2015年07月14日

あさのあつことカトリーヌ・アルレー

あさのあつこ著「弥勒の月」「夜叉桜」
タイトルの付け方がうまい。
つい手にとってしまう。
先に「夜叉桜」を読んだ。

思わせぶりな展開だな〜。

「弥勒の月」での殺人事件が、どうやら尾を引いているらしい。
シリーズだから、当たり前か(笑
なんだかもやっとしつつも、文章がうまいし、ストーリーテラーでぐんぐん一気させてもらった。
が、最後の謎は、???と3つくらい残ったまま。
このまま、また、次につながるわけ?

ひょっとしたら、「弥勒の月」を読んだら、謎が半分ぐらいに減るのかな?と思い、「弥勒の月」を手にしてみた。

うーん、やはりラストに???が残る。
思わせぶりすぎない?
でも、まあ、ひっかかっていた謎は、すぐに忘れちゃったし、どうでもいい謎だったみたい。
信次郎の言動が、あまりにも人の心を逆なでするようなものばかりで、正直気分が滅入った。
ということで、このシリーズはこれで打ち切りです(笑

実家の本棚を整理していたら、ひょっこり出てきたカトリーヌ・アルレー著「目には目を」
表紙の70年代の雰囲気にひかれて、ページをめくってみたら・・・
ほかのことをしたくなくなるぐらい面白くて、一気させてもらった。

登場人物は4人だけ。
それぞれの独白でつながれて、物語が進んでいく。
独白だから、それぞれの置かれている状況と心情が赤裸々に吐露される。

資金繰りに行き詰った皮なめし工場のオーナー。
その若く美しい妻。
石油の埋蔵地の権利を偶然手にし、富豪になりかけている冴えない独身中年男。
その姉で医者の独身中年女。

登場人物をみただけで、なにかが起こりそうな危うい構成(笑

翻訳が素晴らしくて、すいすい読めてしまう。
アルレーは、悪女書きと評されているようだけれど、鼻の下の長いオトコ書きとも呼びたい。

60年代初めに初版が出ているのだけれど、まったく色あせていない小説だった。
「わらの女」を読んでみよ。

posted by Luna at 09:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 読書日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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