2013年09月05日

観劇日記 9月T 「ドラキュラ」

ミュージカル「ドラキュラ」

観る予定はなかったのだけれど、ヅカ友間で盛り上がっているのでつい…。
もともと和央ようかは、あまり好みじゃなかったんだけど、ヅカでトップに長く君臨したお方。初生もいいかなと。でも、一番の理由は、バンパイアものが好きなんである(笑 つい見たくなっちゃう。

物語は、よく知られたストーカー原作のドラキュラ。
トランシルバニアの古城でくすぶっていたドラキュラ。
ロンドンへ打って出るために(そろそろ動いて血を吸わないと力が出ないのか?)、ロンドンに屋敷を購入。その手続きにやってきたイギリス人青年弁護士ジョナサン・ハーカーの婚約者の写真をひと目見て、狙いを定めてしまう。まあ、一目ぼれ、ですかね。
ジョナサンの血を早速いただき、若返って、いざ、イギリスへ。
ここでジョナサンが殺されたのかと思いきや、ちゃんとイギリスに帰ってる〜。

ドラキュラは手始めにミーナの親友のルーシーを我がものに。
ルーシーを殺された婚約者と友人たちは、ヴァンパイアに詳しい(なんで詳しい?)ヴァンヘルシングとともにドラキュラを追う。
その間にも、ドラキュラはミーナに近づき、ミーナもこの宿命の恋にだんだん惹かれていき…。

というような内容。
ジョナサンの血を古城で吸って、それまではなんとなくくすんだドラキュラが若返る瞬間がいい。
待ってました!たかちゃん!
長年のファンなら、そんな感じ?

2階席だったから、顔はオペラグラスで確認するしかなかったけれど、立ち姿はさすがです。
登場するだけで舞台がひきしまる。
ただ、今回は銀髪なので、どうしてもエリザベートのトートを連想してしまう。
彼女がトートをやっていたら、こんな感じだったのかなとか。

彼女の声は中音域が素晴らしいけれど、高温はかなりきつそう。
ヅカ出身だけあって、型の決まり方はやはり素晴らしい。
美しく、かっこよく見せる方法をきちんとわかっている。
さすがです。
だから、ドラキュラを追う男性たちも、歌はお上手なんだけれど、どうしてもたかこさんの陰でくすぶっちゃうなあ。
いい意味でも、悪い意味でも、たかこさんの舞台なのですよ。

中盤では、大きく胸の開いた服装で谷間が〜・・・。
そこまで開ける!、と思わずオペラグラスどした〜。
これも覚悟のほどを可視化するといったところでしょうか。

ミーナとドラキュラが血を吸い合う場面は、はっきりいってエロいです。
キスシーンはないけれど、それに十分替わる愛の交歓。
やはりしっかり型が決まっておりました。

とはいえ、あくまでもヅカの男役ではなく、中性的な位置づけで、ドラキュラの孤独や悲しみを体現していたと思う。
闇の世界で独りでいることにもう耐えられなくなったドラキュラ。
ミーナを求め、愛を知ったときに、ドラキュラであることをやめる。
この作品は、ひとえにドラキュラ役がどれほど魅力的に演じられるかにかかっている。

たかこさん、確かにすごくいいけれど、ヅカのオーラがかなり薄れたかな、とも。
ヅカ時代をよく知っているわけではないから、感覚でしかないけれど。
でも、それはいいことなのかも。ヅカオーラじゃない、新しいオーラを獲得するために苦しみつつ、前に向かって歩いているのでしょう。

会場は、相変わらず女の熱気でむんむん。たかこさんファンということは、ヅカ時代からすでに10年ほど経過しているから、ファンの年齢層もアップ。40代以上が多い感じだった。
カーテンコールでは、もちろんスタンディング・オベーション。
終了後のロビーでは、おばさまたちが「ステキだったわねぇ…」とため息をついていた。

これからたかこさんは、どんな役に挑戦していくのかしら。
中性的な魅力がやっぱり持ち味。でも、そういう役は多くないでしょ。
大きなお世話だけれど、かなり気になる。

私は、とにかくずんこホセの「激情」で、たかこメリメ&ガルシアを見て、じぇじぇっ!となりました。特にガルシア。あんな演技ができる人はヅカには彼女しかいないのでは?
今回、生たかこさんを観たいと思ったのも、実はガルシアゆえ。

なつみちゃんが健闘。ちょっと色気が足りないけれど、私としては予想を上回る出来でした。彼女も、2004年にモーニング娘。を辞めて以来、きっと手探りでがんばってきたんだろうな。歌にちゃんとそのがんばりが成果として出ていたように思う。
ルーシー役の菊地美香もよかったです。

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ラベル:ミュージカル
posted by 風土倶楽部 at 22:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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