「おお!ありますか!」と師匠もびっくり!
海でつながる日本なのです。
「かけざかな」とは、年越しの準備のひとつで、正月に食べる魚などの食材を横木に吊るしたもの。
かつては日本中で行われていましたが、今ではかなり少なくなってしまっているようです。
西日本では幸い木=シャーギと呼ぶところもあるそうです。
ちょうど正月に飾るというので、しっかり写真に撮っておいてくださいよと師匠。
そして送られてきたのが、この画像です。

これぞ「美しい日本」です。
この「かけざかな」は、実はLJ21にとっても忘れられないもの。
本格稼動の皮切りとなった2004年ニッポン食育フェアで初めて風土倶楽部として仲間の商品を販売したときに、師匠から「かけざかな」を飾ると面白いよ」といわれ、北上町のご協力のもとにこんなふうにディスプレイしてみました。
おかげさまで注目を集め、東京新聞にも掲載してもらい、幸先の良いスタートを切ることができました。
さすが幸い木!

これは、師匠からお借りした写真で、
こちらは北上町のかけざかな

こちらは長崎県平戸の幸い木です。

この画像は、今回、松江市笠浦地区で撮影されたもの。
家によって、魚の種類も飾り方も少しずつ違います。

この船は、藁でつくった手づくりのもの。
「かけざかな」は、大漁を願い、この地での暮らしが続きますようにという祈りを表したもの。1周遅れの条件不利地「半島」だからこそ残っていた暮らしの文化の真髄ともいえます。
この日本の美しい心をどうすれば絶やすことなく、地域が存続していけるのか。
「かけざかな」にこめられた祈りを次の世代が受け継げるようにすること。
農も、食も、そして経済活動も、すべてに通じる最大の課題です。
フジゼロックスの広報誌「GRAPHICATION」で連載されていた結城師匠の北上町のことを書かれた名文をこちらで読むことができます。
詩を失わない海・・・今年度は縁あって漁村をいくつか回りました。
農村以上にたくさんの課題が取り巻いていて、詩は消えつつあります。
「かけざかな」とともに、詩を取り戻したいものです。
2月25日(日)に石川県珠洲市で開催される「半島フォーラム」における結城師匠による基調講演でも紹介されることになっています。




