2017年12月06日

宝塚大劇場「ひかりふる路/SUPER VOYAGER!」とバウホール「アルカディア」

宝塚大劇場「ひかりふる路/SUPER VOYAGER!」

目がいくつかっても足りない!
美しい人々が血なまぐさいフランス革命の恐怖政治のときを命を燃やして生きるのだから。

作・演出の生田大和氏は、「春の雪」の舞台化が素晴らしかった。
三島作品が、あのようにワクワクする舞台として宝塚化できるとは!

ロベスピエールは、スカーレット・ピンパーネルでは悪役になってたっけ。
作品の発表があったとき、恐怖政治の代表のように扱われてしまう人物を宝塚で主役にしちゃうの?と好奇心をくすぐられた。
やはり生田氏をもってしても、ロべちゃんを宝塚的主役にするのはかなり大変だったようで、理想に走りすぎて恐怖政治を敷いてしまうあたりは、はっきり言って説得力がない・・・
マリー・アンヌに心惹かれる部分も、なんとなく・・・なんとなく・・・

が、しかし!真彩希帆のマリー・アンヌという架空の人物を存在感のある女性に仕立ててしまう真彩の演技と歌唱力によって、だいもん(望海風斗)ロべちゃんの存在感も、スピーディな演出と相まって、なんとなく肯定させられてしまう。ま、いっか…みたいな感じ。

恐るべし真彩!こんな歌唱力は、濱田めぐみさんに匹敵するじゃないの!
10年に一度の逸材だ!

ワイルドホーン氏の楽曲は、耳になじみやすく、その曲を歌唱力抜群のだいもん、真彩が歌いあげるのだから、歌声に酔いしれてしまう。

2番手になったさきちゃん(彩風咲奈)のダントンが、思い切った熱い演技で堅物なロべちゃんとの違いがくっきりと浮かび上がってわかりやすい。
革命がなによりも重要で、人生を楽しむことを罪悪に思ってしまうロべだいもんの、心の動きが哀れに思えた。最近、涙もろいから、ラストシーンには泣けてしまった。

あーさ(朝美絢)のサン・ジュストのロべちゃんへの狂信的なほどの思い入れも、よく表現されていた。
月組にいたときよりも、輝きが増している。

輝きが増したといえば、あやな(綾凰華)もだ。
目立つ〜!芝居でも、ショーでも。
一人勝ち状態だったひとこちゃん(永久輝せあ)、危うし!

プログラムでチェックし忘れていて、このこなれた娘役は誰だ?と思っていたら、なんとなぎしょう(彩凪翔) 

みんなイキイキしていて、雪組は相変わらずよい組だわ〜
ショーは、もっと目が足りない状態になり、あまり覚えていないほど。とにかく見るのに忙しくて。
ひとこちゃんのダルマ姿に衝撃!ちょっと細すぎる…もっとお肉を付けないと、これからの激戦に負けちゃうよ〜。

東京でもう一度見るので、今度はしっかりチェックしようっと。
歌う担当と踊る担当がはっきり仕分けされていて、面白い〜(笑
適材適所が肝心よね。


バウホール「アルカディア」

友人が2列目センター席を取ってくれて、もうむひむひ、うふふ♡
幸せ♡

樫畑亜依子氏の作品は、これが初めて観る公演
お話し自体は、よくある話。はっきり言ってどうでもよくて、出演者それぞれの見せ場をしっかり用意してあるところは大変よろしい(笑 と上から目線のコメント失礼します。

どうでもいい!で思い出したけれど、ありちゃん(暁千星)のセリフにこの言葉があって、客席で一人で「むふふ・・・」と喜んだ。ちえさまが大好きと公言しているありちゃんだから、言いたいとお願いしたのかしら…なんて。

白雪さちかの年上マダムとありちゃんが踊るシーンが、むふふの頂点!
樫畑さん、えらい!
ジゴロなありちゃんなんて、今までになかったもんね。ファンを喜ばせるために仕掛けられたシーンよね。
ありちゃんは、今までなんでもして生きてきた18歳の少年。女たちがほうっておかないから、そちらの方も、ちゃんと経験済という設定。そのあたりは、まだ、ありちゃんにはちょっと背伸びなんだけれど、そこがまた、ファンとしては、むふふ・・・

2年前にA−ENで、ちえさまの影がゆらゆらして、興奮しちゃったけれど、今回は、ちゃんとありちゃんらしさが出てきていて、ちえさまへの憧れがいい意味で昇華しつつあるなあ。これからがますます楽しみ〜!
歌が格段にうまくなっていた。ダンスも好きだけれど、ありちゃんの声も、好きだわ〜
ばあやの心とお肌の保湿剤♡

ダリアの美園さくら、フェリクスの輝生かなで、フェリクスの彼女のデジレ(結愛かれん)、カミーユの風間柚乃…という若々しい面々が、きちっと役作りができて、歌も、ダンスも、見せ場たっぷりで、もうお話しなんてどうでもよくなってしまう。設定を楽しむという宝塚ならではの作品に仕上がっていた。
脇をしっかり固めて支える光月るう、晴音アキ、貴澄隼人、そして、白雪さちか、ベテラン勢の充実ぶりも見逃せない。

何度も言うけれど、お話しはどうでもいい。
一人ひとりを場面ごとにじっくり見て、むふふ・・・となる。宝塚的な見方ができるよい作品です(笑

柚乃ちゃんは、AFOのときにすでに目立っていたけれど、今回の物語の語り部的な役割も、しっかりこなしていて、かなり驚いた。かなでちゃんも、ありちゃんにたくさん絡む役で、決して負けてなかった。
月組から、ますます目が離せない〜!
月組、ええ組やなあ…としみじみ言える日が来るとは・・・ばあやはお楽しみが増えて、本当にうれしい。


posted by 風土倶楽部 at 12:59| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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