2018年02月16日

国際フォーラム ホールC「マタハリ」

2回目のマタハリ
今回は、後方センターだったので、舞台全体を把握できた。
全体の印象はほぼ同じ。

ちえさまはセンターで光り輝いていた。
まっすぐに生きるマタハリ。
どんな苦労や困難が立ちはだかろうが、ひたむきに幸せをつかむために邁進する女マタハリ。

まさにちえさまでなければできないマタハリ。

が、マタハリのドラマは、それでいいのかなあ・・・という思いがどうしてもよぎってしまう。
オンナが虐げられることが多々あった時代という背景があるとしても、マタハリの生きる力強さゆえに、そうした背景がかすんでしまうのだ。

ちえさまのオーラが強すぎるというべきか。

必死で自分を守っているから、アルマンの稚拙とも見える近づき方にコロリとはめられてしまうのか?
誰か頼るべき相手が欲しいから。

でも、ちえさまマタハリには、その弱さがあまり見えないのよね〜
先入観があるから、なのかなあ(笑
あまりにもピュアで、なにものにも汚されていない感じなのだ。

それはそれで魅力的なオンナなんだけれど、この物語のマタハリは、もっとドロドロしていた方が悲劇性が強調されると思うんだけどなあ。

ラスト近くの尋問を受ける場面で、ラドゥがマタハリの過去をあげつらうシーンになって、ようやくサーカスにいたのか〜、街角に立っていたのか〜、コールガールだったのか〜と、あらためて思わせられるわけで…

ちえさまはピュアすぎるから、
力強いから、
ついて行きたくなっちゃうから

女闘志みたいなマタハリなのよ・・・好きだけどね💛
だいもんロベスピエールより、リーダーシップあるかも( ´艸`)

私は、やっぱり2幕が好き。
ベルリンの病院にアルマンを訪ねるまでのちえマタハリのイキイキしていることといったら!
水を得た魚のようです。
ちえさまのこういうシーンをたくさん観たいなあ。

今回のラドゥは佐藤隆紀さん。
なんという美声!気持ちよすぎる!

佐藤さんで、ジャンバルジャンを観てみたいなあ。
ちょっと堕されてしまったかも。シュガーさん💛

加藤アルマンは、もう完璧。完全にラドゥとアルマンを演じ分けている。

そして、やっぱりすごいなあと思うのは福井晶一さん。
迫力が半端なく、物語の大きなカギを握るドイツ将校にぴったり。

和音美桜のアンナは、ちえさまとの対比が鮮明。
「私は、あたなを通して生きている…」と歌う曲は、ものすごく難しいはずだけれど、歌詞がきちんとひしひしと伝わってくる。

それにしても、やっぱり気になるのは、あの旗での場面転換。
あのチープさが、小劇場のチープな芝居を見ている気分を呼び起こしてしまう。
なんとかならなかったものか。
鉄パイプの階段の多用も。
13000円の公演とは思えない。
第一次世界大戦の時代が暗かったとはいえ、一方で欧米諸国が植民地支配に地道をあげていた時代でもあり、上流階級を中心に華やかさがあったはず。

それとオープニングのマタハリの登場の仕方。
舞台奥から走って、群衆を分け入っての登場。
群衆が散らばると、そこに豪華な衣装のマタハリがすくっと立っていた、みたいにしてほしかった。
宝塚を観過ぎ?(笑

走ってはけるというのもあった。

そういえば、和樹アルマンは2回も、ひきずられて退場してたっけ(笑

ラストのちえさまがブルーの背景をさまようシーンは、とても物悲しいながら、生き抜いたマタハリの人生を感じさせられた。
ちえさまは、ほんとうに歌が上手くなった。
マタハリのナンバーは、どれもワイルドホーン氏ならではの甘いメロディの切ないナンバーばかり。
CDが欲しい

来月、韓国バージョンの舞台映像の映画を見るので、比較がとっても楽しみ。

さて、ちえさまの生へそも、あと1回。
これが最後の露出かもしれないから、よっく拝んで来ようっと。

posted by 風土倶楽部 at 21:05| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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