2006年07月30日

梅の香り漂うまち みなべ

梅と備長炭のまち 和歌山県みなべ町に行ってきました。
役場に行くと、早速、梅のライトがお出迎え。

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実は役場も図書館も「梅干し」色なのです。
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みなべ町は全国有数の南高梅の生産地です。
今では梅といえば南高梅とされるトップブランドで、各地で生産されているけれど、このみなべが発祥の地。
昭和25年に町内で栽培されていた114種類にも及ぶ梅の中から最優良品種の選抜を実施し、優良母樹を選び、昭和40年に南高梅と命名しました。

その後、梅の生産地として確固たる地位を築きあげました。
もうとにかく町は梅だらけ。
こんな山の上まで梅の木が植えられています。

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どうやって収穫するのかと思ったら、
梅は熟すと自然に木から離れるので、下に網を敷いておけば、ころころと勝手に下までころがってくるとか。
だからわざと傾斜地に栽培するわけね・・・と感心。

飛行機から見えたみなべ町。
湾に浮かんでいるのは古代から神の島と崇められている鹿島。無人島です。

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町の梅の花が一斉にほころぶ2月10日ごろには、桃源郷ならぬ、梅源郷となり、駅を下りたら梅の香りに包まれるほどだとか。
おお!それはそのころ訪れてみなくっちゃ!

自家製の梅干しと梅酒は当たり前。
特産品開発として、とにかく梅の加工品は考え付く限りつくられているようす。
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海あり、川あり、山あり、そして梅も備長炭もある町、みなべ。
なにもかも揃っていて、コワイほど。
だから、農家の後継者も育っているし、雇用もあまり問題はないそう。
例の「ワーキングプア」を観たばかりだから(仲間うちでは話題騒然です)、地域間格差もどんどんできてきているのだと実感。

高齢化、少子化、自然環境の荒廃、資源の枯渇、政情不安など、豊かさを追い求めて、棚にあげてきたさまざまな20世紀のツケが棚に乗り切らずにぼとぼと落ちてきているような昨今。
本当の豊かさとは何なのか、各地に行くたびに考えさせられてしまいます。

農山村は生産地として、どう品質を守っていくのか。
合併した地域の住民とどのように手をとりあって、次の世代に地域をつないでいくのか。
大量生産・消費のライフスタイルと、スローライフのせめぎあい(商店街に顕著に出てしまいます)
などなど。

こんな弁柄格子や散髪屋があるみなべの商店街には、どんな商品が似合うのでしょう。

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これは青海亀が産卵のためにやってくる海岸。
美しいのです。
だから、時折、映画やCMのロケ地になるそう。

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町のみなさんは、ここを観光地にしようとは考えず、海亀の産卵場所としてみんなで管理しているそうです。
町の案内にも載せず、ひっそりとある海岸。
熊野古道で唯一海岸を通る場所だとか。

隣には消費地である田辺市、観光地の南紀白浜。
そして、このみなべはゆったりと静かに波が打ち寄せていました。
posted by 風土倶楽部 at 12:01| Comment(2) | TrackBack(1) | 和歌山 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
先日は遠方はるばるみなべ町においでいただきまして、おおきによー
私は生来のそそっかし屋で先生のホームページをプリントアウトしていながら目を通すこともせず、いきなり会議に出席した次第で少々とんちんかんな発言もあったかと思います。どの町も村も
同じような問題を持っていると思いますが、幸いにして豊かな自然、日本一の梅と言うものを持つ私達町民がこの先如何にやって行くか次回の会議が楽しみです。どうか宜しくお願いします。
Posted by 松本美小夜 at 2006年07月31日 15:30
とても刺激的な会議でした。

みなさんの10年後の夢をお聞きして、とてもわくわくしました。みなべ町のみなさんの温かさが伝わってきましたよ。
いいかたちで生かしていきたいものですね。
私も、次回が楽しみです!
Posted by あさだ at 2006年07月31日 16:03
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