2006年03月16日

水沢地元学のおいしい発表会!

先週の土曜日に、今年度の地元学の成果発表会が行われましたが、発表会に先立って、水沢の食生活改善推進員さんの手による「水沢のおふくろの味」が集まりました。

去年の春から8つの地区が一回ずつ「ふるさとの味」を持ち寄って食の文化祭が毎月行われてきましたが、その最終回として8つの全地区が集まって人気のあった料理を持ち寄ってくれました。

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きれいでしょ?水沢は内陸にあるため、昔は新鮮な魚を入手しにくく、行商が売りに来たイカが貴重だったそうです。野菜を詰めて酢漬けにし保存性を高めて、お正月料理や急な来客へのもてなしの一品としてつくり置きしていたそうです。つくるときは一樽まとめてつくったとか。
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今日の試食は食べやすいように、全て小皿に取り分けられているのですが、このサイズだと全種類が食べれてちょうどいいんです。今日は全部制覇するぞ!

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水沢に限りませんが、東北はクルミを使った料理がとても多いです。昔は各家の庭にクルミの木があったとか。クルミは水を好む木です。水沢は地名の通り水が豊かな土地で、クルミが多く植わっていたのもうなずけます。ズイキのクルミ和えや、写真にあるクルミ豆腐など、今日もたくさんクルミ料理がありました。もちろん、地元で拾ったものを使うそうです。
一番奥にあるカマヤキは、残ったご飯を無駄にしないようつくった子どものためのお菓子です。

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一つの地区では、鮭にこだわり、鮭ご飯と三平汁をつくってくれました。北上川が流れる水沢にとって鮭は馴染み深い魚で、昔からたくさん食べていたとのこと。こちらの三平汁は、まったく臭みがなく、とても上品でさっぱりとしたお味。その秘密は、汁に入れる前に一回焼いてから身をほぐして入れるからだそう。お野菜もたくさん入っていて、それからいいダシが出ているんだろうなぁ。

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感激した一品はこちら。地元で「バッケ」と呼ぶフキノトウのなますです。初めて食べました。大根おろしと豆腐で和えたバッケが、まるで雪の中に埋もれている様で、見た目に「春!」です。口に入れると、バッケの苦味と大根の甘みが絶妙な組み合わせで、舌でも春を感じさせてくれます。

つくってくださったお母さんは
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「これが私の春なのよ!」とおっしゃっていて、この季節になるとバッケ探しに飛び出るそうです。いい話だなぁ。

どの料理も、地域の風土や暮らしの物語が一杯で、つくってくださった皆さんのお話もとても面白かったです。
posted by 風土倶楽部 at 00:19| Comment(0) | 岩手 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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