2009年02月03日

こーらの葉と浮上お玉

丁寧に編んだ小さなわらじと、ミニの藁沓などをくださったのは土佐きくえさん。79歳です。
今、誰かに伝えないと…という思いでもってきてくださいました。
近くに住んでいたら、習いたいのになあ。

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「手がきれい」というのはこういう細工のことをいうのでしょう。

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原材料は「こーら」というこの緑の草。抜いたら土の上に寝かせて、上から青草をかけて1ヶ月ほど置き、水で洗って天日で乾燥させると右のようにからからになります。これをかつては蓑にしたり、わらじにしたりしたそうです。
この乾燥した状態にしたら、30年たっても使えるので藁よりも丈夫とか。
かつては「こーら池」なるものもあって、かなり大量に使っていたこともあったようです。
こういうものをなんとか今の生活に活かせないものでしょうかねぇ。
一度習ったり、体験しただけでは忘れてしまう。使わないと伝わらないでしょ。

こんな草を使った生活道具を考えようというワークショップをデザイン系の大学などとコラボしてみたらどうなんでしょう。
益田市にはグラントワという全身石州瓦という美術館があるのだから、民具の展示とこれからの持続可能な民具づくりを企画するとか。
でも、売る側は日用品が30年も使用に耐えたら、困るのよね。。。

広島駅に向かう帰路にあった道の駅でこんなものに遭遇。

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安芸太田町の戸河内刳物(とごうちくりもの)の唯一の後継者である横畠文夫さんという方による浮上お玉です。
鍋に浮かべるとそこから浮き上がることから浮上お玉と言われています。
サクラや朴の木を使っているそうです。
これは何だろう?今度、木工作家の木下さん(スプーンづくりの先生)に聞いてみようっと。
実は先生に次回のスプーンはお玉をやりたいとリクエストしていたのです。

こんなのを紹介したら、スプーンづくりにあこがれる女性たちにまたまた注目されて、私も欲しい!が始まっちゃいそうです。
どう?Yagiさん。納豆汁とかをかき混ぜるのを夢見ちゃうでしょ?
つくりかたの解説を見ると、大きいから多少道具は異なる部分があるけれど、いつものスプーンづくりと大きな違いはないみたい。

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さびれた道の駅の売店にこれが置いてあるコーナーを見つけたとき、私は興奮状態だったんだけれど、一緒にいた男性陣はまったく興味がなくて、中には「高い!」という人も。
スプーンづくりの大変さを知っている私にとって、2500円は当然の価格。むしろ「やったー!」と思ったほど。
時間がなかったのでとりあえず素のままのものを購入しました。
もっとゆっくり見たかったあ。
いつか見学に行きたいです。
購入時にもらったチラシにあった16年前に観光土産品として通産大臣賞を受賞したという記事によると、当時で56歳。ということは現在71歳!
ホームページによると、後継者がおられるとのこと。ほっ。
どうかみなさま、健康と車にくれぐれも気をつけてくださいね。

posted by 風土倶楽部 at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 島根 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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