「農と都市近郊の田園暮らし 一反農のススメ」毎日新聞刊です。

私の周辺では、後藤氏は「バジルソースのごとうさん」として認識されています。おいしいですからね。
そんなときにできたばかりの本がごっちゃんから届けられ、「ごっちゃんがね、本をね、出したんよ」と見せていたら、
「あら、イケメンだったのね!」と数人のうら若くない女性たちが驚きの声を上げた。
「そ、そう? そうかな? ん? そうなんだあ」
となぜかたじろぐ私。
みなさん、もっとオジサンで、もっとごつい感じの人で、もっと農っぽい人(ってどんな人じゃ?)だと思っていたそうで。
なにはともあれ、うら若くない女性たちがバジルソースのファンにより一層なってくれたみたいでうれしいです。
ごっちゃんといえば、山羊のムー君。
まあ、よくぞ、自分のキャラをそのまま体現してくれるぴったりのキャラを見つけたものだとイラスト化されたムー君にいつも感心してしまう。
閑話休題
本は、ごっちゃんがこの十数年やってきた具体がしっかり書き込まれているので、とても参考になります。まさに私が今、やりたいことなので、ふむふむ・・・です。
自給農、商農、農業が分けて書かれているあたり、ごっちゃんの頭の中はさすがによく整理されています。
商農のために必要な畑の広さや、加工品づくりのための工房の間取り図などがあり、今までなかった参考書ともいえます。
大好評で、風土倶楽部のオリジナル商品としてりんごと両輪でやっていけるかと期待していたCerealが頓挫。これがかなりショックで、気分低迷に拍車をかけている。
理由は「工房」。製造を依頼していたところの商品づくりへのスタンスがイマイチ信頼できず、トラブル続き。無理をして製造し続ければ、何か大きな災禍を被りそうで断念しました。
そんなときに「工房」づくりのススメの本。なんだか示唆に富んでいるような、いないような。
私は農というのは一人ひとりに異なるスタイルがあるものだと考えています。誰かの真似をした時点で、化学肥料をたくさん入れて土が固くなったところに根を生やすようなもの。
誰かのやり方をそのまま踏襲できるものではない。でも部分的にはたくさん参考にして、どんどん取り入れて自分流に変えていく。それが農、すなわち土と関わる面白さではないでしょうか。
この本は、そういう意味ですごく参考になると思います。ごっちゃんがイケメンかどうかも合わせて、ぜひ、本屋さんで手にとってみてください。

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