2020年01月24日

映画「リチャード・ジュエル」

ちえさまは、毎日、エクササイズに余念がないご様子。
あんなに筋肉を鍛えないと、ホイットニーのナンバーは歌えないのか?
そんなにハードなダンスを披露してくださるのか?
ん?ホイットニーは踊ってなかったよね・・・

ちえさまの筋肉は大好きだから、ま、いいんですけどね

「ファクトリーガールズ」が読売演劇大賞の優秀作品賞を受賞とのことで、うれしいことこのうえなし。
華やかな場面がほぼない舞台だったし、地味なテーマだったし、プロモーションの仕方も、ぱっとしなかったのに、ちゃんと見る人は見ているんだなあ。


久しぶりのクリントイーストウッド監督の映画ということで、いそいそと映画館へ。
「リチャード・ジュエル」

アトランタオリンピックのときに実際に起きた爆破事件で第一発見者となり、多くの人の命を救い、一時は英雄扱いされたのに、FBIにテロリストだと嫌疑をかけられ、マスコミに翻弄され、ひどい目にあったリチャード・ジュエルという人が名誉を回復するまでのお話。

リチャードは、正義感が強すぎて、融通が利かない。人との関係性も、自分の正義にあてはめてすぎてうまくつきあえない。煙たがられる。
本人が真面目に取り組めば取り組むほど、うんざりされる。そのくせ、ジャンクフードばかり食べすぎて、太りすぎていて、動きが鈍いから、バカにされてしまう。

そんなリチャードの人間性を否定することなく、FBIと共に戦う弁護士のワトソンの力を借りて、リチャードは大きな壁に立ち向かっていく。

警官になりたいリチャードだから、FBIという警官の世界ではエリートの彼らに犯人だと決めつけられても、抗えない。

見ているとイライラするけれど、彼が納得するまでワトソンは、ときに怒りながらも並走してやる。
このワトソンの人物像がとてもステキ。
実はイーストウッドなのかな。

彼の映画は、いつも声にならない深い悲しみや怒りを掬い上げて、陽のあたるところに出してやる。
今回も、ワトソンがその役割を担う。
実録ドラマだから、ワトソンという人も実物の人。
こんな人が世の中にちゃんといてくれるということこそ、人間社会も捨てたもんじゃないなあと。

アトランタジャーナルの女性記者をはじめとするマスコミのやり方が、今とまったく変わっていない。
人間とは同じことを繰り返す生き物なんだなあ。

ラストにリチャードが言い放つセリフに胸がすっとする。
まさにリチャードの言う通りなんだけれど、大きな組織の中で飼いならされて、優先順位を間違えていくのも人間なんだろうなあ。


☆☆☆☆



posted by Luna at 21:03| Comment(0) | 極私的観賞日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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