2008年09月15日

米粉 食べていますか?

今回の朝市で登場させた米粉のヴィスコッティは、販売してみて商品の位置づけがとても難しいと感じました。

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まず、米粉という記号がほとんど意味を持っていないということ。
小麦アレルギーの子どもを持つ若い母親が反応してくれたけれど、卵が入っているので残念ながらパス。
そのほかは米粉で反応する人は皆無だった。
むしろ「ヴィスコッティ」で反応する人の方が多かったのは渋谷という土地柄のせいかも。

販売の手伝いに来ていたウラシマと話したのは、結城師匠が米粉を使ったパンに早くから着目されていたことから、私たちにとっては馴染みのある食材だけれど、朝市に来る人にとっては米粉だから何?という程度だろうということ。
米粉だからといって、わかりやすい機能性食品になれるわけではないので当然といえば当然。

米のたんぱく質はグルテンを生成しないという小麦粉との決定的な違いがあるのはすでによく知られている。だからこそパンづくりに今までに利用されてこなかったわけ。おまけにこの分野を開拓するための製粉技術が開発中で、現在のところ大手メーカー以外では製粉が難しいらしい。だから、地産地消にこだわりたい地元にとっては、まず製粉のところが大きなハードルになっている。それに伴い値上がった小麦と比べても価格は2倍ぐらいする。農水省の米粉に関する検討委員会の議事録によると、原料米をどこまでコストダウンするかが大きな課題とある。結局、そういうことなら、米農家は浮かばれないことになるのでは?

米粉普及のもっとも近道は小麦粉が値上がり続けること?

山形県真室川町の地元の女性たちがつくるこの商品をどう販売していくか。
真室川と米粉をどう結びつけるのか。
ヴィスコッティという地域にたぶんなじみのないお菓子を地元で販売するとしたら、どう定着させるのか。

ヴィスコッティはコーヒーやワインに浸して食べるというものだから、どんな飲み物と組み合わせて提案するかもカギになるのでは?

個人的には、小麦の後を追うのではなく、ビーフンとかフォーとかをもっと食べるようにすれば?と思ってしまう。
麺好きは多い。特に中高年の男性!これから増えるし。
ところがスーパーでチェックしてみたけれど、案外、売っていないです。地方では最近、よく見かけるようになったけど。

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先日の島根県益田市美都町二川で出会ったゆず入り米麺の「ゆずらーめん」
こちらは看板のみで食べられなかった。

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これは柚子こめ冷麺。こちらは懇親会場でありつけました(笑)
ちょっと柚子味がキツイという感想もあったけれど、私はかなり気に入りました。
買って帰って、もう一度じっくり味わってみたいと思い、翌日、道の駅に立ち寄ってもらったけれど、定休日で買えず。
もう一度食べたら、どんな感想になるかなあ。
こういうものは、何度も食べたくなることが重要ですもんね。

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2008_0915asaichi0051.jpgこれは山形県鶴岡市のJA庄内たがわによる米粉麺。麺だけです。
思いたってつくってみました。
だしは石川県の魚醤いしるベース。
うーん、もうちょっと研究の余地あり!(笑)

いしるって喉が渇くのだ…。好きなんだけど。
今度はしょっつるでやってみようっと。
posted by 風土倶楽部 at 12:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 首都圏情報&食事情&おいしいお店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんにちは!
米粉、私の周辺でもポピュラーな食材なんですけど、実際にはまだ浸透してないんですね。
アレルギー関係や、お菓子作り、パン作りでは熱い視線を注がれている食材なんだけどなあ〜
私の感じでは、意外に年配の方が「ヘルシー」なイメージを持って興味がある、という印象なのですがどうでしょうか。

私も米粉、麺方面での使用が向いているように思います。冷凍うどんのツルっもちっとした食感を出すのに
タピオカでんぷんが使われてるくらいなので、うどんに入ったら美味しいと思う!あと
実は日本のお米でビーフンや生春巻きの皮を作ったらむっちゃおいしいだろうなあとずっと思っていて、どなたか商品化してくれないかと思っています。


Posted by chosi_t at 2008年09月17日 19:08
こんばんは!

米粉はとにかく価格の問題が大きいようですよ。農水の会議録によると、製粉などにコストがかかってしまい、米自体の価格はキロあたり60円〜70円!!でないと商品化ができないそうで、これじゃ農家は浮かばれない。

私も米粉の麺がいいと思ったのですが、タイ米は高アミロースで、冷えるとぱさぱさする米だからこそおいしいビーフンになるらしく、コシヒカリじゃだめみたい。今日もスーパーで見たら、ケンミンのビーフン(タイ産)が淋しげに並んでいました。

一つの方向性として、使い道から考えた米づくりをすることが考えられる。たとえば、わざと高アミロースの品種の米をつくって米粉麺の消費を促進するとか。

ところがこれが難しい。誰がつくるのか、誰が開発して売るのか。そして浮気な消費者をどう振り向かせるのか。

この取組みにもたいさんの予算がついているはずで、なんだかなあ…なのですよ。
まずはおいしく食べることから、もっと考えないと。
ゆずこめ冷麺、次回行ったときにじっくり話を聞いてみようかな。
Posted by あさだ at 2008年09月17日 22:28
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