2016年04月04日

MET ライブビューイング「マノン・レスコー」

WOWOWに加入したら、METのライブビューイングでやったのが次から次へと放送される。
なので、ライブビューイングがそんなにありがたくなくなってしまった。
まあ、音響が違う、迫力が違うのは否めないけれど、東劇程度の音響だったら、うちで40インチの画面で見ていてもいいかな。
3回の通し券が1枚まだ残っていたので、月組の舞音を観たことだし、プッチーニの「マノン・レスコー」もクリアしとくかなとお出かけしてみた。

マノンにクリスティーヌ・オポライス、急遽代役だったらしいアラーニャがデ・グリュー。
お歌はいう間でもなく、とっても素敵なんだけど・・・

アラーニャは、インタビューで一番難しかったのは若々しい感じを出すことだと言っていたけれど、確かに…(笑
しかし、アラーニャのMETでの活躍はすごいなあ。
5月上演のマダム・バタフライにも出てる。

不満だったのは、第二次世界大戦下に時代設定をしたこと。
ナチスの制服を着た人物がちょろちょろ出てくるんだけれど、あまり必然性を感じることができない。
19世紀の設定の方が、マノンの奔放さが際立ったのではないのかしら。
戦争に対して、特に主張のなにもないマノンとデ・グリューなのに、そんな要素を加える必要はないでしょ。
ラストの廃墟も、とって付けたようだった。どういうシチュエーションで、二人は廃墟にいるんだ???
オペラは、時々、近代に置き換えてやりたくなっちゃうのね。
成功しているものって、ほとんどないように思うけどなあ。

マノンは、はっきりいってアホな女。

あんなオヤジはいやよ〜、と若い男と逃げてみたけれど、暮らしが成り立たない。
で、やっぱり金持ちのオヤジよね〜、とオヤジを選んでみたけれど、毎日が詰まんない。

つまんなーい〜と言っていたら、お兄ちゃんが、また、かつての恋人を連れてきてくれた。
このお兄ちゃんの行動がまったく意味不明。

浮気している現場をオヤジに見つかり、牢獄へ。

自堕落な美少女(というより、オポライスは美魔女だけどね)に振り回される小太りのアラーニャ。

デ・グリューの振り回され方なら、カルメンのホセの方が堕ちがいがあるかもね(笑

月組の舞音は、さすが愛と夢の宝塚だけあって、ラブロマンスにしていたけれど、こちらのマノン・レスコーは、アホな女にはまった男の末路・・・以外のなにものでもなかったなあ。
プッチーニの曲は美しいけれど、これ、あまり好きじゃない。
マスネのマノンは、また違うのかしら。

商売がらみで銀座東急プラザをちらっと見てから東劇に向かったんだけれど、銀座の人出が半端なく、人をかきわけて道を歩かねばならなかった。
海外の人たちって、なんでそんなに急に日本に来たがるようになったん?(笑

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posted by 風土倶楽部 at 11:48| Comment(0) | TrackBack(0) | 極私的観賞日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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