2009年12月14日

「戦争と人間」ついに読了

「戦争と人間」読了。
国家が迷走すると、国民はいかに迷惑するかということがよっくわかりましたね。民度が低いからそうなるのかと思っていたけれど、これは日本民族の特性みたいなものかも。
計画がずさん。戦略が立てられない。数字の詰めが甘い。現状認識が甘い。箱庭的なるものをつくるのは得意だけれど、大きく捉えることはできない。情報収集が下手。
そして、本当に責任を取らなければならない人は絶対にとらない。逃げる。

あれだけ手ひどい目にあって、310万人も同胞を死なせて、ぜーんぜん治ってないじゃない!!!

12月8日にNHKが、昭和50年ごろに海軍上層部により何度も開催された内輪の反省会の記録テープをもとにしたドキュメンタリーを放送していた。以前、3回シリーズで放映されていたときは気がつかず、残念。この内容をふまえての澤地久枝氏、半藤利一氏などの対談を含めた番組。

230万人もの兵隊をよく考えもせず使い捨て、自分たちは危険のない後方で無茶苦茶な作戦を立て、指令を出していた参謀たち。「ありゃ、だめだよ。うまくいくはずがない」とみんなで笑いながら反省会をしていた。

本当に、本当に、心底腹立たしかったです。
組織ってコワイ。
今も、戦略なんて、ほんとにあるの?

日活制作の「戦争と人間」三部作がノモンハンで終わっていた意味がわかりました。あの大敗を大敗と認めず、以後、同じ過ちを何度も繰り返しただけ。だから、あそこで終わってもよかったというわけ。

あーあ、今の世の中と重なる部分が多くて、やりきれないです。

posted by 風土倶楽部 at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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