2006年07月03日

江戸情緒が味わえるどじょう鍋 駒形どじょう

どじょう鍋大ファンの友人に連れられて、浅草にある駒形どじょうに。
東京の下町生まれの友人は、これを食べないと夏が来た気がしないという。
関西人の鱧みたいなものかな。

店の前に列ができていてびっくり。30分待ち。
週末のせいもあるようだけれど、どじょうって、こんなに人気のある食べ物だったの?

dojou.jpg
鍋の上にきれいに並べられたどじょう。
下ごしらえをして1時間ぐらい煮込んであるので、ぶよぶよに膨らんでいる。
指よりも太い。どじょうってこんなに大きいもの?
どこかの水族館で出会ったきり、ちゃんと見たことないもんなあ。

意外に顔はちっちゃいのだ。口のあたりにはちゃんと髭がある。
じっくり見てしまうとやばそう。(見たい人は画像をクリック!)
だいたい顔のついてるものは弱いという典型的な都会育ちなんだから。

dojou2.jpg
この上にたっぷりのネギを乗せる。
よかった、顔も姿も見えなくなった。

ネギがちょっとしんなりしてきたら、食べごろ。
ネギと一緒に煮込まれてぐずぐずになっている身を一緒に口に入れる。
顔はネギで蔽ってしまえば気にならないし。
もっと小骨があると思ったけれど、なかなかよき口解け感で一安心。何を恐れていたのだ。

甘辛い味付けで、すき焼きのどじょう版といった感じかな。
すき焼きのたれよりは、あっさり味。
炭火に鍋をかけるところが江戸気分を満喫できて、よい感じです。
友人と二人で合計60匹ぐらいは平らげてしまった。

食したどじょうの出自が気になるので駒形どじょうのホームページをみたら、鳥取や大分で養殖されているそうだ。
そういえば、どじょうの本場(なのか?)の安来節の故郷安来市は鳥取との県境にある島根県だし。

うなぎ1匹、どじょう1匹といわれるぐらい栄養価が高く、ビタミンB2や鉄分が豊富らしい。
ということは、うなぎを60匹分食べたことになる?
きゃー、コワッ。
まあ、鉄分が不足気味だからちょうどいっか。

昔は田んぼにうじゃうじゃいたんだろうなあ。
安来節を踊りながら、実際にどじょうも掬えたという説もあるぐらいだから。


安来どじょうセンターのホームページは、ほのぼのしています。
特にBBS。ペットにしている人もいます。顔を見ているだけで和みそうですもん。

かつては田んぼを舞台にした循環の要を担っていた食材の一つ。
やわらかいし、栄養価も高いから、高齢者にもばっちり!
こんなに人気があるなら、田んぼにどじょうが蘇る日が来るのも近いかも。
無農薬の田んぼとかに蛍が戻ってきたという話はよく聞くけれど、どじょうはどうなんでしょう。

どじょう鍋のほかには柳川やどじょう汁もあります。
どじょう汁は、京都の味噌が使われていて白味噌でした。
「下り」食材を1点入れているあたり、江戸の粋を感じさせます。

江戸の味、どじょう鍋、今も充分においしいです。
ただ、匂いだけはかなり着くのでご注意を。
posted by 風土倶楽部 at 00:39| Comment(1) | TrackBack(1) | 首都圏情報&食事情&おいしいお店 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
興味深い情報をありがとうございます
安来どじょうセンターのBBSには感心しました。こういう世界は初めて(?)ですね。大事にしましょう。

江戸川柳を

ささがしの牛蒡のそばで皆ごろし
なべぶたへ力を入れるどじやう汁
どじやう汁内儀喰ったら忘れ得ず

「どじやう」と「どぜう」は別物だそうです。
「どじやう」はどじょうがまだ生きているうち(だから鍋に入れられ釜ゆでの刑となる)、「どぜう」は調理済みのもの。だから‘丸鍋’は「どぜう」となりますね。
Posted by seayanak at 2006年07月26日 13:08
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Excerpt: 名古屋帰りにそのまま留学生の送別会に参加。魚しか食べれないということなのでどじ...
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