2018年07月16日

5月から7月の観劇日記

昨年の晩秋からの嵐のような実家整理と引っ越しプロジェクトがようやく完了に近づいたと思ったら、脚立から派手に落ちて、右手首と肋骨を損傷してしまった。
左手だけの生活の不便さに辟易とさせられ、くしゃみをしても、咳をしても肋骨が痛いのにも困った。

膨大な家財を整理し、捨てている間は怪我ひとつしなかったのに、あと一息というところで油断したとしか思えない。

物心ついたころから馴染んだものたちとの決別には、本当に参った。体の疲れより、そのストレスが重くのしかかった。

心にも、体力にも余裕がないと、ブログやらSNSなんていうのはやる気にならないものですな。
Facebookは、すっかりめんどうになってしまった。

とはいえ、観劇はどんなときでも忘れない(笑)


宝塚大劇場 星組『ANOTHER WORLD』『Killer Rouge(キラー ルージュ)』

右手首骨折の翌日に観たから、ほとんど心ここにあらず・・・前夜は、手首と肋骨が痛くてよく寝られなかったし。
「ANOTHER WORLD」は落語の地獄八景亡者戯などを元ネタにしたお話。
セリフがやたらと早くて、眠気と痛さ(主に肋骨)で朦朧としているから、なにを言っているのかイマイチわからない。というか、落語というのもを勘違いしている?吉本とごっちゃにしている?
落語だからって、関西弁だからって、あんなにきゃんきゃんセリフを言う必要はないはず。役者たちがそうしているとは思えず、これは演出家からの指示なのかなあ。
瀬央ゆりやの赤鬼赤太郎と紅の康次郎(だっけ?)のやり取りシーンが私のツボだった。
はるこちゃん(音波 みのり)が美しかったし、面白かった。

レビューは、スピーディであっという間に終わってしまった。
ことちゃんのヒデキの情熱の嵐がよかった〜!



梅田芸術劇場「メリー・ポピンズ」

メリー・ポピンズの映画は祖父に手を引かれて連れて行ってもらった映画のひとつだ。
ストーリーはあまり覚えていないのに、チムチムチェリーなどのナンバーはほぼ覚えている。
そんな懐かしさのかたまりのような映画が舞台になっているというので、懐かしさのあまり足を運んだ。

場面ごとにエンターテイメントな趣向が凝らされている贅沢な舞台だった。
濱田めぐみさん、島田歌穂さんという二大ミュージカル女優の圧倒的な歌唱力と演技力に酔わせてもらった。
そして、一番びっくりしたのが大貫勇輔(ヌッキー)の歌とお芝居!!!
ちえさまのことを「ダンスだけでなく、歌って、お芝居できて最強ですね」なんて言ってたけれど、それはあなたです。

ラストに子供たちが「パパ、大好き」と抱き着くシーンで、涙が止まらなくなりそうになり、かなり焦った。
ハッピーな、そして、やさしい気持ちになれる作品だった。

梅芸でこれだけの舞台美術ができるんだから、やっぱり「マタハリ」は、もっと演出を考えられたはずと、また思ってしまった。


赤坂ACTシアター 宝塚月組「雨に唄えば」

とにかく楽しい舞台だった。
珠城りょうと美弥るりかのコンビはもちろん、意外性のある配役だった輝月ゆうまのリナが最高に楽しかった。
たまきちのずぶぬれ「雨に唄えば」も。


バウホール 宝塚月組『愛聖女(サントダムール)−Sainte♡d’Amour−』

愛希れいか(ちゃぴ)主演のスペシャル公演。
信念を持った気高いジャンヌ・ダルクそのものに見えてしまうほど凛々しくかっこいい娘役ちゃぴ。
お話はタイムスリップものでお定まりの内容だけれど、ちゃぴがイキイキと舞台狭しと飛び回り、脇をからん、ゆりや、るね、かなでと芸達者たちが支え、さち花姐さんが怪演に励み、アキちゃんが、斎藤吉正氏のかなり下ネタ満載のセリフをこなし、月組メンバーの層の厚さを感じさせるよい舞台だった。


宝塚大劇場 雪組新人公演「凱旋門」

本公演を観ていないから、比較ができないのだけれど、新人公演とは思えない落ち着いた演技で、大人の恋の世界が展開されていて、ちょっと驚いた。特に主演の縣千。あの落ち着きはなんなんだ〜!終了後の舞台挨拶は、しどろもどろしていて、声も高めで、とてもかわいいかったのに、ラヴィックは、大人の心に大きな傷を負った男だった。また一つ楽しみが増えちゃったな。


大阪フェスティバルホール 地球ゴージャス「ZEROTOPIA」大千秋楽

長い長い公演がようやく終わった。
4回目にして、ようやく地球ゴージャスなるものがわかった。
ゲスト出演の主要キャストの見せ場を用意した場面をつないでいくというものなんだな。
地球ゴージャス好きの友人によると、「ストーリーを深く考えてはダメ」だそうな。
なるほど〜。登場人物たちの悲惨な過去が、あまりにも悲惨すぎるから、なんかすごいメッセージがあるのかと思っちゃった。なのに、ラストは、なんかよくわからないけれど、カタルシスみたいな状況が設定され、悲劇と希望で終わる。やっぱり4回観ても、なんでそうなん?考えたら、あかんねん・・・
それにしても、ちえさまの「見せ場」とやらの貧相なこと。
ずいぶんと過小評価されたんだなあ。。。

ラストシーンのちえさまは、とても美しく神々しくさえあった。
なよなよした女も、芸の肥やし、と思うしかないか。
それにしても、逃げ回るちえさまは、もう見たくないなあ。

西川くんは、ミュージカル(なのか?)の歌い方と違うから、まるでそこだけコンサートみたいだ(笑)
ある意味、ちえさまと西川くんが手をとりあって歌うなんてシーンは、超貴重なのやもしれない。

とにかく終わってよかった。





posted by 風土倶楽部 at 12:42| Comment(0) | 極私的観劇日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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