2021年01月30日

Netflix「シグナル」

シグナル

「愛の不時着」で、なんだ、この面白さは!
「梨泰院クラス」で、ふ、ふかい・・・
「シークレット・ガーデン」で、愛とファンタジーと格差問題は融合するのか〜(笑
「秘密の森」と「未生(みせん)」で、ん?韓国社会やばくないか?
そして、ついに行き着いたのが「シグナル」

脚本と構成がすごすぎる👀
過去と無線でつながる因縁の関係をベースに、年代を追って未解決の事件の真相をえぐり出していく
オリジナルは、アメリカの映画「オーロラの彼方へ」で、父と息子の設定
リメイクされたアメリカのテレビドラマでは、母と娘の設定
ということだから、時空を越えて交信するという設定だけが共通で、あとはかなり独自の内容になっているのではないだろうか。

16話の中で4つの未解決事件の真実が暴かれていくと同時に、警察内部の不正も徐々に明らかにされていく。
そう、またまた警察内部のヤバさが根底にあるのだ
どこまで腐ってんねん、韓国の警察!

こんなにいくつものドラマで警察や検察が犯罪の温床となっているというストーリーを見せられると、これが実態なのか?とか思っちゃう。
かの国の政府や団体の主張や行動は報道でも、理不尽なことが多いし、検察の不正も、俎上に挙げられることを時々目にする。
そもそも大統領の任期が終わり、普通の人になった途端に収監される国
ほんまに腐敗してるん? 笑

というような背景を考えながら見ると、サスペンスはいやがうえにも盛り上がるというわけで・・・
エンタメが面白いというのは、やはり国の中の緊張感が影響するのかしら
日本のエンタメがイマイチ刺激に欠けるのは、我が国が平和ボケしているから、なんだろうなあ

と、つい政治的なことを考えがちだけれど、エンターテイメントとしては、なんというクォリティの高さ!
シグナルだけでなく、傑作だ!と思えるものが多い。

収賄事件に巻き込まれ、15年前に行方不明になり、時の流れの中で忘れられてしまったイ・ジェハン刑事が、無線でつながった2015年に生きる刑事に「世の中は、よくなっているのか?不正や腐敗はなくなっているのか?」と問う言葉が、とても重い。
そして、「諦めるな。必ず道はある」という過去からの励まし。

ほんとうにすごいドラマだ
これがテレビドラマだなんて・・・
未生も、すごいと思ったけれど、これはすごかった
同じ監督によるもの

ハイエナでは、キレキレの弁護士でかっこよかったキム・ヘスが、惚れた先輩で行方不明になってしまったジェハン刑事を15年間一途に思い続ける刑事役。過去シーンでは、半人前と呼ばれるぺいぺい時代のチャン刑事。見ようによっては、ぶりっこで気持ち悪いという人もいるらしいけれど(当時45歳くらいだもんね)、私は、健気で一途なチャン刑事にちゃんと見えました(笑
あのくりくりしたオメメで見つめられると妙な快感が〜!

ジェハン役のチョ・ジヌン。
見ているうちにチャン刑事と同じく、どんどん好きになるステキなジェハン刑事をありがとう!
みなさん、ほんまに演技がお上手です。


読書
原田マハ著「風神雷神」

つまらなくて、上巻だけでギブアップしてしまった。
俵屋宗達が大天才なのはわかるけれど、信長に気に入られて、天正使節団に入れてもらうのはわかるけど、信仰を美しく描きすぎていて、神父たちの存在が善意すぎて、トントン拍子に話が進みすぎて・・・要するにつまらない。
芸術は天上の楽園でのみ生まれるのか?
マハさんが、こんな作品を書くなんて、ちょっとショック




posted by Luna at 17:07| Comment(0) | 極私的観賞日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月19日

ライブ配信3つ 梅田芸術劇場「ポーの一族」 宝塚バウホール月組「Eternita」 日生劇場「INSPIRE 陰陽師」

ちょっとのぞいてみたい・・・という公演には、LIVE配信がぴったり

INSPIRE 陰陽師

12月31日に配信されたものを見逃し配信で1月1日に視聴。
「清明 祓う」と副題がついていたから、コロナで神社にも大手を振って行けない現状を祓ってもらおうと(笑
観劇予定の友人から、Twitterで検索したら、「トンチキ」という言葉があふれていると不穏なLINEが来た

トンチキ、でした(爆

後述のポーに比べたら、魔法がぜんぜん足らんやん!
生の舞台だと、うまく魔法をかけてもらえるのかなあ
CGやら、なにやらで

後日、生舞台を観た例の友人の感想は、「トンチキではあったけれど、十分楽しめた」そうで、「CGや映像、照明を使うやつは舞台装置にお金をかけてない」という結論だった。
さすがに生舞台は違うな(笑

物語がなんだかもやもやしているのよね
時空を越えて「てえへんだ〜!」な危機が訪れているわりには、悪役が、スケールちっちゃ!だし

大沢たかおの舞台って、どんなん?という好奇心で見たんだけれど、動きもあまりないし、存在感が弱かった
映画の「キングダム」の王騎将軍で久しぶりに見て、ぴったりだったので、期待が膨らんでいた。
そうか・・・王騎のしゃべり方の片鱗があったのね
キャスティングって、すごい!

山本耕史の蝉丸
これって、喜劇なのか?
歌ったり、踊ったり・・・あ、ミュージカルか・・・

結局、なにを見せられているのかよくわからないままに終わりました。
でも、会場はけっこう盛り上がっていたから、やっぱり生舞台とは違うのかも

山本千尋さん・・・殺陣がよかった
アクションスターを目指しているのかな?
もっと活躍しているのを見たかった。


「ポーの一族」

明日海りおの退団後初めての本格的な舞台ということで、好奇心満々でみてしまった。
当初はすごいチケ難だったのに、途中から、わらわらとあちこちからチケットが湧いてくるという不思議な公演。
まあありがちですけどね
生を観る気でいたのだけれど、気がそがれてしまい、配信でいっか・・・と

配信でよかったです(笑

みりおエドガー見参〜!という感じ
脇をシーラのねね(夢咲ねね)、メリーベルのあーちゃん(綺咲愛里)、レイチェルを純矢ちとせ、決め打ちとして、老ハンナとブラヴァツキーの二役で涼風真世とがっつり元ジェンヌで固めた布陣。
おかげでみりおエドガーは、ほぼ宝塚から抜け出て、そのまま降臨した感じ
メイクも宝塚そのまま

登場は、宝塚版のようにせり上がりで登場してほしかったな〜
ないものねだりだけど
あれだけで、魔法のかかり方がかなり違うんだな、ということがわかった
宝塚の装置はすごい〜

問題は、舞台初となった千葉雄大アラン。
このキャスティングが、イケコの巧緻な戦略とみるか、大冒険とみるか・・・
まあ、両方か 笑
強がっているけれど、母の愛を独り占めできずにおろおろしている少年には見えたけど、不安なたたずまいが演技なのか、未熟ゆえなのかと妙に気になって集中できなかった。元ジェンヌたちや福井さん、小西さんたち舞台のベテランたちのたたずまいが板にしっかりついているから、一人だけ浮いちゃっていて、かわいそうな気もしたけど。

外部のポー公演として、大殊勲賞は真世さんの二役。
特にブラバツキー
顔まで変えちゃって(笑)、役者魂を感じました
老ハンナと同じ人とは思えない、いや、真世先輩とは思えない
うまい!演技も歌も
福井キングポーの迫力とブラバツキーで、外部公演なんだな〜と実感

久しぶりのねねちゃんは、お歌は相変わらずだけれど、色っぽさは増していた。
小西男爵と橋之助クロフォードの二人と生キスしていたけれど、この時期、しないといけないの?
宝塚式でいいと思うけどなあ
お正月にNHKで放送された宝塚スペシャルで、ヅカファンだと熱く宝塚を語っていた橋之助くん
イケコ演出の作品に出られてうれしかっただろうなあ
お歌の勉強、がんばってね

舞台展開は、宝塚とほぼ同じ。衣装は、ちょっと渋めだけれど、外部にしては豪華な感じ
なのに見終わって、速攻で以前放送された宝塚版を見てしまったのはなぜ?
柚香光(ゆずかれー)のアランがやけに上手く思えてしまうのはなぜ?
ちなつ(鳳月 杏)クロフォードの色気がほしくなるのはなぜ?

宝塚マジックって、やっぱりすごい〜!と改めて思わせられた公演だった。
みりおちゃんの魔法は、いつまで有効なんだろう
そろそろテレビドラマにも相次いで登場するらしい
楽しみなような、コワイような・・・いつもの元ジェンヌの行く末


「Eternita」

イタリア語で永遠という意味だそうで・・・
たまきち(珠城りょう)、辞めちゃうのか〜
寂しくなるなあ
たまちゃんのちょっと不安定な音程がますます愛おしくなる今日このごろ

たまきちと馴染みの深いちなつ(鳳月 杏)、まゆぽん(輝月 ゆうま)、やす(佳城 葵)、ぎり(朝霧 真)の4人がサポートに入り、とっても楽しい公演となった。
月組、いいな〜(今は自称月担)

新人公演やバウホールでの公演の曲を中心に披露
懐かしいものばかり
たまきちの公演をこんなに観ていたんだとちょっとびっくりした

一番うるうるしたのは、葵ちゃんとの月雲の皇子の再現シーン
あの公演は、宝塚でこんな作品が観られるのか〜と衝撃を受けました。
物語が伝えようとするメッセージが深い。
感動したので、当時、東京にも住んでいたから、東西両方で観劇した。

ちなつのことにたまきちが言及したトークにも、うるっときた。
そうそう、月雲のときに心ならず敵対してしまう皇子を演じていたのだ。
ちなつの穴穂皇子、よかったな〜

私が作品として宝塚で大きな感動を得たベスト2は、「月雲の皇子」と「春の雪」
両方とも、たまきちとちなつが出演してる〜!
今、気がついた!

上田久美子先生と生田大知先生
今、上演されている雪組は、この二人の作品
たまきち退団公演の桜嵐記も、上田先生
楽しみでしかない

カーテンコールで、たまきちが感動しまくっていたけれど、私も、いろいろしみじみしちゃったな〜
バウホールが好きだと何度も言ってたけれど、私も、あのくらいの空間の劇場が一番好き
ディナーショーがバウホールになって、本当によかった。
バウホールでの曲がたくさん聴けてよかった。

たまきち、ちなつ、まゆぼん、葵ちゃん、ぎり
みんな、ありがとう!

posted by Luna at 12:05| Comment(0) | 極私的観賞日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月18日

相変わらず配信漬けです

感染拡大で緊急事態宣言が出たものの、緊張感のない日々
遠い親族の若者が感染したという情報が入ったけれど、ごく普通におとなしーく暮らしている高齢者および高齢者予備軍の友人たちは、今のところ特になし。
毎日、1時間半くらいかけて通勤し、対面の仕事をしている友人もいる。
休みの日には観劇に勤しんでいる。
報道される内容との乖離が大きくて、どう考えたらいいのかわからなくなってくる。

我が家には、超高齢者がいることだし、とりあえずはおとなしくしてはいるけど・・・

ということで相変わらず配信漬け
韓国ドラマはかなり飽きてきました

でも、これがとっても面白かった

ハイエナ

キム・ヘスとチュ・ジフンのW主演
二人とも弁護士なんだけれど、ヘス扮する・・・名前が覚えられへん 笑・・・女弁護士は大学も行かず、資格をゲットした苦労人でありたたき上げ。一方のジフン扮する男の弁護士は、父親も兄も法曹界という一家の出身でエリートでおぼっちゃま
ヘスがジフンを誘惑して、弁護するための情報を違法に得るところから、始まる。
いくつかの案件を経ながら、法曹界と財閥側の陰謀に巻き込まれていく二人

展開が早くて、スリリングで、それでいて、二人の関係性に笑いがあって、どんどん深みにはめられているドラマでした。
終わり方もおしゃれ。
脚本も、構成も、すごい〜
日本も、こういうドラマをつくってほしいなあ
ヘスの着るファッションが、はあ?!!!、なんやこれ?みたいなのが多いのも楽しかった。


Netflix
ブリジャートン家

家人が見ていたのを横目でちらっと見てただけなので、見たうちには入らないのだけれど・・・
衣装や舞台は、夢いっぱい
でも、セックスシーンが生っぽくて、あへあへが多くて、気持ち悪かった
どうしてあんなにしつこくリアルにやる必要があるのかなあ
物語は、黒人が貴族だったりしてリアルから遠いのに


アマゾンプライムビデオ
EMA

ジェーン・オースチン
懐かしいなあ
映画のEMAや高慢と偏見を見たのをふと思い出し、ドラマ版を見てみた。
そうか、こういう話だった、そうだった・・・と
彼女の小説に出てくる人たちは、いらっとする人が多いのだけれど、高慢と偏見のダーシー、エマのジョージ・ナイスリーと、どの時代にも、ステキだなと思う男性を一人配置しているところにあらためて感心した。
普遍的なかっこよさがある。19世紀のまさに高慢と偏見に満ち満ちた時代に、こういう男性を小説の中に描き込めたというのにあらためて驚いた。いつの時代も、誠実な男。これが本当の王子さまなのだ。と、長い年月を生きて、今頃わかった愚かな女です。


posted by Luna at 11:45| Comment(0) | 極私的観賞日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年01月07日

宝塚大劇場 雪組「fff フォルティッシモ 歓喜に歌え!/ シルクロード」

満席〜!
久しぶりに赤い椅子が皆無の本来の宝塚大劇場の雰囲気に浸ってきました。
やっぱりこうでなくっちゃね

が、感染者急増中・・・
だいもん(望海 風斗)ときーちゃん(真彩 希帆)が無事卒業できますように

fff

宝塚であって、宝塚ではない
でも、やっぱり宝塚
常に進化し続けるからこそ、100年以上、続いてこられた
その進化を目の当たりにする舞台だ
だいもん&きーちゃんコンビだからこその演目
上田久美子さん、またまたやりましたな

おかげさまで大変よいお席で観ることができ、オープニングが終わり、物語の開幕〜!なシーンから目の前にだいもんベートーヴェンが現れてくれて、興奮度いきなりマックス!

幕があがって始まる前の舞台も、すでに♪が目の前でふわふわ漂っていて、ワクワク感で満たされた。

凝縮されたシーンがかなりのスピードで展開していくので、息をするのも忘れるほど
ベートーヴェンの生い立ち、失恋、難聴、そこから形成されていく思想やこだわり・・・
音楽への思い、苦しさ、つらさ、いらだち・・・すべてがきっちり描き込まれているから、だいもんベートーヴェンと共に歴史(ヅカファンにはお馴染みの19世紀のフランス〜!)の中を駆け抜けて行く気分

そのお供に選ばれた二人のうちの一人がさきちゃん(彩風 咲奈)ナポレオン!
懐かしい〜
ナポレオンの目指したところは、ちえさまナポレオンでしっかり予習済み(笑
天才は、いつの時代も、孤独なのだ
先取りしちゃっているからね
実際にベートーヴェンは、ナポレオンに心酔していた時期もあり、曲も捧げているけれど、徐々に失望していったらしい。

もう一人が、なぎしょー(彩凪 翔)ゲーテ
なぎしょーは、この手の重要な鍵を握る役が上手い!
当時の文学と音楽の大天才の時代との向き合い方の違いが面白い
今まで、音楽でしか知らなかったベートーヴェンという人への興味が駆り立てられてしまった
ネットで探してみたら、こちらのサイトが面白いです。

そして、きーちゃんの謎の女
この役が、とても面白い。まるで女トート(笑
この「女」によりベートーヴェンは苦しみ、喜びを得る
数々の不幸や苦しみを共に克服し、最後に歓喜を高らかに歌い上げる

ベートーヴェンとだいもんときーちゃんが融合する日が来るとはね〜
歴史ありの苦悩ありの失恋ありのそこそこ複雑なストーリーだけれど、置いてけぼりになることもなく、二人と雪組のみなさんのおかげで、天国の入り口まで、しっかりついて行けました。
余談だけれど、あの背景はちえさま退団公演のディア・ダイアモンドのときのあれよね。

モーツァルトやテレマン、ヘンデルも登場させて、音楽の変遷まできちんと組み入れる上田先生
至れり尽くせりです 笑

大満足だけれど、神戸牛のステーキを3枚分くらいご馳走してもらい、もう食べられませんっ状態なんだけれど、残すわけにもいかず・・・みたいな充実感を得ました
でも、1週間もすれば、また食べたくなることでしょう
チケットが、手に入らないから、たぶん配信か映画館になると思うけど
大劇場千秋楽まで完走できますように


シルクロード

だいもんに盗賊をさせようと考えた生田先生は正しい
とってもお似合い
なぜかギャングとかがよく似合うだいもんなのだ

ベートーヴェンの苦悩を忘れさせてくれるキラキラなシーンの連続
かなり満遍なくみんなの登場シーンが用意されていて、忙しいことこのうえなし
目の前であがちゃん(縣千)が踊ってくれていたし(推しです 笑)

ただ、耳に残る音楽がなくて、ちょっと残念
ヅカ友も、口ずさめない〜と残念がってた

月組の「あなたの夢はなんですか?」なんていうフレーズが懐かしい
あれ、頭にこびりつくんだもん


だいもんときーちゃんのいない宝塚
寂しくなるなあ
だいもんはドキドキを、きーちゃんはワクワクをいつもたくさんくれました。
また新しい才能が舞台に咲くはず
この進化を止めることなく・・・

宝塚歌劇団の果敢な挑戦、大好きです
それに応えようとするジェンヌたちも

かつてこれが宝塚?!とうれしい驚きで観た「月雲の皇子」と「春の雪」
上田先生と生田先生のバウデビュー作
これからも、このうれしい衝撃をずっと体験できるだろうことは、観劇する側のなによりもの喜びであり、楽しみです。



posted by Luna at 11:35| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする