2015年07月07日

宝塚歌劇星組公演「キャッチミー・イフ・ユー・キャン」「大海賊/アムール、それは」

梅田芸術劇場ドラマシティで「キャッチミー・イフ・ユー・キャン」、
梅田芸術劇場メインホールで「大海賊/アムール、それは…」の千秋楽
をWで観劇。

まずは「キャッチミー・イフ・ユー・キャン」

紅子(紅ゆずる)、やるやん!
天才詐欺師の半生をスピーディな展開で見せてくれる。さすが小柳菜穂子さん演出!
といっても外部のバージョンを見ていないので、違いがわからない〜。
映画も見てないから、違いがわからない〜。
紅子バージョンだけでいえば、それなりに面白かった。
紅子は、10代の男の子の揺れる心情をうまく表現していた。音程が、10代の男の子ということで、いつもより高くなっているためか、声がすごくよく出ていた。紅子、こんなにお歌がうまかったのね。

家族が崩壊していくことで、傷つき、父を助けたいがために詐欺師の道を歩む。
それだけではなく、フランクの中に詐欺をゲームとして楽しんでしまう部分も、垣間見れた。
捕まりたくないけれど、どこかで捕まえられたい。自分の本当の人生を歩みたいというフランクの思いが交差するブレンダの実家でのシーンは切なかった。

かいちゃん(七海ひろき)のカールは、フランクより年齢がかなり上の設定なんだけれど、あまり上に見えず…。ともみん(夢乃聖夏)が、ルパン3世で銭形をやったときには、それなりの年齢に見えていたから(先入観もあったかもしれないけれど)、もうちょっと工夫できたら、フランクの幼さが鮮明に出たかも。
低い声が割合楽に出る人のようで、歌は紅子の音程との対比が出て、わかりやすかった。願わくば、歌唱力の安定をめざしてね。
部下の中では、せおっち(瀬央ゆりや)が笑いをうまく誘っていた。

あーちゃん(綺咲 愛里 )のブレンダは、かわいくて、きらきらしていたし、夢妃杏瑠のママも、安定の演技と歌でよかったし、娘役たちのナースのシーンなどが、ちゃんと一つの見せ場になっていた。
星組の娘役たちの充実度高し!

紅子は、こんなにぴったりな役を与えてもらって、劇団にちゃんと考えてもらっているのね。
ちえさま(柚希礼音)がいないのは、やっぱり寂しいけれど、星組らしい華やかで楽しい公演だった。

DSC_3910.jpg

「大海賊/アムール、それは…」

リカさん(紫吹じゅん)主演の作品をスカステで見たときに「なんじゃ、これ?」だったのでなんの期待もしていなかったけれど、期待以上に空虚な作品だった。なぜ、これが今、また再演?
お話しそのものがどーでもいい内容で、ついウトウトしてしまった。
ふうちゃん(妃南 風)のエレーヌは、完璧な宝塚の昭和の娘役。
よくぞここまでつくった!
リカさんバージョンでも、ラストの重傷を負ったエレーヌが海を見たいと言って、銀橋をリカさんが手をとって連れていくシーンに、「重傷を負っているのに歩いているじゃん!」と突っ込みを入れまくったんだけれど、今回も、なんと、なんと、エミリオみっちゃん(北翔海莉)は、「大丈夫か?」を連発しながら、小船まで歩いて連れていくではないの・・・
目の前でエドガー(まさこ(十輝いりす)にぐさっと刺され、青息吐息なのは知っているはず(笑
なのに「大丈夫か?」はないでしょ。。。

と不満だらけの中で目を引いたのが、ことちゃん!(礼真琴)
海賊姿がかっこいい〜。

実は、オープニングに海の波のざざ〜という音がしただけで、心は黒豹冒頭に飛んでいる私。
海賊といえば、黒豹ちえさまの神々しいまでにステキだったお姿が、まだ瞼の裏にくっきりと浮かび上がる。
あの海賊を期待しちゃいけないのはよっくわかっているんだけれど・・・でもね・・・
そんな心の隙間を埋めてくれたのが、ことちゃんだった。
海賊の衣装を着こなし、軽やかな身のこなし。そこにはかすかにちえさまの面影が・・・
ああ、ことちゃん、あなたがいてくれたから、星組を観ているのだとようやく実感。

娘役では、はるこちゃん(音波 みのり)、白妙 なつ、うまいなあ。
いつの間にか星組の娘役たちは、本当に層が厚くなっていたことにあらためて気づき、涙…。

そして、ショー「アムール、それは」
冒頭の衣装の色合いからして、昭和度満開。
みっちゃん、初めてじっくり生のお歌を聴いた。すごくうまい。本当にうまい。
でも、なんだか歌謡ショーみたい。

もうこれ以上は書かない。
星組じゃないんだもん。
ことちゃんいるけど、まさこさんいるけど、みっきーもしーらんもいるけど・・・

なんか違う。

ぜんぜんドキドキも、ワクワクもしない。

私は、やっぱり卒業しちゃったんだなと実感。
私が愛した舞台は、ちえさまの歌と踊りと演技、そして、組子たちとつくりあげるすべてが融合した舞台芸術そのものだったから。それは宝塚であって、宝塚じゃないものだったような気がする。宝塚の中にふわっと浮かんだ新しい世界だったのかも。それは、ちえさまという稀有なパフォーマーを使って自分たちの表現をしたい演出家、振付家、脚本家、スタッフたちが総出でつくった舞台芸術だった。このメインホールの星組公演を見て、強くそう思った。

でも、ちえさまが「ふぉー・えばー・たからづか〜」とおっしゃっていたので、これからもなるべく観るけどね。
とりあえず、「ガイズ&ドールズ」は、ことちゃん、紅子、せおっちたちの舞台をちゃんと見る予定。

DSC_3911.jpg

緞帳が新しくなっていた。
3月には、ちえさまがディナーショーの後で、ここに来てくれて、For goodを歌ってくれたなあ…
あと3か月で、新しいちえさまに会える・・・ワクワク、ドキドキ
考えるだけで、ワクワクドキドキさせてくれるちえさまなのだ黄ハート



ラベル:宝塚歌劇
posted by Luna at 11:40| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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