2018年02月08日

梅田芸術劇場メインホール「黒蜥蜴」

ちえさまのマタハリは絶賛の嵐のようで、ひとまずよかった。
ばあやは、裸同然の衣装や、生キスにショック状態で、いまだによみがえれず・・・
一緒に観たちえさまファンも、ゼロトピアは、もうどうでもいいとまで言う始末。
求めているものと、ちえさまの進化がシンクロしなくなるということはあり得ることで…
近々、2回目、そして、千秋楽を観るので、また、感想が変わるやもしれない。

さて、三島由紀夫とシェイクスピア看板には、とても弱くて、まるで街灯に集まる蛾のごとく劇場に吸い寄せられてしまう傾向にある私。

今回は、それに加えて中谷美紀!
以前、「メアリー・スチュアート」のメアリー中谷を見て、魅了された。
その彼女が黒蜥蜴をやるなら、これは観なくっちゃ!

期待通り、黒蜥蜴にぴったり!
美しくて妖艶、冷酷で、真剣なのに、どこか滑稽さがある。
華麗な犯罪そのものの黒蜥蜴。今、できる人は中谷美紀しかいない!と思わせられた。
黒いドレスがとてもよく似合っていた。
明智探偵の井上芳雄の存在感が薄くなってしまうほどの中谷黒蜥蜴。

私も、中谷黒蜥蜴に「青いカメ」の称号を与えてやろうと言われてみたい♡

手下役の朝海ひかる(こむちゃん)の立ち姿の美しさが、首領の黒蜥蜴の美と調和していて、配役がばっちり!

三島由紀夫の耽美なセリフに彩られた戯曲は、まるで強いお酒を飲まされたような気分になる。

それにしても、「黒蜥蜴」」は、ほんの少し前に観た「マタハリ」と同じ劇場とは思えない舞台構成、展開、装置だった。
すごくよく考えられていて、シンプルなのに簡素ではなく、地味でもない。そして、状況展開がわかりやすい。

冒頭のいくつかのドアを役者に持たせ、マジックのうに登場人物を登場させるところから引き込まれた。
時も、場も越えて、ホテル内なんだけれど、ホテルでもなく、東京タワーなんだけれど、タワーでもない。黒蜥蜴のアジトの不気味なんだけれど、不思議な静謐さと芸術性が入り混じった空間。

役者、舞台の調和がとれた公演だったと思う。

posted by 風土倶楽部 at 22:43| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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