2010年08月05日

毒食らわば、皿まで、か

こんなに暑いのに、もう10月とか、12月の予定が入り始めている。秋風が吹いたら、すぐに今年がどんどん少なくなっていくのだろう。

遺伝子組換え作物といわれると情緒的に拒否反応が出ていたけれど、輸入大豆はすでに80%以上が組換えと言われている。豆腐には「遺伝子組換えではありません」と表示されているけれど、見えない部分ですでに大量に使われている。
いつまでも拒否反応でもないだろう・・・と考えていたところに、筑波研究学園都市で隔離栽培されている圃場の見学会があると聞き、参加してきた。

いきなりクラゲの発光遺伝子を組み込まれたカイコによる絹糸でつくった桂由美デザインのウェディングドレスを見せられた。
暗くしたら光るのかと思いきや、フィルターを通さないと光らない。

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仮に結婚式で着たとしたら、列席者にフィルターメガネをかけてもらわないと意味がない。笑える。もちろんウェディングドレスをつくるために遺伝子を組換えたわけではなく、医療などに応用していくそうだ。

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その繭をつくったのがこのカイコたち。
モスラみたいでしょ。

ミツバチも、いずれこんなになっちゃうのかな…と思わずミツバチオタク化している私は考える。。。
中村先生によると、「ミツバチは昆虫の中では恐ろしく種類が少ない(世界で9種)こと,繁殖戦略が特殊なことから,遺伝子を導入した系統を作出するのは難しい」ということで今のところは無事。よかった、よかった。

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肝心のイネの圃場は遠くから見られるだけだったけれど、大豆はほら、この通り非選択性除草剤を撒いた大地になにごともなかったように青々と育っている。

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無農薬テデトールで高齢者が熱中症でバタバタ倒れている現状からすると、これはすばらしいことではないか!と思える、ように見学会のコースはできていた。

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でもね、その除草剤に雑草が耐性をつけてしまえば、せっかく遺伝子を組換えてもまた、追っかけっこになるのでは?
うーん、結局、組換えた種を売るコングロマリット種屋がもうかるだけかもなー。

だからこそ、日本も負けずにそーゆー種をがんがんつくる。。。にしてはすでにかなり出遅れている。

世界食料危機に備えて…と解説してくれた研究者の方たちは言っていたけれど、そもそも世界食料危機は来るのか。来ないという人もいるし、明日、来るようにいう人もいるし、なにを信じたらいいのやら。

遺伝子組換えは人類がそういう技術を得てしまったのだから、やはりきちんと研究し、実用化する必要はあると思うけれど、倫理や管理といった人類が一番不得意とするところをどうクリアするか。
100年後になんだかわけのわからないムシや花があちこちに咲き始めて、これは遺伝子組換えのこぼれ種からできたミュータントで・・・なんて報道があちこちで始まって・・・そんなところがオチなのでは?
今だって、遺伝子を組換えなくても、在来種が駆逐され、外来種の魚や虫がどんどん増えて、生態系を変えていっているのだから。

でも、もうこの流れは止まらないことは確か。
それなら、先頭を、先端を走ってほしいなあ。
他国にいいようにされるよりはマシだもん。

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一般試験圃場の緑肥にされる予定のデントコーン。
人間には痛いような太陽の光に向かってすっくと立っている。
植物はなにをされても、太陽とともに生き抜いていくのだろうなあ。植物に人間は必要ないけれど、人間は植物がなければ生きていけない。酸素もできない。

どうなっちゃうんでしょうね、私たち。

結局、巨大な象の親指の爪を暗闇でなでて、「お!これは大きそうだぞ」と確認した程度のことしかわからなかった。
遺伝子組換えのトウモロコシをちょこっと試食させてもらったし、
以前より身近には感じられるようになったけど。
農水省のワナにはまったかも〜(笑)




posted by 風土倶楽部 at 14:12| Comment(0) | TrackBack(0) | 食と農の未来 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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