2014年03月27日

正直な眠気、そして三島由紀夫

先日、とあるところから招待券をもらい、某事務所の公演を観劇。
代表はそこそこ名の知れた俳優さんなので、そう大きくはずれることはないだろうと出かけたが・・・。

テイストが合わないというのは、どうしようもないですなあ。
ちょっと全体に学芸会チックで、高校か大学の演劇部の公演を観ている気分になった。
俳優さんたちは、とっても上手でそつがないのだけれど、すべてがステロタイプ。
役柄も、役者も。
主人公の老人が、常に右手を腰に当ててさすりながら歩く様が、あまりにも様式化されていて、そこからもう入っていけなかった。
様式を重んずる(?)宝塚だって、そんなふうに老人を表現しないんだけどなあ。
想像力をかきたてられない。その前に刺激されない。
脚本が、とても説明的で枝葉末節がうるさい。

休憩があったら、途中で帰っていたと思う。
とにかく眠気と闘う2時間だった。
眠気がバロメーターになっているなあ。
でも、これはあくまで私のテイストに合わないだけなので、今回は劇団名や公演名はなし。
ここまで合わないと、書きようがない。
会場は6割程度の入り。やはり合わない人が多いのかしら…。

三島由紀夫の「豊饒の海」4部作の2部「奔馬」を読了。
途中で何度も挫折しそうになったけど。
三島は、自分の小説の中で何度も自死のシミュレーションをやっていたんだなあ。
彼は究極のマゾヒスト。
そして、老いに恐怖を感じていたのだろう。ものすごく若いうちから。

文体が華麗で、まるで錦織のように綴られているから、ものすごく深いことを言っているようで、実はものすごく個人的な美意識を追求しているにすぎない。
若いころにはまった理由が知りたくて、再読しているのだけれど、読めば読むほど、なぜこれにはまったのかよくわからん。

感性が退化しているのかなあ…。
もうあのころの私は、ここにいない。まるで清さまが聡子の中から消えたように。。。

次は「暁の寺」
挫折するような気もするけど(笑


posted by 風土倶楽部 at 15:05| Comment(0) | TrackBack(0) | カレイなる日々 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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