2006年11月23日

美味なる卵かけご飯パーティと影法師コンサートが終了

影法師のコンサートと新米パーティを11月22日午後6時半から銀座吉水で開催しました。
まず、6時半からは新米パーティ。メインディッシュは「卵かけご飯」!
山形県在来種のお米「さわのはな」の新米と
岩手県葛巻市森と風のがっこうで暮らす、幸せなニワトリさんの産んだ卵
国産有機丸大豆を使用して、長期熟成させ、火を入れず酵母が生きている醤油による卵かけご飯です。

tamagokakegohan4.jpg

おいしくて、何倍も御代わりしてしまいました。
特別なものでもなんでもなくて、かつてはあたり前だったものばかり。それが特別に思えてしまうことが悲しい現実ですけれど。

tamagokakegohan.jpgまずはオープニングに卵かけご飯をいただく儀式(?)です。お米を作ってくれた方、ニワトリさん、醤油を作ってくれた方、そして大地に感謝!


お茶碗を持っているのが影法師の遠藤孝太郎さん
醤油を持っているのが弓削多醤油醤遊王国担当の中戸川貢さんです。
中戸川さんには、今週、「今週の私」をご担当いただいているので、ぜひ、ご覧ください。今更、聞けない醤油の基本をふんだんに書いていただいています。貴重な情報です。

tamagokakegohan3.jpg庭を走り回って、雑草とか虫とかを主食にしているニワトリの卵の色って、こんな色ですよ。みなさん、覚えておいてくださいね。



sawanohana.jpg横澤芳一さんがつくった「ねえてぶ花作大根」を酒かすに漬けた奈良漬けも登場。さわのはなのおにぎりの奥にあるのが奈良漬。これがおいしくて大好評。



kageboushi2.jpgさて、いよいよコンサート。
厳しい農業問題を軽妙なカントリーミュージックに乗せて歌っちゃうのが影法師流です。
日本酒さわのはなでつくった「鄙の影法師」と「甦る」を飲みながら、和気藹々としたコンサートとなりました。

kageboushi3.jpg終了後にこの夜、お泊りの遠藤さんたちの部屋でメーカーである中戸川さんや、もぎ豆腐店の石川修さん、農文協の甲斐さんと「農業」を終電まで語り合うことに。

やはり現場の話が一番興味深いです。

農水省による集落営農の推進は、集落営農が問題なのではなく、補助金をつけるから集落営農をしろというのが問題。

お金をもらえるから農業をやるのかがまず問題。
次にそのお金の使途が限定されていて、本当に使いたい部分には使えないことが多いこと。
そして、法人化してカタチだけにしてしまえば、またしてもお金が無駄になる可能性がある。

補助金の対象となる品目横断的なる作物は平地など条件のいいところは大規模化ができるし、メリットも生かせるけれど、中山間地域はどうなるのか。そして、中山間地域が日本にはどれだけ多いか。
地域特性をもっと大切にするべきでは?
などなど。

遠藤さんたちは、ただ、集落営農の推進を反対しているのではなく、集落でどんな農業をみんなで力を合わせてやっていこうかと考えることはとても大切だし、必要なことだと言っています。

私は、食糧を賄うという意味では大規模農業も必要だと思います。たくさんつくって輸出できるぐらいにならなければとも。
しかし、日本の国土は果たしてそうした農業に適しているのかどうか。
農業なくして、食糧なくして、持続可能な国はありえません。

実は、ちょうど昨日の午後、民間企業による「持続可能な農業に関する調査委員会」なるものに出席していました。持続可能となると、どうも環境保全型農業に関する視点が重視されがちですが、私は食と農の関係に尽きると考えています。
ところが「食」の部分がなぜか見落とされてしまう傾向にあるのです。

食育が必要になってしまったことと、農業が疲弊してしまったことには深い相関関係があるはず。そして、山がちの日本(その山林は荒れ放題)は、1億2000万人が飢えないためにどんな農業をすればいいのか。

kabeboushi4.jpg飲みながら、「生産者だけで農業をどうしようというのは無理なこと。生産者、メーカー、流通、消費者という当事者みんなでこういう話し合いをすることが一番大切なことなんだよなー」とみんなでため息をついたのでした。

でも、農業ってさまざまな要素が複雑に絡み合いすぎて、話し合いの糸口を見つけることがとっても難しい。
だからこそ、あたり前のものをみんなでおいしく、感謝しながらいただくことから始めたい。
卵かけご飯の威力に期待したいです。

今年は、いろいろな事情で食話会が、食育イベントのワークショップ以外は開催できませんでした。でも、今年最後に最高に充実した食話会を開催することができ、とてもうれしかったです。
遠藤さん、横澤さん、ありがとうございました。
そして、ご参加いただいたみなさま、ありがとうございました。

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ラベル:農業
この記事へのコメント
さわのはなは、昔ながらに粘りがあっておいしいお米です。
美味しいお米であっても、生産者、消費者そして流通業者の3つにおいしくないといけないのではないかというお話を聞いて、
流通上の様々な問題があるのだなと思いました。
でもそれを復活してくださって、“ありがとう”と言いたいです。

お醤油は、飲めるほどに角が丸くてうま味たっぷり。なのに後味はすっきり。本当にご飯にかけるだけで美味しい。
あー、お醤油ってすばらしいです。

森と風のがっこうの卵。あれが本来の卵の自然の色と味ですよね。卵かけごはんでいただくというアイデアもGOOD.
影法師さんの歌は農業がかかえる問題を時に真剣に時に笑いを入れて、ヤギなどにもとてもわかりやすくて。。。。。
心にジーンと伝わってくるところがありました。

みんなの温かい空気に包まれて日本酒を飲みながらのコンサートは、よいですね。
ああいったカタチでのコンサートは、はじめてでとっても新鮮でした。
Posted by Yagi at 2006年11月23日 19:19
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