2008年12月05日

気になる米 その2 焼き米

再訪した島根県益田市美都町二川を捉えなおす作業として、半日だけ駆け足で地元の方と一緒に4人の方をお訪ねしてみました。
やはりその地で生きてこられた大先輩たちのお話は興味深いです。いずれ何かの形になっていくと思うので、それはひとまず置いて、今回、とても気になったものがこれ。

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焼き米です。
単にお米を炒っただけのものではなく、籾を流れる水に浸けて、4日目の夕方に水からあげて熱湯につけて一晩置く。
これですでに5日目!
それを蒸し器で蒸して、薪を炊いた釜で炒って、精米機でもみをはがすというとっても手の込んだもの。

棚田の一番上の水が冷たくて、育ちのよくない未熟米や、一度刈り取った後から出てきた米などを活用して、保存食やおやつにしたそうです。
一般的な食べ方は、熱湯を注いで、少し蒸らして、お茶として飲む。
塩を入れる派、砂糖を入れる派に分かれるようです。やわらかくなった米はもちろん食べることができます。玄米を手軽に食べられる面白い食べ物だと思います。

2007_0211kamogawa0069.jpg以前、千葉県鴨川で出会ったのは砂糖やあずきが混ぜられているおやつのようなものでした。かつてはどこでもつくられていたのでしょう。ネットで検索してみると大分や広島の村で商品化されているようです。

これをつくっているKさんは、このほか栃餅やわさびの醤油づけなどもつくっていて、道の駅や地元のお店に置いているほか、益田市のパンフレットなどに連絡先が出ているため、問い合わせも多く、直販だけで冬場の仕事として多忙を極めておられるそうです。材料は自生しているわさびや栃の実、米は自家製です。この収入だけで冬を過ごせるし、趣味の社交ダンスも楽しめるとのこと。まさに創造的な暮らしですねぇ。

流れる水に籾を浸しておけるのは清流の流れる美都町だからこそ。発芽させてしまうとおいしくないそうで、その辺りの加減が難しいそうです。
早速、焼き米を食してみました。

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香ばしくて、甘みがあって、けっこうはまります。
パリッとしいたけを細かくして入れてみたり、梅干しや昆布を入れてみたり、いろいろ楽しんでいます。スープに入れてもいいかも。

手間をかけてつくられたものはからだだけでなく、心にもしみいる滋養ですね。

posted by 風土倶楽部 at 00:04| Comment(0) | TrackBack(0) | 島根 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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