2015年10月06日

リンカーンセンターにて「王様と私」

NYに来たんだから、ミュージカルの一つも観ようと選んだのが「王様と私」
まあ、これなら、筋もわかっているし、英語が聞き取れなくてもなんとかなるだろうとも思った。

が、しかし!
かなりセリフ部分が多いやん!
ノリノリの観客の反応がすごくて、取り残された感いっぱい(笑

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謙さん、がんばりはったんやな〜、と今更ながら、尊敬しちゃう。
謙さんバージョンはすでに終わっていて、今は若手の東洋人風の現地人(笑)の方が王様役。
一緒に観たネイティブ同然の日本人の友人いわく「現地人=アメリカ人」の英語だとのこと。

王様、それでええのん?

まあ、私にとってはどっちでも変わりはなく、謙さんで観たかったなあ…とあらためて強く思った。

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半円形の客席で、最初、オーケストラピットが見えていて、これじゃあ、両端の人は舞台が観れないのでは?と思っていたら、白い布がふわっと取れると同時ぐらいに舞台がせり出してきて、ピットは隠れてしまった。
舞台の3分の1ぐらいが全面にせり出してきた感じ。
このオープニングがなかなか意表をついていて、幕があがると船がいきなり現れ、物語の中にぐっと引き込まれる。

ケリー・オハラは、もう映画のデボラ・カーそのもの。すなわちイメージ通り。
王様がねぇ・・・若い・・・

映画のイメージをほぼ踏襲しているんだけれど、王様だけが・・・
下手なわけじゃないんだけど。

舞台よりも、驚いたのが観客ののりのよさ。
前の列のおばさんたちは踊りださんばかりだったし、後ろの列のおばさんは口ずさんでいた。
こんなにも愛されている作品なのね。

West meets Eastものの代表作の一つ。西洋人にとってはエキゾチックな物語なのかも。
王様の夫人たちが、アンナの来ているような輪っかのドレスを着ようとするシーンは、東洋人からみると、素直に笑えない部分なんだけれど、ものすごく受けていた。まあ、日本も明治時代は西洋の服を着て、追いつこうとしていたわけで…

実は時差ボケのおかげで、襲いかかってくる眠気から逃れようがなく、かなりのシーンが抜けてしまった。
なので、帰国後に映画版で脳内補完してみたら、舞台と映画の差がほぼないぐらい再現された公演だった。
ただ一つ、ユル・ブリンナーの王様の存在感だけが大きく異なった。あれほどの当たり役はそうあるものではないから、当然といえば当然。
横暴なんだけれど繊細で、繊細なんだけれどお茶目で、精悍なんだけれど、子供っぽくて、聡明でユーモアに富んで子供たちを愛しているこんな王様なら、後宮でお仕えしてもいいかも、と思ってしまうほどの魅力的な人物を作り上げている。
謙さんは、どこまで迫れたのかなあ。
だから、やっぱり謙さんで観たかったというのが結論。

観終わって出てきたら、スーパームーンが輝いていた。

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すでに11時すぎ。タクシーを飛ばして、一路セントラル・ステーションへ。
途中、タイムズスクエアがちらっと見えた。不夜城マンハッタン。

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翌日は、滞在先のコネチカットの星降る夜空で皆既月食を堪能するというラッキーに恵まれた。
マンハッタン在住の知人は、明るいのと、ビルの林立で見られなかったそうだ。


posted by 風土倶楽部 at 17:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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