2018年02月18日

国際フォーラム ホールC「マタハリ」大千秋楽

こんなに感動したのは、ちえさまの宝塚時代の「ロミオとジュリエット」以来だろうか。

15日に観たときとこんなにも違うなんて。
ちえさまになにが起きたのか?(笑

今日のマタハリは、女が惚れる女だった。

手や腕の動かし方が、とてもしなやかで、かたちとしての「柚希礼音」がどこにもなかった。

セリフは、とてもやわらかで、声のトーンも、相手によって自在に変わっていた。
15日に観たときには、大阪のときと同じようにアンナに対する言い方が、少しきつくて、まるで下級生に言っているような印象を受けた。
なのに今日は、語尾がやわらくなっていた。
人生の同士としてのアンナとの関係がきちんと伝わってきた。

5回目の友人と観て、同じ感想だったのが、ラストの鉄格子のなかのマタハリの感情の動き。
素晴らしかった。

アンナに今日の客席は?と問い、アンナが「大入り満員です」と答えたときの「ステキ」の一言が、心に飛び込んでくるようなすべてを込めたセリフだった。
そこからのソロの歌い上げ、そして銃の音。
青一色の舞台の上で彷徨うマタハリが、
手を差し伸べた向こうにアルマンを見つけたかのように目を輝かせ、そっと微笑む。

大泣きしてしまった…

ようやくちえさまのマタハリが完成したんだと思うと・・・涙
もちろんマタハリの愛を求めて駆け抜けた人生にも、涙

まるでバシバシ4回転を決めるゆずるくんみたいだったちえさま。
すべてのトリプルアクセルに成功したみたいだった今日のマタハリ。
金メダルをたくさんあげたいっ!

ばあやは、ついに本当の女優ちえさまの誕生を目撃できて、とてもとてもうれしい。

大阪で観たときは、生キスと半裸の姿でのダンスにショック状態になり、思考が停止してしまった。
まさかおへそまで見せてしまうなんて思ってもみなかったから。

ようやく慣れてきて観た東京公演。
今度は、逆に柚希礼音があちこちに顔を出していて、どういうマタハリになっちゃうのかと心配になってしまった。

今日、マタハリと共に暗い世界大戦の時代を駆け抜けることができた。
この並走感、懐かしい。ロミオとジュリエットを観たときを思い出す。
舞台のちえさまと客席との一体感。これぞ柚希礼音の真骨頂。

思えば退団直後に出演したPOB(プリンス・オブ・ブロードウエイ)で、裸の背中を見たときにその筋肉の付き方に驚いた。
大柄なねねちゃんをかついで、くるくる回していたんだから、筋肉がついて当然だった。
ああ、ちえさま、ほんとうにご苦労されていたんだ…と、そのたくましい背中を見て感慨深いものがあった。

その背中は、今は、美しい筋肉に彩られ、女らしい肉づきになっている。
ちえさまの進化と私の気持ちがシンクロできなかったら、どうしようと不安だったけれど、今日、ぴったりシンクロできて、ほんとうにうれしい。

どこまでもついて行く!

共演者の人たちがすごかったな〜とあらためてつくづく思う。
この優秀な役者さんたちに支えられて、マタハリを自分のものにしていったちえさま。
これは再演しなくっちゃね〜。
今度は、毎日、大泣きしに通います!

でも、やっぱり舞台のカーテンは、もう少し工夫してほしいな(笑

posted by 風土倶楽部 at 17:50| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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