2015年11月24日

10月から11月に観た映画

「ダラス・バイヤーズ・クラブ」2013年製作 ☆☆☆★
主演のマシュー・マコノヒーは、エイズ患者を演じるために21キロも減量したそうだ。
ものすごーく雰囲気が出ていた。
ドラッグとアルコールとセックスに明け暮れる日々から抜け出す様子が、淡々と描かれていてリアルだった。
自業自得だし、自己責任でいろいろ動き回ってみるロン。自分に必要だから始めたことが、たまたま多くの人を助けることにつながっていくという路線を外さない映画のスタンスがなかなかよい。お涙ちょうだい映画じゃないところがね。この人、どうするんだろう…とみているうちに、あれよあれよとビジネスが展開。
ウィルスが体に入っちゃったんだから、それとうまく折り合いをつけていくしかないと、すぐに現実的な選択をするロンは、なかなか頭のいいやつだ。どんなときでも、生きる力のあるやつは生き残る、そういう映画?違うか(笑

「エビータ」1996年製作 ☆☆☆
エバ・ペロンという人物は、マドンナが演じたくなる女性よね〜、とずっと思いながら観ちゃった。
でも、イマイチ感動なし。なぜだろう。バンディラスが歌うって、どうよ…だからかも(笑
ペロンの影が薄いから、かも。バンディラスがペロンを演じているのかと勝手に思っていた。
音楽は、さすがにアンドリュー・ロイド・ウェバー。
ばらまき人気取りの大統領夫人にも見えるし、決断できない政府に代わって、がんがん実行しちゃう大統領夫人にも見える。たぶん両方が正解なんだろう。どこの国の民衆も、イメージに弱い。きれいな女に弱い、ってことでしょうか(笑

「映画女優」1987年製作
田中絹代の人生と日本映画の歴史を辿った作品。
観ようと思って録画したけれど、吉永小百合があまりにもダイコンなので、途中でやめて削除してしまった…
ちょっとびっくりぽんなほど、おダイコンだった。そして、私は小百合さんの映画をちゃんと観たことがなかったということに気が付いた。「キューポラのある街」とか「愛と死を見つめて」とか、恐ろしく古い映画、もしくはNHKの「夢千代日記」しか観てない!
観ないままで勝手なことを言ってすみません。でも、続けて観る気になれなかった。

「おとうと」1960年製作 ☆☆
市川崑監督。幸田文の小説「おとうと」が原作。 キネマ旬報ベストワン、監督賞受賞作品。
画面のコントラストが強くなる銀残しという手法による初の映画だそうで…
確かに陰影が濃い映像になっている。
岸恵子が28歳なのに17歳の役をしているのに、ちょっと無理やろ…と突っこみを入れちゃったし、
芥川也寸志の音楽が、あまりにも思わせぶりすぎて、うるさいし、
田中絹代は、コワいし、
重たい映画だった。
弟の碧郎役の川口浩が、意外にもうまくて、かなりびっくらぽん、だった。
探検隊の人のイメージしかなったから〜(笑

「きっとうまくいく」2009年製作 ☆☆☆
ボリウッドで最高にヒットしたという映画。友人が2回も映画館に並んで観に行ったほど面白かったと言っていたので気になっていた。つまらなくはないけれど、ものすごーく面白いわけでもなかった。踊ったり、歌ったりしている時間が長い。
「ゴーカン」のジョークが笑えない。放尿がなぜか多くて、やっぱり笑えない、学長の横暴さが学生を自殺に追いやるなんて、本末転倒もいいところ。特に学生の自殺が多いという社会の課題に馴染めなくて、はあ???と思いつつ見てしまった。インドの社会事情がわかっていないと面白さ半減というところなのかしら。
主役の偽学生が、どうやって大成したのかは、まったく描かれておらず、後ろ盾もなく、身分もなく、なにがどうなったんだ?というラスト。ファンタジーとしてみればいいのかな…と思ったり、私にとっては?が多い映画だった。

「地獄門」1953年製作 ☆☆☆☆
京マチ子の美しさに☆5つ捧げたいけど、長谷川一夫の盛遠があまりにも乱暴ものなので☆一個減点。って、それは映画の出来と関係ないやん!(笑)
菊池寛の戯曲「袈裟の夫」の映画化らしいけれど、ヒドイ話だ。夫と相思相愛の袈裟に一目ぼれした遠藤武者の盛遠が、自分のわがままを押し付けるという内容。
話の内容は、どーでもいい。とにかくマチ子さまの美しさがとんでもなくて、見惚れているうちに終わった。
マチ子さまは、貞淑な人妻も、伝法な姐御も、両方できる名優。文子さまとともに大好きな女優。
カンヌ映画賞でパルムドールを受賞している映画だけれど、きっとマチ子さまの美しさにヨーロピアンたちもくらくらさせられたのね。


posted by 風土倶楽部 at 17:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観賞日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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