、2回目のワンスで確信したのは、やはり小池修一郎氏は天才だ!って、今更、確信(笑)
いや、何度でも確信したい
お手すきの時に「オーシャンズ8」をちえさまのためにぜひ!


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2020年01月20日

映画「ジョジョ・ラビット」

ほんのり笑って、深くささって、ほろりとして、ほっとする映画です。

軍国少年というよりも、ヒトラー崇拝、ナチス好きの10歳の少年ジョジョが主役。
教育って怖い。
ヒトラーが、常に心を支配していて、心のお友達もヒトラー。
お友達ヒトラーに煽られて、ナチスの子ども対象の強化合宿みたいなのに参加したものの、やさしい心をもつジョジョは馴染めないし、どじばかり。
あげくが重症を負って、顔にブラックジャックみたいな傷を受けてしまう。

家にこもっているうちに、母の秘密を知ってしまう・・・


10歳の子供にとっての戦争とは、あんな感じの夢と現実が入り混じった世界を行ったり来たりしているようなものなのかも。
と、自分の子どものころのことを振り返ってみた。
そんな時代と年頃に出会う重大で、哀しい出来事の数々。
小さな心で受け止めながら、成長していくジョジョが健気で泣ける・・・

あんなに表情豊かにまるでジョジョが本当にいるかのように演技できるローマンくん、すごすぎます。
かわいい表情の中に、ふっとオトコの顔を見せたりもします。
天才かも

ママ役のスカーレット・ヨハンセンがとにかくステキ。
こんなにステキな女優だったのね。
ヨハンセンがあまりにも魅力的でステキなママを出現させてくれたから、感動はますます深くなります。

そして、案外重要な役を担っているのが、スティーヴン・マーチャントの大尉さん。
実は、この人物造形が秀逸。

監督で、ヒトラーもやっちゃったタイカ・ワイティティの脚本がすごいです。
絞首刑にされた人々を見て、ジョジョが「あの人たちはなにをしたの?」 
母「できることをやったのよ」
ジョジョが、なんでもやれるとしたら?(だっけ?)「ダンスをするわ」
子供たちにナイフの使い方を教えながら、大尉が念を押す「そのナイフを友人に決して使うな」

重要なメッセージがさりげない言葉の中に込められている。
見逃しそうなほどさりげなく・・・

その言葉にジョジョがどれだけあとで救われていくか。

大人が子供を育てていく、そして、子どもは大人が思うよりももっと早く成長していく
大人の愚かさをきちんと見抜き、生き抜いていくだろうジョジョに乾杯!!!

☆☆☆☆
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2020年01月19日

兵庫県立芸術文化センター「第120回定期演奏会」

今季、3回目の風邪
喉の傷みと鼻水に悩まされ、耳鼻科に行ったら、慢性上咽頭炎だと言われました。
なんだ?それ?

処方箋をもらって薬を飲んで、気合いを入れて芸文へ。
今回は、席が前方センター席だから、途中で鼻をかみに出るわけにもいかず…
かなりの緊張(笑)

阪神・淡路大震災25周年事業としての定期演奏会
昨日は、その大震災が起こった日
鎮魂のコンサートとして選ばれた曲は、ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲のピアノバージョンと、フォーレのレクイエム。

佐渡さんによると、両方の曲はともにニ長調。
第9の歓喜の歌もニ長調であり、困難を乗り越えて歓びに変える曲でもあると。

まずはベートーヴェンから。
オーケストラの音がオーラのように立ち上っていく中を、ピアニストの菊池洋子さんのピアノがかろやかにシャボン玉のように次々に繰り出されていく。

音楽の歓びにあふれた空間が出現した。

今まで、クラシックのコンサートは3階席でもよいと思っていたけれど、やはり前方席の迫力はすごい
菊池さんの息遣いとともに生きのよいピアノの音がぴちぴちと跳ねるようだ。


そして、いよいよ私のお目当てのフォーレのレクイエム

30代半ば、毎晩、フォーレのレクイエムを聴いて眠りについていたころがある。
モーツアルトとブラームスのレクイエムだったこともある。たまにベルディのときも。

が、フォーレのレクイエムの出番が多かった。
病んでいたんだな、私・・・

なぜレクイエムでないとならなかったのか。
自分の携わっていることに意味を見いだせず、無駄に自分の若さが刻々と失われていくような気がしていたからだったような…

当時は、あまり深く考えなかったけど。
フォーレのレクイエムは命の恩人なのかもしれない

30代後半にふとしたことで、180度仕事と暮らしが変わり、夢中になってすごした10年少しの期間が始まると同時にレクイエムからは解放された。

そのレクイエムの生演奏に、25年ほどを経て包まれてみた。

よくここまで無事に生きてこられたなあ・・・
多くの人に支えられたけれど、今、考えると一番支えてくれたのは父だった。
このところいつも感じるのは、あふれるほとの父の愛情。
生前にもっともっと感謝を伝えておけばよかったという思いが募る日々

気が付いたら、涙が泣くとはなく流れていた。


会場は、ニ長調の歓喜に包まれ、満ち足りた雰囲気にあふれていた。
親族が震災で被災したとはいえ、私は直接関係なくこの場に居させてもらうことに申し訳ないと思いつつ、すべての人の幸せを祈らずにはいられなかった。

音楽は天上から降り注ぐ光そのものなんですねぇ

夢中になって浸っていたからか、鼻水は無事クリア。
不思議なもんです。
帰宅したら、熱ががんがん出てきました。

なにはともあれ、聴けてよかった〜

posted by Luna at 11:22| Comment(0) | 極私的観賞日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月17日

赤松利市著「ボダ子」

風邪・・・喉が痛い、鼻が出る

港に撮影に行くつもりだったのに行けなかった・・・残念



このところ読書熱再燃


「ボダ子」

作者は住所不定らしい

こんなにどうしようもない人間たちを真正面から描いてどうする?
それも東日本大震災で甚大な被害を被った地域を舞台に

登場人物すべてが最低の人間
その人間たちがお互いを食い物にしあって、喰い合う状況の連続

その中でもみくちゃにされるボダ子。
境界性人格障害の人をこんなふうに描いていいものなんだろうか。

アマゾンの本売り場の出版社のコメントに「魂を抉られる渾身の一作」とあるけれど、「魂をどこかに置き忘れた人間を知りたければどうぞ」という本。

読まなければよかったと思うけれど、筆力がすごくて、つい一気読みしてしまいました。

でも、読後感、最悪です。

自伝的小説、らしい。

こんな文章を書いて、小説を書けるということは、すごく頭のよい人なんだろうなあ。
なのに欲望を制御できない。
だらしなさに振り回される。
人間の業を書くのが小説なら、小説家にぴったりな人ではある。
娘への贖罪のために書いたのかしら。
こんなふうに書かれてもうれしくないよね。
また、精神がおかしくなっちゃいそう。

こんな父親と母親の元に生まれなくて本当によかったとしみじみ思いました。


なにで口直しをしようかと思案中。


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2020年01月14日

原田マハ「まぐだら屋のマリア」とミュシャ展

「まぐだら屋のマリア」☆☆☆

登場人物や地名が、キリストに絡んだものとなっているから、贖罪がテーマなんだろうなあと思いつつ読み始めました。
予想通りの展開でした。
紫紋側の贖罪の要となる悠太の置かれた状況と心理状態がイマイチなのと、マリアの贖罪の対象となる事件が、あまりにもありきたりだったので、ちょっとがっかり。
女将の贖罪を受け入れる心の経過も、よくわからなかった。
マリアと紫紋のつくる料理が、やたらと印象に残った。


京都文化博物館「ミュシャ展」
一昨年、急逝したガラス作家の叔父(堀内英城)がミュシャの絵画をモチーフにした作品をたくさん作っていたことから、ミュシャ展へ。
初めてミュシャという画家の生涯と絵の変遷、そして、現代に与えた影響を一気に見て、叔父も、やはり彼の絵に深く魅せられた一人だったのだと納得。
叔父が作った「ドーム2004」という78px116pのパネル25枚からなる作品が、ミュシャの教会ステンドグラスにインスパイアされたものだったことに、気持ちのよい衝撃を受けました。
2004年ごろにあんなに大きなものをとりつかれたように制作した叔父。
ああ、ボクも、あんなパネルを作りたい!と思ったんだろうなあ。
それはそれは夢中になって作っていましたっけ。
昨年11月にアトリエ「駅から七分工房」で開催した遺作展に合わせて作品集を作製、掲載する写真をすべて撮るという作業しました。
ファインダーをのぞきながら、叔父の情熱の熱い風が吹きつけてくるようでした。

叔父の作品集
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スラブ民族の統一とチェコの独立をめざした20枚からなる「スラブ叙事詩」には、ユメユメしい女性画ではなく、骨太な大地に根差した民族の歴史が描き込まれている。

叔父が感化されたように、日本のクリエーターたちにも大きな影響を与えていたミュシャ。
そういえば、「明星」の表紙は藤島武二によるミュシャ風の絵で飾られていたし、少女漫画の世界は、ミュシャワールドだったし、アニメ世界にも、多大な影響を与えている。

サラベルナールの絵ばかりがイメージの中に定着しているミュシャだったけれど、認識を大きく変えられたミュシャ展でした。
そして、叔父に一瞬、再会できたような気がしました。

開場入り口にあったミュシャ作品のポスター

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同じものをステンドグラスとして制作した叔父の作品

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叔父は、ガラスをキャンバスにして絵を描きたかったんだなあ

posted by Luna at 14:34| Comment(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月11日

映画「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」

ついに完結…
1978年の「新たなる希望」から、42年。
この日が来るとは

もうファントム・メナスあたりからは、惰性で見てました。
やたらと暗くて…

そしたら、フォースの覚醒からは、もっと暗くなり・・・

でも、乗りかかった舟で見ていたけれど、ローグ・ワンで覚醒
しかしながら、ふたたび最後のジェダイは、見たかどうかも定かではなく

そして、夜明けを迎えることになりました。

結論から言えば、この終わり方しかやりようがなかったでしょうね。
スカイウォーカー一家は、フォースゆえに銀河の世界を破壊しちゃいそうで

結局、血の闘いだったんだなあ

やっぱり帝国の逆襲が最高傑作でございました。

カイロ・レン、もう少し好みの人だったらよかったのに。
なぜ、彼だったんだろう
レイアにも、ハンソロにも似てなかった(笑)

主役がルークで始まり、レイで終わったのは時代を象徴していましたね。


ジェダイの帰還で終わりにしておけばよかった。


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2020年01月02日

宝塚大劇場 雪組「ONCE UPON A TIME IN AMERICA」

謹賀新年

ラッキーにも、SSチケットで2020年初鑑賞。

2020…キリのいい数字だわ〜
今年は何年だっけ?と考えなくてよい数字

雪組…すごすぎる
小池修一郎さま(イケコ)・・・手練れすぎる

冒頭のギャング風衣装でのオトコ役のダンスから、銀橋にずらっと並ぶあたりで心を鷲づかみにされる。
この瞬間にもうイケコの手のうち
雪組メンバーのつくる世界に引き込まれる
見事としか言いようがない

昨夜、スカイステージで放送された「ファントム」(2018年〜2019年版)もだけど。
劇場でも観たけれど、あらためて映像で見ると、あまりのすばらしさに興奮してしまいました。
こんな「ファントム」は、だいきほでしかありえない。

ワンス・アポンに話はもどして
つかみは大切
そこから物語がメリハリのきいた展開で、心地よく進んでいく

このお話、映画で2回くらい見たことがあるのに、ストーリーをほぼ忘れてしまっている。
アマポーラの甘い郷愁を誘うナンバーくらいしか残ってないのよね
なぜなんだろう・・・と、舞台を観ながら考えていたのだが、デニーロ扮するヌードルスが大成功する話じゃなかったからなのだ…。

人生の切なさや苦さが、全般に渡って通底するお話だったのだ

そういう映画を舞台化しようと考えるところがイケコのイケコたるところなんだろうなあ
年齢もある?
そして、めちゃめちゃわかりやすく切ない物語にしてくれている。
小池先生、ありがとう
1幕ラストのシーンは、すみれコードぎりにもかかわらず、あくまでも美しく悲しい。
2幕は、物語のちらばった欠片が次々に回収されていくのについていくのがちょっと大変。

だいもん(望海 風斗)ときーちゃん(真彩 希帆)の歌唱力は当然のことながら、青年時代、壮年時代、初老時代と演じ分け、演技のきめ細かさにも驚かされる。


さきちゃん(彩風 咲奈)は、マックスのようなちょっと激しやすい前のめりな男が上手になったなあ
2番手の宿命ともいえる役だけれど、どんどんオーラが出てきている。

あーさ(朝美 絢)のキャロル
お見事!見惚れた!歌とパフォーマンスの融合がすんばらしい!!!
そして、お美しい

しょーちゃん(彩凪 翔)のジミー
いやはや、そーゆーことでしたか・・・物語のカギを握る人物
存在感がありました。

あやな(綾 凰華)のニック
さりげなく舞台をしっかり支えるあやなです。

パットモーの奏乃 はると、舞咲 りんなどのベテラン、若手、みんな、いい仕事をしていました。

特に若手で目立ったのが、やはり彩海せらちゃんと諏訪さきちゃん
ストーリーを動かす役ではあるけれど、ずっと出ているわけでもない
でも、途中、別の役で出ているのをしっかり確認できる目立ち方
新人公演が楽しみです。

だいもん、さきちゃん、まなはるとの4人組の一人として大抜擢だったあがちゃん(縣千)は、ちょっと荷が重かったかな
動きをもう少し整理して、歌をがんばろう!
ばあやは期待しているから、つい厳しく観てしまうのだ(笑)

というわけで、雪組の充実ぶりはすさまじく、日本のミュージカル界の最高峰を極めつつあるとさえ思えてくるのでした。
もう一回、観たいなあ






posted by Luna at 21:00| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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