素晴らしかった!
6月に宝塚大劇場(ムラ)で見たときより、ものすごく進化していて、迫力が増し、圧倒された。
まーさま(朝夏まなと)は、ムラでは、人はいいけれど、ちょっと頼りなげなラダメスだったけれど、今回は男らしい自信に満ちたラダメスになっていた。
それは、まーさまのトップ就任からの道のりでもあり、見事に開花したのね。
特に声量が増して、力強く、これなら、エジプトをお任せできる!と思った。
そして、みりおん(実咲凛音)
前回も、よかったけれど、今回も、自分の考えをしっかり持った芯の強い王女を以前にも増して表現していた。女が女に惚れる男前な王女で、初演のとうこさん(安蘭けい)をしのぐ勢い。歌も、高温もきれいに決まり、力強い。将軍ラダメスが国を捨ててでも、一緒に生きたいと願う女性像になっている!
うらら(伶美うらら)は、お芝居はまったく問題ない。もう一人の悲劇のヒロインであるアムネリスの高慢さ、かわいさ、一途さをすべて余すところなく表現。歌は、高音になると、弱くなってしまうのが本当に残念。でも、許せる範囲だった。ラストの「私が生きているかぎり・・・」の決め台詞も、しっかり決まっていた。
真風は、ますますイケメン・ウバルドぶりで、ちえさま譲りの色っぽい振りで大変よろしい。
1幕も、2幕も、真風で始まる物語。しっかりいい仕事をしている〜!
ムラではSS席で観たのだけれど、この公演は、やはり後方あるいは2階席のほうが見応えがある。
昨夜は、B席センターでの観劇だったけれど、SSで観たときよりも迫力が感じられ、舞台全体のパワーを感じることができた。
2幕のエジプト軍の凱旋の群舞は、SSでは気付けなかったフォーメーションに鳥肌が立つほどわくわくした。
これぞ、宝塚だ!

全体にスキのない演出と役者たちの息の合った熱演で、完成度のとても高い作品に仕上がった。
「人は、自分のためにしか動かない」
「お金があるから、なんでも買える」
私たちが日々直面する身近な欲と、国家という大きな組織を守るための宿命を巧みに取り混ぜ、スケールが大きい内容にもかかわらず、自分たちもエジプト側になったり、エチオピア側になったりして、見ることができるのが、この作品の素晴らしいところだろう。
そして、耳に残りやすい音楽がどれも素晴らしい。
特にラダメスとアイーダの共に国と家族を捨てて旅立ちを約束する「月の満ちる頃、あなたと私を乗せた舟はナイルを下り、海へと漕ぎだす」と歌うナンバーが大好き。
何度でも見たくなる。
ちえさま(柚希礼音)のナポレオンのときの勢いに近いものを感じた。
で、結局、家に帰ってから、また、また、初演の新人公演を見てしまった・・・
ちえさまラダメスが、やっぱり一番好き♡

宙も、雪も、頑張っているなあ。
星、大丈夫なのか…昨日、気になる謝罪文がアップされていたけど。
最低の社会常識は、ジェンヌといえども持っていてほしい。
ラベル:宝塚歌劇
大変共感出来るところが多くて、思わずコメントさせて頂きたくなりました。。
私も王家、そんなには期待していなかったためか、とてもよかったと感動していい気持ちで劇場をあとにしました。
トップコンビ、よかった。
特にみりおんがこれでやっと娘1らしい立ち位置で、実力を発揮できたように感じられ、うれしく思いました。
真風っちの活躍も感無量。宝塚初心者の友達もかっこよさにオペラロックオンだったそう。
ちえちゃんのDNA、宙にも受け継がれていきますね。次は雪、ものすごく楽しみです。また、こちらにお邪魔させて頂きますね。
コメントをありがとうございます!
共感していただけて、とてもうれしいです。
おっしゃる通り、みりおんが開花し、作品をすばらしいものにしていますよね〜。
そうです!すずほさんの使命は、ちえさまDNAをしっかり宝塚に根づかせること、なのです。
雪も、なかなかよかったですよ。
ちぎちゃん、だいもん、ゆうみちゃん、素晴らしかったです。
すべての道は、ちえさまに通じてしまうのですが(笑)、それでもよろしければ、また、ぜひ、いらしてください。お待ちしております。