2014年07月19日

星組「The Lost Glory 〜美しき幻影〜」「パッショネイト宝塚」

初日に観たものの、ちょっとショックで、すぐに書けなかった。
ようやく気を取り直し、また、観たいという気持ちがふつふつしたところで冷静に感想を。

The Lost Glory
急に予習がしたくなって初日のB席をゲット。手持ちのチケットが8月中旬なので、それまで我慢できず(笑
まず、最初の「本日は…」が理事の声で唖然。いやーな予感が。

DSC_1124.jpg

オセロを下敷きにしたというだけあって、ストーリーに意外性はなし。意外といえば、最後がオセロと違うところ。異なる結末にしたから、よけいにストーリーに厚みがなくなったともいえる。宝塚では、悲劇を悲劇として扱えないのか?
イヴァーノのオットーへの嫉妬心が明確でないから、ちえさまの存在がイマイチ際立たない。人事だけではねぇ。イヴァーノの生い立ちには、移民の成りあがりの妾腹というだけでほとんど触れられていないし。オットーの方は、移民でアメリカに来たときのふうちゃん母との別れの場面があるのに。
「明日のことなど誰にもわからない」という歌とセリフのフレーズが何度も繰り返されるけれど、ならば、人事だって、明日のことはわからないじゃないの。
黒い人だという前宣伝に、ショーヴランを期待しちゃった私がいけないのか・・・。

要するにグレートギャツビーの悲しみがない。大恐慌で株が暴落しているのに、なぜちえさまは資金に困らない?
新作をやらなくても、「王家に捧ぐ歌」再演でよかったんとちゃうの?
中盤にあるタンゴシーンは、この作品の一番の見せ場。ここだけは、まあまあ納得。メンバーの動きがおしゃれ。この場面のためだけに、この作品をやったのか?

残念ながら、B席からでは、ビルを模した舞台の装置がペットボトルを活用しているらしいことはわからず。というか、ちえさまが活かされてないじゃない…という思いがふつふつとする中、とても舞台装置にまで思いがいかなかった。
真風が、今回はとてもおいしい役。それ以外はしーらんのおネェ宝石商ぐらい。ふうちゃんのお母さんの歌が、とてもよかった。まこっちゃんも、しっかり脇を固めている。
ディアナねねちゃんの歌と演技がものすごくよかった。この人も、まさに退団時期。
紅は、かわいそうな役。2番手には、よくある役だけど。それでも、もう少し魅力的にやらないとなあ。
最初から、最後がわかっちゃうストーリーって、どうよ。

そして、ラスト。これから見る人が多いから、詳しくは書かないけれど、星組なのにあの〆。
ラスト7,8分は、もういい、というのが正直な感想だった。

アルマーニのスーツ姿のちえさまの立ち姿は、ひたすらかっこいい。
歌も、迫力があって、圧倒的なパワーがある。
要するにちえさまが恨みを抱く相手として理事オットーは、すでに弱いという見え方もある。
山口&石丸レベルでないと、ダメなのかも。

ナポさまは、大きな芝居を求められ、ルイは年齢の幅を求められ、今回は、微妙な感情の動きを大舞台で求められている。バウなら、わかるけれど、B席からは細かい芝居は見えないよ〜。
おまけに出番が少ない。見せ場がない。

ちえさまを堪能するつもりで行ったわれらヅカ友3人は、かなりがっかりして、終演後にヅカトーク炸裂だった。

パッショネイト宝塚
こちらは、ラテンもののショー。全員がんばっている。特に若手。今回の2作品は、次世代に見せ場を譲った感が大きい。以前のレビューだとちえさまパワー全開だったけれど、今回は真風を中心に若手の部分が大幅に増えている。ただ、紅登場シーンは、紅の今後にいろいろ不安を感じる部分多し。まあ、今に始まったことじゃないけど。風共をさせる意味がよっくわかった。あれは、まだ演技でカバーできるからだ。

黒塗りはプログラムの写真ほど黒くはないけれど、まあ、黒い。声を聴いて、あ、まこっちゃんね。という感じもなくはない。まこっちゃんは、登場シーンすべてにおいてダントツで目立っていた。歌もダンスも素晴らしい。すでにミニレオン。
話題のカポエイラは、前ふりの若手が本当にがんばっていた。今回の一番の見せ場。
ノバボサノバと比べなければ、そこそこ楽しめるラテンもの。が、どこが物足りない。私は星組のレビューなら、セレブリティやエトワールド・タカラヅカのほうが好きだし、今までみたラテンものなら月組のあさこ&きりやんのアパッショナードのほうが何度みてもワクワクする。

ナポさまも、1月3日に観たときは、どーなるのか?と思ったけれど、東宝千秋楽近くで観たときは鳥肌が立ったぐらい素晴らしかった。なので、今回も、これからどんどんよくはなっていくと思うけれど…。
昨年のロミジュリから、パワー全開だったちえさま。ここらで一息入れて、武道館に備え、退団公演…?
ちえさまは、宝塚でやりつくしちゃったんだなというのが実感だった。あとはきれいに去るのみ?

特にちえさまファンではないヅカ友たちの感想は、悪くないとのこと。
大作が続いたから、期待度が大きすぎた、のかなあ…。

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男役は、あと1人しか演じることはないのかも…か。
来年の今頃は、新しいちえさまを観られるのかも、ね♡

ラベル:宝塚歌劇
posted by Luna at 09:15| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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