2006年05月28日

こんな和食やが増えている? 吉祥寺と三鷹の2軒

このところ2週間ぶっ通しで外食三昧です。ということはお酒も続いているわけで、ちょいと体が重い。
最近は飲むなら、できるだけ家の近所でということでどうしても中央線沿線になります。
「どこでもいい、任せる」などといわれたら、かなり熱心に吉祥寺と三鷹でお店探しをしてしまいます。
昨夜は雨の吉祥寺で和食の店へ。


日本酒と料理の「横尾」
武蔵野市吉祥寺南町1-11-2 もみじビルB1F 0422−42-3870 火曜・第3月曜定休

店は吉祥寺駅南口から徒歩3分ほどのビルの地下。とにかく静か。友人と「いけるねぇ、このお酒」なんてことも声をひそめて話し合うほど。
料理はナスの刺身、アスパラガスの茹でたもの、淡路島の春キャベツを茹でて瀬戸内海産のじゃこと一緒にレモンをかけていただくもの、焼いた秋田の根曲がり竹、などなど素材の味を大切にした手をかけすぎないものばかり。でも、どれも瑞々しい。泉州岸和田から取り寄せたナスは、こんなに甘みと水分があったのか!と驚きました。

珍しいところでは金目鯛のお刺身。たっぷり脂が乗って、店主の横尾さん曰く「まぐろのとろも目じゃないほど」です。銚子沖の喧嘩山というところで採れたもの。この海底は起伏が激しく、小魚が多いため、金目鯛は口を開けていれば小魚にありつけるので、たっぷり太っておいしいとは横尾さんの説。なるほど、運動不足気味な鯛か・・・ってことは共食いか??

お酒も店主が選び抜いた銘柄がずらり。日本酒は奈良の春鹿と島根の棚田五百万石を、焼酎は3年寝た蔵をいただきました。特に私が気に入ったのは棚田五百万石。バランスの取れた旨みで個性的なのに、料理の邪魔はしないという理想的な日本酒でした。こうなりたいものです・・・。

横尾さんはサラリーマンを経て、しばらくは独立してコンサルティングなどをした後、3ヶ月ほど知人の店で修行をして、1年半前にこのお店をオープンさせたそうです。
恐るべし・・・店づくりは結局「センス」に尽きるのか・・・。それは地域づくりも同じこと。

おいしいお酒をおいしい野菜と一緒に食べさせる店を作りたかったとのこと。まさにそんな店になっています。
野菜とお酒は実はよく合うのです。味噌なんてつけたら、それだけで最高なんだから。
隠岐のもろみに味醂を合わせたものを乗せたトマトと島オクラの天ぷらの一品はよいハーモニーを醸していました。
島オクラは角がなくて、丸みを帯びています。

作家ものの器もかなりのセンス、お店のカードにいたっては、アーティストによるイラストが入ったものが10種類近くあります。うーん、できる・・・。
wa.jpg

客層は幅広いそうですが、女性客の「お一人さま」も多いとか。舌と目の肥えた女性客を惹き付けることが店の成功のカギを握っているとしたら、「横尾」の実力はかなりのもの。
さて、真夏にはどんな野菜が出てくるのか。また、足を運んでみたいです。
ついでの情報:この日のお手伝いの女性たちもとっても清楚な美女2名でした。料金は2人で11,500円でした。

先週、地元三鷹で見つけた和醸良酒ナチュラルフーズ「夢は正夢」も同じように食材に凝ったお店でした。こちらも出来て1年ほど。
カウンター席とテーブル席が3つ程度の小さなお店だけれど、とても居心地がよかったです。オーナーは、浅草の三社祭に行くためにお店を閉めてしまうというイナセな若者。味はまだちょっと若者好みといった部分はあるけれど、地元の大人の支持を得られそうな感じです。料金は2人で8,000円ほどでした。

横尾さんは、メニューがいつも決まっているのはおかしいと言っていました。旬や産地の事情を大切にすればするほど、その日にメニューは決まるはずと。
食の文化祭のときに地元の女性たちが「その日の畑に聞いてみないと何が出せるかわからない」と言っていたということを思い出します。

本当においしいものに出会うことが難しい今日このごろ。
同じような味の大手チェーン店が席巻する駅周辺にひっそりと佇む小さなお店とのうれしい出会いでした。

デジカメを忘れていったので写真はなしです。(あ)
posted by 風土倶楽部 at 10:07| Comment(0) | TrackBack(0) | 首都圏情報&食事情&おいしいお店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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